「旧車でも加入できる保険があれば知りたい」「旧車はどれくらい補償されるの?」と考えることはありませんか。
車を運転するときに必ず加入しておきたい自動車保険。もしもの事故のために備えておかなければ安心して運転することはできません。
旧車は製造から10年以上経過しているため、保険でどのような補償が受けられるのか心配になることでしょう。
この記事では、旧車が加入できる保険の条件と補償内容について解説しています。ぜひ、最後まで読んで、参考にしてください。
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旧車が加入できる保険
一般的に自動車が加入できる保険は以下の2点です。
- 自賠責保険(強制保険)
- 任意保険
自賠責保険は、強制保険とも呼ばれ法律で加入することが定められています。任意保険は、加入は強制ではありませんが、自賠責保険では補償しきれない範囲まで備えられます。
自賠責保険(強制保険)
自賠責保険は、自動車を運転する際に必要な保険です。補償範囲は、人身事故の被害者のみの対象になっているため、運転手のケガや死亡の補償はありません。補償額には上限があり、最低限必要な保険です。
自賠責保険は、車の購入時に3年間分の保険料を支払っており、次回からは車検と同時に支払います。自賠責保険料を払った記憶があいまいな方でも、車検を受けている方は、必ず納めていますよ。
ここで、自賠責保険はいつどのタイミングで払っているのかを追記しておきましょう。
もしかしたら、読者は「え、自賠責保険って払った記憶がないんだよな」と思っている方もいるかもしれませんので、認識のずれをすり合わせておきましょう。
任意保険
任意保険は、自賠責保険では補償しきれない損害に対応しています。事故相手に対する補償限度額を超える場合や運転者のケガや物損、自分の車に対する補償など、必要なものを選び加入できます。
車両保険は任意保険の補償内容の一つで、事故が起きた時に自分の車の修理費用に充てられるので、旧車を運転するなら、車両保険に加入しておくことをオススメしますよ。
旧車は車両保険に入れないのか?
自分の車を大切に運転したいからこそ加入したい車両保険。車両保険に加入できる条件を知っておけば、車両保険に入れなくてがっかりすることはありません。
旧車は、事故の危険性が高いと判断されると加入が難しくなります。車両保険の補償金額は、車の時価で評価されるため、製造から年数が経過した旧車は、補償が少なくなるかもしれません。
また、車両保険金額が1,000万円以上の高級車など、補償の負担が大きい車も保険会社によっては断られることがあります。
同じ年に3回以上保険請求をした車は、事故を起こしやすい車だと考えられ、任意保険の加入は難しくなります。
旧車の毎月の保険料ってどれくらい?
旧車にかかる毎月のかかる保険料はどれくらいなのでしょうか。以下に保険料が決まる条件をまとめました。
- 車種・車のタイプ
- 運転者の年齢と範囲
- 等級(ノンフリート等級)
- 補償内容
車の等級は、どれくらい事故を起こす確率があるかを評価したもので、1年間無事故だと等級が1つ上がります(ノンフリート等級)。等級が高いほど割引が受けられますよ。
自動車保険の保険料は、年齢や家族と共有して運転するかなど、年齢や運転者の範囲によって金額が変わります。
補償内容によって自動車保険料は増加し、車両保険は旧車にとって必要な保険ですが、毎月の自動車保険料は高くなると考えられます。
旧車の任意保険に必要な補償内容は2つ
この記事では、任意保険の中で旧車に必要なのは車両保険だと考えています。車両保険が必要な理由は以下の2点です。
- 車両保険の補償金を修理代にできる
- 事故の相手がいる場合に対応できる
任意保険は、自分自身の死傷した場合や車や物を壊したときのために必要で、対人賠償や対物賠償、人身傷害補償は必須の補償内容のため、ほとんどの人が加入しています。
車両保険は保険費用が高くなり、加入しようか迷う方も多いでしょう。次の項目から、詳しく解説していきます。
旧車の任意保険に必要な補償内容【①車両保険の補償金を修理代にできる】
旧車で任意保険に加入するときには、車両保険が必要です。車両保険は、修理代の備えになります。
経年劣化で故障した修理には使えませんが、事故で車が故障し補償金が下りた場合、修理代に充てられます。
旧車は、修理代金や部品代が高額なこともあり、全額負担できるとは限りません。しかし、自己負担額は抑えられます。
また、補償金額の限度額を変えられるプランもありますので、保険会社に確認してから車両保険に加入しておきましょう。
旧車の任意保険に必要な補償内容【②事故の相手がいる場合に対応できる】
車両保険は、単独事故で起こした事故の修理費を補償してもらうだけではありません。事故で相手がいる場合、事故の状況によって過失割合が決まります。
車両保険に加入していれば、相手の車の修理費の一部を負担してもらえます。どれくらいの範囲の補償があるかは、保険会社によって変わるでしょう。
万が一の事故のために、車両保険に加入する際は、相手の車へ補償範囲を必ず確認するようにしてくださいね。
旧車の事故の補償金額は低くなる場合がある
旧車は車両保険に加入していても、事故時の補償金額は低くなる場合があります。旧車の部品は車種によっては手に入りにくいものがあり、高価になります。
また、車両保険の補償金額は、車の時価で決められており、販売から年数が経過している旧車の評価は低くなるでしょう。
しかし、加害者が「対物超過修理費用特約」という任意保険特約を付けている場合、時価の補償金額と、実際にかかった修理代の差額を保険で支払ってもらえます。
自分の車両保険を使って、修理代の自己負担を超える部分の補償ができます。車両保険の自己負担額は、保険会社に確認するようにしてください。
クラシックカー保険を利用する方法がある
旧車の任意保険に必要な車両保険。旧車は製造から10年以上経っているものもあるため、加入を断られてしまうかもしれません。
製造から25年以上経過した車でも車両保険が付けられる、旧車専用の保険「クラシックカー保険」がありますよ。
クラシックカー保険の対象者は、製造年から25年以上経過している、年間走行距離が5,000km以内などの条件があります。
車検証と車の写真等を準備しておけば、公式HPから見積を取ることも可能です。市場価格や保管状態を考慮して車両金額を決めてもらえますので、安心です。
旧車の保険を利用するときの注意点
旧車で任意保険を利用するときには、注意点があります。旧車は、使用すると等級が下がり支払う任意保険料は上がります。
車両保険では、ノンフリート等級を採用されているものがあり、所有する車が9台以下の人で、無事故が続くと料率が下がるものです。
そのため、修理金額が少ないときには、保険を使わずに自己負担をした方が、結果的に料金は安くなることがあります。
修理費用がどれくらいになるか確認し、車両保険を使うようにしましょう。旧車の保険代は費用がかかるかもしれませんが、修理費用に備えられるように準備しておいてください。
【まとめ】旧車にぴったりな自動車保険を見つけるなら「インズウェブ」
この記事では、旧車に必要な任意保険について解説しています。自動車保険には、自賠責保険と任意保険があり、任意保険は、自賠責保険では賄いきれない補償を得る保険です。
任意保険は、事故相手の死傷や物損、運転手であるあなたのケガや車に対して補償します。旧車の任意保険で必要な補償内容は、車両保険です。
旧車は、車両保険に入りにくい側面はありますが、万が一事故で車が破損したときに、大きな助けになります。
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