あなたは「車の買い替えをすると自動車税は戻ってくるの?」「支払った税金は還付されるのかな?」と気になっているのではないでしょうか。
車を買い替えするときは、いつ自動車税の支払いが始まるのか、支払った税金が戻ってくるのか気になりますよね。
そこで本記事では、車の買い替えや廃車したときの自動車税について、還付されるケースや注意点をお伝えしていきます。
この記事を読めば、車の買い替えや廃車時の自動車税がどのくらい戻ってくるのか分かるでしょう。ぜひご覧ください。
Contents
車の買い替えをすると自動車税は還付されない
車の買い替えをすると、すでに支払っていた自動車税は還付されないことを覚えておきましょう。
自動車税は毎年5月上旬に納付書が、送付され、月末までに納税をしなければなりません。
納税した自動車税は、買い替えする車にかかっている税金ですので、次の所有者へ引き継がれますよ。
「車の買い替えを6月にしようと思っている」という方は、既に支払った税金が戻りませんので注意しておいてくださいね。
支払った税金が戻ってくるのは、「廃車時」か「業者が下取り額に上乗せしてくれる時」だけですよ。後ほど詳しくお伝えしていきますよ。
車の廃車をしたときだけ自動車税が還付される
支払った自動車税が還付されるのは「廃車時」のみになりますよ。
還付される自動車税は、以下の計算式とで求められます。
1年の自動車税額÷12ヵ月×登録抹消した翌月から3月までの残存月数
例えば、新車から5年経過した1300ccの車を7月に登録抹消した場合、23,000円の自動車税が還付されるでしょう。
「自分の車がどのくらいの自動車税がかかっているのか知りたい」という方は、以下の表をご覧くださ
排気量ごとの自動車税額 | ||
排気量 | 新車~13年未満 | 新車から13年以上経過 |
1000㏄以下 | 29,500円 | 33,900円 |
1000~1500㏄以下 | 34,500円 | 39,600円 |
1501~2000㏄以下 | 39,500円 | 45,400円 |
2001~2500㏄以下 | 45,000円 | 51,700円 |
2501~3000㏄以下 | 51,000円 | 59,000円 |
3001~3500㏄以下 | 58,000円 | 66,700円 |
3501~4000㏄以下 | 66,500円 | 79,400円 |
4001~4500㏄以下 | 76,500円 | 87,900円 |
4501~6000㏄以下 | 88,000円 | 101,200円 |
6000㏄越え | 111,000円 | 127,600円 |
軽自動車は廃車しても自動車税が還付されない
普通自動車を廃車すると自動車税が還付されますが、軽自動車の場合は税金が戻ってきませんよ。
「そもそもの軽自動車税がどのくらいかかっているのか知りたいな」という方もいるのではないでしょうか。
軽自動車税は、新規検査を受けた年によって変わりますよ。以下の表をご覧くださいね。
新規検査をした年ごとの軽自動車税 | |
平成27年3月31日以前に新規検査を受けた車両 | 7,200円 |
平成27年4月1日以降に新規検査を受けた車両 | 10,800円 |
新規検査から13年経過した車両 | 12,900円 |
車の買い替えをすると、下取り額に自動車税分を上乗せしてくれる
車の買い替えをすると、自動車税は還付されませんが、業者によっては下取り額に上乗せしてくれることが多いんですよ。
ただし、下取り額に上乗せしてくれない業者もあるため、見積もり額を確認しておきましょう。
見積もり上では「自動車税相当額」や「自動車税還付」といった名目で記載されているかもしれませんよ。
車の買い替えをするときは、自動車税の二重払いに注意しよう
車の買い替えをするときは、自動車税の二重払いをしていないか注意しておきましょう。
二重払いは乗り換え前の車両と、買い替え後の車両、双方の自動車税の支払いをしてしまうことです。
二重払いをしてしまうケースは以下の通りですよ
二重払いしてしまうケース
- 車の下取りや売却をした場合
- 税金の滞納がある場合
- 車が盗難された場合
次の項目では、二重払いをしていた際の「返金手続き」について詳しくお伝えしていきますね。
自動車税の二重払いをしてしまったら「返金手続き」を行おう
自動車税の二重払いは、業者に依頼するか自分で返金手続きを行なえば、過払い分が戻ってきますよ。
特に自動車税の二重払いをしてしまうケースとして多いのが、「乗っていた車の廃車手続きをまだ行なっていなかった」という場合でしょう。
自動車税の二重払いは「陸運局」と「自動車税事務所」で返金手続きを行なえますので、なるべく早めに行なってくださいね。
以下の3つの手順を行なうことで、自分で二重払いしてしまった過払い金を戻すことができるでしょう。
- 陸運局で廃車手続きをする
- 自動車税事務所で申告書を作成する
- 還付通知書が届いたら確認する
①陸運局で廃車手続き(抹消登録)をする
まず、自動車税の二重払いを返金するには、「陸運局で廃車手続き(抹消登録)」をしてみてくださいね。
陸運局で廃車手続きをするためには、以下の提出物を7つ準備しておきましょう。
- 印鑑証明書(発行から2か月以内)
- 実印
- 免許証
- 車検証
- ナンバープレート
- リサイクル券
- 自賠責保険
「陸運局がどこにあるのか分からない」という方は、以下のリンクから検索してみてくださいね。
②自動車税事務所で申告書を作成する
陸運局で廃車手続きが終わったら、自動車税事務所で申告書を記入して提出してくださいね。
記入の仕方は、事務員さんが教えてくれますので、詳しく聞いてみましょう。
③還付通知書が届いたら確認する
陸運局で廃車手続きと、自動車税事務所で申告書を提出したら、数か月で還付通知書が自宅に届きますよ。
通知書が届いたら、指定されている金融機関で還付金の受け取りをすることで、過払い分の自動車税が戻ります。
金融機関で還付金の受け取りをする際は、以下の3つを準備しておいてくださいね。
- 還付通知書
- 認印
- 身分証明書
車の買い替えをしたら、翌月から自動車税の支払いが始まる
「買い替えした車の税金はいつから発生するの?」と気になる方もいるでしょう。
車の買い替えをすると、購入日及び取得日の翌月から自動車税の支払いが始まりますよ。
例えば、8月4日に車の買い替えをすると、翌月の9月に自動車税の支払いをするんです。
車の買い替えをするうえで、お得なタイミングが普通自動車や軽自動車によって変わりますので、次の項目で詳しくお伝えしていきますね。
車の買い替えをするお得なタイミング
車の買い替えをお得にするタイミングは、普通自動車と軽自動車で変わりますよ。以下の項目をご覧くださいね。
車の買い替えや所有にオススメなタイミング
普通自動車 月初めに買い替え
軽自動車 4月2日以降に買い替え
普通自動車の場合、買い替えした翌月から自動車税の支払いが始まるため、なるべく購入月を初旬にすることで、約1か月分の税金を節約できるでしょう。
逆に軽自動車は、4月1日時点で所有している際に自動車税の支払いが決まります。
軽自動車をこれから所有するのであれば、4月2日以降にすることをオススメしますよ。
車は長く乗れば最大年間50万円以上お得になる
車の買い替えを考えているなら、併せて乗る期間によって年間50万円以上お得になることを知っておきましょう。
車はこまめに買い替えるよりも、1台を長く乗り続けたほうが費用を節約することにつながるんですよ。
長く乗り続けて車にかかる費用を経済的にするなら、10〜20年がオススメです。
「年数ごとにどのくらいお得になるのかな?」と気になる方は、以下の記事を合わせてご覧くださいね。
車の維持費を年間60万円以上抑える方法
「これから車を買い替えするけど、維持費をなるべく抑えたいな」と考えてる方もいるでしょう。
車にかかる年間維持費を抑えたい方は、以下の7つの節約方法を活用することで年間60万円以上の費用削減効果が期待できますよ。
旧車の維持費節約方法7つ
- 自動車保険の見直し
- 駐車場の料金を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 自宅のスペースを貸し出す
- 車両をシェアリングする
- ソーラーカーポートを導入する
- 定期的に専門店でメンテナンス
特に、「自動車保険の見直し」をするだけでも、年間2〜5万円の節約ができるでしょう。
以下の記事にて、車の年間維持費を抑える方法をまとめていますので、併せてご覧くださいね。
【まとめ】車の買い替えや廃車の手続きをお得に行おう
今回は、車の買い替えや廃車をしたときの自動車税がどのくらい戻ってくるのかお伝えしてきました。
車を所有していると、必ずと言っていいほど、買い替えや廃車の手続きをするでしょう。
本記事を参考にして、車の買い替えや廃車の手続きをお得に行なってみてくださいね。