身に覚えのない傷を見つけたとき、自分が付けた傷かドアパンチされたものか、悩むことはありませんか?
ドアパンチの傷のつき方がわかれば警察に通報するといった、適切な対処ができるでしょう。
そこで、本記事ではドアパンチの傷のつき方の特徴を5つ解説しています。
ドアパンチの傷のつき方の特徴5選
- 縦長の傷
- 愛車以外の塗料の付着
- へこみ
- 新しい傷がある
- ドア部分に傷がある
また、ドアパンチをされたときの対処法や予防方法について解説しています。万が一、自分がドアパンチをしたときでも焦らず対処できるようにしておきましょう。
Contents
ドアパンチの傷のつき方①【縦長の傷】
初めに紹介する、ドアパンチの傷のつき方は「縦長の傷」です。ドアパンチしたときの傷の特徴の1つとして、傷の形状が挙げられます。
通常ドアパンチによる傷は、他の車のドアの端が接触したときに生じるため、線状または、半円形の傷がつくことが一般的です。
ドアパンチによる傷は擦り傷程度の場合が多いものの、場合によっては塗装がはがれるほど深くなるケースもあります。
ドアパンチの傷は、傷の位置と大きさで判断が可能です。しかし、軽い傷なら気づかない場合もあるため、駐車時に車体をチェックしておくと良いかもしれませんね。
ドアパンチの傷のつき方②【愛車以外の塗料の付着】
次に紹介する、ドアパンチの傷の付き方は「愛車以外の車の塗料が付着」していることです。これは、ドアパンチされた接触部分に他の車の塗料が愛車に付着するからです。
ですから、ドアパンチの傷に気が付く多くのケースは、他の車の塗装が付いているからかもしれません。
相手の車の塗料がついていれば、その塗装を手掛かりに車の種類やモデルを調べることも可能です。
塗装から車の持ち主が特定できれば、傷の形状で犯人かどうか判断できるかもしれません。最後に警察で事故の状況を話し、保険会社に連絡することで傷を修復できるでしょう。
ドアパンチの傷のつき方③【へこみ】
ドアパンチによる傷のつき方は「へこみ」の程度でもわかりますよ。へこみは、愛車のボディに他の車のドアが強く当たることでつきます。
また、車のドアの端がぶつかってできた傷の程度は、ドアの角度や強さによって異なり、へこみの位置で接触した車の大きさを推測できるでしょう。
例えば、SUVが乗用車にぶつかった場合、SUVは普通車よりも車高があるため、高い位置に傷ができると考えられます。
一方、コンパクトカーにぶつけられた場合、コンパクトカーは普通車よりも車のサイズが小さいため、比較的低い位置にできます。ただし、車がへこんだ場合は、板金塗装の修理が必要ですよ。
ドアパンチの傷のつき方④【新しい傷がある】
ドアパンチでできた傷のつき方が「新しい傷かどうか」で判断することもありますよ。新しい傷なのに、運転手の身に覚えがないのなら、ドアパンチをされた可能性も考えられるからです。
一般的に古い傷は、時間とともにホコリや汚れが付着するものです。新しい傷は、傷自体がきれいで汚れがなく、塗装の残りが傷の周辺に残っていることもあります。
そのため、よほど車に興味がない方や助手席側に小さな傷が付いていた場合を除けば、比較的見つけやすいのではないでしょうか。
古い車で傷が多い方も、新しい傷には気づかない可能性もありますよ。しかし、要は車をじっくり見ているかどうかなので、古い車でも大事に乗っている方は見つけられるかもしれませんね。
ドアパンチの傷のつき方⑤【ドア部分に傷がある】
最後に紹介するドアパンチの傷のつき方は「ドア部分に傷がある」ことです。ドアパンチによる傷は通常、車の側面、とくにドアの中央付近につきやすくなります。
サイズは小さく、数cmである場合が多いでしょう。ドアパンチの傷は、先に紹介したような特徴をいくつか含んでおり、例えば「ドアの中央部分に縦長の傷が残っている」というような場合がほとんどです。
強い力が加われば、傷は深くなりへこみもみられるでしょう。浅い傷ならカーショップで販売している、タッチアップペンやスプレーで修復できるかもしれません。
しかし、接触した車の塗装がつくほど傷が深い場合は、個人で修復することは難しいため、専門店で板金塗装を依頼するようにしてくださいね。
ドアパンチされた際の対処法
万が一、ドアパンチされたときは、まずは被害状況を把握するために傷の程度や塗料の付着などを確認してください。
ドアパンチは交通事故の扱いになるため、警察を呼びましょう。ドアパンチによる物損事故は、保険を使って車の傷を修理できるため、保険会社にも連絡することも大切です。
ドアパンチされたところを目撃したものの「逃げられてしまった」という声もよく耳にします。そのときは、ナンバーを控えたりスマホで撮影したりしておきましょう。
車を運転していると、ドアパンチの他にもトラブルが起きる場合がありますよ。JAFなら、運転中に起きやすいガス欠やパンクなどにも対応しています。興味のある方は次の記事をご覧くださいね。
ドアパンチをして逃げた場合はどうなる?
ドアパンチは交通事故として扱われるため、逃げた場合は「当て逃げ」として扱われる場合がありますよ。
当て逃げをした場合「道路交通法違反」となり、1年以下の懲役、または10万円以下の罰金が科せられます。
罰金のほか、加点・減点がされれば免停になる可能性も高いでしょう。しかし、きちんと物損事故として扱えば、そこまで厳しい処分はありません。
また、当て逃げされてしまった場合、相手がわからなくても、まずは通報して警察に対処してもらいましょう。
ドアパンチは軽い事故だと思われますが、逃げた場合は罰則を受けることを念頭におくことが大切です。
ドアパンチで逃げられるのを防ぐには
ドアパンチで逃げられることを防ぐためには、万が一のときに備えることが重要です。例えば、駐車をする際は、周囲に少し警戒心を持ち、他の車との間隔を広くとることが大切です。
また、セキュリティアラームの取り付けも有効です。セキュリティアラームは、盗難対策に使用するものですが、人が車に触れることで警報音が鳴ることで周囲の注目を集め、犯人は逃げにくいかもしれません。
ほかにも、ドライブレコーダーなら駐車中の状況がデータとして残るため、事故の証拠として使用されています。
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ドアパンチを防ぐ方法
ドアパンチを防ぐためには、周囲の様子に注意して駐車することが大切です。隣同士が詰まっていない、ドアを開けるスペースが十分ある駐車場を選びましょう。
風の強い日はドアがあおられやすいため、特に気を付ける必要がありますよ。どんな日でも、ゆっくりとドアを開閉することが大切です。
ドアパンチを防ぐためには、グッズを使うことも有効です。例えば、ドアパンチガードは、ドアのエッジに取り付けて愛車に傷が付かないようにするものです。
一方、ドアエッジモールは、ドアのエッジに付けることで隣の車に当たっても傷が付くことを防止できます。
ドアパンチ防止グッズは、カーショップやインターネットなどで購入できますよ。バンパーに取り付けるグッズもあるため、自分に合った商品を選んでくださいね。
【まとめ】ドアパンチの傷のつき方をチェックして、適切な対応をしよう!
本記事では、ドアパンチの傷のつき方を5つ紹介しました。ドアパンチの傷には特徴があり、その特徴は1つだけでなく複数持ち合わせていることも多いでしょう。
ドアパンチをされたら焦らず、状況の記録をして警察に届け出をしてください。逆に、ドアパンチしてしまった場合、すぐに謝罪し警察に連絡してくださいね。
「これくらい大丈夫だろう」と思って放置すると「当て逃げ」だと判断されて、法的責任が生じるかもしれません。
ドアパンチは、運転手の不注意で起きてしまいます。ですから、防止グッズを上手く活用し、予防と対策をしておきましょう。