「ローバーミニはやめとけ!」「壊れるし運転疲れるからオススメしないよ!」と言われたことはありませんか。
確かにローバーミニは快適な運転は言えませんが、その独特な乗り味に魅了される方が後を経ちません。けど、実際の所有している使用感が気になるところですよね。
そこで本記事では、ローバーミニはやめとけと言われる理由7つをお伝えしていきます。
ローバーミニはやめとけと言われる理由
- 車内スペースが狭く荷物を積みにくい
- メンテナンスの頻度が多い
- 年式が古く壊れやすい
- 税金や車検にかかる費用が高い
- 長距離運転には向かない
- 前オーナーの整備記録が不明瞭
- 事故に遭う確率が高い
本記事を読めば、ローバーミニを所有するうえで知っておくべき注意点が分かり、維持し続けられるコツを実践できるでしょう。
Contents
- 1 ローバーミニはやめとけと言われる理由①【車内スペースが狭く荷物を積みにくい】
- 2 ローバーミニはやめとけと言われる理由②【メンテナンスの頻度が多い】
- 3 ローバーミニはやめとけと言われる理由③【年式が古く壊れやすい】
- 4 ローバーミニはやめとけと言われる理由④【税金や車検にかかる費用が高い】
- 5 ローバーミニはやめとけと言われる理由⑤【長距離運転には向かない】
- 6 ローバーミニはやめとけと言われる理由⑥【前オーナーの整備記録が不明瞭】
- 7 ローバーミニはやめとけと言われる理由⑦【事故に遭う確率が高い】
- 8 ローバーミニに乗るならトラブルに備えたサービスを活用しよう
- 9 【まとめ】ローバーミニは通勤や普段使いでも問題ない!
ローバーミニはやめとけと言われる理由①【車内スペースが狭く荷物を積みにくい】

まずはじめにお伝えする、ローバーミニはやめとけと言われる理由は、「車内スペースが狭く、荷物を積みにくい」ことですよ。
ローバーミニはその見た目から想像通りの車内スペースになっており、現代車と比べても収納スペースが狭いです。以下がローバーミニと現代車の車内サイズ比較になりますよ。
ローバーミニと現代車の車内のサイズ比 | |||
ローバーミニ | ダイハツタント | マツダロードスター | |
室内長 | 1,640㎜ | 2,180㎜ | 940㎜ |
室内幅 | 1,155㎜ | 1,350㎜ | 1,425㎜ |
室内高 | 1,120㎜ | 1,370㎜ | 1,055㎜ |
もしかしたら、スポーツカーのマツダロードスターよりもドアの広さが狭く、助手席に荷物を入れることは難しいかもしれせん。
ローバーミニに大きな荷物を積むなら、助手席を一時的に取り外して後部座席に積み込むと良いでしょう。
筆者はRIMOWAのTrunk(730㎜×440㎜×36.5㎜)をローバーミニのトランクに載せようとしたら、ギリギリ載せられず、助手席を外して積み込んだ経験があります。
ローバーミニのトランクのサイズ | |
幅 | 880㎜ |
高さ | 370㎜ |
奥行 | 555㎜ |
ローバーミニはやめとけと言われる理由②【メンテナンスの頻度が多い】

次にお伝えする、ローバーミニはやめとけと言われる理由は、「メンテナンスの頻度が多い」ことですよ。
ローバーミニは製造終了から20年以上立っている車両であり、トラブルを防ぐためにそもそものメンテナンスの頻度は多いでしょう。
長年の使用で消耗部品の交換が必要なこともあり、オーナーには細心の注意と定期的なチェックが求められます。特に油脂類は消耗品のため、適切な交換時期を見極める必要があります。
なかでもローバーミニは、エンジンとトランスミッションに使われているオイルが兼用になっているため、オイル・オイルエレメント交換の頻度が3,000㎞ごとと決められています。
現代車は5,000~10,000㎞ごとに推奨されていることを前提にすると、ローバーミニのオイル交換の頻度の高さが伺えますよね。
ローバーミニはやめとけと言われる理由③【年式が古く壊れやすい】

3つ目にお伝えする、ローバーミニはやめとけと言われる理由は、「年式が古く壊れやすい」ことですよ。
前述した通り、ローバーミニは2000年に製造終了しているため、少なくとも20年以上は経過している車両です。
ボディや足回り、エンジン回りとパーツの劣化が進んでいるため、故障が発生しやすいでしょう。
筆者がローバーミニに乗っている時は、足回りのボールジョイント関連や、マフラーの衝撃吸収材、雨漏りなど、各所の故障が起きていました。
故障は多かったですが、エンジントラブルで車が止まったことはなかったため、維持しづらい印象はありませんでしたよ。
ローバーミニをはじめとして旧車全般、これが個性であり、修理の知識を深めることで、車との一体感を高めることにもなるわけですが、トラブルによるストレスや出費がネックとなるなるかもしれませんね。
ローバーミニはやめとけと言われる理由④【税金や車検にかかる費用が高い】

4つ目にお伝えする、ローバーミニはやめとけと言われる理由は、「税金や車検にかかる費用が高い」ことですよ。
ローバーミニは年式の古さゆえに、現行の税制では、ローバーミニを所有すること自体が経済的な負担となりがちです。
ローバーミニは900~1300ccの排気量であり、年式が20年以上経っているため、重課税込みで毎年33,900~39,600円の自動車税がかかりますよ。
そのほかに、車検も重課税が発生して平均15~25万円かかるため、維持費を計画的にやりくりする必要があるでしょう。
車検代の内訳 | 費用 |
重量税 | 25,200円(初年度登録から18年経過) |
自賠責 | 28,780円 |
印紙代 | 1,700円 |
車検代行費用 | 10,000~20,000円 |
点検整備(法定整備) | 40,000~50,000円 |
整備費用(交換部品代) | 平均100,000円~ |
ローバーミニはやめとけと言われる理由⑤【長距離運転には向かない】

5つ目にお伝えする、ローバーミニはやめとけと言われる理由は、「長距離運転には向かない」ことですよ。
コンパクトながらも個性を放つデザインのローバーミニではありますが、長時間のドライブには向いていません。
足を伸ばすことは難しいため、現代の車のような快適性はありませんが、通勤などでローバーミニを運転する分には負担が少ないでしょう。
筆者は20㎞の通勤にローバーミニを運転していましたが、あまり疲労感を感じることはありませんでしたよ。ただし50㎞以上となるとやや疲れが大きい印象でした。
ローバーミニはやめとけと言われる理由⑥【前オーナーの整備記録が不明瞭】

6つ目にお伝えする、ローバーミニはやめとけと言われる理由は、「前オーナーの整備記録が不明瞭」であることですよ。
車両によっては車検の履歴や故障個所の修復履歴が不明瞭になっているため、どこが新しいパーツになっているのか、どこが劣化している部分かが予想つきにくい場合がありますよ。
これまでのメンテナンスの詳細が把握しにくいことで、購入後に予期せぬトラブルに見舞われる可能性も否定できません。
ローバーミニをこれから所有するなら、これまでの整備記録が記されている車両を選ぶことが維持し続けることが大事でしょう。
ローバーミニはやめとけと言われる理由⑦【事故に遭う確率が高い】

最後にお伝えする、ローバーミニはやめとけと言われる理由は、「事故に遭う確率が高い」ことですよ。
ローバーミニは現代車よりも最低地上高(地面から車体の一番高いところ)が低いため、ほかの車から視認しづらくなりますよ。
実際に筆者が乗っている時は、3度、ほかの車から当てられた過去があり、全てドライバーの視認不良によるものでした。
特に交通量の多い都市部では、自ずと他車から見えにくい位置に存在し、その分注意を払い運転する必要があります。
ローバーミニの乗り味を楽しみたいなら、併せて事故に遭わない対策を立てておく必要があるかもしれませんね。
ローバーミニに乗るならトラブルに備えたサービスを活用しよう

クラシックカーの代表格であるローバーミニですが、万全な備えをしておくことが望ましいです。
JAFなどのロードサービスを利用することで、突発的なトラブルに迅速に対応できる体制を確保できます。
JAF会員になっておくことで、無料無制限でロードサービスを依頼できるため、ローバーミニの万が一のトラブルに備えられるでしょう。
以下の記事では、JAFについて詳しくお伝えしていますので合わせてご覧くださいね。


【まとめ】ローバーミニは通勤や普段使いでも問題ない!

本記事では、ローバーミニはやめとけと言われる理由7つと、維持するうえで注意する点についてお伝えしてきました。
こまめにメンテナンスをすれば、ローバーミニは通勤・通学、ちょっとしたお出かけにも適した愛らしい相棒になるはずです。
コンパクトなサイズは市街地での取り回しに優れ、そのルックスは日常の足としてだけでなく、趣味の車としても存在感を放ちます。
ローバーミニを通勤や普段使いで運転すれば、あなたの生活もきっと刺激的なものになるでしょう。