「洗車で高圧洗浄機を使って、もっと愛車をピカピカにしたい」「水圧が強いから使うのはダメって聞いたことがあるけどどうなの」と思っているのではないでしょうか。
車好きな方なら洗車をもっと効率的にしたり、もっと綺麗に汚れを落としたりするうえで、高圧洗浄機を使いたいと思っている方もいるでしょう。
そこで本記事では、洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由5つと、正しい使い方についてお伝えしていきますね。
洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由
- 水圧でボディがへこむ恐れ
- 塗装やコーティングが取れる可能性
- ヘッドライトやテールランプなどの樹脂パーツが破損する可能性
- 再塗装したての車は避けた方が良い
- 洗浄機の騒音が近所に迷惑をかけてしまう
この記事を読めば、高圧洗浄機で洗車の効率を格段にアップさせる方法が分かるのと、愛車を傷つけないやり方が分かるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由①「水圧でボディがへこむ」
まず始めにお伝えする、洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由は、「水圧でボディがへこむ」からですよ。
高圧洗浄機は頑固な汚れも簡単に落とすことができますが、その使い方によっては車のボディをへこませてしまうかもしれませんよ。
高圧洗浄機の水圧は非常に強力で、近距離から照射すると金属製のボディもへこむ可能性があります。
特に現代の車は、衝突時の衝撃を緩和させるために、へこみやすくなっています。
そのため、高圧洗浄機の力が集中するとあっという間にへこんでしまうのです。
高圧洗浄機を使うときは、ボディに対して垂直に当てることがないように注意しましょう。
洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由②「塗装が取れる可能性」
次にお伝えする、洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由は、「塗装が剥がれてしまう」ことですよ。
年式が古い車や表面の塗装が薄くなっている場合、高圧洗浄機の水圧で剥がれてしまう可能性があります。
「洗浄機を使ったら塗装が剥がれてしまった!」といった場合、一部だけ塗り直すことは難しく、全体を塗り直すことになるでしょう。
高圧洗浄機が原因で塗装を塗りなおす事になっては、せっかくの洗車も台無しになってしまいますよね。
高圧洗浄機を使って洗車するときは、必ず車体の塗装状態を確認しておきましょう。
洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由③「樹脂パーツが破損する」
3つ目にお伝えする、洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由は、「樹脂パーツが破損する」ことですよ。
年式が古い車やパーツの劣化が激しい場合、特にヘッドライトなどの樹脂パーツが割れる可能性があります。
特に、屋外駐車で新車から10年以上経過している車両は、ヘッドライトやテールランプなどのパーツが破損するかもしれません。
「大切なクラシックカーだから壊したくないな」という方は、高圧洗浄機を直接樹脂パーツに当てることがないように注意しましょう。
洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由④「再塗装した車は避けた方が良い」
4つ目にお伝えする、洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由は、「再塗装したての車は避けた方が良い」ことですよ。
再塗装したての車に、高圧洗浄機を使ってしまうと、鉄板と塗装の密着剤がはがれてしまう恐れがあるので、避けた方が良いでしょう。
鉄板と塗装が定着するまで1~2か月かかりますので、その間は高圧洗浄機での洗車は控えてくださいね。
また、塗装後の1~2か月は、洗車をこまめにしたり、磨き上げやコーティングをしたりするのは控えましょう。
洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由⑤「騒音で近所に迷惑をかけてしまう」
最後にお伝えする、洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由は、「機械の騒音が近所に迷惑をかけてしまう」点ですよ。
高圧洗浄機を使うときの騒音は、約60~80db(デシベル)もありますので、洗車するときの時間帯や近隣への配慮が大事ですよ。
目安 | 騒音値(デシベル) | 例 |
静か | 20~30db | ささやき声 |
普通 | 40~50db | 図書館や静かな事務所 |
うるさい | 60~70db | 掃除機やテレビ |
きわめてうるさい | 80~90db | 犬の鳴き声や地下鉄の車内 |
100~120db | 自動車のクラクション |
高圧洗浄機の代表格である「ケルヒャー」でも、約70~80dbの騒音値なので、使う時間帯を考える必要がありますね。
高圧洗浄機を使うときは、朝方や夜中を避けて、日中に使うようにしてくださいね。
洗車で高圧洗浄機を使うメリット
洗車で高圧洗浄機を使うことで、洗車時間の短縮になるだけでなく、以下の5つのメリットがありますよ。
高圧洗浄機を使うメリット
- 洗車時間の短縮
- 頑固な汚れが落ちる
- 隙間の汚れが取れやすくなる
- フォームガンの取り付けが可能になる
- セルフ洗車機よりも汚れが落ちやすい
軽度な汚れであれば、高圧洗浄機を使うことで塗装面を直接ブラシでこすることなく、ボディ全体を綺麗にすることができます。
また、高圧洗浄機のノズルには、フォームガンの取り付けができるため、車両全体にシャンプーの泡を吹きかけられるんですよ。
このように、高圧洗浄機を取り入れることで、時短につながるだけでなく、洗車をもっと楽しく行なえるでしょう。
洗車で高圧洗浄機を使うデメリット
しかし、前述したようなメリットがある一方で、高圧洗浄機を使うときのデメリットも無視できません。
大きなデメリットとして、車に損傷を与える可能性があるということです。
高圧洗浄機を使うデメリット
- パーツの破損
- ボディがへこんでしまう
- 周りへの騒音問題
「パーツの破損」「水圧によるボディの変形」「騒音」など、注意点に気を付けながら使用してみてくださいね。
また、洗車で高圧洗浄機を使ううえで、正しい使い方を知っておくと、ボディに傷をつけることなく愛車を綺麗にできるでしょう。次の項目で詳しくお伝えしていきますね。
高圧洗浄機の正しい使い方
高圧洗浄機を正しく使うためには、以下のポイントを覚えておくとよいでしょう。
高圧洗浄機の正しい使い方
- 車体の上から下へ高圧水を当てる
- ボディに対して垂直に当てない
- 足回りが汚れていたら先に流す
高圧洗浄機のノズルは車から適切な距離を保ち、常に動かすように心掛けてください。これにより、一箇所に水圧が集中するのを避けることができます。
また、ノズルの向きをボディと垂直方向にしてしまうと、水圧で車体を歪ませてしまうかもしれません。
必ず、ボディに対してノズルの向きを斜め方向に向けるようにしてくださいね。
フォームガンを使えばさらに洗車が楽になる
前述しましたが、高圧洗浄機と併用してフォームガンを使用することで、より洗車作業が楽になります。
フォームガンは洗浄剤をきめ細かい泡で噴霧できるアイテムであり、車両全体をムラなくシャンプーできるでしょう。
洗車専門店でも、フォームガンで施行しているところもあるので、「洗車をしっかり自分でやりたい!」という方は、取り入れてみてもいいかもしれませんね。
また、ケルヒャーとフォームガンは互換性があるので、以下のリンクから確認してみてくださいね。
【まとめ】ダメな使い方で車に傷をつけないようにしよう
本記事では、洗車で高圧洗浄機を使うのがダメな理由5つと、正しい使い方についてお伝えしてきました。
高圧洗浄機の正しい使い方を実践して、あなたの愛車をさらにピカピカにしてみてくださいね。
また、「プロの専門業者に依頼してみたいな」という方は、洗車専門店に依頼することをオススメしますよ。
以下の記事では、洗車専門店のオススメな店舗をお伝えしていますので、併せてご覧くださいね。