ドライブ中に、ガス欠しそうになって焦ったことはありませんか?「道の真ん中で止まったら焦ってしまう」「どうすればいいの?」と、対処の方法に悩む方もいるでしょう。
ガス欠は予防できるものですが、油断すると起きてしまいます。そんなときに、裏ワザを知っていれば、うまくトラブルに対処できるかもしれません。
そこで本記事では、ガス欠になったときの裏ワザを厳選して3つ紹介しています。
ガス欠になったときに知っておきたい裏ワザ3選
- 家族や友人に依頼する
- 車を押してガソリンスタンドまで行く
- ガソリンスタンドから持ってきてもらう
世間で言われている「裏ワザ」のなかには、安全性の低い方法もありますよ。ガス欠時の適切な対処法や注意点についても解説しています。
安心してドライブを楽しむためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
Contents
- 1 ガス欠になったときの裏ワザ①【家族や友人に買ってきてもらう】
- 2 ガス欠になったときの裏ワザ②【車を押してガソリンスタンドまで行く】
- 3 ガス欠になったときの裏ワザ③【ガソリンスタンドから持ってきてもらう】
- 4 ガス欠になったときに避けたい裏ワザ①【水を入れる】
- 5 ガス欠になったときに避けたい裏ワザ②【友人の車からガソリンを分けてもらう】
- 6 ガス欠になったときに避けたい裏ワザ③【車を揺らす】
- 7 ガス欠になったときはJAFや保険会社に連絡しよう!
- 8 万が一、ガス欠したら安全を確保しよう
- 9 ガス欠する前にチェックしておきたいこと
- 10 【まとめ】ガス欠の裏ワザは危険な方法もあるため、JAFや保険を利用しよう
ガス欠になったときの裏ワザ①【家族や友人に買ってきてもらう】
初めに紹介する、ガス欠になったときの裏ワザは「家族や友人にガソリンを買ってきてもらう」ことです。ガソリンは、身分証明書や規定の容器を準備しておけば購入できるんですよ。
ただし、ガソリンを携行缶に入れて持ち帰る場合は、ガソリンスタンドのスタッフに入れてもらう必要があります。
また、ガソリンの取扱いによる事故や事件があったため、1日に販売できるガソリン量が決まっています。なかには販売自体していない場合があり、購入前に確認が必要です。
ガソリンが届くまでは安全な場所で停車し、後続車の走行を妨げないようにしましょう。ハザードランプを点灯し、周囲に知らせることも忘れないようにしてくださいね。
ガス欠になったときの裏ワザ②【車を押してガソリンスタンドまで行く】
次に紹介する、ガス欠になったときの裏ワザは「車を押してガソリンスタンドまで行く」ことです。
手押しで車を動かす方法は、まずハザードランプを点灯させ、シフトレバーを「ニュートラル」に入れます。次にサイドブレーキを解除して動かせる状態にしましょう。
ただし、この方法はガソリンスタンドが近くにあり、かつ車を押せる人数がいる場合に有効です。一人が窓の外からハンドル操作を行い、他の人が車を押すと楽に動かせるでしょう。
ガス欠になったときの裏ワザ③【ガソリンスタンドから持ってきてもらう】
最後に紹介する、ガス欠になったときの裏ワザは「ガソリンスタンドからガソリンを持ってきてもらう」ことです。
ガソリンスタンドによっては、事情を話せば現場までガソリンを持ってきてもらえます。ですから、まずは近くのガソリンスタンドに電話をかけて相談してみましょう。
また、ガソリンの給油には配達料や手数料がかかる場合があるため、同時に確認しておいてくださいね。
これらの裏ワザは、ガス欠になったときの一時的な対処法です。しかし、ガス欠は予測できるため、給油を忘れないように心がけることが大切です。
また、ガス欠になったときに次のような「裏ワザ」を聞いたことはないでしょうか?
- 水を入れる
- 友人の車からガソリンを分けてもらう
- 車を揺らす
上記3つの裏ワザは、安全性は低いため避けた方が良いでしょう。次の項目から詳しく解説していきます。
ガス欠になったときに避けたい裏ワザ①【水を入れる】
ガス欠になったときに「水を入れる」という裏ワザを聞いたことはないでしょうか?
ガソリンと水は重さが異なるため分離されます。そのため「タンクのガソリンが吸出し口まで届くのでは?」と、考えたからです。
しかし、エンジンをかけるときは空気とガソリンに点火し、燃焼することで車が動かせる仕組みをしています。ですから、水を入れてもエンジンがかからないことが分かるでしょう。
水を入れるとかえってエンジン内にまで浸水し、故障する可能性が高いため、ガソリンの代わりに水を入れるのはやめてくださいね。
ガス欠になったときに避けたい裏ワザ②【友人の車からガソリンを分けてもらう】
「友人の車からガソリンを分けてもらう裏ワザ」も、安全性の理由から、あまりおすすめできません。
ガソリンの取扱いには専門的な知識が必要です。ガソリンのもれや火災が起きる可能性も高いため、止めておきましょう。
もし、友人からガソリンを分けてもらえる状況なら、友人に頼んでガソリンを買いに行ってもらうか、ガソリンスタンドに持ってきてもらうよう頼んでくださいね。
ガス欠になったときに避けたい裏ワザ③【車を揺らす】
ガス欠になったときに「車を揺らす」ことが有効な裏ワザだと言われています。それは、車を揺らした振動で燃料が吸出し口まで移動し、わずかな量でも使えるようになると考えるからです。
この方法で成功した方のケースもみられます。しかし、タンクの底に残っているガソリンの量によって結果は異なるでしょう。
さらに、実際に走れたところで1kmも走れるかどうかわかりません。ガソリンスタンドが目の前にあるときは良いかもしれませんが、あまり期待できない方法だといえるでしょう。
ガス欠になったときはJAFや保険会社に連絡しよう!
ガス欠は起きる場所によっては危険が多く、家族や友人に頼めない場合もあります。そんなときには、JAFや自動車保険会社に依頼すると安心です。
自動車保険のロードサービス内容に、ガス欠の対応をしている場合があります。念のため、確認しておくと良いでしょう。
また「JAFは非会員だと使えない」と思う方もいるかもしれませんが、会員以外でも利用できますよ。
ただし、会員か非会員かによってかかる費用が異なります。JAFの会員なら無料で使えるロードサービスがあり、ガス欠も無料のサービスの一つです。
JAF会員ならこの場合、ガソリン代のみの負担ですみますが、非会員なら加えてサービスカーの通行料や燃料代の16,770円が必要です。
他にもJAFのサービス内容が知りたい方は、下記の記事をご覧ください。24時間365日対応してもらえるため安心ですよ。
万が一、ガス欠したら安全を確保しよう
普段からガス欠にならないように気を付けていても、うっかり給油し忘れることもあるでしょう。
筆者の住む地域では、ガソリンスタンドの数がここ数年で半数程度に減少しており、タイミングを逃すとガス欠しそうな瞬間を、何度か体験しています。
万が一ガス欠しそうになったときは、完全に車が動かなくなる前に安全な場所に停車することが大切です。
車を停車させたらハザードランプを点灯し、三角表示板を出して周囲に車が停車していることを知らせましょう。
そのうえで、ガソリンスタンドやロードサービスに依頼し、給油してもらうようにしてくださいね。
ガス欠する前にチェックしておきたいこと
ガス欠を防ぐためには、ガソリンランプが点灯する前に給油することが大切です。とくに初めて行く場所は、カーナビや地図アプリでガソリンスタンドの位置を確認しておくことがオススメです。
下記は、JAFの会員を対象に、ドライブ中に給油するタイミングをアンケート調査した結果です。
最も多かったのが「4分の3減ったら」というもので、「半分になったら」「3分の2減ったら」が続きます。ドライバーの7割超が、燃料が半分から4分の3まで減った段階でガソリンスタンドに向かっていることがわかりました。
このように、給油するタイミングを決めておくことや、長距離運転する前に給油しておくというような対策が必要です。
また、高速道路でのガス欠は周囲への危険性も高く、道路交通法(第75条の10)の違反行為に当たります。ですから、高速道路に乗る前はガソリンスタンドに寄ってから走行するようにしてくださいね。
【まとめ】ガス欠の裏ワザは危険な方法もあるため、JAFや保険を利用しよう
本記事では、ガス欠になったときの裏ワザを3つ紹介しました。ガス欠をしたときは車を動かせないため、周囲の助けが必要です。
また、ガス欠の裏ワザのなかには「それで対処できた人がいた」という程度で、安全性が低いケースもあります。
ですから、車を運転する前には、ガソリンが足りているか普段からチェックする習慣をつけておくことも大切です。
また、万が一ガス欠してしまったときは安全面を考えて、JAFや自動車保険のロードサービスを利用することがオススメです。
JAFなら加入者が運転しているなら、マイカーでなくてもサービスが利用できます。詳しい内容は「JAFの公式ホームページ」で確認してみてくださいね。