久しぶりに車を運転する方で「ワイパーは左右どっちだったかな?」「ワイパーの操作方法を忘れてしまった」と、いうことはありませんか?
ワイパーは、車のフロントガラスにかかった水滴をかき出す役割をしています。車を運転していれば、突然雨が降ってくる場合もあるため、慌てる前に使い方を知っておきたいことでしょう。
本記事では、車のワイパー操作を5つ紹介しています。
車のワイパー操作5選
- 位置を確認する
- 速度を変える
- ウォッシャー液の使い方
- リアワイパーの動かし方
- ワイパーがうまく使えないときの対処法
また、ワイパーを使用する際の注意点や交換時期についても解説しています。雨の日に運転ができれば、ぬれずに買い物も楽しめますよ。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
車のワイパー操作①【位置を確認しておこう】
車に乗車したときは、突然の雨に備えて「ワイパーの位置を確認」しておきましょう。
車に乗り慣れていない方や外車を運転している方は、ときどきワイパーと方向指示器(ウインカー)の位置を間違える場合があります。
車のワイパーは、ハンドルの左側にレバーが付いています。レバーを上下させることで、ワイパーを動かせますよ。
ワイパーを止めるときは、レバーを上まで戻します。レバーを戻せば、ワイパーがどの位置でも、元の場所まで戻ります。しかし、レバーを戻さずエンジンを切ると、ワイパーは戻らずその場で止まってしまいますよ。
車のワイパー操作②【速度を変えられる】
車のワイパー操作の2つ目は「速度を変えられる」ことです。ワイパーのレバーには4段階の目盛りが付いており、雨の強さでワイパーの速度を選べます。
全部で4段階あり、1段階目(INT)は、数秒に1回ワイパーが動くため、ぽつぽつと降り出した雨や小雨のときに使用できます。
2段階目(LO)と3段階目(HI)は、雨の強さによって使い分けができ、使用頻度が高い傾向です。4段階目は、大雨のときに使用します。
筆者は、大雨のときにはあまり外出しないため、夕立に遭ったときくらいにしか使用しません。しかし、使用頻度は少ないものの、あれば便利な機能ですよ。
4段階目の速度を使用するときは、かなり視界が悪い状態です。ヘッドライトを点灯し、スピードを落として走行してください。
近年は突然の豪雨で浸水などのトラブルもあるでしょう。JAFに加入していれば、大雨の水没やぬかるみからの引き上げにも対応しています。
詳しいサービス内容を知りたい方は「JAFの公式ホームページ」で確認してみてくださいね。
車のワイパー操作③【ウォッシャー液の使い方】
よく使用する車のワイパー操作の3つ目は「ウォッシャー液を使う」ことです。
ウォッシャー液は、ホコリや花粉などで視界が悪くなったときに使用します。ワイパーのレバーを手前に押すと、ウォッシャー液が噴出し、ワイパーが数回作動します。
この操作を数回繰り返すことで、ある程度視界が良くなり、運転しやすくなるでしょう。ただし、フロントガラスの汚れがひどい場合は、かえって視界が悪くなる場合もありますよ。
ウォッシャー液が出ないときは、液がなくなっている可能性も考えられます。ウォッシャー液は、カーショップやホームセンターで購入可能です。エンジンルームの左側にタンクがあるため、自分で補充できるでしょう。
車のワイパー操作④【リアワイパーを動かし方】
4つ目に紹介する、車のワイパーの操作は「リアワイパーを動かす」ことです。リアワイパーは、リアウインドウ(バックガラスウインドウ)にワイパーをかけます。
リアワイパーは、ワイパーレバーの先端を回転させるか、ワイパーレバーについているボタンを押して、切り替えをします。
レバーの先端を下に動かして(またはスイッチを押して)リアワイパーを作動させます。リアワイパーは「INT」と「ON」の2段階の速度が選べますよ。
リアウインドウは、フロントガラスのようにウォッシャー液が出ない車もあります。リアウインドウの汚れが目立つ場合は、洗車をして汚れを落とすようにしましょう。
車のワイパー操作⑤【ワイパーがうまく使えない】
最後は「ワイパーがうまく使えない」ときの対処法をお伝えします。雨の日にワイパーを使用しても「あまり雨をかいてくれないな」と感じることもあるでしょう。
そんなときは、ワイパーゴムが傷んでいるのかもしれません。ワイパーのゴムやワイパーブレードは消耗品のため、定期的に交換する必要があります。
ワイパーのゴムの交換目安はおよそ1年です。ワイパーブレードに関しては、2年に1度を目安に変えると良いでしょう。
「交換した記憶がないな」という方は、車検のタイミングで交換しているのかもしれません。車検記録を確認しながら、ワイパーが傷んでいないか点検しておくことがオススメです。
オートセンサーで使える車種もある
車の種類によっては、オートセンサーでワイパーをかける設定ができるんですよ。オートセンサーは、雨が窓に当たったことを感知して、ワイパーをかける仕組みです。
雨が急に降り出したときでも、自分で操作しなくてすむため、運転が楽になる機能です。雨の感知システムは、ルームミラーやフロントガラス付近にセンサーが設置されています。
しかし、雨ではないときでも、センサーが働く場合がありますよ。たとえば、鳥のフンや振動によってワイパーが動くことがあるからです。
窓ガラスが乾いている状態でワイパーを使用すると、ワイパーを傷める原因になります。ですから、天気の良い日は、オートセンサーのスイッチはオフにしておいた方が良いかもしれませんね。
ワイパーを立てるときはいつ?
ときどき、ワイパーを立てている車を見かけるときがありますよね。ブレードを持ち、根元からしっかり起こせば、簡単にワイパーを立てられます。
雪が多く降る地域では、雪が降りそうなときにワイパーを立てています。雪が積もったままワイパーを動かすと、雪の重みでワイパーに負担がかかるからです。
ただし、雪の日にワイパーを立てていると、屋根から落ちる雪でワイパーが破損する可能性があるため、ワイパーを立てるときは場所を選んだ方が良いかもしれません。
窓ガラスの拭き取りや乾燥のために、ワイパーを立てることもあるでしょう。うっかりワイパーを立てたまま走行すると、ワイパーが折れて、ワイパーやフロントガラスの破損につながるため注意が必要です。
リアワイパーは必要?
ワイパーの操作方法で「リアワイパーの使い方」を紹介しました。しかし、リアワイパーを設置していない方もいるのではないでしょうか。
走行している車を見ても、リアワイパーを付けていない車は多く存在しており、なかにはマスコットを付けている車も見られます。
セダンのようにリアウインドウが傾斜している車では、リアワイパーがなくても水分が自然に流れるため、リアワイパーを付けないようです。また、かいた水や汚れが車体に付くことを防ぎたいことも理由の1つです。
ですから、ワゴン車のように垂直なリアウインドウの車には、リアワイパーが必要となるでしょう。
しかし、リアワイパーの設置義務はありません。そのため、設置していなくても、車検を通すことは可能ですよ。
ワイパー利用時の注意点
ワイパーが傷んでくると、うまく水を取り除けなくなるため、視界が悪くなってしまいます。そのまま運転していると、事故やトラブルの原因になるでしょう。
ワイパーが傷むと、ワイパーを使用したときに、ゴムがこすれるような音がし始めます。異音がするときは、ワイパーのゴムを交換することがオススメです。
ほかにも、ワイパーをかけても水の筋が残る場合は、ワイパーブレードを交換するようにしましょう。
また、先にも解説したように、汚れの付着がひどく、フロントガラスが乾燥しているときにワイパーを使用すると、ワイパーの寿命を縮めるため注意が必要です。
【まとめ】車を運転する時はワイパー操作をしっかり覚えておこう!
この記事では、車のワイパーの操作方法を5つ紹介しました。車に乗っていれば突然雨に降られることもあるため、前もってワイパーの使い方を知っておくことが大切です。
ワイパーは車の雨水を避けるだけでなく、ホコリや汚れを取り除く役割もしています。ですから、少し視界が悪いと感じるときはウォッシャー液で流してみると良いでしょう。
ワイパーは使用頻度が高いため、少しでも違和感を覚えたときは、早めに交換することがオススメです。
雨の日に車の運転ができれば、ぬれずに買い物に行くことも可能です。雨の日の景色が良い地域もあるため、雨の日のドライブも楽しめるようにしてくださいね。