「ガソリンに添加剤を入れるタイミングはいつ?」「本当に添加剤って必要?」と考えることはありませんか?
車の状態を維持するために「添加剤を入れた方が良い」という話を聞いた方もいるでしょう。
本記事では、車に添加剤を入れるタイミングを3つ紹介します。
車に添加剤を入れるタイミング
- 燃費が落ちてきたとき
- オイル交換のとき
- 給油前
添加剤はエンジン内の汚れを落とし、燃費が良くなる効果が期待できます。添加剤の選び方や注意点についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ガソリンに添加剤を入れるタイミング①【燃費が落ちてきたとき】
ガソリンに添加剤を入れるタイミングの1つとして「燃費が落ちてきたとき」が挙げられます。
エンジン内部は、エンジンが動くときに出る金属粉や劣化したエンジンオイルがたまり、エンジン内部が汚れてしまいます。これにより、燃費が悪くなってしまいます。
添加剤には防酸化剤が含まれており、汚れが溶かされエンジンオイルと混ざって消費することで、エンジン内部をキレイにするんですよ。
しかし、添加剤の効果はすぐに表れるわけではありません。すぐに体感する方もいますが、たとえ体感できなくても、エンジン内の汚れを洗浄し、燃焼パワーがアップする可能性は高いでしょう。
ガソリンに添加剤を入れるタイミング②【オイル交換直前】

ガソリン添加剤を入れる適切なタイミングの1つに「オイル交換」の直前が挙げられます。エンジンオイルが新しい状態であれば、ガソリン添加剤でエンジン内部の汚れとオイル交換で出た汚れも一緒に排出できるからです。
また、ガソリン添加剤は毎回使う必要はありません。エンジンをかけたときに違和感を覚えるときや、以前より燃費が落ちたと感じるときに使うことがオススメです。
一般的にオイル交換は、5,000km走行後、または半年ごとに行います。次のオイル交換までのタイミングで再度、添加剤を入れる頻度が良いでしょう。
添加剤は、エンジン内部の洗浄を目的としており、機械のトラブルそのものは解決できません。添加剤を使っても改善しないときは、ディーラーや専門店に相談するようにしてくださいね。
ガソリンに添加剤を入れるタイミング③【給油前】

最後に紹介する、ガソリン添加剤を入れるタイミングは「給油前」です。添加剤を給油する前に入れておけば、ガソリンを入れる勢いで、添加剤とガソリンがタンク内で適切に混ざり合うからです。
添加剤がエンジン全体に均等に行き渡れば、添加剤の効果は最大限に発揮するでしょう。また、添加剤を入れる際は、添加剤の容器をよく振ってから注入しましょう。
また、ガソリンを入れる前に添加剤を入れておくと、ガソリンが給油口からあふれたり、こぼれたりすることを防止できます。安全に添加剤を入れるためにも、ガソリンの給油前にしておきましょう。
次の項目からは、ガソリン添加剤の選び方を紹介します。選び方のポイントは、次の3点です。
- 車種に合ったものを選ぶ
- 効果で選ぶ
- メーカーで選ぶ
次から、詳しく解説していきます。
ガソリン添加剤の選び方①【車種に合ったものを選ぶ】
初めに紹介する、ガソリン添加剤の選び方は「車種に合ったものを選ぶ」ことです。車種ごとにエンジンの特性や性能は異なります。車種に合った添加剤を選べば、エンジンの効率が上がり、車の寿命を延ばせるかもしれません。
具体的には、車のエンジンはターボ付きエンジンやディーゼルエンジンなど、様々なタイプがあります。もしかしたら、車のメーカー指定の添加剤があるかもしれません。
ほかにも、排気量や使用しているガソリンでも、選ぶ添加剤は異なります。古い車や走行距離が延びている場合は、長期間の汚れが蓄積されているため、強力な洗浄効果が必要です。
以下のガソリン添加剤は、ディーゼル・ガソリン車兼用できるので、「どの添加剤を使うか迷っているな」という方にオススメですよ。
ガソリン添加剤の選び方②【効果で選ぶ】

次に紹介する、ガソリン添加剤の選び方は「効果で選ぶ」ことです。添加剤の多くは、一般的に洗浄効果や燃費の向上のために使用されます。
例えば、エンジン内のカーボン汚れや沈殿物を除去する洗浄成分が添加剤に含まれています。洗浄効果が高いものを選べば、エンジンの性能を回復し、エンジンを長持ちさせられるでしょう。
他にも、燃料の酸化や劣化・タンク内の腐食を防止する効果も期待できます。カーショップに行けば定番品や新商品・即効性があるものなど、様々な効果が得られる商品が並んでいます。欲しい効果で選んで、愛車を最適な状態にしてくださいね。
ガソリン添加剤の選び方③【メーカーで選ぶ】
最後に紹介する、ガソリン添加剤の選び方は「メーカーで選ぶ」ことです。カーショップに数多くの種類の添加剤が販売しており、信頼性の高いメーカーなら、品質や性能が安定していると考えられます。
また車によっては、車のメーカー指定の添加剤が推奨される場合もあるでしょう。万が一エンジンにトラブルが起きた場合、保証してもらえないケースもみられます。
ですから、添加剤を購入する前に車種に適したメーカーなのか、確認しておきましょう。
どのようなメーカーが良いか悩んだときは、製品の評価やレビューをチェックしてみても良いかもしれませんね。
ガソリンに添加剤を入れるタイミングで効果は変わる?

ガソリンに添加剤を入れるタイミングが早ければ、添加剤の効果が変わるのか気になる方もいるかもしれません。
本来ガソリン添加剤は、蓄積された汚れを分解・除去し、エンジン性能を回復させるものです。ですから、添加剤を早めに使用しても効果は感じにくいでしょう。
また、長距離運転をしたいときや長期間運転していない車を動かすときなど、車の運転状態によっても添加剤の効果は異なります。
添加剤の効果を最大限に生かすためには、先に紹介したようなタイミングを理解したうえで、車の状態や目的に応じて添加剤を入れるようにしましょう。
新車のうちに添加剤を入れた方がいいの?

ガソリン添加剤は、新車のうちに使用した方が良いかどうかは一概には言い切れません。先にも紹介したように、ガソリン添加剤は不純物を除去し、本来の性能を発揮させる役割をしています。
新車の場合、エンジンはきれいな状態であり、必ずしも添加剤が必要だとは言えないでしょう。
ただし、新車のうちでも短距離走行といった、エンジンに負荷がかかる使い方をしていると、汚れが蓄積しやすくなります。
ですから、新車に添加剤を入れようと考える方は、エンジンに負荷がかかる運転をしていないかや、添加剤の用途や効果をよく理解してから使うようにしましょう。
ガソリンに添加剤を入れるタイミングに関する注意点

ガソリン添加剤を入れる際は、製品に記載されている使い方や取扱説明書の使用量を守るようにしてください。
添加剤は、たくさんの量を使ったとしても効果が高くなるわけではありません。添加剤の濃度の高さや使用頻度の多さで、かえってトラブルが起きやすくなるからです。
給油ごとに添加剤を入れる場合は、数カ月ごとに使うときより7割程度の量を使用して、添加剤の濃度を薄めることが必要です。
また、ガソリンは引火しやすい液体です。添加剤を入れた後は、給油キャップをしっかりと閉め、ガソリンや添加剤がこぼれないようにしてくださいね。
【まとめ】ガソリンに添加剤を入れるタイミングは、汚れが気になってからでも遅くない

本記事では、ガソリンの添加剤を入れるタイミングについて3つ解説しました。ガソリン添加剤は、頻繁に使用しなくても「燃費が落ちてきたな」と気付いたときでも遅くありません。
もし、エンジンの汚れを予防をしておきたいときは、添加剤の濃度に注意が必要です。
ガソリン添加剤は、車の車種や目的・メーカーで選ぶことがおすすめです。使用前は、取扱説明書を読んで適切な使い方をするようにしましょう。
添加剤を使用で、エンジン内をクリーンにし良い状態を維持できます。愛車を少しでも長く運転したいなら、添加剤の使用も検討してくださいね。