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ハンドルの位置は同じ?イギリス製と日本製の車の違い5選!

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イギリス製の車を運転したいと思っている方は「イギリスの車のハンドルは右、左どっちだろう?」「一度運転してみたいけど、大丈夫かな」と考えることはありませんか?

イギリスの車は高級感があり快適な運転ができます。しかし、いざ車を手に入れても運転が難しければ、せっかく手に入れてもムダになってしまいますよね。

本記事では、イギリス製と日本製の車との違いを5つ紹介します。

イギリス製車と日本製の車の違い5選

  • ウインカーの位置
  • ガソリン
  • 維持費
  • デザイン
  • 車両の大きさ

結論を先に言えば、イギリスの車のハンドルは日本と同じ右側にあります。イギリス製と日本製の車の違いを知っておけば、失敗のない車選びができるでしょう。

まずは、イギリスの車と日本の車がなぜ右ハンドルなのか、その理由をみてみましょう。

イギリス車のハンドルは右側にある

タワーブリッジ, 橋, 川, ランドマーク, 歴史的, 観光の名所出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2020/11/09/22/20/tower-bridge-5727975_640.jpg

イギリスの車は右側にハンドルがあり、左側通行です。イギリスが左側通行をする理由は、車が普及する前までさかのぼります。

車を使用する前は、イギリスでは馬車を利用しており、御者が馬の中央に座って右手で鞭を使っていたため左側通行がしやすかったからです。左側通行の場合、車線の中央に近い位置に運転席を設けることで、対向車との距離を適切に判断できます。

現在、左側通行の国はイギリスのほかに、日本・アイルランド・オーストラリア・インドなどです。一方、世界的には右側通行が主流となっており、アメリカや中国・アフリカなど、さまざまな国で採用されています。

イギリス以外の欧州諸国では、フランスの影響を受けて右側通行に統一されました。その後、他の国も右側通行に変更されています。イギリスは島国のため、他国の影響を受けにくく、左側通行が維持されたといわれています。

外車といえば左ハンドルのイメージがあるかもしれません。しかし、イギリス製の車のハンドルは日本と同じ右側なので、比較的運転しやすい車だといえるでしょう。

日本の車が右ハンドルの理由

シティオブロンドン, 銀行, ロンドン, イングランド, 市, アーキテクチャ出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2019/09/16/16/01/city-of-london-4481399_640.jpg

日本が右ハンドルの車が主流である理由は、道路交通法とその歴史に由来します。

大正時代に制定された「道路取締法」により左側通行が採用されました。当時、日本は日英同盟を結んでおり、イギリスを見本としています。

また、戦後にはGHQから右側通行への変更指令があったものの、すでに左側通行であったため、公共車両の乗降口は左側通行用に作られていました。変更すると費用と時間がかかるため、日本政府は左側通行を継続したわけです。

ほかにも、江戸時代の武士も左側通行だったから、という説もあります。武士が刀を左側にさしていたため、右側を歩くと鞘がぶつかるからです。不要な争いを起こさないために、左側通行になったと言われています。

イギリス車と日本車のハンドル以外の違い①【ウインカーの位置】

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イギリスの車と日本車は同じ右側のハンドルですが、ウインカーの位置は異なります。日本の車は右にウインカーが付いていますが、イギリスの車は左側です。

「ISO(国際標準化機構)」の規定で「ウインカーは左」で「ワイパーは右」と決められているからです。

「日本の車は右にウインカーが付いているのでは?」と疑問を持った方もいるかもしれません。日本の車は「JIS(日本工業規格)」を基準にしているため、JISの「ウインカーは右」で「ワイパーは左」を採用しているからです。

しかし、日本の車をベースとしたモデルは、外車であっても日本と同じウインカーの位置のものです。しかし、国際規格を採用しているモデルが多いため、左ウインカーに早めに慣れる方が良いでしょう。

イギリス車と日本車のハンドル以外の違い②【ガソリン】

ガソリンスタンド, ガスポンプ, 給油, ディーゼル, 燃料ポンプ, 燃料出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2020/03/28/22/54/petrol-stations-4978824_640.jpg

イギリス車と日本車では、使用する「ガソリン」が異なります。おもに、イギリスの車を日本で運転する場合、ハイオクガソリンを使用する必要があります。

イギリスと日本の車のガソリンには、オクタン価という指標の違いがあります。オクタン価とは、ガソリンの自然着火のしにくさを示した数値で、数値が高いほど自然着火しにくく、エンジン内の異常燃焼を防げます。

日本のガソリンはレギュラーガソリンとハイオクガソリンの2種類が主流です。レギュラーのオクタン価は「89以上」、ハイオクは「96以上」と定められています。

一方、イギリスではレギュラー相当のガソリンのオクタン価は「95」ハイオク相当のオクタン価は「98」です。このようにイギリスのオクタン価は日本より高めです。

イギリスの車のエンジンは、高オクタン価が基準なため、日本のレギュラーガソリンではその性能を十分発揮できません。日本の車は、日本のオクタン価に設定されているため、レギュラーガソリンでも性能を発揮するんですよ。

イギリス車と日本車のハンドル以外の違い③【維持費】

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続いて紹介する、イギリス車と国産車の違いは「維持費」です。一般的に、外車の維持費は日本車よりも高くなる傾向です。

外車の維持費が高くなる理由の1つに、流通数やガソリン代に差が出やすいことです。とくに外車は部品の取り寄せに時間と費用がかかります。

また、ハイオクガソリンを使用する車種が多いため、ガソリン代も高くなるでしょう。イギリス車は走行性能が高いですが、その分燃費が悪くなる傾向です。

そもそも、イギリスの車は高級ブランドとして位置づけられているモデルもあり、アメリカ車や国産車と比べて車体価格も高額です。

少しでも車の維持費を節約したい方は、次の7点を実践してみてはいかがでしょうか?

車にかかる維持費を節約する方法

大幅な節約ができれば、車の購入費用や維持費にあてられるかもしれませんよ。

イギリス車と日本車のハンドル以外の違い④【デザイン】

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イギリス車と国産車では「デザイン」も大きな違いの1つです。イギリス車は、伝統的で高級感があるデザインが特徴で、ロールスロイスやベントレーは高級感が象徴的です。

また、アストンマーティンやロータスのようなスポーツカーは、個性的な走行性能と品質に高い評価を得ています。一方、日本車は、一般的に機能性と効率性を重視したデザインが特徴です。

これらの違いから、日本は機能性や効率性を、イギリスは歴史と伝統、そして高級感を重視していることがわかるでしょう。国の自動車産業の発展と、その国の文化や価値観が車のデザインに影響してきたようです。

イギリス車と日本車のハンドル以外の違い⑤【車両の大きさ】

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最後に紹介する、イギリスと国産車の違いは「車両の大きさ」です。ロールス・ロイスやベントレーなどの高級車や、ランドローバーのようなSUVなどの大きな車両が多い傾向です。

しかし、イギリスの一部の車種では、日本の軽自動車ほどのサイズのモデルがあります。

一方、日本車は一般的にコンパクトで、狭い日本の道路環境に適しています。また、軽車両も普及しています。

このように、日本車とイギリス車の車両の大きさの違いは、日本車がコンパクトであるのに対して、イギリス車は軽規格から大きいサイズまで、幅広い車両が普及しています。

右ハンドルの車の販売が増加している

車, 年, 古い車, ビンテージ, 自動, 自動車, クラシック, 車輪出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2016/10/04/01/03/car-1713300_640.jpg

世界では左ハンドルの車が一般的だとはいうものの、近年右ハンドルの車の販売が増加しています。

理由は、技術的な進歩が関わっています。過去には、機械式の制御システムのケーブルの配置の関係で操作感に影響を与えていました。

しかし、電子制御の普及で、右ハンドルでも差がなくなりました。車の設計や製造が容易になったため、右ハンドルの車の生産が増えています。

また、現在左側通行をしているオーストラリアやシンガポールだけでなく、これから経済的発展が見込まれるインドやマレーシアも左側通行のため、ほかの国でも右ハンドルの車の販売ができるように対応し始めています。

イギリスで運転する場合は、交通ルールを知っておこう

車, クラシックカー, ラリー, 自動車, 交通機関, アンティーク, 赤出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2017/11/21/18/39/car-2968883_640.jpg

イギリスでは、日本とは違う交通ルールがあります。同じ右ハンドルの車で左側走行でも、交通ルールが違うため、イギリスでの運転は、気を付ける必要があります。

まず、信号の色の順序が日本とは異なります。日本の信号は、青→黄→赤の順に変わりますが、イギリスでは、赤→黄→青→黄→赤の順に変わります。

また、信号の色は車が止まったときに信号が変わるように、センサーが取り付けられています。同時に監視カメラも設置していますので、信号無視をしないように気を付けましょう。

ほかにも、イギリスでは「アラウンドバスト(円形交差点)」が一般的で、日本ではあまり見られません。イギリスの高速道路から出たら信号のないロータリーになっており、ロータリ内では右回りの一方通行となっています。

交差点の右折の回り方でも違いがあり、日本が内回りなのに対して、イギリスは対向の車を大きく回る外回りで右折するなど、イギリスでは日本とは交通ルールが異なります。

【まとめ】イギリスの車と日本車との違いを知ったうえで車を選ぼう!

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本記事では、イギリス車と日本車の違いを5つ紹介しました。イギリスは日本と同じ右ハンドルで左側通行ですが、ハンドル以外の違いがあります。

イギリスや日本は右側通行で共通していますが、世界で見ると、左ハンドルが一般的です。

しかし、現在左側通行をしているインドやマレーシアの経済的発展が見込まれるため、右ハンドルの車でも対応できるようにしています。

イギリス車と日本の車の違いを知ったうえで車を選び、後悔のないようにしてくださいね。

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ちっち
旧車に憧れる介護福祉士ライター。BMWミニのおしゃれな見た目から車に興味をもち、今は旧車の雰囲気に魅力を感じている。いつかローバーミニで田舎道をドライブしてみたい。