あなたは「車両盗難にあったときのために被害届の出し方について知りたい」と思っているのではないでしょうか。
車両盗難は2021年だけでも約2,500件(※)の被害にあっており、手口も巧妙かつ気づきにくいものになってきていますよ。
本記事では、車両盗難に遭ったときの被害届の出し方や、愛車を窃盗犯から守る対策についてお伝えしていきます。
この記事を読めば、あなたの大事な車を守り、被害に遭ってもすぐに対応できるでしょう。ぜひご覧ください。
Contents
車両盗難にあったらすぐに警察へ被害届を出そう

「車が盗まれたかもしれない!」という場面に遭ったら、すぐに警察へ被害届を出しておきましょう。
窃盗犯によっては、国外に持ち出すことが考えられます。数日も待っていては追跡が困難になるでしょう。
盗難被害に遭った車両を取り戻すためにも、すぐに警察に相談してみてくださいね。
被害届を警察へ提出するときは、以下の3つを持っていくと、スムーズに行えますよ。
被害届を提出するのに必要なもの
- 身分証(運転免許証など)
- 印鑑
- 証拠(ドライブレコーダーや定点カメラの動画、GPSなど)
車両盗難時に被害届に記入する7つの項目

車両盗難に遭ったときに被害届は記入する、7つの項目も知っておくと、スムーズになるでしょう。
被害届に記入する7つの項目
- 自動車登録番号
- 自動車車体番号
- 車両の色、年式、特徴
- 所有者及び使用者の氏名
- 盗難届者の氏名
- 盗難に遭った年月日時、場所、状況
- 車内にあった貴重品、貴金属、現金
「盗難に遭った車の車体番号ってなんだっけ?」と悩んで時間をロスしないように、メモを取っておくこともオススメしますよ。
次の項目では、被害届に記入するための書類についてお伝えしていきます。参考にしてくださいね。
車両盗難の被害届を記入できるように「車検証」「保険証書」をコピーしておこう

車両盗難の被害届をスムーズに記入するために「車検証」と「保険証書」のコピーを取っておきましょう。
被害届の記入のためにコピーしておくと良いもの
- 車検証
- 保険証書
上記の2点をコピーしておけば、先述した被害届の7コの項目を記入できるんですよ。
愛車が盗難被害に遭ったときのためにも、コピーを家に保管しておくことをオススメしますよ。
車両盗難の被害届は「5W1H」でスムーズに行おう

車両盗難の被害届は、「5W1H」を使うことでスムーズに被害状況を警察に伝えられますよ。
5W1Hを使ってスムーズに被害届を伝えるポイントは、以下の通りですよ。
5W1Hで被害状況をスムーズに伝えるポイント
Who(誰が)?(誰が被疑者か、不明な場合は特徴など)
When(いつ)?(被害日時、時間帯)
Where(どこで)?(被害の場所)
What(何を)?(被害品、被害の内容・程度)
Why(なぜ)?(被疑者の動機・意図(わかる範囲で)、被疑者と思う理由(判明している場合))
How(どのように)?(被害状況・犯行態様)
車両盗難の被害届を受理してもらうまでの時間は、なるべく早くすることで、あなたの愛車を取り戻せる確率を高めてくれるでしょう。
早めに被害届を受理してもらえるためにも、状況を整理して伝えることも大事になってくるんですよ。
被害届が受理されるまで当日〜1ヶ月以上かかる

「警察に被害届を提出したら、すぐに動いてくれるの?」と気になる方もいるでしょう。
警察は被害届を確認した後、受理してから捜査に移ります。
言い換えると、被害届が証拠不十分な場合、受理されずに捜査もされない可能性があるのです。
昨年の7月の話で、8月に被害届受理で2月に逮捕、っていうのは長い時間をかけて内偵してたのかな。出典:twitter
また、受理されても捜査が進まない場合、そのままになってしまうこともあるので、証拠は多いほうが良いでしょう。
被害届が受理されても、盗難された車両が見つからないことがある

被害届が警察で受理されても、捜査が間に合わず、盗難された車両が見つからないということも知っておきましょう。
元々警察も車両盗難は海外ブローカー迄追わないといけないし、命欲しさでやる気は無いので被害届だけ受理して、出てこればラッキー程度なんでしょうね 出典:twitter
探偵の友人が言ってたけど例えば車両盗難とか一日で海外に運び出されたりするそうで警察は労力が報われないって諦めてるそうです
なんで被害届受理したら適当にその辺ブラブラして探したけど見つかりませんでしたって流しちゃうそうです
じゃあ市民は何を頼りにすりゃいいんだ…って思いますけどね
出典:twitter
盗難されたら、警察に被害届を受理してもらうだけでなく、自分で探すことも考えなければいけないようですね。
あなたの大切な愛車を窃盗犯から守るために、日頃から対策を行っておいてくださいね。
後ほど、車両盗難の詳しい対策についてお伝えしていきます。
車両盗難時に被害届以外にもやっておくこと

「車が盗まれた!」というときは、警察に被害届を提出する以外に、以下の3つも行う必要がありますよ。
被害届以外にもやっておくこと
- 最寄り税関所へ連絡
- 保険会社へ連絡
- 運輸局で一時抹消登録
特に、盗まれた車両が製造から25年経過していて、人気な車種の場合、海外に輸送されている可能性が高いため、税関所に連絡しておきましょう。
あなたの住まいから近い税関所に連絡して、愛車が積み込まれてないかチェックしてみましょう。
次の項目では、日頃から取り組める、車両盗難の対策についてお伝えしていきますね。
車両盗難の対策を日頃から取り組んでおこう

「警察も当てにできないから、自分で対策しておかなきゃな」という方は、以下の5つの盗難対策をしておきましょう。
車両盗難の5つの対策
- 車両を扉付きのガレージにする
- GPSを車両につける
- 保管場所に動体感知センサーをつける
- 盗難アラームをつける
- 監視カメラをつける
車両盗難は主に「22:00~9:00」の時間帯に被害に遭っていることが多く、人目につかないタイミングで犯行に及んでいるようです。
車両本体盗難の発生時間帯は、「深夜~朝(22~9時)」が70.3%を占めています
そのため、目につかない時間帯や場所を監視したり、アラームで知らせてくれるアイテムを取り入れることをオススメしますよ。
次の項目では、手軽に取り入れられる車両盗難対策のアイテムについてお伝えしていきますね。
車両盗難対策のアイテムはスマホ連動のものを選ぼう

「車両盗難対策のアイテムってなんか設置大変そう」と思う方が多いでしょう。
しかし、最近の車両盗難防止アイテムは、簡単に設置できるだけでなくスマホと連動できるんですよ。
スマホ連動の盗難防止アイテムだと、被害に遭った瞬間にアラームで通知されるようになるんです。
そのほかにもスマホ上で、盗難の一部始終を見られたり、GPSの位置情報をチェックしたりできるでしょう。
「どんなアイテムがあるのか知りたい!」という方は、以下の記事で1つ1つ紹介していますので、ご覧くださいね。
【まとめ】車両盗難対策をして、愛車を守ろう

今回は、車両盗難に遭った際の被害届の出し方や、愛車を窃盗犯から守る対策についてお伝えしてきました。
窃盗犯はリレーアタックやCANインベーダー、コードグラバーなどの巧妙な手口で犯行に及んでいます。
憧れて購入した車が窃盗犯に盗まれたら、がっかりした気持ちになってしまいますよね。
大事な愛車を窃盗犯から守るためにも、車両盗難対策をしっかり行なってくださいね。