あなたは「車にかかる維持費をなるべく安く抑えたいな」「買い替えるよりも乗り続けた方が安いのかな」と思っているのではないでしょうか。
車にかかる維持費は、所有年数によってメンテナンス・点検費用が増えますが、1つの車に長く乗り続けた方が圧倒的に安いんです。
そこで本記事では、車に乗り続けた方が安い理由5つや、年間維持費をさらに抑えるコツについてもお伝えしていきますね。
この記事を読めば、車にかかる維持費を節約して、浮いたお金であなたの生活をより豊かにできるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
- 1 車は長く乗り続けた方が、新車を3年おきに買うより年間20万円以上安い
- 2 新車を3年ごとに買うよりも、乗り続けた方が60年間で3000万円安い
- 3 車を乗り続けた方が安い理由
- 4 車を乗り続けた方が安い理由①【車両購入費用がかからない】
- 5 車を乗り続けた方が安い理由②【車庫証明申請手数料がかからない】
- 6 車を乗り続けた方が安い理由③【廃車・下取り手数料が節約できる】
- 7 車を乗り続けた方が安い理由④【ローンの利息を節約できる】
- 8 車を乗り続けた方が安い理由⑤【代行費用を節約できるため】
- 9 車を乗り続けるために必要なこと
- 10 車の維持費を節約する7つの方法を実践してみよう
- 11 【まとめ】車を大事に乗り続けて、維持費を抑えよう
車は長く乗り続けた方が、新車を3年おきに買うより年間20万円以上安い
車を3年・5年・10年・20年ごとに乗り換えた場合、長く乗り続けた方が年間20万円以上維持費を抑えることができるんですよ。
車両購入頻度ごとの年間維持費
- 3年ごと 年間86万円~
- 5年ごと 年間60~86万円
- 10年ごと 年間35~60万円
- 20年ごと 年間35万円~
「その都度、乗り換えた方が維持費ってお得になるんじゃないの?」と思った方もいるでしょう。
しかし、長く乗り続けると、車両購入費用を節約できるため、結果的にトータルの維持費節約につながるんです。
3年ごとに車両購入「年間維持費86万円~」
3年ごとに車両購入をすると、年間維持費86万円以上かかるでしょう。
トータルの車両購入数は60年間で20台、初回車検前に買い替えれば法定費用を抑えることができるでしょう。
5年ごとに車両購入「年間維持費60~86万円」
5年ごとに車両購入をした場合、年間維持費が60~86万円かかりますよ。
トータルの車両購入数は60年間で12台、5年目車検をスキップすれば、12回分の法定費用だけ準備すればよいでしょう。
10年ごとに車両購入「年間維持費35~60万円」
10年ごとに車両購入した場合、年間維持費が35~60万円かかりますよ。
トータルの車両購入数は、60年間で6台買い替えることになり、30回分の車検費用が併せて必要になるでしょう。
20年ごとに車両購入「年間維持費35万円~」
20年ごとに車両購入した場合、年間維持費が35万円以上かかりますよ。
トータルの車両購入数は、60年間で3台買い替えることになり、30回分の車検費用を準備する必要があるでしょう。
新車を3年ごとに買うよりも、乗り続けた方が60年間で3000万円安い
3年ごとに新車買い替えをするよりも、乗り続けた方が60年間で3000万円以上安いことを知っていましたか。以下の表をご覧くださいね。
3年・5年・10年・20年ごとの年間維持費比較 | |||
年間維持費 | 20年間の維持費 | 60年間の維持費 | |
3年ごと | 86万円 | 1720万円~ | 5160万円~ |
5年ごと | 60~86万円 | 1200~1720万円 | 3600~5160万円 |
10年ごと | 35~60万円 | 700~1200万円 | 2100~3600万円 |
20年ごと | 35万円~ | 700万円~ | 2100万円~ |
3年ごとと、20年ごとに車両を買い替えたときのトータル維持費が、約3000万円以上変わることが分かりますよね。
「でも、車って20年も乗り続けることができるの?」という方もいますが、実は定期的なメンテナンス・点検をすれば、20年以上乗り続けることが可能なんです。
クラシックカーの中には、40年以上前の現役の車もあるので、こまめなメンテナンスをすれば長く乗り続けることができるでしょう。
車を乗り続けた方が安い理由
「長く乗り続けるとなんでこんなに安いの?」と気になった方もいるでしょう。
ここでは、車を乗り続けたほうが安い理由について、主に5つ紹介していきますね。
- 車両購入費用がかからない
- 車庫証明申請手数料がかからない
- 廃車・下取り費用が節約できる
- 見積もりの手間を減らせる
- 代行費用を節約できるため
特に大きな理由としては、車両購入費用がかからないところが、1番の節約になるでしょう。
車両購入の回数が少なければ少ないほど、納車手続きもカットできるため、より一層車にかかる維持費を抑えることができるんです。
車を乗り続けた方が安い理由①【車両購入費用がかからない】
まず始めにお伝えする、車を乗り続けた方が安い理由は、「車両購入費用がかからなくなる」ところですよ。
新車は約100~200万円の購入費用(※)がかかり、年々価格上昇している傾向にあります。
- 軽自動車 約100~200万円
- セダン 約200~500万円
- ミニバン 約200~400万円
- コンパクトカー 約130~250万円
- クーペ 約300~1500万円以上
- ワゴン 約200~500万円
- SUV 約200~500万円
仮に、3年ごとにワゴン車を購入したとすると、60年間で4000万~1億円の車両購入費用がかかることが分かります。
20年ごとに買い替える方だと、60年間で600~1500万円の購入費用になりますから、長く乗り続けることの経済的なメリットが分かるでしょう。
車を乗り続けた方が安い理由②【車庫証明申請手数料がかからない】
続いて紹介する、車を乗り続けた方が安い理由は、「車庫証明申請手数料がかからない」ことですよ。
新車・中古車に乗り換えるたびに車庫証明申請が必要であり、1回あたり約2,700円~の手数料がかかります。
車両購入頻度ごとの車庫証明申請 | ||
車両購入頻度 | 申請回数 | 申請手数料【合計】 |
3年ごと | 20台(20回) | 54,000円~ |
5年ごと | 12台(12回) | 32,400円~ |
10年ごと | 6台(6回) | 16,200円~ |
20年ごと | 3台(3回) | 8,100円~ |
また、車庫証明申請は新車・中古車を購入した店舗が代行してくれることが多いでしょう。
しかし、代行してもらうとさらに代行手数料がかかりますので、さらに費用がかかると覚えておきましょう。
車を乗り続けた方が安い理由③【廃車・下取り手数料が節約できる】
3つ目に紹介する、車を乗り続けた方が安い理由は、「廃車・下取り手数料が節約できる」ところですよ。
車を買い替えるたびに、廃車・下取り手数料がかかりますよ。以下が平均的な費用になります。
廃車にかかる手数料
- 解体費用 20,000~30,000円
- 運搬費用 10,000~30,000円
- リサイクル費用 0~20,000円
下取り手数料
- 手続き・下取り車代行費用 5,000~15,000円
- 下取り査定料 5,000~10,000円
「買い替えるときに下取りしてくれるから、新車の価格が安くなった」という方でも、知らないところで手数料がかかっているかもしれませんよ。
車を乗り続けた方が安い理由④【ローンの利息を節約できる】
4つ目に紹介する、車を乗り続けた方が安い理由は、「ローンの利息を節約できる」ところですよ。
- 銀行系カーローン 1~2%
- ディーラーローン 4~8%
仮に300万円の車をローン(金利1%)で5年借入した場合、支払う利息金は76,842円になりますよ(※)
もし、車両価格やローンの金利が多くなれば、支払う利息金はより高額になるでしょう。
「なるべく車にかかる維持費を抑えたいな」という方は、低価格な車両を選んだり、一括で支払うことをオススメしますよ。
(※)出典:ローン計算ドットコム より
車を乗り続けた方が安い理由⑤【代行費用を節約できるため】
5つ目に紹介する、車を乗り続けた方が安い理由は、「代行費用を節約できる」ところですよ。
車両を購入すると、店舗が納車に関する手続きを代行してくれるでしょう。それに伴って「代行費用」が発生しますよ。
- 納車費用
- 下取り代行費用
- 車庫証明手続き代行費用
- 検査登録代行費用
- 希望ナンバー代行費用
- 預かり法定費用
代行費用は車両販売している店舗によって金額が異なりますよ。
車を乗り続けるために必要なこと
「1つの車に長く乗り続けたいな」という方は、以下の2つのことを行なってくださいね。
- メンテナンスをこまめに行なう
- 定期的に専門店で点検する
車は長く乗り続けると、不具合が出てくるため、こまめに手入れをすることが大事ですよ。
メンテナンスをこまめに行なう
国土交通省の調査によると、2か月間のうちに全国で約27,000件(※)の路上で故障によるトラブルが起きているとのことです。
これは1日当たり約73件の故障トラブルが起きている計算になり、車は日常的に故障リスクがあると分かりますよね。
少しでも故障のリスクを抑えるためにも、最低限、以下の3つを守ってくださいね。
- タイヤの空気圧を給油のたびにチェックする
- 1か月に1回、オイルゲージをチェックする
- メーカー推奨のオイル・エレメント交換頻度を守る
(※)出典:国土交通省-令和元年路上故障の実態調査結果 より
定期的に専門店で点検する
自分でメンテナンスをすると同時に、定期的に専門店で点検してくださいね。
セルフメンテナンスではカバーしきれない、電装系・足回りの手入れは、専門店に点検依頼すれば、故障トラブルをグッと抑えられるでしょう。
故障する前にプロが診断してくれるため、トラブルが起きた後の費用を抑えることにもつながりますよ。
車の維持費を節約する7つの方法を実践してみよう
「クラシックカーを長く乗り続けたい!」という方は、以下の7つの方法を実践して、さらに車の維持費を抑えてみてくださいね。
- 自動車保険の見直し
- 駐車場料金を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 自宅のスペースを貸し出す
- 車両をシェアリングする
- ソーラーカーポートを導入する
- 定期的に専門店でメンテナンスする
上記の車にかかる維持費を節約する方法を使えば、年間60万円以上の費用を抑えられますよ。
浮いたお金をメンテナンス・点検費用に充てれば、もっと維持費を抑えられてピカピカな状態にできるでしょう。
「節約方法をもっと詳しく知りたいな」という方は、併せて以下の記事をご覧くださいね。
【まとめ】車を大事に乗り続けて、維持費を抑えよう
本記事では、車に長く乗り続けた方が安い理由5つや、維持費を節約する方法についてお伝えしてきました。
車は生活の1部として、なくてはならないアイテムですが、同時に維持費がかかることがネックかもしれません。
「あこがれな車に乗りたい!」「大好きな車に長く乗り続けたい!」そんな方は、ぜひメンテナンスをしっかり行ない、大事に乗ってみて下さいね。
本メディアでは、車にかかる維持費を節約する方法について、詳しくお伝えしていますのでぜひ参考にしてくださいね。