「軽規格のケータハムがあるらしい」「運転してみたいけど、どこで購入すればいいの?」このように考えることはありませんか。
ケータハムは軽量で優れた操縦性が魅力の車両ですが、実は軽規格のケータハムが販売されているのを知っていましたか?軽規格のケータハムは、軽自動車の維持費でケータハムの軽快な運転が味わえるんですよ。
本記事では、そんな魅力のある軽規格のケータハムの特徴や購入方法・運転時の注意点について詳しく解説しています。
ケータハムのデメリットを知っておけば「こんなはずではなかったのに……」と後悔することもなくなるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
軽規格のケータハムの特徴
ケータハムはイギリスの自動車メーカーで軽量で高性能のスポーツカーとして多くの方に知られています。また、クラシックでスポーティーなデザインは、人の心を惹き付けてやみません。
軽規格のケータハムの最大の特徴は、驚くべき軽量さです。軽量でありながら優れた加速性能と操縦性を持っているため、レーシングカーとしても有名です。
また、ケータハムの構造はシンプルで、最小限の装備のみ。直接的な操縦性は一般的な車より反応が良く、運転には集中力とスキルが求められるでしょう。
軽規格のケータハムのモデル
次の表は、軽規格のケータハムのモデルと現行モデルを比較したものです。
モデル | 特徴 | |
軽規格 | SEVEN170S | SEVEN160の後継モデル。車両重量約440㎏のため、最小のケータハムとして販売している。全長約3,100㎜×全幅約1,470㎜×全高約1,090㎜・排気量658㏄・エンジンの種類はSuzuki 3cyl. Turbo。
個性的な外観が特徴的。セカンドカーとして街乗りも可能。 |
SEVEN170R | SEVEN170S同様、スズキ製のターボエンジン660㏄を搭載しており、軽量なボディが特徴。全長約3,100㎜×全幅約1,470㎜×全高約1,090㎜・排気量658㏄・エンジンの種類はSuzuki 3cyl. Turbo。
より軽快な運転が楽しめる。サーキットドライバー向け。 |
|
軽規格以外 | SUPER SEVEN1600 | ケータハムSEVEN270Sをベースにしている。レトロな装備とスタイリングが特徴。全長約3,380㎜×全幅約1,575㎜×全高1,115㎜・排気量1,586㏄・エンジンの種類はFord Sigma 1.6。 |
SEVEN270 | ケータハムのスタンダードとも言われるモデル。豊富なオプションとカラーから選べるため、より自分の好みに製作可能。
全長約3,180㎜×全幅約1,575㎜×全高1,115㎜・排気量1,596㏄・エンジンの種類はFord Sigma 1.6。 |
軽規格のケータハムである、SEVEN170Sはスポーティで、丸いヘッドライトやフロントグリル・スポークホイールといった、クラシックな雰囲気も取り入れられています。カラーバリエーションも豊富で、個性的な外観を楽しめます。
また、SEVEN170Rは、シンプルなデザインでありながらも高級感があります。オプションでカーボンファイバー製シートが選べるため、より軽量でスポーティな運転が楽しめます。
SEVEN170Sはロード思考のドライバー向け、SEVEN170Rはサーキットドライバー向けのモデルです。どちらのモデルも優れたエンジンと軽さを重視したスポーツカーです。
軽規格のケータハムの魅力
ケータハムは、1970年代を思わせるクラシカルな色味をもちつつ、モダンな部分も持ち合わせている、独特なデザインが人気です。
軽規格のケータハムは、軽量なボディとパワフルなエンジンの組み合わせが最大の魅力です。スピード感と運転手のハンドル操作に反応する瞬発力は、純粋に車を走らせることだけを楽しめるでしょう。
ケータハムを運転しているときの一体感も魅力の1つです。道路から直接感じる独特の感覚は、ほかの車ではなかなか体験できません。
ケータハムスーパーセブンの魅力を肌で感じてみたい方は、レンタカーで体験できますよ。以下の記事ではスーパーセブンがレンタルできるお店を紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
軽規格のケータハムの購入方法
軽規格のケータハムの購入するためには、公式ホームページに記載されているディーラーがおすすめです。
全国に20店舗あり、おもに外国車を取り扱っています。また、店舗によってはレーシングカーやスポーツカー・クラシックカーに対応しています。ケータハムディーラーとして指定されているため、安心して購入できるでしょう。
ケータハムの軽車両は中古車量販店で購入することも可能です。インターネットで検索すれば、在庫状況を調べられるでしょう。しかし、軽規格のケータハムはあまり市場に出回っていないため、手に入りにくい場合があります。
ケータハムは、一般的な車と運転感覚が異なります。初めて運転する方は、専門店に足を運んで、試乗をしてみてください。
次の記事では、関東地方のケータハム専門店を紹介しています。自宅の近くにないか知りたい方は、ぜひご覧ください。
購入時の注意点
中古のケータハムを購入するときは、実際に店舗に行って車両の状態を確認しておくことが大切です。たとえば、タイヤの減りや見にくい場所の傷などです。
また、オープンカーを所有している方のなかには、車のドアを開けずに乗り降りする方がいます。
座席に足をかけ、フロントガラスに体を預けて乗り降りする方もいるため、座席の傷みやフロントガラスがゆがんでいる場合があります。
ですから、前オーナーのメンテナンスの頻度や運転の仕方を聞いておきましょう。専門店なら、前のオーナーのメンテナンスの履歴を確認できる店舗があります。
可能であれば試乗して、スポーツカーの乗り心地や走行性能を確認しておくことも大切です。
ケータハムの初期費用と維持費
軽のケータハムの車両本体価格は、539万円〜 です。小さな車体で運転しやすく手に入れやすい価格帯のため、初めてスポーツカーを運転する方にもおすすめです。
しかし、ケータハムは、一般的な車より内部構造が複雑です。専門的な整備が必要なため、メンテナンス費用が高額になる傾向です。しかし、安全性や走行性能を考えると、定期的な点検は免れません。
整備費のほかにも、保険料や駐車場代・自動車税などもかかります。ケータハムはスポーツカーのため、保険料も高くなる可能性があります。
また、天気や盗難リスクを考えると、屋根付きの駐車場を借りた方が良いでしょう。
ただし、軽自動車のため税金が安くなる場合があります。排気量や車両重量によって異なるため、確認が必要です。
ケータハムを維持するには
ケータハムを維持するためには、定期的な点検やメンテナンスはもちろんのこと、適切な保管や手入れなど、日常的に気を付けておけば長く維持できます。
ケータハムはオープンカーのため、屋根付きのガレージに保管することが大切です。車内に雨が入ってしまうと、カビや錆の原因になります。
また、オープンカーは洗車にも細心の注意を払う必要があります。車内に水が入り込むため洗車機は使えません。また、手洗いであっても洗浄水が入らないように気を付けてください。
ケータハムを購入する際は、車両費用だけでなく維持費をある程度準備しておくと安心です。次の7つを実践してみれば、維持費を抑えられるでしょう。
車にかかる維持費を節約する方法
- 自動車保険を見直す
- 駐車場料金を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 駐車場を貸し出す
- 車をシェアリングする
- ソーラーカーポートを導入する
- 定期的に専門店でメンテナンス
一見面倒なことかもしれませんが、一度見直しをしておけば、毎月の支出を減らして車にかかる維持費を減らせるでしょう。以下の記事を併せてご覧くださいね。
ケータハムの運転時の注意点
ケータハムはスポーツカーのため、車高が低めの車です。運転時の振動が体に伝わりやすく、道路の段差や継ぎ目があれば、体に衝撃がダイレクトに伝わります。そのため、乗り心地が悪いと感じるかもしれません。
また、お店の駐車場の段差や車止めで、車体の底やバンパーの下・マフラー周辺を傷つける恐れもあります。
近年は車高が高い車が主流になっており、ケータハムのような車体の小さい車は視認性が悪くなります。車体が小さいために事故に巻き込まれやすいことを心に止めておきましょう。
また、車高が低い車は目線が下がり、道路全体の状況が把握しにくくなります。普段以上に運転に集中力が必要なため、疲労を感じやすくなります。車体の低さや軽さなどを理解し、安全運転に努めてください。
軽自動車ばかり集まるイベントに参加してみよう!
周囲を見渡してみても、軽規格のケータハムを所有している方は少ないと感じませんか?「ケータハムの良さを共有したい」「所有者の乗り心地を聞いてみたい」そんな方には、軽自動車ばかりが集まるイベントに参加してみると良いでしょう。
車好きな方が集まるイベントやミーティングは、旧車やカスタムカー・ある1つの車種に限定したイベントなどさまざまです。
セブンに特化したイベントも開催されているため、気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。
イベントは、同じ趣味の仲間との交流がメインのものから、車両展示がされているもの、なかにはフリーマーケットや催し物が企画されているイベントもあります。
まずはイベントに参加して、ケータハムを運転している方に良さや注意点を聞いてみても良いかもしれませんね。
【まとめ】軽規格のケータハムはスポーツカーを初めて運転する人におすすめ!
軽規格のケータハムは、軽量な車体と優れた走行性能を発揮するスポーツカーです。しかし、維持費がかかることやケータハムの運転の難しさを考慮する必要があります。
軽規格のケータハムの車両本体は、539万円〜とスポーツカーのなかでは比較的購入しやすい価格だと言えるでしょう。
ケータハムは、中古車量販店でも購入できますが、公式ホームページに記載されている正規ディーラーから購入することがおすすめです。
ケータハム専門店もあるため、ぜひ一度店舗を訪れて実際に車両に触れてみると良いでしょう。事前に試乗して、ケータハムの走行性を体験してみてくださいね。