ドライブレコーダーはドアパンチの証拠として役立つと言われていますが、一方で「ドラレコは意味がない」という話を耳にします。
車のドアを開けたとき、うっかりドアパンチをしてしまう。こんなことは誰にでもありますよね。それでは、なぜドラレコはドアパンチの証拠として意味がないと言われるのでしょうか。
そこで本記事では、ドアパンチの証拠にドラレコは意味がないと言われる理由と、適したドラレコの選び方について解説しています。
ドラレコはあおり運転や車上荒らしの抑止力としても役立っています。適切なドラレコを選んで、自身の身を守れるようにしておきましょう。
Contents
- 1 本当にドアパンチの証拠にドラレコは意味ないのか
- 2 ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由①【カメラの画角外で事故が起きている】
- 3 ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由②【顔やナンバーが不明瞭】
- 4 ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由③【衝撃を察知しない】
- 5 ドラレコをドアパンチの証拠に提出する際の注意点
- 6 ドアパンチに「ドラレコは意味ない」は半分本当!安心できるドラレコの選び方
- 7 ドラレコ以外のドアパンチ対策
- 8 ドアパンチを見つけたときはどうすればいい?
- 9 ドアパンチの傷で保険は使用できるか
- 10 【まとめ】ドアパンチの証拠にドラレコは意味ないはうそ!適切なモデルを選ぼう
本当にドアパンチの証拠にドラレコは意味ないのか
ドアパンチの証拠にドライブレコーダーは意味がないと言われていますが、その理由は次の3つだと考えられます。
ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由3選
- カメラの画角ないで事故が起きている
- 顔やナンバーが不明瞭
- 衝撃を察知しない
上記のような理由があるものの、ソニー損保の調査による「ドライブレコーダーの設置率」によると、ドラレコの設置率は年々増加しており、2022年の49.3%から3.8ポイント上昇しています。その結果、2023年には52.5%と半数以上の方が設置している状況です。
次の項目から、ドラレコは「意味がない」と言われる理由を詳しく解説していきますので、そのまま読み進めていってくださいね。
ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由①【カメラの画角外で事故が起きている】

ドアパンチでドラレコが意味ないと言われる理由の1つ目は「カメラの画角外で事故が起きている」からです。
多くのドラレコは、前方や後方をおもに撮影しています。ドアパンチはドアの開閉で起きるため、横方向からの衝突するドアパンチは画角外になるからです。
そのため、ドアパンチが発生した瞬間が撮影されていない場合があります。ドライブレコーダーのカメラの画角に限界がある点が、ドラレコのデメリットの1つと言えるかもしれませんね。
ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由②【顔やナンバーが不明瞭】

ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由の2つ目は「顔やナンバーが不明瞭」なことです。
ドアパンチが起きたとき、とくに夜間では照明の逆光で、加害者の顔や車のナンバープレートがドラレコにはっきりと撮影されていない場合があります。
また、ドラレコの機種によっては撮影時間やデータ容量の関係から、解像度を下げて撮影しているものがあるでしょう。
とくに低価格のモデルでは、遠くの顔やナンバープレートの文字をはっきり識別するのは難しいかもしれませんね。
ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由③【衝撃を察知しない】

ドアパンチにドラレコが意味ないと言われる理由の3つ目は「衝撃を察知しない」ことです。
多くのドライブレコーダーは、衝撃を感知して録画を開始・保存する機能が搭載されています。
しかし、ドアパンチのように比較的小さな衝撃では、この機能が働かない場合があります。結果、事故の瞬間が記録されず、ドアパンチの証拠にならない可能性があるんですよ。
ドラレコには、衝撃の感度を調節できるものも販売しています。しかし、感度を高くしすぎると運転中の些細な振動でも検出し、誤警報が増える可能性も考えられます。そのため、感度設定には、細かい調整が必要です。
ドラレコをドアパンチの証拠に提出する際の注意点

ドアパンチの被害の証拠にドライブレコーダーの映像は有効です。提出する前には、次のような内容が撮影されているか確認しておきましょう。
- ドアパンチが起きた日時
- ドアパンチの瞬間
- 加害者の顔
- 相手の車両ナンバー
- 駐車場所
上記の内容を確認したら、データが上書きされないように早めに保存しておくことが大切です。
犯人が特定されるような映像がみられない場合には、警察でも探せないと言えるでしょう。その場合は、残念ながら泣き寝入りとなっているようです。
ドアパンチに「ドラレコは意味ない」は半分本当!安心できるドラレコの選び方

ドライブレコーダーを設置するなら、証拠として記録が残るモデルを選びたいですよね。
ソニー損保が実施している「2023年全国カーライフ実態調査」によると、ドライブレコーダーを選ぶ際に重視している点は1位の価格(52.2%)に次いで、「画質が良い(34.4%)」ことや「全方位の映像を記録できる(23.6%)」点が挙げられています。

ですから、ドライブレコーダーを選ぶときは、次のような機能が搭載されているモデルがおすすめです。
- 広角レンズ使用
- 夜間視認性が高い
- 衝撃録画に対応している
それぞれ詳しく解説していきます。
広角レンズ使用
ドライブレコーダーのカメラは、前後だけでなく車両の側面を撮影する、広角レンズ搭載のモデルがおすすめです。
ドアパンチの瞬間に録画開始していてもカメラ外で起きているため、衝撃音しか記録されていない場合があるからです。
事故の発生が推測できても、明確な証拠にはなりません。360度の撮影可能な機種を選べば、死角がないため安心です。
夜間視認性が高い
夜間は視界が悪くなり、ドアパンチや当て逃げが起こりやすい状況です。夜間でも鮮明な映像を記録できる高感度センサーが搭載されているモデルを選ぶと良いでしょう。
衝撃録画に対応している
衝撃録画機能を搭載しているドラレコは、車両に何らかの衝撃を感知したときに自動的に録画します。停車している車でも感知するため、ドアパンチの発生時だけでなく車上荒らしやいたずら防止にも役立ちます。
「ドライブレコーダーSINCA(シンカー)」は、これらの特徴が搭載されているモデルです。ほかの機能も知りたい方は下記の記事に記載されているので、参考にしてみてくださいね。
ドラレコ以外のドアパンチ対策

万が一のドアパンチの発生のために、ドライブレコーダーの設置は必要です。しかし、普段の運転でもある程度予防できるんですよ。
ドアパンチの多くは隣の車両との間隔が狭いために起こります。ですから、1台の駐車スペースが広く、隣に車が止まっていない場所を選ぶことが大切です。
広い駐車場であれば、風の強い日にドアがあおられてもぶつかる心配もないでしょう。また、小さい子どもがいる家庭では、チャイルドロックを活用しサポートをしながら乗り降りをする工夫も必要です。
また、ドアパンチ防止グッズを使用すれば、ドアがぶつかったときの衝撃をやわらげられます。万が一ドアパンチを受けても被害は最小限に抑えられるかもしれませんよ。
ドアパンチを見つけたときはどうすればいい?

ドアパンチを見つけた場合、その後の対応が重要です。適切に対処することで、損害の証拠を確保できるでしょう。
ドアパンチをした人が現場にいる場合、すぐに警察に連絡しましょう。警察が来る前に車の損傷の程度や状況を把握しておきます。可能であれば傷の写真も撮影しておきましょう。
現場に加害者がいない場合も警察へ連絡が必要です。ただし、車のナンバーや車種がわからなければ犯人の特定は難しいかもしれません。
逃げる姿を見た場合、無理に相手を追いかければ、新たな事故やトラブルが起こるかもしれません。何よりも先に車種やナンバーを控えておき、犯人特定の手がかりとなる証拠を集めておきましょう。
ドアパンチの傷で保険は使用できるか
ドアパンチによる傷の修理は、自動車保険を使用できます。ただし、適用範囲や条件は保険の種類によって異なるため、確認が必要です。
もしも、当て逃げをされて自分の自動車保険を使用する場合、車両保険の加入が条件です。自動車保険加入時に免責額を設定しており、免責額を越えなければ保険は支払われません。
また、車両保険を使用した場合、等級がダウンし、翌年度から自動車保険料金が上がります。そのため、修理の負担金額と上昇する保険料のどちらが安くなるか比べる必要がありますよ。
あなたの保険内容の補償が薄いと感じるときは、保険の見直しがおすすめです。「インズウェブ」なら約20社の保険会社の比較が可能なため、あなたの希望通りの補償が見つかるでしょう。
【まとめ】ドアパンチの証拠にドラレコは意味ないはうそ!適切なモデルを選ぼう
本記事では、ドアパンチの証拠にドラレコは意味ないと言われる理由を3つ紹介しました。ドライブレコーダーはドアパンチをはじめとする事故の証拠として役立ちます。
一方で、ドラレコのカメラの解析度が低く、車体の側面を撮影できないため「ドラレコは意味がない」と言われています。
しかし、ドラレコの種類によっては広角レンズを採用し、夜間の撮影も可能です。適したドラレコを選択し、安心してドライブを楽しめるようにしてください。
「どのドラレコを選んでいいのかわからない」という方には「ドライブレコーダーSINCA(シンカー)」がおすすめです。まずは公式サイトを見て、特徴を確認してみましょう。

