「車は現金で買うな」「現金一括で買うともったいない」という意見を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
なぜ、そのようなことが言われるのか気になりますよね。
車の購入方法で失敗しないためには、現金で支払うデメリットとメリットを理解しておくことが重要です。
この記事では「車は現金で買うな」と言われる理由を7つ紹介します。現金支払いのメリットもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
”車は現金で買うな”と言われる7つの理由
- 現金一括は値引きがされにくい
- 一括購入は大きな出費になる
- 予算によって選択肢が制限される
- クレジットカードならポイントが貯まる
- 無料オプションを受けにくい
- 現金の準備に手間がかかる
- お金を貯める間に車体価格が上がる可能性がある
次項から、それぞれ確認してみましょう。
Contents
- 1 車は現金で買うなと言われる理由①【現金一括は値引きがされにくい】
- 2 車は現金で買うなと言われる理由②【一括購入は大きな出費になる】
- 3 車は現金で買うなと言われる理由③【予算によって車の選択肢が制限される】
- 4 車は現金で買うなと言われる理由④【クレジットカードならポイントが貯まる】
- 5 車は現金で買うなと言われる理由⑤【無料オプションを受けにくい】
- 6 車は現金で買うなと言われる理由⑥【現金の準備に手間がかかる】
- 7 車は現金で買うなと言われる理由⑦【お金を貯める間に車体価格が上がる可能性がある】
- 8 車を現金一括で購入するメリット
- 9 カーシェアサービスを利用する方法もある
- 10 【まとめ】車を購入する際は自分に合う方法を検討しよう
車は現金で買うなと言われる理由①【現金一括は値引きがされにくい】
車は現金で買うなと言われる理由の1つ目は「現金一括は値引きがされにくい」ことです。
車の購入者が、ディーラーの用意したローンを利用する場合、ディーラー側にもさまざまなメリットが発生します。
ディーラーが受ける主なメリットは「ローン会社からのバックマージン」や「振り込みの遅延回避」などです。ローンによる購入が歓迎されるのには、このような理由があります。
一方で、現金一括の場合、ディーラー側にはローンほどのメリットがありません。そのため、現金一括購入の場合、ローンと比較して値引きがされにくい傾向があるのです。
車は現金で買うなと言われる理由②【一括購入は大きな出費になる】
車は現金で買うなと言われる理由の2つ目は「一括購入は大きな出費になる」ことです。
現金一括で車を購入する場合、数百万円以上の大金を用意しなければいけません。その他、車の購入後には、ガソリン代や保険料、税金など、さまざまな費用がかかってきます。
今後のやりくりを考える上で、車体購入による貯蓄の大幅な減少は、日常生活の不安材料になりかねません。
現金一括で車を購入する場合は、病気やケガなど、不測の出費にも対応できる範囲で検討しましょう。
車は現金で買うなと言われる理由③【予算によって車の選択肢が制限される】
車は現金で買うなと言われる理由の3つ目は「予算によって車の選択肢が制限される」ことです。
現金一括の場合、選択肢は予算内で購入できる車種やグレードのみに限られます。乗りたい車や搭載したいオプションがある場合でも、妥協が必要になるかもしれません。
また、車は一度購入したら数年にわたって乗り続けるケースが多く、すぐに買い替えるのは難しいでしょう。
そのため、ローンを組んで希望の車種やグレードを選択する人は少なくありません。このように、購入後の後悔を防ぐために「車は現金で買うな」と言われるケースがあります。
車は現金で買うなと言われる理由④【クレジットカードならポイントが貯まる】
車は現金で買うなと言われる理由の4つ目は「クレジットカードならポイントが貯まる」ことです。
車を購入する際は、現金のほかにクレジットカード払いも選択できます。クレジットカードのメリットは、支払額に応じたポイントが付与されることです。
例えば、200万円の車をクレジットカードで購入する場合、ポイント還元率が1%であれば、20,000ポイント分お得になります。
一方で、クレジットカードで車を購入する場合は、上限額に注意が必要です。事前に利用可能額の確認や、支払い回数のシミュレーションをしておきましょう。
車は現金で買うなと言われる理由⑤【無料オプションを受けにくい】
車は現金で買うなと言われる理由の5つ目は「無料オプションを受けにくい」ことです。
ディーラーによっては、ローンで車を購入する人のために、キャンペーンを用意している場合があります。
例えば、カーナビの無料アップグレードや、ドライブレコーダーの無料設置、宿泊チケットのプレゼントなど、内容はさまざまです。
一方で、現金一括での購入者に対しては、これらのキャンペーンが用意されていないケースも珍しくありません。現金一括購入には、このような特典を受けづらいデメリットがあります。
車は現金で買うなと言われる理由⑥【現金の準備に手間がかかる】
車は現金で買うなと言われる理由の6つ目は「現金の準備に手間がかかる」ことです。
車を現金一括で購入する場合、数百万円以上の現金を事前に準備しなくてはいけません。口座からお金を引き出すために、ATMや銀行窓口に行く人も多いでしょう。
ところが、ほとんどの銀行は15時で終了する上に、休日は利用できません。また、ATMは引き出しに限度額が設定されているケースが多く、1回で用意できない可能性があります。
週末休みの忙しい人にとっては、現金の準備にかかる手間や時間がネックになる場合があるのです。
車は現金で買うなと言われる理由⑦【お金を貯める間に車体価格が上がる可能性がある】
車は現金で買うなと言われる理由の7つ目は「お金を貯める間に車体価格が上がる可能性がある」ことです。
現金一括で車を購入する場合、事前に少しずつ貯金する人もいるでしょう。場合によっては、その期間が数年にわたるケースもあるかもしれません。
欲しい車が決まっていて、目標の金額が明確であっても、物価の高騰やモデルチェンジによって、車体価格が上昇する可能性があります。
このように、車種や購入のタイミングによっては、ローンを組んで金利を払った方が安くなるケースもあるんです。
車を現金一括で購入するメリット
これまで「車は現金で買うな」と言われる理由を紹介してきました。
とはいえ、現金一括購入にはメリットもあります。主なメリットは以下のとおりです。
- 総支払額が安くなる
- ローンによる負担がない
- 車の所有者が自分名義になる
現金一括購入の最大のメリットは、総支払額が安くなることです。一括購入の場合、ローンや分割払いのような金利負担がありません。
その他、車の所有者が自分名義になるのも、一括購入のメリットです。手続きが完了した日から、自身の所有物になるため、売却などの際も制限がありません。
車を現金一括で購入するデメリットを確認したい場合は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
カーシェアサービスを利用する方法もある
前項まで「車を現金で買うな」と言われる理由や、現金一括購入のメリットをお伝えしてきました。
一方で、あえてマイカーを所有しない方法もあります。自身で車を所有する場合、数十万円〜数百万円の資金が必要です。
とくに、高級車を購入する場合、その額はさらに大きくなるでしょう。そこで、オススメなのが、必要な時だけ車が借りられる「カーシェアリングサービス」です。
カーシェアリングサービス「Anyca」では、コストを抑えながら、高級車や珍しいクラシックカーに乗れますよ。
Anycaについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
【まとめ】車を購入する際は自分に合う方法を検討しよう
この記事では「車は現金で買うな」と言われる理由を7つ紹介しました。
車を現金一括で購入する場合、まとまった資金が必要になります。貯蓄が大幅に減ることで、やりくりの予定が立てづらくなるかもしれません。
その他、予算によっては、希望の車種やグレードを妥協しなくてはいけないケースもあるでしょう。しかし、一度車を購入した場合、すぐに買い替えできるものではありませんよね。
後悔を防ぐためには、購入後の生活を見据えて検討することが重要です。現金一括による車の購入を検討の際は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
以下の記事では、車を購入した後の維持費を節約する方法を解説しています。ぜひ、こちらも参考にしてみてください。