「ガソリンってどのタイミングで入れるべき?」「ガス欠したらどうしよう」このように考えることはありませんか?
ガソリン残量半分で給油するという方もいれば、ガソリンランプが点灯するまで給油しない、という方まで、人によってガソリンを入れるタイミングはさまざまです。運転に慣れない方にとっては、いつが良いか悩む方もいるでしょう。
本記事では、ガソリンを入れる適切なタイミングを3つ紹介しています。
ガソリンを入れる適切なタイミング3選
- 残り3分の1になったとき
- ガソリンが安いとき
- 高速道路を運転する前
自分に合った給油タイミングが見つかれば、安心してドライブを楽しめるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
ガソリンを入れる適切なタイミング①【残り3分の1になったとき】
初めに紹介する、ガソリンを入れる適切なタイミングは「残り3分の1になったとき」です。
経済産業省が発表している「揮発油販売業者・給油所数の推移」よると、ガソリンスタンドの数は年々減少しており、ピーク時の平成7年には、約5万9,000カ所あったガソリンスタンドが、令和3年には約2万8,000カ所にまで減少しています。
そのため、ガソリンが残り3分の1程度になったときに給油することがオススメです。ガソリンスタンドによっては、24時間開いていない場合や休店日があるかもしれません。
ギリギリまでガソリンを入れずに運転していると「いつガス欠になるか」心配です。渋滞に巻き込まれてしまうと、さらに給油できなくなるでしょう。
ガソリンがあれば、災害時のスマホの充電や明かりの確保としても役立ちますよ。ですから、ガソリンの残量で給油のタイミングを決めておけば、ガス欠を防げるかもしれませんね。
ガソリンを入れる適切なタイミング②【ガソリンが安いとき】
次に紹介するガソリンを入れる適切なタイミングは「ガソリンが安いとき」です。ガソリンスタンドによっては、曜日や時期によってキャンペーンをおこなっています。
普段から使用している店舗がある方は、キャンペーンや割引日が把握しやすく、給油スケジュールが立てやすいでしょう。
できれば、自分の通勤先やドライブの道中にあればベストです。安さのために遠くのガソリンスタンドまで行っても、かえって消費するガソリンの方が高くつく場合もありますよ。
ガソリンを入れる適切なタイミング③【高速道路を運転する前】
最後に紹介するガソリンを入れる適切なタイミングは「高速道路を運転する前」です。高速道路でガス欠すると、道路交通法第75条の10の違反にあたります。
そのため、高速道路に乗る前は、どれくらいガソリンが残っているかチェックすることが大切です。
また、ガソリンランプがついてから約50km走行できるといわれています。しかし、車種によってガソリン残量は異なるうえに、運転の仕方によってガソリンの消費量は変わるでしょう。
前述したとおり、全国的にガソリンスタンドの数は減少しており、高速道路のガソリンスタンドも同様に減ってきています。100km以上ガソリンスタンドがないサービスエリアもあるため、高速道路に乗る前は給油しておきましょう。
効率の良いガソリンを入れるタイミングはある?
どうせガソリンを入れるなら、何とかオトクに入れる方法はないか、と考える方もいるでしょう。
ガソリンを入れるときは、クレジットカードでポイントを貯めれば、いつも通りにガソリンを入れているだけで、知らないうちにポイントが貯まっていくでしょう。
現金派の方は、給油する店舗を決めておいて、現金用の会員カードを作っておくことがオススメです。
また、セルフのガソリンスタンドは、フルサービスのガソリンスタンドよりも安い傾向です。しかし、地域によってはセルフの方が高い場合も考えられるため、周囲の店舗と比較すると良いでしょう。
給油ランプ点灯後のガソリンを入れるタイミング
どんなに気を付けていても、給油ランプがついてからガソリンが減っていることに気付く場合もありますよね?
前述したとおり、一般的にガソリンランプの点灯から約50km走行可能と言われていますが、車種によってガソリン残量やガソリン消費量は異なります。
給油ランプ点灯後は、加速・減速の頻度を減らし、一定の速度で運転し、ガソリンの消費を抑えましょう。
ガス欠は、運転手が気を付ければ防げる可能性が高いものです。ですから、普段から自分のガソリンを入れるタイミングを決めておき、早めの給油を心がけてくださいね。
ガソリンは満タンに入れるのがベスト?
ときどき、ガソリンを満タンにすると「車体が重くなるから燃費が悪くなる」という話を耳にします。そのような方は、ガソリンを常に真ん中ぐらいまでに抑えている傾向です。
しかし、確かに多少は燃費の差はあるようですが、節約するほどの効果はみられません。
ほかにも「古いガソリンと新しいガソリンが混ざるのは良くないから、空になるまで給油しない」という方もいます。しかし、よほど古いガソリンでなければ、混ざったものを使用しても問題ありません。
ですから、ガス欠のリスクや災害時の備えを考えると、満タンにしておく方が良いでしょう。ガソリンは、満タンにしておく方が安心してドライブが楽しめますよ。
ガソリンはどれくらいの期間保存できる?
車庫に車を入れたままにしていると、ガソリンは古くなってしまいますよ。一般的にガソリンは、約6カ月もつと言われています。
ただし、保管環境に依存するため冷暗所で約6カ月、夏場や屋外であれば約3カ月で劣化し始めます。あまり運転する機会がない方は、2~3カ月で使い切れる量を給油することがオススメです。
ガソリンの酸化が進むと、エンジンの故障や車の火災の原因になります。車を1週間程度乗らない方は、ガソリンを満タンにしておいて、酸化や錆びを防止しておきましょう。
しかし、劣化の基準や期間は特に決められていないため、ガソリンの変色やいつもと違うニオイを感じたら、使うのはやめるようにしてくださいね。
ガス欠してしまったときの対処法
自分なりのガソリンを入れるタイミングを決めていても、うっかり忘れてしまうかもしれません。そんなとき慌てないように、ガス欠になったときの対処法を覚えておきましょう。
ガス欠になったときの対処法は次の2点です。
- ガソリンスタンドに持ってきてもらう
- ロードサービスを利用する
ガス欠になったときは、近くのガソリンスタンドに電話して、ガス欠になったことを相談してみてください。運べる場所なら、持ってきてもらえるかもしれません。
ガソリンスタンドが近くないときや断られてしまったときは、自動車保険やJAFのロードサービスの利用がオススメです。
JAFは非会員でも利用できますが、会員はガス欠であれば無料で来てもらえますよ。JAFのロードサービスの詳しい内容を知りたい方は、「JAFの公式ホームページ」をのぞいてみてくださいね。
ガソリン給油の際の注意点
ガソリンを入れる際には、注意点もありますよ。万が一ガス欠してしまった場合、モーターやエンジンに負荷がかかり、車故障につながります。ですから、ガス欠をしないように、ガソリンの給油を心がけることが大切です。
また、ガソリンタンクのガソリンは、残りが少なくなるとタンク内の空気に触れている時間が、満タンにしているときよりも長くなるため、劣化が早くなるでしょう。
しかし、満タンの方が良いからといって、入れすぎも危険です。ときどき、セルフのガソリンスタンドでストッパーが止まってからも継ぎ足して給油する方がいます。
ガソリンは引火点が低く、静電気でも火災が起こりやすくなっています。万が一、給油口からガソリンがもれると大きな事故にもつながるため、ガソリンの入れすぎに注意してくださいね。
【まとめ】自分に合ったガソリンを入れるタイミングを決めて、ガス欠しないようにしよう
本記事では、ガソリンを入れる適切なタイミングを3つ紹介しました。ガス欠をしてしまうと、追突の危険性も高いため「ガソリン残量が3分の1になったら入れる」などのルールを決めて給油することが大切です。
近くのガソリンスタンドの割引日や、ポイント還元率の高い日を狙えば、安くて効率の良い給油ができるかもしれません。
また、ガソリン残量が少なくなっても、一定の走行スピードを保ちアイドリングを減らせれば、ガソリンの消費を抑えられるでしょう。
それでもガス欠をしてしまったときは、慌てずJAFや自動車保険のロードサービスに救援要請をしてくださいね。