あなたは「マイカーのアイドリングが最近不安定だな」「原因を知り対処したいな」と気になっているのではないでしょうか。
アイドリングが不安定な理由を知り、放置していても大丈夫なのか、すぐにでも修理依頼した方がいいのか知りたいはずです。
そこで本記事では、車のアイドリングが不安定な理由7つをお伝えしています。以下が概要です。
車のアイドリングが不安定な理由7つ
- スロットルボディが汚れているから
- 点火プラグが点火不良だから
- イグニッションコイルが故障しているから
- 燃料フィルターが劣化・機能低下しているから
- インジェクターが詰まっているから
- エアフィルターが劣化・機能低下しているから
- エアフロメーターとO²センサーが不具合を起こしているから
この記事を読めば、車のアイドリングが不安定な理由を知ることができます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Contents
- 1 車のアイドリングが不安定な理由①【スロットルボディが汚れているから】
- 2 車のアイドリングが不安定な理由②【点火プラグが点火不良だから】
- 3 車のアイドリングが不安定な理由③【イグニッションコイルが故障しているから】
- 4 車のアイドリングが不安定な理由④【燃料フィルターが劣化・機能低下しているから】
- 5 車のアイドリングが不安定な理由⑤【インジェクターが詰まっているから】
- 6 車のアイドリングが不安定な理由⑥【エアフィルターが劣化・機能低下しているから】
- 7 車のアイドリングが不安定な理由⑦【エアフロメーターとO²センサーが不具合を起こしているから】
- 8 車のアイドリングが不安定になった時起こるトラブル
- 9 車のアイドリングが不安定になったときの対処法
- 10 【まとめ】車のアイドリングが不安定になったときの修理費用は約5万円〜
車のアイドリングが不安定な理由①【スロットルボディが汚れているから】
はじめにお伝えする、車のアイドリングが不安定な理由は「スロットルボディが汚れているから」ですよ。
スロットルボディは、エンジンに空気を取り込む部品で、空気量を調整して、回転数を制御する役割をしています。
スロットルボディの詰まり・汚れ、または劣化してしまうと、アイドリングが不安定になってしまいます。
走行距離が約10万キロを超えたら、清掃をすることで、アイドリングの不調を防ぐことができますよ。
車のアイドリングが不安定な理由②【点火プラグが点火不良だから】
2つ目にお伝えする、車のアイドリングが不安定な理由は「点火プラグが点火不良だから」ですよ。
点火プラグ(スパークプラグ)は、点火装置において高圧電流を受け、火花を発生させて、ガソリンを燃焼させる役割をしている部分です。
この点火プラグが劣化してしまうと、常時送り込まれているはずの混合気に着火することができず、点火不良になってしまい、アイドリングが不安定になってしまいます。
エンジンの内部で、常に点火している点火プラグは、消耗品なので、定期的な交換・清掃をすることをオススメします。
車のアイドリングが不安定な理由③【イグニッションコイルが故障しているから】
3つ目にお伝えする、車のアイドリングが不安定な理由は「イグニッションコイルが故障しているから」ですよ。
イグニッションコイルは、上記でお伝えした点火プラグ(スパークプラグ)の作動のために高電圧を供給する装置で、エンジンが動くための必要不可欠な部分です。
イグニッションコイルが劣化してしまうと、電圧が不足して、点火プラグ(スパークプラグ)から火花を発生させることができなくなってしまいます。
点火プラグを清楚・交換してもアイドリングが不安定なままであれば、イグニッションコイルの点検もしてみましょう。
車のアイドリングが不安定な理由④【燃料フィルターが劣化・機能低下しているから】
4つ目にお伝えする、車のアイドリングが不安定な理由は「燃料フィルターが劣化・機能低下しているから」ですよ。
燃料フィルターは、軽油・ガソリンを吸い上げる際、ホコリなどの異物・不純物を濾過する部分です。
燃料フィルターが劣化・機能低下すると、燃料の中に異物・不純物が混じってしまい、燃焼する性能が低下してしまいます。
特に年式が古い車は、燃料タンクの部分に錆が多く発生してしまうと、アイドリングが不完全燃焼になってしまうので、10年を目安に交換することをオススメしますよ。
車のアイドリングが不安定な理由⑤【インジェクターが詰まっているから】
5つ目にお伝えする、車のアイドリングが不安定な理由は「インジェクターが詰まっているから」ですよ。
インジェクター(フューエルインジェクター)は、エンジンの内部へ燃料を送る部品です。
前述した燃料フィルターで、異物・不純物が取り除ききれずに残っていると、インジェクターの噴射口が詰まってしまい、燃料をエンジン内に送ることができず、アイドリングが不安定になってしまいます。
インジェクターは、エンジンのピストン(気筒)の数だけ付いていて、全てが完全に詰まってしまうと、エンジンは全くかかりませんが、不安定な場合は、どれかが正常ではないと判断できますよ。
車のアイドリングが不安定な理由⑥【エアフィルターが劣化・機能低下しているから】
6つ目にお伝えする、車のアイドリングが不安定な理由は「エアフィルターが劣化・機能低下しているから」ですよ。
エアフィルターとは、エンジンの内部に空気を取り込む際に、ごみ・ホコリが入らないよう防いでくれる部品です。
エアフィルターが詰まり、適切な量の空気を吸気できないと、混合比が狂ってしまい、完全に燃焼することができず、アイドリングが不安定になってしまいます。
また劣化により、フィルターそのものが細かく崩れてしまうと、ゴミとなり空気と混ざってしまい、燃料の力が下がり、アイドリングが不安定になってしまいます。
車検に合わせて交換することが一般的ですが、走行距離2万キロ目安にするといいですよ。
車のアイドリングが不安定な理由⑦【エアフロメーターとO²センサーが不具合を起こしているから】
最後にお伝えする、車のアイドリングが不安定な理由は「エアフロメーターとO²センサーが不具合を起こしているから」ですよ。
エアフロメーター(エアフロセンサー)は、エンジンに吸収する空気の量を測定する部品で、O²センサーは、酸素の濃度を検知するセンサーです。
電熱製の破損・汚れにより、正しい吸込空気量を測定できなくなると、適切量の燃料の噴射が行えず、アイドリングが不安定になってしまいます。
またO²センサーの内部に水が侵入し、短絡や断線になってしまったり、不純物が付着することにより、電圧が異常になってしまったりすると、劣化してしまい不具合を起こしてしまいます。
車のアイドリングが不安定になった時起こるトラブル
車のアイドリングが不安定になった時起こるトラブルは以下の2つあります。
アイドリングが不安定になった時起こるトラブル
- 走行中にエンスト(エンジンストール)が起こる
- バッテリーが上がってしまう
走行中に失速・停止してしまうと、後続車との事故に繋がってしまう可能性があり危険です。
またアイドリングが不安定なまま放置し、エアコンなどの電装品を使用していると、バッテリー上がりを起こしてしまう可能性があります。
アイドリングが不安定になっても、一時的に症状が収まるケースもありますが、放置したままにしておくと、上記のようなトラブルが起きてしまう可能性があるので、注意しましょう。
車のアイドリングが不安定になったときの対処法
車のアイドリングが不安定になったとき、事故を防ぐための対処法を覚えておきましょう。
まずは「エンジンが失速しているな」と思ったら、安全の確保が必要なので、ハザードランプを付け、後続車にトラブルが起こっていることを知らせましょう。
次に路肩に寄せるなと、安全な場所に車を移動して、停止してくださいね。
ギアのポジションをパーキングに戻し、エンジンが再び始動するか試し、難しい場合は、後方からの車に対し停止表示板・発煙筒を準備します。
事故にならないよう、しっかり安全の確保をとり終わったら、レッカー車手配をしてください。
【まとめ】車のアイドリングが不安定になったときの修理費用は約5万円〜
ここまで、車のアイドリングが不安定な理由をお伝えしてきました。
車のアイドリングが不安定になったとき、修理をお店に依頼すると部品交換費用が約55,000円〜、工賃は約4万円〜になり、内訳は以下の通りです。
部品交換費用
- スロットルボディ 約5千円〜
- 点火プラグ 約1千円〜
- イグニッションコイル 約8千円〜
- 燃料フィルター 約3千円〜
- インジェクター 約1万円〜
- エアフィルター 約3千円〜
- エアフロメーター 約15,000円〜
- O²センサー 約1万円〜
車を所有し、長く乗れば乗るほど部品は劣化していくので、アイドリングが不安定になってしまう可能性はあります。
修理費を準備できるように、日頃の車にかかる維持費を節約する方法を7つ以下でお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
維持費を節約する方法7つ
- 自動車保険を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 駐車場を貸し出す
- 車をシェアリングする
- 定期的に専門店でメンテナンス