日頃から自宅で洗車をする方の中には「井戸水で洗車をしても大丈夫かな?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
井戸水は水道水よりも安価で利用できるケースがあるため、可能なら井戸水を利用して節約したいと考えてしまいますよね。
一方で、井戸水での洗車には、さまざまなリスクがあるため注意しなければいけません。
この記事では、井戸水で洗車する際の注意点と、井戸水を使用した場合の対処法を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
Contents
洗車時に井戸水を使用するのはオススメしない
洗車は、愛車を大切にする上で必要なメンテナンスの一環ですが、その際に井戸水を使用するのはオススメしません。
一見綺麗に見える井戸水ですが、そこに含まれるカルシウムや鉄分、ミネラルなどの成分が車の塗装に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
洗車後の洗い流しに井戸水を使用した場合、これらの含有成分がボディに付着し、シミになるケースも珍しくありません。
井戸水が原因で付着したシミは落ちにくく、車の見た目や価値を損ねる要因にもつながります。自身で洗車をおこなう際は、水道水や純水などを利用するようにしましょう。
洗車時に井戸水を使用するリスク3選
洗車時、どうしても井戸水を使用する場合は、リスクがあることを理解しておく必要があります。
これから、井戸水を利用する際のリスクを3つ紹介します。主な内容は以下のとおりです。
- シミがつく
- 微細な傷がつく
- 修復に手間がかかる
それぞれの内容を詳しく確認してみましょう。
洗車時に井戸水を使用するリスク①【シミがつく】
洗車時に井戸水を使用するリスクの1つ目が「シミがつく」ことです。
井戸水には、水道水と比較してカルシウムやナトリウム、カリウムなどのミネラル成分が多く含まれています。
洗車時に井戸水を使用した際、これらの成分が乾燥することで、白っぽいシミや水垢となってボディの表面に残ります。
また、これらのシミがひどくなってしまった場合、簡単に除去できなくなるケースもあるため注意が必要です。
水垢やイオンデポジットなどによるシミができてしまった際、ポリッシャーの利用を検討する方がいるかもしれません。
一方で、ポリッシャーの扱いに慣れていない方や初めて使用する場合は、車に傷をつけてしまう可能性があるため注意が必要です。
下記の記事では、ポリッシャー使用時の失敗談を紹介しています。ポリッシャーの扱いに不安を感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
洗車時に井戸水を使用するリスク②【微細な傷がつく】
洗車時に井戸水を使用するリスクの2つ目は「微細な傷がつく」ことです。
井戸水に含まれる微細な砂やゴミは、洗車の際に車の塗装を傷つける可能性があります。とくに、濃色系のボディカラーの場合、細かな傷が目立ちやすいため注意しなければいけません。
せっかく丁寧に手洗い洗車をしても、井戸水が原因で傷がついてしまっては勿体無いですよね。
このような事態を防止するためにも、洗車時に井戸水を使用するのは控えるようにしましょう。
洗車時に井戸水を使用するリスク③【修復に手間がかかる】
洗車時に井戸水を使用するリスクの3つ目は「修復に手間がかかる」ことです。
井戸水が原因で発生したシミを放置してしまった場合、ボディにこびり付いてしまう危険性があります。
このようなシミを除去するためには、専用のクリーナーやコンパウンドなどが必要です。また、こびり付きがひどい場合は、プロへの依頼が必要になることもあるでしょう。
井戸水の使用によって付着してしまったシミを除去するためには、こうした手間やコストがかかることに留意しておかなければいけません。
洗車時に井戸水を使用した際の対処法3選
洗車時にどうしても井戸水を使用しなければいけない状況や、その後の影響を知らずに使ってしまった場合の対処法を3つ紹介します。主な対処法は、以下のとおりです。
- 井戸水で仕上げない
- ボディに水分を残さない
- イオンデポジットクリーナーを使う
基本的には井戸水を使用しないのがベストですが、どうしても井戸水で洗車をおこなう場合は、これからお伝えする内容を参考にしてみてくださいね。
それでは、内容を確認してみましょう。
洗車時に井戸水を使用した際の対処法①【井戸水で仕上げない】
洗車時に井戸水を使用した際の対処法の1つ目は「井戸水で仕上げない」ことです。
自身で洗車をおこなう際、どうしても井戸水を使用する場合は、最後に水道水や純水を使って洗い流すようにしましょう。
これにより、井戸水のミネラル分がボディに残るのを防ぎ、シミや水垢の発生リスクを低減できます。
水道代を節約する目的で井戸水を使用する場合は、最後の仕上げで水道水を使うと良いでしょう。
ところで、自身で洗車をおこなう方の中には、高圧洗浄機の導入を検討する方もいるのではないでしょうか。
高圧洗浄機を使うことで効率的に洗車ができる一方で、ボディにダメージを与えてしまう危険性もあります。
下記の記事では、洗車時に高圧洗浄機を利用する際の注意点や、正しい使い方を解説しています。高圧洗浄機の扱いに不安を感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
洗車時に井戸水を使用した際の対処法②【ボディに水分を残さない】
洗車時に井戸水を使用した際の対処法の2つ目は「ボディに水分を残さない」ことです。
前項では、洗車時に井戸水を使用する際の対処法として、最後の仕上げを水道水や純水でおこなう方法をお伝えしました。
一方で、水道水や純水の準備が難しいケースがあるかもしれません。その場合は、ボディの水分(井戸水)を残さず拭き取るようにしましょう。
この際、ボディの水分が蒸発する前に、素早く拭き上げるのがポイントです。ドアの間やミラーなど、細かい部分の水分も忘れずに拭き取っておきましょう。
洗車時に井戸水を使用した際の対処法③【イオンデポジットクリーナーを使う】
洗車時に井戸水を使用した際の対処法の3つ目は「イオンデポジットクリーナーを使う」ことです。
井戸水によるシミが発生してしまった場合は、イオンデポジットクリーナーを使用することでシミを除去できる可能性があります。
一方で、シミが付着したまま放置してしまうと、イオンデポジットクリーナーでは対処できなくなる場合があるため注意が必要です。
シミに気づいた際は、できる限り早めに対処するようにしましょう。
【まとめ】洗車時に井戸水を使用するのは控えよう!
この記事では、洗車時に井戸水を使用する場合のリスクをお伝えしました。
一見、水道水との見分けがつかない井戸水ですが、そこにはたくさんのミネラルや微細な粒子が含まれています。
洗車で井戸水を使用する場合、これらの粒子によってボディに細かな傷がついてしまう可能性があるため注意が必要です。
その他、井戸水が原因でイオンデポジットなどのシミが発生するケースもあります。こうしてできたシミには、落ちにくい性質があるため厄介です。
これらのトラブルを防止するためにも、洗車時は井戸水の使用を控えるのがオススメです。どうしても井戸水を使用する場合は、本記事を参考に対処してみてくださいね。
本記事をご覧の方の中には「洗車機を使う方が楽かな」と考える方もいるでしょう。一方で、洗車機に慣れていない方や、使い方がわからない方がいるかもしれません。
そこで、ガソリンスタンドの洗車機の使用方法をわかりやすく解説しました。事前に使い方を確認しておきたい方は、ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。