「一台の車を長く乗る方法を知りたい」「車って何年くらい乗れるんだろう?」このように考えることはありませんか?
車を乗り換えるタイミングは人それぞれで、3年で乗り換える方もいれば、10年以上乗っている方もいます。
一般的に車を乗り換えるタイミングは、車検がある3年目・5年目・7年目だと言われています。しかし、人によっては、10年くらいが目安だと考える方もいるでしょう。
そこで、本記事では一台の車に長く乗る方法を紹介しています。メリットやデメリットもあわせて解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
車は何年乗れる?一台の車に長く乗る方法は5つある!
一般財団法人 自動車検査登録情報協会では、車の初年度登録からの平均経過年数を調査しています(軽自動車は除く)。結果、令和4年の平均経過年数は9.03年、10年前の平成24年では、平均経過年数は7.95年となっています。
このことから、車は7年から10年までに乗り換えをしている方が多く、この10年間で車の経過年数が少しずつ延びている傾向です。
しかし、平均よりも10年・20年と長く乗り続けている方もいますよね。一台の車に長く乗るためには、次の5つの方法がありますよ。
一台の車を長く乗る方法5選
- 定期的にメンテナンスをする
- 良いディーラーを見つけておく
- 一定の速度で走る
- 急ブレーキ・急発進をしない
- こまめに消耗品の交換をする
次の項目から、1つ1つ紹介していきます。ぜひ、最後までご覧ください。
一台の車を長く乗る方法①【定期的にメンテナンスをする】
初めに紹介する、一台の車に長く乗る方法は「定期的にメンテナンスをする」ことです。定期的な点検で、車の性能を保ち不具合やトラブルを未然に防げますよ。
たとえば、オイル交換やタイヤの点検です。エンジンオイルは車のエンジンを冷却・洗浄し、エンジンが効率良く動く働きをしています。
タイヤの摩耗や空気圧をチェックし必要な交換をすれば、安全性がアップするうえに、燃費の向上も期待できますよ。
このように、定期的なメンテナンスで事故や故障を防げるため、結果的に車の維持費を減らせるといえるでしょう。
一台の車を長く乗る方法②【良いディーラーを見つけておく】
「良いディーラーを見つけておく」ことも、一台の車を長く乗る方法の1つです。車の整備工場は、車に詳しい方ばかりが働いているわけではありません。
車に詳しい整備士がそろっている店舗では、車の知識や経験が豊富で、顧客に寄り添った対応をします。車を大切に扱ってくれるため、その分長く運転可能です。
車が好きな方のなかには、簡単なメンテナンスなら自分で行う方もいます。しかし、自分一人でできることには、限界がありますよ。
実際に店舗に足を運んで、スタッフの対応や店舗の雰囲気を見てみてください。今なら、SNSを利用して評判を見てみても良いかもしれませんね。
一台の車を長く乗る方法③【一定の速度で走る】
車に長く乗るためには「一定の速度で走る」ことも大切です。エンジンは一定速度の運転で、効率良く走るんですよ。
車は、加速減速を繰り返すと、その分エンジンに負担がかかります。また、部品の消耗も早くなるでしょう。
一定の速度で走行すれば、タイヤの消耗やガソリンの消費が最小限に抑えられるかもしれません。
一定の速度の走行は、車の部品の負担を減らすため、結果的に維持費の節約にもなりますよ。
一台の車を長く乗る方法④【急ブレーキ・急発進をしない】
車の負担を減らすためには「急ブレーキ・急発進をしない」ように、注意してください。前述したように、一定の速度で走行することは、車の負担が少ない乗り方です。
一方、急ブレーキ・急発進をすると、エンジンに過度なストレスがかかり、部品が早く消耗しやすくなります。
たとえば、急ブレーキでブレーキパッドやディスクの消耗が早くなります。また、タイヤの摩耗も早くなるでしょう。そうなると、ブレーキ機能が低下し交換頻度が高くなりますよ。
急ブレーキや急発進は、周囲の車や歩行者に危険が及ぶ可能性も高まります。安全運転を維持するためにも、急ブレーキや急発進は避けるようにしましょう。
一台の車を長く乗る方法⑤【こまめに消耗品の交換をする】
一台の車に長く乗るためには「こまめに消耗品の交換をする」ことも大切です。車の部品には消耗品が多く、使用回数が多ければ多いほど傷みやすくなります。
車の定期的なメンテナンスをすれば、すぐに傷んでいる箇所が見つかるでしょう。整備工場によっては、早めの交換を提案されるかもしれません。
消耗品を傷んだまま使用していると、他の部品にも影響を及ぼす可能性がありますよ。ですから、適切な交換で他の部品の寿命も延ばせるでしょう。
また、消耗品の早期交換は長い目で見れば、大きな故障や修理を回避できるため、高額な出費を抑えられるかもしれません。適切な部品交換で、車の機能低下を防げますよ。
一台の車を長く乗る人の性格
車を運転している人のなかには、すぐに車を乗り換える人もいれば、一台の車を長く運転している人もいます。
一台の車を長く乗る人は、おもに次の2つに分かれている傾向です。
- 車が好き
- 節約したい
車が好きな方は「どうしても、この車が乗りたい」「今、乗っている車に愛着がある」などの理由で、一台の車に長く乗っています。
このような人は、他人から乗り換えを提案されても、あまり気にしていません。それよりも、愛車を大切に扱い、同じ時間を過ごせるようにしています。
一方で、経済的に乗り換えが苦しく、節約したい方もいます。新車を購入するよりも点検修理をする方が、出費を抑えられるからです。
このような方は、仕方なく古い車を乗り続けているものの「車は足代わり」「車にそこまで興味がない」という方も多く、なるべく費用がかからない選択をしています。
しかし、一台の車を長く乗ることを「カッコいい!」と思うときもあるんですよ。興味のある方は、下記の記事をぜひ、ご覧くださいね。
一台の車を長く乗るメリット
車は平均7年目~10年目で、乗り換えをしています。しかし近年では、車の性能や耐久性が上がっており、10年以上乗り続けられるでしょう。
一台の車に長く乗ると、車にかかる費用が節約できるメリットがありますよ。車の買い替えをすると、中古車でも新車でも車体費用がかかるからです。
車の購入時にカーローンを組んだ場合、さらに利子も支払います。ほかにも、検査登録費用や車庫証明代など、手続き費用も必要です。
次の記事では、車を長く乗り続けた方が安い理由を詳しく記載しています。ぜひ、乗り換えのタイミングの参考にしてみてくださいね。
一台の車を長く乗るデメリット
一台の車に長く乗ることは、メリットもあればデメリットもありますよ。一台の車に長く乗るためには、こまめなメンテナンスが必要です。
車を安全に乗るためには、点検修理は避けられません。古い車は新車よりも点検頻度が高く、整備や修理の費用がかかりやすいでしょう。
また、古い車になればなるほど、部品が手に入りにくくなります。新車の販売や部品の製造自体がなくなるなどの理由で、取り寄せなどに時間や費用がかかるかもしれません。
さらに、初年度登録から13年以上経過したガソリン車(ディーゼル車は11年以上)は、自動車税が上がります。どの排気量でも約15%の重課されますよ。
このように、一台の車を乗ることは、維持費がかかるかもしれません。しかし、新車購入の出費は抑えられるため、自身のライフスタイルや予算などを総合的に考えてから、乗り換えを検討すると良いでしょう。
【まとめ】一台の車を長く乗るためには、丁寧な運転も必要!
本記事では、一台の車を長く乗る方法を5つ紹介しました。少しでも長く車を維持するためには、車に負担のかからない運転を心がけ、定期的な点検が大切です。
丁寧な運転を心がけるだけで、部品の摩耗も少なくなるでしょう。車には消耗品が多く、傷んだまま運転していると車の安全性にも関わります。
車を定期的に点検を行い消耗品の早期交換をすれば、大きな故障を避けられますよ。
車を長く維持するためには、信頼できる整備工場を探しておくことも重要です。地域の口コミやSNSでお店の評判を調べてから、整備工場を選ぶようにしてくださいね。