「マイカー共済ってどんな保険?」「デメリットはあるのかな?」こんなふうに考えることはありませんか?
マイカー共済は少ない掛金で保障が受けられる一方で、事故対応や補償の厚さに対して不安を感じている方もいるでしょう。
本記事では、マイカー共済のデメリットを3つ挙げて解説します。マイカー共済の口コミや自動車保険との違いについても紹介しています。
あなたのライフスタイルや車種によっては、自動車保険よりマイカー共済の方が適しているかもしれません。まずは、マイカー共済を理解し、安心して加入できるようにしましょう。
Contents
マイカー共済の3つのデメリット
マイカー共済のデメリットは次の3点です。
マイカー共済のデメリット
- 加入条件が限定的
- 保障の組み合わせが少ない
- セイフティネットがない
マイカー共済は、自賠責保険ではカバーしきれない保障やサービスを、少ない掛け金で受けられます。デメリットを知ってから加入を検討してください。
次から順番に解説していきます。
マイカー共済のデメリット①【加入条件が限定的】
マイカー共済の1つ目のデメリットは「加入条件が限定的」なところです。
共済は、ある特定の業種の人が所属する組合の会員資格のうちの1つです。会員相互間で保険を掛け合う制度になっており、マイカー共済に加入する場合は、組合会員になる必要があります。
たとえば、全労済のマイカー共済なら「こくみん共済coop」の会員になります。地域に根付いた制度のため、近隣の窓口で「こくみん共済coop」または「全労済」に加入しておきましょう。
こくみん共済coopや全労済は全国労働者共済生活協同組合連合会とも呼ばれていますよ。
新しく加入する場合は、ひと口100円で最低10口分の出資が必要です。しかし、契約解除をしたときは出資金も返却されるため、あまりデメリットではないでしょう。
また、マイカー共済は「自家用車」に対して保障するため、商用車やレンタカーなど、一部の車種は対象外になります。
マイカー共済のデメリット②【保障の組み合わせが少ない】
マイカー共済の2つ目のデメリットは「保障の組み合わせが少ない」ことです。
マイカー共済には、セット特約になっているものもあるため、一般的な自動車保険より必要な特約を設定できない場合があります。
しかし、マイカー共済は通常の自動車保険と同様に豊富な割引制度があります。ハイブリッド車や福祉車両など割引が受けられるものもあります。
しかし、一般的な自動車保険で見られるような、走行距離による割引やゴールド免許割引はありません。そのため、あまり運転しない方は、マイカー共済は向いていないでしょう。
等級制度については、全労済では引継ぎ可能です。しかし、共済によっては引継ぎできない場合があるため注意が必要です。
マイカー共済のデメリット③【セイフティネットがない】
マイカー共済のデメリットの3つ目は「セイフティネットがない」ことです。
一般的な保険会社は、倒産など万が一の事態に備えて、保険金を確保することが求められています。さらに、保険会社は「損害保険契約者保護機構」によって契約者を保護していています。この機構が、保険会社が倒産した場合に一部の保険金を補填するしくみです。
しかし、マイカー共済には加入者の相互協力によって成り立っているため、一般的な保険会社のようなセイフティネットが存在していません。
万が一、マイカー共済の運営元が倒産した場合、支払った掛金が戻らない可能性があります。共済組合には、セイフティネットがないことを心に留めておきましょう。
マイカー共済の口コミ
実際にマイカー共済を利用している方はどのような評価をしているのか、気になる方もいるでしょう。
まずは、良い口コミから見ていきましょう。
良い口コミ
職場の斡旋もあり、全労済に加入しています。掛け金もお手頃ですし、複数台ならば割引きもあり金銭的に助かっています。出勤前にバッテリーが上がってしまいパニックになった際、電話での丁寧な対応で気持ちが落ち着きました。また、レスキューの手配を迅速に行なっていただき、出勤時間帯であったにも関わらず、連絡から30分ほどで対応してもらえ大変感激しました。レスキューにこられた方の対応も丁寧で好感が持てました。しかも、バッテリー上がりに対しては、無料対応していただけるということで、大変恐縮しましたが、本当にありがたかったです。(引用:みん評)
共済にはロードサービスも利用できます。また、サポート体制が24時間365日対応しているため、万が一のトラブルにも安心です。連絡から出動まで「迅速な対応をしてもらえた」と喜びの声もみられました。
次は悪い口コミを見てみましょう。
悪い口コミ
確かに保険料は安いです。
私は口コミを信じていない部分がありましたがいざ事故にあい、対応をお願いすると本当に対応が悪かったです。本当に説明なく、こちらの相談は聞いてくれない。聞いたことと違う答えが返ってくる、それどころか加害者みたいな扱いをされてとにかく酷い対応でした。職員の質に差があるのかもしれませんが、困った時には手助けしてくれない保険会社です。
保険料は安いので、自分の身を守るためにドライブレコーダーつけて、不愉快な思いをすること覚悟の上で、事故対応には一切何も望まなければおすすめです。(引用:みん評)
上記のように、悪い口コミのほとんどは「電話対応が良くなかった」というものです。電話対応については、担当者による部分が大きく、マイカー共済に限ったことではないでしょう。
口コミには必ず良い口コミと悪い口コミが存在しているため、口コミは参考程度にとどめて、補償内容や保険料を比較して決めるようにしてくださいね。
マイカー共済と自動車保険の違いとは
マイカー共済と自動車保険は、どちらも自動車の損害を補償するための制度ですが、その運用形態や補償内容が異なります。
マイカー共済は、加入者同士で損害を分担するシステムです。営利目的ではなく、会員同士が助け合う仕組みになっていることから、保険料は共済掛金と呼ばれています。
一方、自動車保険は保険会社がリスクを保障する制度です。企業が運営しており、保険料は高く感じるかもしれません。しかし、補償内容の選択肢が広く、あなたの希望通りの保障が受けられるでしょう。
自動車保険は事故の補償金額や保障範囲が広い傾向です。等級の引継ぎやロードサービスについても充実しており、マイカー共済では、運営している組合によって異なります。
マイカー共済と自動車保険のどちらを選べばいい?
ここまで読んで「マイカー共済と自動車保険、どちらを選べば良いんだろう?」と考えた方もいるかもしれません。
まずは自分の車の運転スタイルに合わせて選ぶことが大切です。たとえば長距離運転する方や高級車を運転している方は、補償内容が広い自動車保険を選ぶと良いでしょう。
また、どのようなケースが補償されるのか、補償内容や掛金を確認しておきましょう。自動車保険は補償内容が豊富で、ニーズに合ったオプションを付帯することも可能です。対して、マイカー共済は補償内容がシンプルで分かりやすく、月々の掛金は少なめです。
事故対応のスピードや電話対応の質なども保険選びの大切な要素です。ほかの利用者の口コミや評判も参考にして、自分に合った保険を選ぶようにしてください。
どの自動車保険を選べば良いか悩む方は「インズウェブ」で一括見積りをしてみてはいかがでしょうか。下記の記事にインズウェブの特徴を記載しています。ぜひ、ご覧ください。
マイカー共済のデメリットに対策はあるの?
まず、マイカー共済は、共済の会員同士が一定額を出し合い、事故などで補償が必要になった人に共済金が支払われるしくみです。しくみは保険と同じですが、自動車保険より公益性が強い制度といえます。
次に、事故対応や補償内容、補償金額などを明確にしておきましょう。どのような状況であれば補償が受けられるのか、補償が受けられないケースも含めて把握しておけば、安心してマイカー共済を利用できます。
また、車の使用頻度や車種・価格によって、最適な保険プランは異なります。マイカー共済の特性とあなたに必要な保証を照らし合わせ、最適な選択をしてください。
保険は安心を買っているようなものです。自分に合っている保険を選ぶようにしてくださいね。
マイカー共済のメリットはどんなもの?
マイカー共済の最大のメリットは、掛金が安いことです。マイカー共済は、相互扶助の観点から、掛金が低く設定されています。ですから、月々の負担はあまり大きくありません。
また、マイカー共済では一般的な交通事故による損害が補償されており、低価格で自動車保険と遜色ない保証が受けられます。
自動車保険ほどではありませんが、一部のプランにおいては補償内容を選べます。毎日運転する方や特定の割引が受けられる方にふさわしいプランだといえるでしょう。
マイカー共済には、メリットもデメリットも理解したうえで、自分のライフスタイルに合わせて判断することが大切です。自分の安心のためにも、重要な決定となりますよ。
マイカー共済の加入方法とは
マイカー共済の加入方法は次の通りです。
- インターネットで必要事項の登録
- 審査
- 契約
- 掛金支払い
マイカー共済に加入する前に、どのようなプランが良いか調べておくことが大切です。インターネットを活用すれば、補償内容や掛金・サービス内容が確認できますよ。
1.インターネットで必要事項の登録
保険の加入状況や車の情報などを入力すると、補償内容の見積りができます。車検証や保険証券を準備しておくと、スムーズに手続きが進むでしょう。
2.審査
共済側で過去の運転歴や事故歴を審査し、問題なければ加入できます。
3.契約
インターネットで契約可能です。申し込みの翌日~30日以内に補償開始日を設定できます。
4.掛金の支払い
掛金を支払えば申し込みは完了です。掛金の支払方法は組合によって異なります。口座振替やクレジットカードなど、支払方法を加入前に確認しておきましょう。掛金の支払いが済めば、手続きは終了です。契約書は大切に保管しておいてくださいね。
共済の加入方法は、インターネットを使用するほか窓口での相談も可能です。インターネットを使用すれば、近くに店舗がない方でも気軽に見積りや申し込みができますね。
【まとめ】マイカー共済のデメリットを理解して、自分に合ったプランを選ぼう!
本記事では、マイカー共済のデメリットを3つ紹介しました。共済は保険とよく似ていますが、組合員がお金を出し合って、事故や災害に遭った方に共済金を支払うしくみです。
そのため、ひとり一人の負担は少なく、万が一に備えられます。自動車保険は自分に必要なプランを選択できますが、ライフスタイルによっては共済で充分カバーできます。
年齢や車種によっては、共済の方が割安で良い補償が受けられるでしょう。また、インターネットを利用すれば、わざわざ店舗に行かなくても簡単に申し込みが可能です。
まずは、自分に必要なプランを調べ、見積りを取ってみることがおすすめです。デメリットを理解したうえで、マイカー共済の加入を検討してくださいね。