「ミスタービーンに横転させられる車の名前って何かな?」「なんでいつも三輪車がいじめられるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
ミスタービーンシリーズに必ずと言っていいほど、出てくる三輪車「リライアントリーガル」を深く調べたことはないかもしれません。
そこで本記事では、ミスタービーンで出てくる三輪車「リライアントリーガル」の5つの特徴と、いじめられる理由についてお伝えしていきます。
この記事を読めば、リライアントリーガルの変わった特徴が分かるでしょう。ぜひ読み進めて参考にして下さいね。
Contents
- 1 ミスタービーンにいつも横転させられる、三輪の車
- 2 ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴①【タイヤが3つしかない車】
- 3 ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴②【普通自動車よりも税金が安い】
- 4 ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴③【ボディがFRP製】
- 5 ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴④【加速が早い】
- 6 ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴⑤【走行時の安定性が低い】
- 7 リライアントリーガルは、販売店で取り扱いしているのか?
- 8 三輪車がミスタービーンにいじめられていた理由は?
- 9 リライアントリーガルを運転するなら、普通自動車免許が必要
- 10 【まとめ】リライアントリーガルを所有するなら、自分でメンテナンスしよう
ミスタービーンにいつも横転させられる、三輪の車
ミスタービーンにいつも横転させられる三輪車「リライアントリーガル」。ローバーミニの永遠のライバルとしての顔を持っている車です。
そんなリライアントリーガルは、1973年~2002年の間に製造され、30万台が出荷されました。
リライアントリーガルは、見た目だけでなく、ローバーミニにはない5つの特徴がありますよ。
- タイヤが3つしかない車
- 普通自動車よりも税金が安い
- ボディがFRP製
- 加速が早い
- 走行時の安定性が低い
次の項目から、リライアントリーガルの変わった5つの特徴を詳しくお伝えしていきますね。ぜひ、最後まで読み進めてくださいね。
ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴①【タイヤが3つしかない車】
1つ目に紹介する、ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴は、「タイヤが3つしかない」ところです。
リライアントリーガルと、現代車を見比べてみると、タイヤの数が少ないのは目を引く特徴ですよね。
リライアントリーガルは、自動車だけど、バイクとしての立ち位置を持つ変わった車なのです。
「なんで三輪車として製造したのかな?」と気になる方もいるでしょう。その理由について、詳しくお伝えしていきますね。
ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴②【普通自動車よりも税金が安い】
2つ目に紹介する、ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴は、「普通自動車よりも税金が安い」ところです。
リライアントリーガルは、当時の労働階級者向けに、四輪よりも税金を抑えられる三輪車として製造されました。
リライアントリーガルは、日本で乗ると、「三輪小型乗用」の分類になり、年額で6,000円の自動車税を払うだけです。
税額 | |
リライアントリーガル | 6,000円 |
ローバーミニ | 33,900~39,600円 |
当時、イギリスで人気だったローバーミニと比較してみても、日本の税金で換算すると、6分の1の税額になることが分かりますね。
ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴③【ボディがFRP製】
3つ目に紹介する、ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴は、「ボディがFRP製」であるところです。
リライアントリーガルのボディは、繊維強化プラスチックという、車のエアロパーツに使われている素材で構成されています。
FRPは、軽量かつ強度が高く、錆が起きにくい素材です。
そのため、リライアントリーガルは、他の旧車よりも最先端な素材を使った車であり、車重もトップクラスで軽量になっていますよ。
ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴④【加速が早い】
4つ目に紹介するミスタービーンに出てくる三輪車の特徴は、「加速が早い」ところです。
リライアントリーガルは、軽量のFRP製なうえに、馬力があるため、加速が早いことが特徴として挙げられます。
以下、ローバーミニや現代車との比較になります。参考にしてくださいね。
車重 | 馬力 | 排気量 | |
リライアントリーガル | 400kg | 25~30PS | 598~698㏄ |
リライアントロビン | 450kg | 32~40PS | 798~848㏄ |
ローバーミニ | 710kg | 62PS | 1,300㏄ |
アルト(現行) | 670kg | 38PS | 657~658㏄ |
NBOX(現行) | 980kg | 43PS | 658㏄ |
ちなみに、リライアントリーガルの後継型「ロビン」は、現行アルトと同じくらいの馬力でありつつ、車重が200kg軽いですよ。
ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴⑤【走行時の安定性が低い】
5つ目に紹介する、ミスタービーンに出てくる三輪車の特徴は、「走行時の安定性が低い」ことです。
リライアントリーガルは、三輪自動車特有の「路面のうねりでバランスを崩しやすい」ところがあります。
そのため、でこぼこ道ではバランスを崩し、バンパーを下に擦ってしまうことが多々あります。
また、カーブ中にブレーキを踏むと、前傾の重心になってしまい、横転するので注意が必要ですよ。
リライアントリーガルは、販売店で取り扱いしているのか?
実際にリライアントリーガルを所有したい方は、旧車や輸入車専門に問い合わせしてみることをおすすめします。
リライアントリーガルは、製造台数が30万台しかなく、現存数が限りなく少ないでしょう。
中古車専門のサイトでも取り扱いをしているところがないため、購入することは難しいかもしれません。
唯一、取り扱いをしているのは、「クルマを諦めきれない・・・blog(株式会社ルパルナス)」です。
「リライアントリーガルが絶対欲しい!」という方は、上記の輸入車専門店で1度問い合わせてみることをオススメします。
三輪車がミスタービーンにいじめられていた理由は?
リライアントリーガルが、ミスタービーンにいじめられていた理由は、「ブラックジョーク的なネタ」のためです。
リライアントリーガルと、ミスタービーンが乗っているローバーミニは、当時の労働階級者むけの安価な乗り物でした。
言い方を変えれば、お金があまりない人が乗るような安価な乗り物なのです。
お金がない人が同じような人をいじめる。例えるなら「貧乏人が貧乏人をいじめる」という構図で観客に笑いを誘うギャグというわけだったのです。
リライアントリーガルを運転するなら、普通自動車免許が必要
リライアントリーガルを日本で乗るなら、「普通自動者免許」が必要になりますよ。
リライアントリーガルは、イギリスではバイクの免許があれば、運転ができます。
しかし、日本では、三輪小型乗用扱いのリライアントリーガルを運転するなら、普通自動車免許が必要になるのです。
もし、リライアントリーガルを運転する際は、自分の運転免許証を確認してから運転してくださいね。
【まとめ】リライアントリーガルを所有するなら、自分でメンテナンスしよう
リライアントリーガルを所有するなら、自分で整備ができるようにしておきましょう。
リライアントリーガルは専門店がないため、自分でメンテナンスする習慣が必要になってきます。
どうしても、整備困難な箇所がある場合は、旧車専門または英国車専門の整備士に依頼したら、メンテナンスをしてくれるかもしれませんよ。
最低限、以下の3つは自分でメンテナンスできるようにしておいてくださいね。
- オイル・オイルエレメント交換
- タイヤ交換
- 冷却水補充
また、ミスタービーンが乗っている「ローバーミニ」について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧くださいね。