「1台の車に長く乗り続けたい」「一生乗れる車について知りたいな」と思っている方もいるのではないでしょうか。
車はメンテナンスをこまめに行うことで、20年・30年と長く乗り続けられる車両です。
しかし、なるべく長く乗り続けるなら、どんな車が一生乗れるのか知りたいですよね。
そこで本記事では、一生乗れる車の特徴5つと長く乗り続けるためのコツについてお伝えしていきますね。
この記事を読めば、長く乗り続けられる車の特徴が分かり、1台の車を大切に乗る方法について分かるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
一生乗れる車のメーカー
「一生乗れる車」と聞くと、耐久性や信頼性が高いメーカーを想像します。日本のトヨタ、ホンダ、スバルは、その代表的な存在です。
もちろん、国産車だけでなく外車などの車全般もメンテナンスをしていれば、一生乗れる車といえるでしょう。
強いて言えば、国産車だと全国各地にディーラーが点在しているため、メンテナンスがしやすく、長く乗り続けられるはずです。
具体的にどんな車が長く乗られているか気になる方は、次の項目もぜひご覧くださいね。
長く乗り続けられている車
世界で長く乗り続けられている車は、知っているかもしれませんが日本の車がほとんどなんですよ。
自動車調査会社のiSeeCars.comでは、所有者が少なくとも15年間保管している車のリストを公開しており、以下の通りになります。
15年以上所有されている車両
- トヨタランドクルーザー
- ホンダシビック
- トヨタカムリ
- トヨタカローラ
- ホンダオデッセイ
- トヨタ4ランナー(ハイラックスサーフ)
- トヨタプリウス
- ホンダCR‐V
- ホンダパイロット
- トヨタRAV4
- スバルフォレスター
- トヨタタンドラ
- トヨタタコマ
- トヨタハイランダー(クルーガー)
もちろん、15年たった今でも現役で運転ができる車両なので、これは一生乗れる車と言っても過言ではないでしょう。
なかでも欧州で販売されている日本車は世界中のユーザーから信頼されており、長く乗られていますよ。
一生乗れる車の特徴
「実際に一生乗れる車って共通の特徴があるのか知りたいな」と気になる方もいるでしょう。
一生乗れる車の特徴は、筆者の独自目線になりますが、以下の5つが当てはまるかもしれませんよ。
一生乗れる車の特徴
- 発売から数年経った車
- 維持するための費用が予想できる車
- 大手のメーカーから出た車
- コンピューター制御の少ない車
- 飽きが来ない楽しい車
特に「維持費が予想できる車」や「シンプルな構造になっている車両」が一生乗れる車になるでしょう。
筆者は製造から20年以上経過しているローバーミニを所有していますが、年間維持費を把握しやすくメンテナンスもしやすいため、まだまだ所有し続けられますよ。
次の項目から、一生乗れる車の特徴について1つ1つお伝えしていきますので、ぜひ読み進めてくださいね。
一生乗れる車の特徴①「発売から数年経った車」
まずはじめにお伝えする、一生乗れる車の特徴は、「発売から数年経った車」ですよ。
新車だと中古車よりも長く乗り続けられると思いがちですが、リコールが発生する可能性が高く、たびたび点検に出す手間から手放してしまう恐れがあるでしょう。
しかし、時間が経過したモデルは、こうした初期の問題が解消されていることが多く、より確実な品質がメーカーで保証されますよ。
たとえば、SUVモデル「ヤリスクロス」は、側面衝突に対応するためにセンターピラーの構造が大きく異なります。
なので、車1台1台の構造が異なり、新しく変化している部分もあるため、新しく出た車は数年様子見をしておくといいかもしれませんね。
一生乗れる車の特徴②「維持費が予想できる車」
次にお伝えする、一生乗れる車の特徴は、「維持費が予想できる車」ですよ。
一生乗れる車として、すでに多くの方が所有しており、維持費が予想しやすいものを選ぶとよいでしょう。
修理やメンテナンスにかかる費用がある程度分かっている車は、将来の出費を計画しやすく、事前に資金を準備できるんですよ。
「車検のときのパーツ交換で20万円以上かかった」というときに、急な出費に対応できず手放してしまう方もいるでしょう。
具体的にはプリウスやアルファードなどの所有者が多い車は維持費を予想しやすいため、オススメな車種になりますよ。
一生乗れる車の特徴③「大手メーカーの車」
3つ目にお伝えする、一生乗れる車の特徴は、「大手メーカーから出た車」ですよ。
大手自動車メーカーが製造した車は、部品の入手をしやすかったり、全国規模のサービスが充実していたりと、一生乗り続けやすいでしょう。
また、長く乗るうえで大手メーカーだと年式が古い車両のパーツを生産し続けているため、継続的に供給されているんですよ。
万が一のトラブルが起きても大手メーカーの車であれば、サービスやパーツ供給など対応してくれるため、1つの選択肢にするといいかもしれませんね。
一生乗れる車の特徴④「コンピューター制御の少ない車」
4つ目にお伝えする、一生乗れる車の特徴は「コンピューター制御の少ない車」ですよ。
すでに旧車と呼ばれている車が長く現存している特色として、構造がシンプルであったり、コンピューター制御が少ない車両だったりが挙げられます。
たとえば、インジェクションではなくキャブレター方式であったり、ECUが極力付いていない車両のほうが、電子制御が付いていない分メンテナンスがしやすいでしょう。
現代車はほとんどが電気制御になっているため、コンピューター制御が少ない車を探すことは難しいかもしれません。
現代で一生乗れる車を探すとなると、ハイブリットや電気・水素自動車を避けたガソリン車だと長く乗れるかもしれませんよ。後ほど理由について解説していきますね。
一生乗れる車の特徴⑤「飽きが来ない楽しい車」
最後にお伝えする、一生乗れる車の特徴は、「飽きがこない楽しい車」ですよ。
車に長く乗り続けるうえで「耐久性」「維持費が予想しやすい」点だけでなく、「いつまでも楽しく乗れる」ことも大事かもしれませんよ。
いくら何十年も乗り続けられる車だとしても、すぐに飽きてしまう車だと気持ち的に手放してしまおうかなと思ってしまいかねません。
もちろん、デザインや性能面もはずせませんが、所有していてワクワクするような車両を選んでみるといいかもしれませんね。
1台の車に一生乗れるようにするコツ
1台の車を一生乗れるようにするコツにするだけでも、どんな車も長く乗り続けられるでしょう。
筆者は1台の車を10年以上所有していますが、長く乗り続けられるコツとして以下の5つが挙げられますよ。
1台の車に長く乗り続けるコツ
- 維持費を節約する
- 定期的なメンテナンスを車屋さんに頼む
- 自分でメンテナンスをする
- 保管ではなくこまめに乗る
- あえて車へのこだわりを捨てる
車を長持ちさせるためには、まず維持費のコントロールが肝心です。次に、定期的なメンテナンスを怠らないこと、そのために車屋さんに相談する習慣をつけることが大切です。
さらに自分でメンテナンスをする習慣を身に着けることで、車の不具合にいち早く気づけるため、故障が重大化する前に対処できるでしょう。
また、車にかかる維持費を実質0円にする節約方法を以下の記事で紹介していますので、併せてご覧くださいね。
車に長く乗り続けるために大事なメンテナンス
1台の車に長く乗り続けるためには、以下の3つのメンテナンスを最低限行いましょう。
車を長持ちさせるメンテナンス
- 半年または5,000㎞ごとのオイル・エレメント交換
- 冷却水の量をこまめにチェック
- 異音や異臭がしたらすぐに専門店へ行く
車の動力源となるエンジンを滑らかに作動させるオイルは、定期的に交換することで車を半永久的に動かすことが可能になりますよ。
エンジン内部の不調やオーバーヒートなどは、エンジンオイルが劣化したり不純物が多く堆積したりすることが主な原因です。
冷却水の量も定期的にチェックして、ちょっとした不具合も見逃さないようにすることで、より一層長く乗り続けることもできるでしょう。
流行りの電気自動車や水素自動車は一生乗れる車なのか?
カーボンニュートラルの動きで電気・水素自動車への人気が高まってきていますが、同時にこれらの車両は一生乗れる車なのか気になるところですよね。
EVや水素自動車は最新の技術を駆使した先進的な乗り物ですが、バッテリーや水素タンクなど高価な部品の寿命や交換コストがあります。
EVを駆動させるリチウムイオン電池は、一般的に「8年または走行距離16万km」が寿命の目安とされ、水素自動車に使われている水素タンクの耐用年数は15年とされています。
ガソリン車と比較しても、まだまだ先進的な車であるが故、寿命を迎えている車がなく詳細な傾向やデータはまだありません。
しかし、リチウムイオン電池や水素タンクなどは耐用年数が近くなると、交換を推奨されるため、交換時期に高額な出費が予想されますよ。
このように電気自動車や水素自動車はメンテナンスさえしっかりすれば乗り続けられますが、設備の耐用年数が近づくと高額な出費が発生するため、金銭的な負担がかかるでしょう。
【まとめ】一生乗れる車で長く乗り続けよう
本記事では、一生乗れる車の特徴や長く乗り続けるためのコツについてお伝えしてきました。
一生乗れる車は、車そのものの耐久性はもちろんですが、所有者の日々のメンテナンスや維持費によることが大事だと分かったでしょう。
また、先進技術を駆使したEVや水素自動車も選択肢としてありますが、それぞれの特性を理解し、長期的な視点でコストを考える必要があるでしょう。
1台の車に長く乗り続けることで、生涯かかる維持費を節約できるので、ぜひ本記事で紹介した方法を活用してみて下さいね。