ローバーミニは昔ながらの車なので、大径のホイールよりも小径のものに交換することで、よりクラシックな雰囲気にすることができますね。
ローバーミニをチューニングして自分好みの愛車にするうえで、ホイールのインチダウンを考えている方がいるのではないでしょうか。
この記事ではローバーミニに10インチホイールをつけるうえで、気を付けておくべきインチとリム幅についてお伝えしていきます。
この記事を読むことで、ローバーミニの10インチ化をスムーズにすすめることができるでしょう。読み進めて参考にしてくださいね。
ローバーミニに10インチタイヤを履かせると魅力的になる

ローバーミニはブレーキ性能を向上させるために、1984年から2000年まで、12・13インチのホイールの車両が製造されました。
12・13インチホイールのミニは、フロントブレーキがドラム式からディスク式に交換され、ブレーキの制動力が大幅に改善しています。
そんな完成度の高いローバーミニですが、実はホイールを10インチに交換するだけで、より一層クラシック感を出せることをご存じでしょうか。
ローバーミニのmk1仕様やmk2仕様などの、モディファイをするうえで大事な部分になります。次にローバーミニを10インチ化にする知られざるメリットについてお伝えしていきますね。
ローバーミニを10インチ化にする3つのメリット

ローバーミニは10インチのホイールにインチダウンすると、車輪の重さが軽くなるので、運転面で3つのメリットを得られます。
インチダウンして「乗り心地が変わったから、故障したのかな…」とならないように、大きく変わる3つのポイントを読み進めてくださいね。
ローバーミニの10インチ化のメリット① ハンドルが軽くなる
ローバーミニに10インチにインチダウンすることで、ハンドルが軽くなります。
なぜなら、11~13インチのタイヤよりも、10インチのタイヤは路面との接地面積が少なくなるので、摩擦力が小さくなります。
摩擦が少なくなるのでハンドルのかじ取りがスムーズに行えるでしょう。また、排水力が高いので、濡れた道や雪道に強いタイヤでもあるので、天気の悪い日の運転も少し安心できますね。
ローバーミニの10インチ化のメリット② 加速が速くなる
ローバーミニを10インチにすることで得られるメリットの2つ目は、加速が速くなることです。
10インチのホイールは、11~13インチの車輪よりも重量が軽いので、全体的な車重を軽くすることができます。
車重が軽いとそれだけで加速に負荷がかからないので、燃費が向上するのと、アクセルのレスポンスが良くなるでしょう。
ローバーミニの10インチ化のメリット③ 乗り心地が良くなる
ローバーミニを10インチにすることで、ゴーカートフィーリングであるミニの乗り心地が良くなります。
10インチは11~13インチよりも、タイヤの空気量が多いため、路面の衝撃を吸収するクッション性が上がります。
ローバーミニを運転している方で、「突き上げるような振動がちょっと苦手…」と気になるところですが、10インチ化にすることで、運転中の揺れを抑えることができるでしょう。
ミニの乗り心地を良くしたいなら、思い切って10インチ化にしてみてもいいかもしれませんね。
ローバーミニを10インチにすると起きてしまうデメリット

ローバーミニを10インチにすると、メリットだけでなくデメリットも起きてしまいます。
1984年以前の車両は10インチホイールを純正として製造されているので問題ありませんが、これからインチダウンして10インチにする車両は気を付けるべきポイントがあります。
3つのデメリットについてお伝えしていきますので、10インチ化を考えている方は一度読んでおきましょう。
ローバーミニの10インチ化のデメリット① 費用がかかる
ローバーミニは10インチ化するうえで、ある程度の費用がかかってくることを知っておきましょう。
11~13インチのホイールを装着している車両をインチダウンする場合、小径のホイールを付けるための作業をする必要があります。
ミニを10インチ化するのに以下の部分に手を加えます。
- 10インチキット
- バックプレート
- ブレーキシステム
- ハイローキット
ローバーミニのショップで10インチ化にチューニングすると、サービス内容によりますが15万円~25万円の費用がかかってきます。インチダウンをするならお金を準備しておきましょう。
ローバーミニの10インチ化のデメリット② メーターに誤差が出る
ローバーミニは11~13インチのホイールからインチダウンすると、車輪の外径が小さくなるので、メーターの表記に若干の誤差が出てきてしまいます。
速度計の誤差は簡単にプラスマイナス2~4kmで車検に通りますが、それ以上の誤差になると車検に合格することができません。
また、ローバーミニのショップではスピードメーターの整備も行えるので、「速度超過に気付かずにオービスに引っかかってしまった!」なんてことがないように診てもらいましょうね。
ローバーミニの10インチ化のデメリット③ ブレーキ性能が落ちる
ローバーミニを10インチ化するうえでの3つ目のデメリットは、ブレーキ性能が落ちることです。
11~13インチタイヤよりも、10インチタイヤのほうがタイヤと路面の接地面積が少なくなるので、ブレーキの摩擦が伝わりにくくなります。
そして、摩擦が伝わりにくいことで、タイヤがたわんでしまい摩擦力が低下してしまうため、ブレーキの効きが少し落ちてしまうでしょう。
しかし、10インチに使うディスクブレーキを強化版のものを使えば、ノーマルブレーキよりも制動力が上がります。ブレーキの性能を下げたくないなら、性能が高いディスクブレーキを使ってくださいね。
ローバーミニの10インチホイールのリム幅を決めよう

ローバーミニに取り付けることでクラシカルな雰囲気を出すことが出来る10インチホイールですが、装着することを考えているならホイールのリム幅を決めておきましょう。
ローバーミニに装着可能な10インチホイールの横幅(リム幅)及びサイズは、以下の種類があります。
- 3.5J-10
- 4.5J-10
- 5.5J-10
- 6.0J-10
あらかじめ、ホイールのリム幅やサイズを確認しておかないと、ホイールに合わないタイヤでトラブルが起きてしまいます。
なので、10インチホイールで好みのデザインを見つけたら、まずリム幅とサイズを見て、ホイールにあったタイヤを選んでくださいね。
10インチホイールのリム幅に合ったタイヤを選ぼう

ローバーミニに付けられる10インチホイールのサイズの次に大事な部分は、ホイールのリム幅に適応するタイヤを選ぶことですね。
10インチ化したミニに付けられるタイヤのサイズは「165/70R10」という大きさです。そして、このタイヤのサイズをもとに、10インチホイールに適したタイヤを見つけましょう。
しかし、タイヤで探すとなると「バイク用のタイヤ」で検索ヒットされるので、ローバーミニのショップで販売されていている10インチホイールを見てみるのをおすすめします。
ローバーミニの10インチ用タイヤを見つけられたら、対応しているリム幅のタイヤか確認してみてくださいね。
手軽に10インチ化したいならローバーミニのショップに行こう

ローバーミニを自分でカスタマイズできるなら、より自分好みのミニにすることが出来ますが、専門的な知識や経験が少ない方は、ショップで10インチ化をお願いしてみましょう。
インチダウンは専用の工具や組付け方に経験がないと、走行中の不具合にあってしまう、難易度の高い作業です。
ローバーミニのショップでインチダウンを行うと、15万~25万の相場で依頼できます。なので、運転するときの安心感が欲しいならプロの方に整備をお願いすると良いでしょう。
また、ローバーミニのショップによって老朽化しているパーツの交換をする場合があるので、工賃と部品代が上がるかもしれません。事前にお金に余裕を持っておきましょう。
まとめ

今回は、ローバーミニを10インチ化にするうえで、知っておきたいインチとリム幅を徹底解説してきました。
ローバーミニのホイールをインチダウンするのは、カスタマイズの王道であり、すぐに違いが分かるのでモディファイが楽しくなりますね。
また、10インチホイールのなかには、ショップに出回らないものがあります。なので、ホイールでレアものはどんなものなのか調べておくと、よりローバーミニの深みを楽しめるかもしれませんね。