イギリスの自動車メーカーは豊富にあり、現代車はもちろんのこと旧車も多く存在しています。
しかし、旧車に興味があったとしても「イギリスの旧車はどんなモデルがあるの?」「どこで買えるんだろう?」と、疑問を持つ方もいるでしょう。
そこで本記事では、イギリスの旧車のおもな車種を5つ紹介します。
イギリスの旧車のおもな車種5選
- オースティン ヒーレー
- ロールスロイス ファントム
- トライアンフ ロードスター
- ローバーミニ
- ジャガー ダイムラー
イギリスの旧車を購入する方法や注意点なども、あわせて解説しています。それぞれの旧車の特徴を知って、あなただけの1台を見つけてくださいね。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
イギリスの旧車のおもな車種①【オースティンヒーレー】
初めに紹介する、イギリスの旧車は「オースティン ヒーレー」です。
オースティン ヒーレーは、1952年にイギリスで生産されたスポーツカーのブランドで、オースティンとドナルド・ヒーレーのパートナーシップから生まれました。
オースティン ヒーレーの車は、そのクラシックなデザインと優れた走行性で知られています。
とくに有名なモデルは「オースティン ヒーレー100」や「オースティン ヒーレー3000」・「オースティンヒーレー スプライト」です。
なかでも、オースティンヒーレー スプライトは小型スポーツカーとして、独特なデザインと走行性で人気がありました。「フロッグアイ・スプライト」と呼ばれ、大きく丸いヘッドライトがカエルの目に似ていて、愛らしい見た目をしています。
イギリスの旧車のおもな車種②【ロールスロイスファントム】
次に紹介する、イギリスの旧車は「ロールスロイス ファントム」です。
ロールスロイス ファントムは、イギリスの高級自動車メーカー、ロールスロイスが生産しているサルーンカーです。
ファントムは1925年に販売されました。「幽霊のように静かに走る」ことから、ファントムと名づけられ、その豪華さと車両性能で富裕層から支持を得ています。
現在は、ロールスロイスはBMWグループが引き継ぎ、ロールスロイス部門の1つとなっています。しかし、時代を超えても上質な素材と快適さを追求する姿は変わっていないんですよ。
イギリスの旧車のおもな車種③【ロードスター】
3つ目に紹介する、イギリスの旧車は「トライアンフ ロードスター」です。
トライアンフは、もとは自転車メーカーとして設立され、その後オートバイ事業・自動車製造へ進出しました。トライアンフは現在では、オートバイ事業で名を残しています。
トライアンフロードスターのTRシリーズは1954年に登場し、シリーズ2代目のTR2は性能も良く価格が安かったため、人気を集めました。
スポーティなデザインと高級感のある内装・砲弾ミラーが魅力。軽快な走行性を持つロードスターTR6は、日常的にスポーツカーを乗りたい方にぴったりです。
イギリスの旧車のおもな車種④【ローバーミニ】
4つ目に紹介する、イギリスの旧車は「ローバーミニ」です。
ローバーミニは、イギリスの自動車メーカー「BMC(British Mortor Corporation:ブリティッシュモーターコーポレーション)が1959年から2000年まで生産した小型車です。
もともとは、オースチンとモーリスの2つのブランドで販売されていましたが、後に「ミニ」のブランドで統一されました。
ローバーミニは、コンパクトな設計と独特のデザインで、世界中で人気です。実用的な一般車両として広まり、バンタイプの「カントリーマン」やスポーツモデルの「ミニクーパー」が販売されています。
1994年にはBMWはミニの製造・販売権を獲得し、2001年にはBMWミニが導入されました。BMWミニは、ローバーミニの乗り心地やデザインは残しつつ、現代の基準や技術を取り入れているんですよ。BMWミニもローバーミニも、現在でも変わらず愛されています。
イギリスの旧車のおもな車種⑤【ダイムラー】
最後に紹介する「ダイムラー」も、イギリスの旧車の1つです。ダイムラーは高級自動車メーカーであるジャガーから販売されており、上品な外装とスムーズな加速が特徴です。
元々、ダイムラーは「デイムラー・モーター・カンパニー」という社名で販売していましたが、ジャガーがデイムラ―を傘下に収めました。
ジャガーがダイムラーを所有していたころの代表的なモデルは「ダイムラーダブルシックス」や「ダイムラー・ソブリン」・「ダイムラーV8」などがあります。
ダイムラーダブルシックスやソブリンは、ジャガーXJの高級版として販売されており、ダブルシックスは、12気筒エンジンを持つことから名付けられました。また、ダイムラーV8はダイムラーの特徴の1つであるV8エンジンを搭載しています。
イギリスの車を取り扱う旧車販売サイトを利用しよう
旧車を購入するためには、インターネットを使う方法があります。インターネットは、正規ディーラーや中古車量販店が実施しているサイトを利用するほか、インターネットオークションがありますよ。
イギリス車を取り扱う、欧州専門のクラシックカーオンラインショップ「E&Rクラシックス」を使用する方法もあります。
「E&Rクラシックス」は、イギリスのクラシックカーである、ジャガー・オースティンヒーレー・ロールスロイスを取り扱っています。
外国車両専門のオンラインショップは、インターネットを使い慣れている方にぴったりですよ。ただし、外国との取引に慣れていない方は、経験のある方と相談して決めた方が安心です。
購入や維持について詳しく相談したい方は、正規ディーラーや中古車量販店のインターネット販売を使用することがおすすめです。実店舗が近くにあれば、旧車に触れることもできますよ。
イギリスの車だけを扱う旧車専門店を選ぼう
旧車の購入には、旧車専門店の利用がおすすめです。イギリスの車に特化した旧車専門店なら、どのモデルを購入するか決まっていない場合でも、気軽に相談できますよ。
初めて旧車を購入する方は、販売から整備まで取り扱っている店舗が良いでしょう。今回紹介するイギリスの旧車専門店は「ECOSSE CARS(エコスカーズ)」です。
エコスカーズでは販売から整備まで対応しており、さらに、日曜日にはセルフメンテナンスの方法が学べます(有料:年会費10,000円)。
自分で点検することに自信がない方や知識を付けたい方は、プロの整備士から学んでみてはいかがでしょうか?日常的に点検することで、購入した車への愛着も深まりますよ。
イギリス車の旧車イベントがある
店舗に行ってみるほかに、イギリス専門の旧車展示会やイベントに足を運んでみることも、どのような車種があるのか知るチャンスです。
全国には、さまざまなクラシックカーイベントがありますが、なかには、旧車専門店や旧車ファンが開催しているイベントもありますよ。
イベントの内容は、展示会やスポーツカーレース・交流会など多岐に渡ります。スワップミート(不用品の交換会)やフリーマーケットで、旧車オーナーと話す機会もできるでしょう。
また、実際に旧車を運転している方から、旧車の良さや注意点が聞けるかもしれませんね。
イギリスの旧車を購入する際の注意点
イギリス製に限らず、旧車は製造から20年以上経過しており、現代車とは内部構造が異なるものもあります。点検や修理を依頼するなら、専門的な知識と経験が豊富な旧車専門店がおすすめです。
旧車は一見しただけでは傷み具合がわかりません。ドアの継ぎ目や車体の下部など、見えにくい場所に錆や傷がないか見ておきましょう。
また、経年劣化によりパーツや部品が傷みやすいものも存在しています。すでに生産終了していればパーツの取り寄せが難しく、値段も高くなる傾向です。
旧車の維持費を少しでも抑えたいと考えている方は、次の7点を見直してみてはいかがでしょうか?
車にかかる維持費を節約する方法
- 自動車保険を見直す
- 駐車場料金を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 駐車場を貸し出す
- 車をシェアリングする
- ソーラーカーポートを導入する
- 定期的に専門店でメンテナンス
保険料や自動車税など、旧車の維持にも意外と費用がかかるものです。できるところだけでも抑えておけば、安心して維持できるでしょう。
【まとめ】イギリスの旧車は車種が豊富!自分の好みを知ろう
本記事では、イギリスの旧車のおもな車種を5つ紹介しました。イギリスは過去に自動車産業が栄えていたため、旧車の種類も多く存在しています。
イギリスの旧車の購入するためには、正規ディーラーや中古車量販店・旧車専門店などがあります。それぞれの専門店もインターネットで購入できるため、なかなかお店に行けない方は、使用してみても良いでしょう。
ただし、個人で取引しているオークションやフリマアプリで購入する際は、保存状態がよくないケースもあるため注意が必要です。
イベントや旧車交流会に参加して、旧車を運転している方の話を聞くことも楽しいですよ。まずは色々な車種を見てみて、好みのモデルを探してみてくださいね。