あなたは「車にポリッシャーを使ってみたいな」「失敗しないか不安だな」と思っているのではないでしょうか。
車の塗装にポリッシャーを使って研磨すると、ボディを傷つけて失敗しないか心配になりますよね。
そこで本記事では、車にポリッシャーを使ったときの失敗談7つや、研磨するときの手順や準備物についてお伝えしていきますね。
この記事を読めば、車にポリッシャーを使ったときの失敗談を元に、ボディをさらに綺麗に仕上げられるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
車にポリッシャーを使ったときの失敗談
- 圧をかけすぎた
- 機械の回転数をマックスで行なった
- 1点集中で磨いてしまった
- 水を含んだ状態で研磨してしまった
- 塗装が飛んでしまった
- 高頻度で研磨をしてしまった
- ポリッシャーの扱いが難しかった
Contents
- 1 車にポリッシャーを使ったときの失敗談①「圧をかけすぎた」
- 2 車にポリッシャーを使ったときの失敗談②「機械の回転数をマックスで行なった」
- 3 車にポリッシャーを使ったときの失敗談③「1点集中で磨いてしまった」
- 4 車にポリッシャーを使ったときの失敗談④「水を含んだ状態で研磨してしまった」
- 5 車にポリッシャーを使ったときの失敗談⑤「塗装が飛んでしまった」
- 6 車にポリッシャーを使ったときの失敗談⑥「高頻度で研磨してしまった」
- 7 車にポリッシャーを使ったときの失敗談⑦「ポリッシャーの扱いが難しかった」
- 8 車にポリッシャーを使うときの準備物
- 9 車にポリッシャーを使うときの手順
- 10 【まとめ】ポリッシャーを使うのが不安なら「洗車専門店」に依頼するのもオススメ
車にポリッシャーを使ったときの失敗談①「圧をかけすぎた」
まず始めにお伝えする、車にポリッシャーを使ったときの失敗談は、「圧をかけすぎた」ことですよ。
車を磨く際、ポリッシャーを使用すると非常に効率的な研磨が可能となりますが、強く押し付けるとコンパウンドがボディに焼き付いてしまう恐れがあります。
コンパウンドの焼き付きは、もはやポリッシャーでしか落とすことができず、研磨して消そうとすると、塗装をさらに削りすぎてしまうでしょう。
体重をかけてポリッシャーを押し付けて作業しないように、あくまで機械の揺れを抑える程度の力加減で作業してみてくださいね。
車にポリッシャーを使ったときの失敗談②「機械の回転数をマックスで行なった」
次にお伝えする、車にポリッシャーを使ったときの失敗談は、「機械の回転数をマックスで行なってしまった」点ですよ。
ポリッシャーを過度な回転数で操作すると、コンパウンドが深部まで浸透し、塗装層を大きく痛めてしまう可能性があります。
具体的に言うと、ポリッシャーの回転からくる摩擦熱により、塗装面が熱で柔らかくなり、傷が入りやすくなってしまうんですよ。
その結果、コンパウンドの塗りムラ・磨きムラ・磨き傷といった失敗につながってしまうでしょう。
ポリッシャーの回転数や構造によりますが、RYOBI RSE-1250では「3~4」、仕上げ磨きの時は「2~3」がオススメですので、参考にしてくださいね。
車にポリッシャーを使ったときの失敗談③「1点集中で磨いてしまった」
3つ目にお伝えする、車にポリッシャーを使ったときの失敗談は、「1点集中で磨いてしまった」ことですよ。
これはよくある失敗の一つで、特に目立つ傷に対して一箇所だけ集中的に磨きをかけてしまうと、その場所だけ色が褪せてしまうなど、結果的に目立ってしまうことがあります。
正しいポリッシャーの使い方は、パネル全体を見て磨き、全体を磨いたうえで気になるところにポリッシャーを当てる順番のほうが失敗しにくいですよ。
1点集中で磨いてしまうと、それだけでも塗装ムラや前述したコンパウンドの焼き付きにつながりかねません。注意しましょう。
車にポリッシャーを使ったときの失敗談④「水を含んだ状態で研磨してしまった」
4つ目にお伝えする、車にポリッシャーを使ったときの失敗談は、「水を含んだ状態で研磨してしまった」ことですよ。
ボディやバフに水滴や湿気が残った状態で研磨を行なうと、水がコンパウンドの邪魔をして、均一に磨き上げることが難しくなってしまうでしょう。
ボディやバフにちょっとでも水が残っていると、コンパウンドが伸ばされているだけで、いつまでたっても研磨されないんですよ。
仕上がりとしても、タオルで拭いてもコンパウンドが取れなく、引っ付いてしまう最悪な結果になりますので、必ず水気は完全に切ってからポリッシャーを当てましょう。
車にポリッシャーを使ったときの失敗談⑤「塗装が飛んでしまった」
5つ目にお伝えする、車にポリッシャーを使ったときの失敗談は、「塗装が飛んでしまった」ことです。
これは、塗装が薄い「バンパー」「ウィング」「ミラー」などに起こってしまう失敗で、ポリッシャーの回転数が大きく関係してきます。
上記の3つは車の構造上、突起になっている部分なため、洗車キズや風・雨などで塗装が薄くなりやすくなっています。
なおかつ、ポリッシャーの当てる角度に慣れが必要な部分なので、塗装が飛んでしまう失敗が多いでしょう。
バンパー・ウィング・ミラーにポリッシャーを当てる時は、回転数を落として施行するのと、研磨力の強いシングルポリッシャーはさらに回転数を落とすようにしてくださいね。
車にポリッシャーを使ったときの失敗談⑥「高頻度で研磨してしまった」
6つ目にお伝えする、車にポリッシャーを使ったときの失敗談は、「高頻度で研磨してしまった」ことですよ。
塗装面がボヤボヤしていると磨きたくなる気持ちはわかりますが、高頻度で研磨を行うと塗装が薄くなるだけでなく、ボディに磨き傷をつけてしまう可能性があります。
ボディ表面の塗装は「クリア塗料」「ベース塗料」「下地」「鉄板」の4つで構成されています。
古い車でよく見かける、ボディ表面に穴が空いたような塗装の剥がれは、クリア塗料やベース塗料がなくなっているものです。
ちなみにウールバフ+コンパウンドで研磨1回あたり1~5㎛削れることが分かっていますよ。(※)
年1回、車にポリッシャーを使った場合、約6年目でクリア塗料が0~10㎛しかないことが分かるでしょう。
ここまでの話から、ポリッシャーをすることで塗装の寿命を短くしかねないことが分かったはずです。
定期的にポリッシャーをしたい方は、1〜2年に1回程度に抑えておくことをオススメしますよ。
自分の車の塗装がどのくらいの厚さなのか知りたい方は、以下の膜厚計を使ってみてくださいね。
車にポリッシャーを使ったときの失敗談⑦「ポリッシャーの扱いが難しかった」
最後にお伝えする、車にポリッシャーを使ったときの失敗談は、「機械の取り扱いが難しかった」ところですよ。
ポリッシャーは大きく3種類に分かれており、1つ1つ扱いやすさが変わりますよ。
シングル・ギアアクション 研磨力が高く、初心者向きではない
ダブルアクション オービット(※)が少なく、扱いやすい
(※)オービット(回転の振れ幅、揺れが少ないと扱いやすい、その分研磨力は弱めの傾向)
特にポリッシャーを使うのが初心者であれば、ダブルアクションを選ぶことをオススメしますよ。
シングル・ギアアクションは回転数が早く、一瞬にして塗膜を削りかねません。
そのため、初めてポリッシャーを使う方は「ダブルアクション」を使ってみてくださいね。
車にポリッシャーを使うときの準備物
車にポリッシャーを使うときの準備物は以下の6つですよ。
ポリッシャーに必要な準備物
- ポリッシャー
- バフ(ウールバフ、スポンジバフ)
- コンパウンド
- クロス
- 延長コード
- マスキングテープ
特に「ポリッシャー本体」「バフ」「コンパウンド」はアイテム選びが重要です。
自分でポリッシャーをする方の中には、「できるだけ工賃を抑えたい」という場合がほとんどでしょう。
しかし、安価で質の悪いアイテムを選んでしまうと、綺麗になるボディも傷だらけになりかねません。
以下の紹介しているアイテムをぜひ使ってみてくださいね。
車にポリッシャーを使うときの手順
次にポリッシャーを使う際の手順についてお伝えしていきますね。
車にポリッシャーをするときは、「洗車」→「初期〜中間研磨」→「仕上げ磨き」を行います。
以下の項目では、初期〜中間研磨と仕上げ磨きの手順についてお伝えしています。参考にしてくださいね。
前述しましたが、ポリッシャーを使うときは、洗車後の水滴を必ず落とすことが重要です。
その他にも、ポリッシャーを使用中、バフに砂や埃が付かないように注意してくださいね。
【まとめ】ポリッシャーを使うのが不安なら「洗車専門店」に依頼するのもオススメ
本記事では、車にポリッシャーを使用する方法や失敗談、準備物について詳しく解説してきました。
しかし、「自分でやるのが難しいのかな」と思ってしまう方もいるでしょう。
そんなときは、メッキモールなどの細部の保護も行なってくれる洗車専門店に依頼するのも一つの手です。
信頼できるプロに依頼すれば、失敗のリスクも軽減でき、車を長持ちさせ、常に美しい状態に保つことが可能です。
以下の記事ではオススメな洗車専門店についてお伝えしていますので、気になる方はぜひご覧くださいね。