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レギュラーガソリンの色ってピンクなの?理由や注意点を解説

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ガソリンを見たときに「なぜ、ピンク色なんだろう?」と思ったことはありませんか。ガソリンを給油するときはノズルから直接入れるため、ガソリンの色をじっくりみたことがない方もいるでしょう。

本記事では、ガソリンがピンク色の理由と他のガソリンとの違い、ガソリンを取り扱う際の注意点についても紹介しています。

実際、ガソリンには色が付いており、ほかのガソリンと区別がつくようにしているんですよ。

ガソリンは車種によって使う種類が異なります。万が一、間違ってしまっても、対処法を知っていれば慌てる心配はなくなるでしょう。

ガソリンの色がピンクな理由

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1096099?title=%E6%B0%B4%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E6%B0%97%E6%B3%A14

ガソリンの色がピンク色に決められているのは、ガソリンだと視覚的に認識できるようにするためです。

ガソリンは可燃性があり引火性が高いため、火災や爆発の原因になりやすい性質をもっています。ガソリンに色を付けて見分けられるようにすれば、火災や事故を防げるでしょう。

ガソリンに似た液体には、身近なもので灯油や軽油があります。ガソリンと灯油が混ざると、エンジントラブルが発生したりやストーブから火災事故が起きたりしています。

このようにガソリンに色を付けて、他の燃料が混ざらないようにする役割もしています。また、セルフガソリンスタンドではノズルの色を変えて、誤給油の対策をしているんですよ。

ガソリンはJIS規格でピンク色に決められている?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4008230?title=%E7%B5%A6%E6%B2%B9%EF%BC%91

日本ではJIS規格で、ガソリンは「オレンジ系色」と決められています。ですから実際には、ピンク色やオレンジ色に近い赤色になっており、ピンク色と決まっているわけではありません。

ガソリンは、元は無色透明でしたが、人工的に赤色の着色剤を加えています。メーカーによって色の濃さに違いはあるものの、ピンクやオレンジの色をしています。

ガソリンの中には、ピンク色以外のガソリンの色が存在しています。それは、次の2点です。

  • ハイオクガソリン
  • 軽油

次から、順番に解説していきます。

ピンク以外のガソリンの色①【ハイオクガソリン】

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22952263?title=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%82%AC%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%B3%E7%B5%A6%E6%B2%B9

ピンク色以外のガソリンの色は「ハイオクガソリン」です。ハイオクガソリンもレギュラーガソリン同様オレンジ系の色が付いているため、見分けるのが難しい場合がありますよ。

セルフのガソリンスタンドでは入れ間違いを防ぐために、ガソリンノズルの取っ手の色を「黄色」に統一しています。

ハイオクガソリンは、レギュラーガソリンと比べて「オクタン価」が高いガソリンです。オクタン価が高い場合、エンジン内の不規則燃焼が起きにくく、エンジンへの負担が少なくなります。

そのため、ハイオクガソリンの方が価格は高くなっています。しかし、レギュラーガソリン用の車にハイオクガソリンを入れても、かえって十分なエンジン性能を発揮できません。

ピンク以外のガソリンの色②【軽油】

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ピンク色以外のガソリンの色は「軽油」です。軽油は「淡黄色」の色が付いており、レギュラーガソリンのオレンジ系の色よりも黄色っぽい色をしています。

セルフのガソリンスタンドでは、ガソリンノズルの取っ手の色を「緑色」に統一しています。

軽油は、ディーゼルエンジン用の燃料で、トラックやバスで使用することが多くなっています。ですから、なじみのない方が多いかもしれません。

軽油はレギュラーガソリンと比べて沸点が高いため、高圧・高温でないと燃えにくいところが特徴です。また「オクタン価」は低く、レギュラーガソリンより価格は安くなっています。

ハイオクとレギュラーって見分け方はあるの?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/694243?title=%E7%B5%A6%E6%B2%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF

先に紹介したように、ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの色が似ているため、ひと目で見分けることは難しいかもしれません。

運転している車にどのガソリンを入れていいか悩んだときは、給油口のフタの裏か取扱説明書に記載されているので確かめておきましょう。

スポーツカーや輸入車などは、ハイオクガソリンを使用していることが多い傾向です。高性能の車を運転するときは、注意するようにしてください。

自分の車のことは把握していても、レンタカーや家族の車ではわからない場合もあり、知っておくと便利ですよ。

レギュラーガソリン車に間違えて他の種類のガソリンを入れてしまったら?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3499597?title=%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%81%AE%E6%95%B4%E5%82%99%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9

先にも紹介したように、セルフのガソリンスタンドでは、ノズルの取っ手の色を変えて間違い給油を防止しています。

万が一、軽油と間違えて給油してしまった場合、エンジンが故障する恐れがあります。軽油の抜き取り作業が必要になるため、セルフガソリンスタンドのスタッフに声をかけ、指示に従いましょう。

また抜き取り作業は、専門的な設備と技術が必要な作業になるかもしれません。その場合は、専門家に点検してもらうことが重要です。

一方、ハイオクと間違えて給油した場合は、すぐにエンジンが故障することはないでしょう。そのまま運転していても、あまり問題はありませんよ。

ガソリンの色がピンク以外に見えるのはなぜ?

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ガソリンの色がピンク以外に見える原因の1つに、添加剤の使用があります。ガソリンの添加剤には、燃焼効率を向上させたり汚れを防止したりする効果が見込めるんですよ。

添加剤には色が付いているものがあるため、ガソリンに添加剤を使用したときに、ガソリンにも影響するからです。

また、ガソリンはオレンジ色やピンク色に見えますが、日差しが当たる屋外では、光の角度や強さによっては、色が異なって見えるかもしれません。

さらに、古い車や長期間使用されていない車の場合、燃料タンクが劣化してタンク内の残留物が混じることで、色が変わる場合もあります。

ガソリンの色が変わることってある?

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ガソリンは、時間の経過とともに酸化や分解が進み、色が変化することがあります。例えばタンク内のガソリンの劣化で、水や錆といった不純物が混じってしまったときです。

また、長期間使わずに放置されたガソリンなら酸化して、濃い茶色になったり濁ったりします。

劣化したガソリンをそのまま使うと、性能が低下してエンジンに悪影響を与えるかもしれません。

事故や故障が起きないように、専門店やディーラーに相談して燃料の交換をしてもらうようにしましょう。

ガソリンを自宅で保存する場合も、ガソリンが劣化しないように注意が必要です。次の項目で詳しく解説しますので、そのまま読み進めてくださいね。

ガソリンを自宅で保管できるの?

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ガソリンは、消防法で適合した金属容器であれば購入・自宅保存が可能です。ただし、購入する際は身分証明書を提示し、購入目的を伝える必要がありますよ。

ガソリンが購入できる場所については、次の記事で詳しく解説しています。

また、自宅で40リットル以上保存する場合、消防署に届出が必要です。保存量は自治体によって異なるため、確認するようにしてください。

ガソリンは、揮発性が高く引火しやすい性質を持っています。ですから、保管するガソリン量は最低限にして、直射日光が当たらない風通しの良い場所に保管しましょう。

ガソリンを使うときは、細心の注意を払う必要がありますよ。ガソリン容器の中は可燃性の水蒸気が発生しやすく、容器のフタを開けたときに、ガソリンが吹き出すかもしれません。

ですから、ガソリン使用時は火の気がなく、風通しの良い場所を選ぶことが重要です。容器の圧力調節ネジでガス抜きをしてから、フタを開けるようにしましょう。

ガソリンを扱う際の注意点

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ガソリンは引火性が高い危険物です。ガソリンを扱う場所では喫煙を禁止し、静電気などの火の気がないようにしましょう。

セルフのガソリンスタンドでは必ずエンジンを切り、静電気除去シートに触れてから給油をしましょう。

給油の際にガソリンをこぼしてしまった場合、少量であれば乾いたタオルで拭き取れば問題ありません。また、ガソリンスタンドのスタッフに声をかけ、対処してもらってください。

また、ガソリンが車体や手に付いてしまったときは、洗剤で洗い流すと良いでしょう。目に入ってしまった場合は、15秒以上洗い流し病院を受診をしてくださいね。

【まとめ】ガソリンがピンク色ではないときは、給油しないで確認しよう

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2149834&title=No%E3%81%AB%E4%B8%B8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%89%8B-%E8%B5%A4%E8%89%B2%E8%83%8C%E6%99%AF

本記事では、ガソリンがピンク色に見える理由を解説しています。ガソリンは本来無色透明の液体ですが、灯油や他のガソリンと区別するために、着色して見分けが付くようにしています。

セルフのガソリンスタンドでは、給油ノズルを色分けして、入れ間違いを防止しているんですよ。

万が一「ガソリンの色が違うかも?」「濁ってるように見える」と感じたときは、もしかしたらガソリンが劣化しているかもしれません。

ガソリンは、慎重な扱いが必要です。しかし、正しい取扱いを知っておけば、過度に心配することはありません。わからないことがあれば、専門家を頼りつつ、安全に取り扱うようにしましょう。

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ちっち
旧車に憧れる介護福祉士ライター。BMWミニのおしゃれな見た目から車に興味をもち、今は旧車の雰囲気に魅力を感じている。いつかローバーミニで田舎道をドライブしてみたい。