「走行中の車からカラカラと異音がするけど、どうしたらいいの…?」「このまま走行を続けて大丈夫かな…」と不安を抱えていませんか?
普段は聞こえない音が聞こえてくると心配になってしまいますよね。
車から異音が聞こえた際、必要以上に焦ってしまわないためにも、原因を把握しておくことが重要です。
この記事では、走行中の車から”カラカラ”と異音がするケースを5つ紹介します。原因がわかれば、不安が少し解消されるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください。
【カラカラと異音がする5つのケース】
- 加速時に鳴る
- 曲がる際に鳴る
- 走り出しの際に鳴る
- アイドリング中も鳴る
- マフラー付近から聞こえる
それぞれ確認していきましょう。
Contents
走行中の車からカラカラと異音がするケース①【加速時に鳴る】
走行中の車からカラカラと異音がするケースの1つ目は「加速時に鳴る」です。
車が加速する際に”カラカラ”と鳴る場合は、ノッキングが原因になっている可能性があります。ノッキングが原因の場合は、低速走行時に鳴りやむのが特徴です。
通常、エンジンは点火プラグ等の装置によって、適切なタイミングで燃焼します。一方で、本来とは異なるタイミングで燃焼した際に、ノッキングが発生します。
アクセルを踏み込んだ際など、加速時に”カラカラ”と鳴る場合は、ノッキングが原因になっているかもしれません。
走行中の車からカラカラと異音がするケース②【曲がる際に鳴る】
走行中の車からカラカラと異音がするケースの2つ目は「曲がる際に鳴る」です。
走行中、カーブを曲がる際にカラカラと異音がする場合は、シャフトやブレーキ、サスペンション関連のパーツが破損している可能性があります。
また、タイヤに近い部分のパーツが破損している場合は、足回りに近い場所から異音が聞こえることもあります。
カーブを曲がる際のカラカラ音には、さまざまな原因があるため特定が困難です。安易に判断せず、早めに修理店にみてもらうようにしましょう。
走行中の車からカラカラと異音がするケース③【走り出しの際に鳴る】
走行中の車からカラカラと異音がするケースの3つ目は「走り出しの際に鳴る」です。
エンジンの始動時や走り始めに”カラカラ”となる場合は、プーリーやその周辺のベアリングが破損している可能性があります。
プーリーは、ベルトを介して動力を伝達するための部品です。プーリーやその周辺には、停車している車体を動かし始める際に、大きなエネルギーが加わります。
そのため、走り出しの際にカタカタやカラカラといった異音が鳴る場合は、プーリーやベアリングが破損しているかもしれません。
走行中の車からカラカラと異音がするケース④【アイドリング中にも鳴る】
走行中の車からカラカラと異音がするケースの4つ目は「アイドリング中も鳴る」です。
走行中だけではなく、アイドリング中にもカラカラと異音が鳴る場合は、エンジンマウントの破損が考えられます。
走行中やアイドリング中、エンジン付近から常に”カラカラ”や”カタカタ”と聞こえる場合は、エンジンマウントが外れている可能性があります。
音が小さいからと言って放置してしまうと、エンジンやその他のパーツの破損につながりかねません。早めに修理に出すようにしましょう。
走行中の車からカラカラと異音がするケース⑤【マフラー付近から聞こえる】
走行中の車からカラカラと異音がするケースの5つ目は「マフラー付近から聞こえる」です。
カラカラの異音が、マフラー周辺から聞こえる場合は、マフラーの故障や変形が原因かもしれません。
例えば、車体が振動する際にカラカラと鳴る場合は、マフラーの変形によってボディに接触している可能性があります。
その他、マフラーの中に破損したパーツのかけらや、小石などの異物が入ってるケースも考えられます。いずれの場合も、早めに修理店などでみてもらうのがオススメです。
走行中の車からカラカラと異音が聞こえたらどうする?
エンジンは、さまざまなパーツで構成されています。エンジンの稼働や、走行中の振動などによってもカラカラと音がなる場合があります。
その他、走行中は小石などが、ボディやホイールに当たります。そのため、カラカラと聞こえたからといって、すべてが故障とは限りません。
一方で、聞き慣れないカラカラ音や、明らかな異音を感じる場合は注意が必要です。普段とは違う異音が聞こえた場合は、すぐに走行を中止しましょう。
カラカラ音の原因がわからない場合は「ゴミが入っただけだろう」と安易に判断せず、ディーラーや修理店など、プロの力を借りるのが得策です。
車からカラカラと異音が聞こえた際にして欲しいこと
車からカラカラと異音が聞こえる場合は、なるべくその時の状況を記録するようにしましょう。
修理に出す際、異音が聞こえた時の状況がわかれば、原因を絞ることができます。記録を残す際の具体例は、以下のとおりです。
- どのような速度だったのか
- 発進時や加速時だったのか
- カーブを曲がる際だったのか
- アイドリング中はどうだったのか
- どの周辺から聞こえたのか
わかる範囲で、できる限り詳しく記録しておくと良いでしょう。また、カラカラと鳴る前後の状況や、天候・気温なども記録しておくのがオススメです。
走行中の車からカラカラと異音がする際の注意点
走行中の車からカラカラと異音がする場合は、なるべく早めに修理に出すようにしましょう。
音が小さいから大丈夫だろうと、走行を継続した場合、大きな故障につながる可能性があります。破損が大きくなった場合は、修理にかかる費用も高額になってきます。
とくに、カラカラ音が大きい場合や、振動をともなうようであれば、すぐに走行を中止しましょう。道中、これ以上の走行が危険だと判断した場合は、ロードサービスを利用する方法があります。
下記の記事では、ロードサービスの利用方法や、費用について解説しています。ロードサービスの利用がわからない方や初めての方は、ぜひ参考にしてみてください。
修理費用が高額になる場合は手放す選択もある
カラカラと異音がする車を、なるべく安く修理したい場合は、一般的な修理店に依頼するのがオススメです。
ディーラーでは、修理の際に純正パーツを使用するため、費用が高額になる傾向があります。純正パーツにこだわらない場合は、修理店を検討すると良いでしょう。
それでも費用が高額になる場合は、手放す選択肢がでてくるかもしれません。乗っている車が古い場合は、買い替えも含めて、さまざまな方法を検討すると良いでしょう。
下記の記事では、車を手放すお得なタイミングを解説しています。車を手放す選択肢がある場合は、あわせて参考にしてみてくださいね。
【まとめ】日頃から定期的なメンテナンスを心がけよう
この記事では、走行中の車からカラカラと異音がする際の原因と注意点を解説しました。
カラカラと明らかな異音がする場合は、いずれかのパーツが破損している可能性が高いです。その際は、無理に走行を続けず、早めに修理に出すようにしましょう。
愛車を故障から守り、長く乗り続けるには、日頃のメンテナンスが必要不可欠です。定期的な洗車やメンテナンスを心がけましょう。
下記の記事では、愛車に長く乗るためのコツや、メンテナンスのポイントを紹介しています。具体的なメンテナンス方法がわからない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。