あなたは「足回りに違和感があるけど、どんな症状がでるの?」「ショックアブソーバーが怪しいな」と思っているのではないでしょうか。
ショックアブソーバーを始めとするサスペンションは、不具合がでても、どんな症状なのか詳しく分からないですよね。
そこで本記事では、ショックアブソーバーのへたりから起きる症状や、交換頻度・費用についてお伝えしていきます。
この記事を読めば、走行中に起きる不具合を元に、足回りのどのパーツが故障しているのか分かるでしょう。ぜひご覧くださいね。
Contents
- 1 ショックアブソーバーのへたりが起きると運転中に症状が出てくる
- 2 ショックアブソーバーのへたりによる症状①「揺れが大きくなる」
- 3 ショックアブソーバーのへたりによる症状②「ブレーキ後の揺れが続く」
- 4 ショックアブソーバーのへたりによる症状③「タイヤの偏摩耗」
- 5 ショックアブソーバーのへたりによる症状④「異音がなる」
- 6 ショックアブソーバーのへたりによる症状⑤「長距離運転が疲れやすくなった」
- 7 ショックアブソーバーの交換頻度は「5〜8万km」か「新車登録から8~10年」
- 8 ショックアブソーバーの交換費用は「7〜10万円」
- 9 サスペンションを構成するパーツの不具合も起きているかも?
- 10 【まとめ】不具合を早めに直して長く乗り続けよう
ショックアブソーバーのへたりが起きると運転中に症状が出てくる
サスペンションを構成するパーツの1つである、ショックアブソーバー。
ショックアブソーバーは、走行中の揺れを減衰させる役割を持っており、故障すると以下の症状が起きますよ。
ショックアブソーバーのへたりによる症状
- 揺れが大きくなる
- ブレーキ後の揺れが続く
- タイヤの偏摩耗
- 異音がなる
- 長距離運転が疲れやすくなる
特に起きる症状としては、「揺れが大きくなる」や「ふわふわとした乗り心地になる」ところでしょう。
また、ショックアブソーバーを故障しておいたままにしておくと、他の部位へ負担がかかり、重大な事故に繋がりかねません。
これからお伝えする、ショックアブソーバーのへたりによる症状を参考にして、あなたの愛車が当てはまるか確認してみましょう。
ショックアブソーバーのへたりによる症状①「揺れが大きくなる」
まず始めにお伝えする、ショックアブソーバーのへたりによる症状は、「揺れが大きくなり不安定に感じる」ところですよ。
サスペンションは、道路の凹凸の衝撃をコイルスプリングで緩和し、揺れをショックアブソーバーで減衰させています。
しかし、ショックアブソーバーが故障・劣化してしまうと、揺れを減衰せずに、ふわふわとした乗り心地になってしまうでしょう。
「所有し始めた頃よりも揺れが大きくなってきたな」と感じたら、もしかしたらショックアブソーバーがへたっているかもしれませんよ。
ショックアブソーバーのへたりによる症状②「ブレーキ後の揺れが続く」
続いてお伝えする、ショックアブソーバーのへたりによる症状は、「ブレーキ時の揺れが長く続く」ことです。
ショックアブソーバーは、ブレーキ時の前後の浮き沈みを減衰する役割も兼ねています。
そのため、急ハンドル・急ブレーキによる、車体の偏りを軽減してくれるのです。
また、カーブ後の左右に揺れるのが長く続くようであれば、ショックアブソーバーの故障・劣化を疑ってみましょう。
ショックアブソーバーのへたりによる症状③「タイヤの偏摩耗」
3つ目にお伝えする、ショックアブソーバーのへたりによる症状は、「タイヤの摩耗が早く、偏摩耗が見られる」ことですよ。
ショックアブソーバーがへたると、ブレーキやアクセル、カーブ時の車体の沈み込みが激しくなります。
そのため、タイヤへの圧力が大幅にかかり、摩耗が早くなってしまうでしょう。
「普通に運転してるだけなのにタイヤの外側ばっかり減るんだよな」という場合は、ショックアブソーバーの交換時期かもしれませんよ。
ショックアブソーバーのへたりによる症状④「異音がなる」
4つ目にお伝えする、ショックアブソーバーのへたりによる症状は、「ギシギシ・キシキシなどの異音が鳴る」ことですよ。
ショックアブソーバーは経年変化により、内部のオイルが漏れる場合があり、以下のような異音が聞こえてきますよ。
ショックアブソーバーがへたると起きる異音
- ギシギシ
- キシキシ
- キコキコ
- カタカタ
- コトコト
上記の異音が聞こえてきたら、ショックアブソーバーを始めとする、足回りパーツの異常を疑いましょう。
また、サスペンションとハンドルは共通するパーツを使ってますので、舵取りに関する部位も候補に入れておいてくださいね。
ショックアブソーバーのへたりによる症状⑤「長距離運転が疲れやすくなった」
5つ目にお伝えする、ショックアブソーバーのへたりによる症状は、「以前よりも長距離運転が疲れる」ところですよ。
ショックアブソーバーは、走行中の揺れを軽減するため、劣化してしまうと運転の揺れが大きくなるでしょう。
揺れが大きいまま運転すると、車線変更ですら、揺れが続き、安定した走行が難しくなります。
揺れを抑えようとして、ハンドル修整をするために操作が増えてしまうと、少なからず今までよりも運転による疲れが増えるでしょう。
ショックアブソーバーの交換頻度は「5〜8万km」か「新車登録から8~10年」
ショックアブソーバーは、走行距離50,000~80,000km、新車登録から8~10年が交換頻度(※)とされています。
そのため、「まだ異音とか違和感ないから大丈夫だな」と思っていても、ショックアブソーバーの交換頻度を覚えておきましょう。
寿命や交換頻度を超えて使用してしまうと、故障に気づかずに、他のパーツまで負担がかかり、最悪の場合走行不能になりかねません。
中古車を購入した際も、どのようなメンテナンスをしていたのか把握するために、車検証を参考にしましょう。
ショックアブソーバーの交換費用は「7〜10万円」
「ショックアブソーバーのへたりがあるから交換したい」という方は、どのくらいの交換費用がかかるのか知りたいはずです。
ショックアブソーバーは1本あたり8,000~20,000円かかり、工賃を合わせると70,000~100,000円(※)かかりますよ。
また、古い車やクラシックカーなどは、ショックアブソーバーを始めとするサスペンションパーツは少々高めになるかもしれません。
「お金がなくて払えない」とならないように、交換時期に合わせて、費用を準備しておくと良いでしょう。
サスペンションを構成するパーツの不具合も起きているかも?
ここまでショックアブソーバーのへたりによる症状をお伝えしてきました。
同時にショックアブソーバーを含む、サスペンションを構成する全体の不具合を疑ってみてくださいね。
サスペンションを構成するパーツ
- コイルスプリング
- ショックアブソーバー
- スタビライザー
- ブッシュ
- アッパーマウント
- ボールジョイント
- テンションロッド
- アッパーアーム
- ロアアーム
いざ、ショックアブソーバーを修理しても、他のパーツも故障していたら、不具合は治りませんよね。
サスペンション全体を疑い、ちょっとでも違和感があったら、プロの整備士に見せてみましょう。
サスペンション全体のへたりによる症状も併せて覚えておきましょう。
【まとめ】不具合を早めに直して長く乗り続けよう
本記事では、ショックアブソーバーのへたりによる症状や、交換頻度・費用についてお伝えしてきました。
ショックアブソーバーは、どんな役割をしてくれているのか、分かりづらいかもしれません。
しかし、日々の運転に大事なパーツの1つであると分かりますよね。
ショックアブソーバーが故障や劣化しても、すぐに工賃を払えるように、費用を準備しておくことをオススメしますよ。
以下の記事では、年間60万円以上の維持費を抑えられる方法についてお伝えしていますので、ぜひご覧くださいね。