車とブルートゥース接続ができない？5つの原因と対処法とは

車で音楽を流したいときに「ブルートゥースにうまく接続できない」「どうしたらいいの？」と、悩むことはありませんか。

ブルートゥースは、ケーブルを使用せず無線でデータを送受信できるため、スピーカーやイヤホン・マウスなど多くの端末で使用されています。

音楽を聴きながらだと、いい気分でドライブを楽しめますよね。しかし、うまくつながらないと、それだけで気分が下がってしまうでしょう。

そこで本記事では、車とブルートゥース接続ができない原因を5つ紹介しています。

ブルートゥースの接続ができないときの対処法や、ブルートゥース以外に車内で音楽を流す方法も解説しています。ぜひ、最後までご覧ください。

車とブルートゥースの接続ができない原因①【ペアリングできていない】

車とブルートゥースが接続できない原因の1つに「ペアリングができていない」ことがありますよ。

ペアリングとは、車とブルートゥースで接続したい機器同士がデータ交換をし、無線で使える状態にすることです。

使用機器のブルートゥース設定がオフになっている場合、うまくペアリングできません。まずは、接続したい機器のブルートゥース接続設定がオンになっているか、確認しておきましょう。

使用する機器によって接続方法は異なるため、事前に取扱説明書で確認してくださいね。ペアリングできた場合、接続先の機器に端末名（または型番）が表示されますよ。

車とブルートゥースの接続ができない原因②【PINコードが正しくない】

ブルートゥース接続ができない原因は「PINコードが正しくない」場合もあります。

PINコード（またはパスキー）は、接続したい端末同士の認証に使われるコードです。ペアリングが成功すると、PINコード入力画面が端末に表示されますよ。

PINコードを入力しても接続されない場合、単純な入力ミスの可能性もあるため、もう一度ペアリングと入力をやり直してみましょう。

PINコードは、一般的に接続機器に表示されるか、取扱説明書に記載されていますよ。PINコードが分からないときは、取扱説明書で確認してみてくださいね。

車とブルートゥースの接続ができない原因③【接続できる台数を超えている】

車とブルートゥースの接続ができない原因の1つに「接続できる台数を超えている」ことがありますよ。

車のブルートゥースは、一般的に同時接続できる端末の台数に制限があります。接続可能台数を超えていると新たに接続できないため、使っていない機器の接続解除が必要です。

余計な端末情報が残っているなら、削除しても良いでしょう。同時に接続できる台数は端末によって違うため、それぞれの取扱説明書で確認してくださいね。

車とブルートゥースの接続ができない原因④【ほかの機器が干渉している】

車とブルートゥースが接続できない原因は「ほかの機器が干渉している」からかもしれませんよ。

ブルートゥースは、2.4GHz帯の電波を使用しています。この周波数はワイヤレスイヤホンやスマホなど使われている電子機器が多く、たとえば5GHz帯はWi-Fiの電波に、300MHz帯なら産業用リモコンの電波に使用されています。

他の機器が電波を干渉していると、ブルートゥースの接続がうまくいかなくなるでしょう。また、ブルートゥース接続可能な範囲にほかの電子機器が近くにあると、干渉しやすくなります。

ですから、使わない機器のブルートゥース設定をオフにしたり、機器の置き場所を変えたりして、接続しやすい環境にしておくことが大切です。

車とブルートースの接続ができない原因⑤【スマホが対応していない】

車とスマホをブルートゥースで接続できない場合「スマホが対応していない」ことも、原因になっていることもありますよ。

ブルートゥースのバージョンとスマホが対応していない場合、互換性に問題が発生するかもしれません。ですから、OSを最新にアップデートしてみることがおすすめです。

また、スマホが機内モードになっている場合、ブルートゥース機能はオフになってしまいますよ。

ブルートゥース設定がオンになっているか確認する際に、機内モードがオンになっていないかチェックしてみてくださいね。

ブルートゥースに接続できないときの対処法

ブルートゥースの接続がうまくいかない場合は、スマホの再起動をしてみると良いですよ。

スマホを再起動することによって、不具合が解消される場合があります。再起動後、もう1度ブルートゥース設定を有効にし、接続できるか試してみてください。

また、接続先だけでなくカーナビやカーオーディオも再起動をしたり、ブルートゥース設定がオンになっているか確認してみることも大切です。もしかしたら、ペアリングのやり直しも必要になるかもしれません。

これらの操作を試してみても接続できない場合は、機器の故障も考えられます。解決しないときは、修理や交換が必要な場合も考慮しておきましょう。

ブルートゥース接続以外で、車内で音楽を聴く方法を知っていると便利ですよ。

上記2点について、次の項目から詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。

ブルートゥース以外に車で音楽を聴く方法①【FMトランスミッターを使用する】

ブルートゥース以外で車で音楽を聴くためには「FMトランスミッターを使用する」方法がありますよ。

FMトランスミッターとは、FMラジオの帯域を使用して音楽が流せる機器です。スマホやMP3プレーヤーとFMトランスミッターを接続し、選択したFM周波数に合わせることで、車のスピーカーから音楽再生が可能です。

ブルートゥースに接続できないときやブルートゥースが使えない車でも、車内で音楽を楽しめますよ。

ただし、FM電波の状況によっては音質が悪くなる可能性もあります。FM電波は障害物が多い場所では届きにくく、電波は混信しやすいため、他の機器に干渉される点も考慮しましょう。

ブルートゥース以外に車で音楽を聴く方法②【USB/AUXケーブルでつなぐ】

ブルートゥース以外に車で音楽を聴く方法は、他にもありますよ。USBやAUXケーブルでスマホやオーディオ機器を直接つないで音楽を再生する方法です。直接音楽再生機器とオーディオをつないでいるため、音質は良くノイズや遅延がないことがメリットです。

USBケーブルを使用するときは、使用する機器にUSBポートが搭載されているか確認しておきましょう。一部の機器では充電しか対応していないUSBポートがありますよ。

AUXケーブルは、音楽再生機器のイヤホンジャックとカーオーディオ機器のAUX入力ポートを接続して使います。

AUXケーブルを使用する際は、スマホや音楽プレーヤーにイヤホンジャックがあるか確かめてくださいね。スマホによっては、イヤホンジャックが廃止されているため、その場合は変換ケーブルを使用しましょう。

ブルートゥースを使用する際の注意点

ブルートゥースを車で接続する際は、使わない機器のブルートゥース機能をオフにすることが大切です。

ブルートゥースの設定をオンにしていると、機器から常に電波を発信しているため、バッテリーの消耗が早くなりますよ。

また、不正アクセスをされると、ブルートゥースの設定をオンにしているだけで、情報を抜き取られてしまう可能性も考えられます。

ブルートゥースはペアリングをすませておけば、次の使用から自動的に接続されます。そのため、使っていないほかの機器にも接続されてしまい、接続エラーが起きたり、通話内容がオーディオから流れたりする場合もあるため、注意が必要です。

【まとめ】車とブルートゥースが接続できなくても音楽を再生する方法はある

本記事では、車とブルートゥースが接続できない原因を5つ紹介しました。ブルートゥースは、無線でカーオーディオに接続可能なため、スマホをカバンに入れたままでも音楽を流せるため便利です。

ブルートゥースに1度接続しておけば、次から自動的に接続できますよ。ブルートゥースが接続されないときは、まずは端末を再起動し、設定しなおしてみると良いでしょう。

それでも接続が難しいときは、機器の取扱説明書などで確認し、メーカーの問い合わせが必要になるかもしれません。

USBやAUXケーブルを使用すれば、ブルートゥースを使わなくても車内で音楽が流せますよ。対応端末かどうかを確認し、ドライブを楽しんでくださいね。