「フェラーリやポルシェは価値が上がるよ」「乗るなら投資になる車を選んだほうがいいよ」とインスタをはじめとするSNSで耳にすることが多くなってきましたね。
そもそも車は使用年数が長くなればなるほど、価値が底値になってしまいますが、超高級車ともなると、価値が下がりにくいと言われています。
本記事では、所有すると負債ではなく投資になる車について、詳しくお伝えしていきます。
この記事を読めば、投資になる車が分かり、これからマイカーを所有するうえで選ぶ基準がガラッと変わるかもしれませんよ。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
車は新車から8~10年でほぼ0円になってしまう
車を所有すると、長期間にわたって多大な費用がかかるとしばしば言われます。
事実、維持費がかかるだけでなく、使用年数が長くなるほど売却価格(資産価値)が急速に下がっているんですよ。
新車と中古車の売却価格の変化(※) | ||||
初年度 | 3年目 | 5年目 | 8~10年目 | |
新車 | 400万円 | 160~240万円 | 120~180万円 | 0円 |
中古車(5年落ち) | 100万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
(※)中古車を5年落ちと過程。出典:SAPPORO HONDA
上記の表を見ると、新車から3年経過するだけで半値以下にまで下がっていることが分かりますね。
大前提として車は使用年数によって価格が下落しますが、高級車や珍しい車に至っては例外として価格が下がりづらくなっているんです。
また、高級車を貸し出したり、税金対策としてあえて中古を選んだりするケースもありますよ。
投資になる5つの車
車両を投資として考える場合、高いリセールバリューを持つ高級車や希少価値の高い車など、以下の5つを選ぶことをオススメしますよ。
投資になる5つの車
- 高級車
- 年式が古い車
- 高級中古車
- 残価率が高い車
- キャンピングカー
単純な投資目的だけではなく、税金対策としての車両購入も、結果的に資産が減るのを抑える効果がありますね。
また、キャンピングカーなどの用途に特化した車両などは、市場では時間が経過しても価値を維持しやすい、あるいは価値が上昇する可能性があります。
次の項目では、投資になる車について1つ1つお伝えしていきますので、読み進めてくださいね。
投資になる車①「リセールバリューが高い高級車」
まずはじめにお伝えする、投資になる車は、「リセールバリューが高い高級車」ですよ。
フェラーリやポルシェのようなリセールバリューが高い高級車は、年数が経過しても資産が減りにくく、投資としては魅力を感じられるでしょう。
これらのブランドの車両は、品質、性能、ブランドの価値により、時間が経っても価値を維持しやすく、場合によっては価格が上昇することもあります。
リセールバリューが高い高級車フェラーリ
- 488
- 458
- 430スクーデリア
ポルシェ
- カレラ
- タルガ
- ターボ
- GT3
Tokyo UPOHSの公式サイトの中古車・新車価格によると、残価率は約80~100%を超えるようです。
モデル | 中古価格 | 新車価格 | 残価率 |
カレラ | 1,400万円 | 1,620万円 | 86% |
タルガ | 2,000万円 | 1,951万円 | 103% |
ターボ | 3,000万円 | 2,832万円 | 106% |
GT3 | 2,500万円 | 2,628万円 | 95% |
出典:Tokyo UPOHS
上記の表を見ると、ポルシェだと中古車価格のほうが高くなっており、投資対象としても見られるはずです。
投資になる車②「希少価値の高い旧車」
次にお伝えする、投資になる車は、「希少価値の高い旧車」ですよ。
クラシックカーやヴィンテージカー、25年ルールが解除された車両は、希少性や歴史的価値により高い投資価値を有しています。
- クラシックカー
- ヴィンテージカー
- 25年ルールが解除された車
なかでも、アメリカの輸出規制法の1つである「25年ルール」から外れた日本車は高い人気を持っています。
ちなみに、人気映画の「ワイルドスピード」で登場したスカイラインGTRは、販売当初約500万円以上でしたが、現在では約1000万円以上の取引価格になっているそうです。
これから25年ルールが外れる車両を調べておくと、もしかしたら長い目で見て投資になる車を見つけられるかもしれませんね。
これらの車種は、車好きの間では常に高い人気を誇っており、時には驚くべき価格で取引されることも。希少価値の高い旧車の市場は、熱心なファンと収集家によって支えられています。
投資になる車③「経費計上できる高級中古車」
3つ目にお伝えする、投資になる車は、「4年落ちの中古の高級車」です。
個人事業主や経営者、フルコミッション(完全歩合制)で仕事をしている方のなかには、中古の高級車を使い、うまく経費計上しているパターンがある
新車の高級車だと、経費計上するうえで重要な「法定耐用年数」の関係上、購入費用を経費計上できる金額が制限されています。
耐用年数 | 償却率(定率法) | 初年度償却費 | |
新車 | 6年 | 33.3% | 199万8千円 |
中古(4年落ち) | 2年 | 100% | 600万円 |
(※)保険の教科書 より
特に4年落ちの中古車であれば、経費計上できる金額の制限が新車よりも少ないため、税金対策にはもってこいな車なんですよ。
投資になる車④「残価率が高い車両」
4つ目にお伝えする、投資になる車は、「残価率が高い車両」ですよ。
残価率が高い車種は、将来的にも価値が大きく下がらないため、投資対象として魅力的です。これには根強いファンがいる車種、入手困難なモデル、海外での需要、モデルチェンジの影響が少ない車種などが該当します。
残価率が高い車(※)
- トヨタランドクルーザー
- 新車価格 510万円~
- 中古車買取相場 約500~2100万円
- スズキジムニー
- 新車価格 178万円~
- 中古車買取相場 約220万円~
- スバルWRX STI
- 新車価格 420万円~
- 中古車買取相場 約600万円~
- 日産GTR
- 新車価格 1375万円~
- 中古車買取相場 約950~3290万円
- トヨタGRヤリス
- 新車価格 396万円~
- 中古車買取相場 約420~750万円
- ホンダS660
- 新車価格 203万円~
- 中古車買取相場 約135~560万円
- トヨタアルファード
- 新車価格 540万円~
- 中古車買取相場 約374万円~
(※)出典:FIRST
特にトヨタランドクルーザーやスズキジムニーなどは、新車価格に近い又はそれ以上の価格で取引されることもあるほどです。
車好きで賢い方は、人気の高い車を1~2年楽しんだのち、残価率が高いうちに売却してまた新しい車両に乗り始めるケースも少なくありません。
投資になる車⑤「キャンピングカー」
5つ目にお伝えする、投資になる車は、「キャンピングカー」ですよ。
キャンピングカーは、その特殊性から一般的な車両よりも価格が下落しにくいという特徴を持っています。
年数経過によって売却価格が下落しやすい一般車に比べ、キャンピングカーは資産価値が下がりにくいことがメリットです。たとえば800万円で購入した車両を3年間利用した場合でも、600万円前後で売却できることも珍しくありません。
出典:節税の教科書
また、キャンピングカーは残価率が高いだけでなく、シェアリングとして他人に貸し出すことで利益を得ることもできますよ。
昨今のキャンプブームも相まって、キャンピングカーにも注目が集まっているので、今後の需要が期待できるでしょう。
売却するときは高価買取してくれる店舗に依頼しよう
投資になる車を所有した後、高価買取してくれる店舗に依頼することも重要ですよ。
できれば、所有している車両に特化した専門店で買取対応してくれる店舗に依頼したほうが、相場よりも高い価格で売却できるでしょう。
また、大手の車両買取店舗であれば、他の競合店舗よりも高く買い取ってくれたり、見積りを比較検討しやすかったりするのでオススメです。
カーネクストだと、無料査定依頼を最短5分で完了できるので、「自分の車はどのくらいの価値があるのかな?」と気になる方は、気軽に依頼してみてくださいね。
車を維持するときにかかる費用を節約しよう
これから投資対象として、車を購入する際、購入費用のほかに月々・年間の維持費がどのくらいかかるのか気になるところですよね。
車は年間20万円以上の維持費が必要であり、車種や所有者によって費用が大きく変わりますよ。
車にかかる維持費は、自動車保険の見直しや最安の駐車場を探すことなど、節約方法が多くありますよ。
以下の記事では、車にかかる維持費を実質0円にする方法をまとめていますので、併せてご覧くださいね。
【まとめ】投資になる車を探して資産を増やしてみよう
本記事では、投資になる車を5つに分けてお伝えしてきました。
リセールバリューが高い高級車、希少価値のある旧車、残価率が高い車種、特定用途に特化したキャンピングカーや税金対策になる高級中古車など、様々な角度から投資対象としての車を見極め、賢い選択を行いましょう。
投資対象は近年幅を広げてきていますが、同時に損するリスクを考えたうえで決めていくことが重要です。
幅を広げる投資対象
- 金(貴金属など)
- 不動産
- 株式・債権・信託
- NFT・仮想通貨
- 盆栽
- 時計
- ジュエリー
- ブランド品
車はただの移動手段ではなく、選び方次第で貴重な資産となり得ます。適切な管理とメンテナンスを心掛け、車を所有する喜びとともに資産価値を高めていくことが重要です。