「車載用の冷蔵庫が欲しいんだけど、購入前にデメリットを知っておきたい」と思う方もいるのではないでしょうか。
「せっかく購入したのに、思っていたものと違った…」なんて失敗はしたくないですよね。購入後に後悔しないためには、事前にデメリットを把握しておくことが重要です。
車載用冷蔵庫は、ポータブル冷蔵庫とも呼ばれており、多くの種類が販売されています。また、メーカーや製品によって、サイズや重さ、機能などもさまざまです。
この記事では、車載用冷蔵庫の主なデメリットを5つ紹介します。冷蔵庫を選ぶ際のポイントもあわせて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
車載用の冷蔵庫って?デメリットはあるの?
車載用冷蔵庫(ポータブル冷蔵庫)は、持ち運びができる小型の冷蔵庫です。多くの製品では、家庭用プラグやシガーソケットから電源を確保できる設計になっています。
また、バブル期には、初代セルシオやY31型セドリック、100系ハイエースなどの一部の車には、冷蔵庫が標準搭載されていました。
それから30数年、現代の車載用冷蔵庫は、よりコンパクトで機能も向上しています。そんな車載冷蔵庫ですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
これから、車載用冷蔵庫のデメリットを5つ紹介します。主なデメリットは、以下のとおりです。
- 車内スペースを圧迫する
- 動作音が気になる
- 電源が必要な場合がある
- 意外と物が入らない
- 本体が重たい
次項から、それぞれ確認してみましょう。
車載用の冷蔵庫のデメリット①【車内スペースを圧迫する】
車載用の冷蔵庫の1つ目のデメリットは「車内スペースを圧迫する」ことです。
車載用冷蔵庫は、コンパクトなタイプでも、幅50cm×奥行き35cm×高さ35cmほどあります。容量の大きいものは、サイズもさらに大きくなるため留意が必要です。
このように、車載用冷蔵庫を設置するには、およそ大人一人分のスペースを確保しなければいけません。
コンパクトカーや軽自動車、車に乗る人数が多い場合は、車内スペースに圧迫感を感じる可能性もあります。
車載用冷蔵庫を車に設置する場合は、乗る人数のほか荷物などを加味した上で、検討してみると良いでしょう。
車載用の冷蔵庫のデメリット②【動作音が気になる】
車載用の冷蔵庫の2つ目のデメリットは「動作音が気になる」ことです。
車載用冷蔵庫は、クーラーボックスと違い、電源を使用して稼働します。そのため、家庭用冷蔵庫ほどではないものの、動作音が発生することを念頭に入れておきましょう。
とくに、車中泊を目的として冷蔵庫を積載する場合は注意が必要です。日中や移動中は平気でも、寝る際に動作音が気になる方は少なくありません。
軽キャンプや車中泊など、就寝時の音を気にする場合は、なるべく動作音が少ない冷蔵庫を検討すると良いでしょう。
車載用の冷蔵庫のデメリット③【電源が必要な場合がある】
車載用の冷蔵庫の3つ目のデメリットは「電源が必要な場合がある」ことです。
車載用の冷蔵庫には、主に3つの電源供給タイプがあります。それぞれ以下のとおりです。
- AC電源タイプ(家庭用コンセント)
- DC電源タイプ(シガーソケット)
- バッテリー内蔵タイプ
ACやDCタイプの場合、電源がなければ稼働しません。ほとんどの車にはDCソケットが搭載されている一方で、エンジンを切ってしまうと電気供給は止まります。
車中泊など、長時間エンジンを切っておく場合は、バッテリー搭載タイプがオススメです。その他には、ポータブル電源を用意する方法もあります。
以下の車載冷蔵庫はシガーソケットやコンセントから電源を供給するタイプになっていますよ。デイキャンプなどの日帰りにもってこいかもしれません。
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「外で連泊するときも野菜とか肉とか保存したいな」という方は、少々値が張りますが、以下のソーラーパネルで充電可能な大容量バッテリーを検討してみてくださいね。
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あなたのニーズに合わせて、検討してみてくださいね。
車載用の冷蔵庫のデメリット④【意外と物が入らない】
車載用の冷蔵庫の4つ目のデメリットは「意外と物が入らない」ことです。
車載用の冷蔵庫の本体には、中身を冷却するための装置が搭載されています。見た目よりも収容できる量が小さくなるため、留意が必要です。
なかには「思ったよりも入らなかった…」と思う方がいるかもしれません。車載用の冷蔵庫を購入する際は、内容量をよく確認するようにしましょう。
基本的には、製品の説明文などに容量が記載されています。「ペットボトル500mlでは何本・350ml缶では何本」のような記載があるため、チェックしてみてくださいね。
車載用の冷蔵庫のデメリット⑤【本体が重たい】
車載用の冷蔵庫の5つ目のデメリットは「本体が重たい」ことです。
車載用の冷蔵庫は、見た目以上に重たいです。容量が10Lほどの、比較的コンパクトなサイズのものでも10kg近い重量になります。
大容量の冷蔵庫では、重量が20kgを超えるものも珍しくありません。加えて、飲み物などを入れることを加味すると、重量はさらに重たくなります。
平均的なサイズの冷蔵庫でも、中身まで含めると20kg近い重さになることを覚えておきましょう。車への積み下ろしの際は、二人以上でおこなうのがオススメです。
車載用の冷蔵庫のメリット
これまで、車載用冷蔵庫のデメリットを5つ紹介しました。
一方で、食材や飲み物を冷やしておけるのが、車載用冷蔵庫の最大のメリットです。旅先や道中で、いつでも冷たい飲み物が飲めるのは嬉しいですよね。
また、キャンプでは、料理の幅が広がるのも利点です。本来は、常温で保存できる食材しか選べません。冷蔵庫があれば、お肉や魚など、生鮮食材の保存が可能です。
製品によっては、保冷温度を-20度以下に設定できるものもあります。食材を安心・安全に運べるのが、車載用冷蔵庫の魅力です。
車に冷蔵庫を積む際の注意点
車に冷蔵庫を積む際は、いくつか注意点があります。主な内容は、以下のとおりです。
- 車内に積みっぱなしにしない
- 車と同じ電圧の冷蔵庫を選ぶ
- 安定して置ける場所に設置する
暑い日に長時間停車をする場合は、車から冷蔵庫を降ろすようにしましょう。積みっぱなしは、冷蔵庫やバッテリーの故障につながります。どうしてもやむを得ない場合は、プラグやバッテリーを抜いておきましょう。
その他、車のシガーソケットを電源元にする場合は、車と同じ電圧の冷蔵庫を選ぶようにしましょう。異なる電圧タイプでは、不具合や故障の原因になります。
車載用冷蔵庫は、中身まで含めるとかなりの重さになります。冷蔵庫が転倒した場合、怪我や事故につながりかねません。思わぬトラブルを避けるためにも、安定して置ける場所に設置するようにしましょう。
車載用の冷蔵庫を選ぶ際のポイント
車載用の冷蔵庫を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
- 容量を確認する
- 保冷温度を確認する
- 電源タイプを検討する
車載用冷蔵庫は、見た目以上に重く、設置にはある程度のスペースが必要です。そのため、大きすぎるものよりも、ちょうど良いサイズのものを選ぶことが重要です。
車載用冷蔵庫を検討の際は、本体サイズのほか、設定可能な温度や電源タイプなど、ニーズに合わせていくつか比較検討してみましょう。
【まとめ】車用の冷蔵庫を購入検討の際はデメリットを理解しておこう!
この記事では、車載用冷蔵庫のデメリットを5つ紹介しました。
車載用冷蔵庫は、見た目以上に重かったり、物が入らなかったりする場合があります。購入を検討の場合は、容量や重さ、外寸などをよく確認するようにしましょう。
一方で、車載冷蔵庫は、食材を安心・安全に持ち運べるのが最大の利点です。製品によっては、冷凍に対応しているものもあります。
冷蔵庫があることで、料理の幅が広がったり、冷たい飲み物が飲めたり、さまざまな楽しみが増えるかもしれません。
車載冷蔵庫を購入する場合は、ニーズに合わせていくつか比較検討してみてくださいね。
また、車内に食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合は、早めの対処が重要です。どうしても、汚れや匂いが落ちない場合は、車内清掃サービスを利用する方法がありますよ。
下記の記事では、車内清掃のオススメ業者を紹介しています。諦めていたシミや匂いがある場合は、ぜひ参考にしてみてください。