「タイヤ交換後から異音が鳴るようになった気がする」「タイヤ周辺から異音が聞こえるけど大丈夫かな…」このような不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
タイヤは、走行中の安全を守る上で重要なパーツです。そのような部品から異音が鳴っていると、不安になってしまいますよね。
タイヤ周辺の異音に気づいた場合は、無理に走行を続けず、適切な対応を取ることが重要です。
この記事では、タイヤ交換後に異音が鳴る原因と、それを軽減させる方法を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
タイヤ交換後に異音が鳴る5つの原因

タイヤの交換後に異音が鳴る現象には、さまざまな要因が考えられます。
原因によっては、早急に対処しなければいけないケースがあるため注意が必要です。これから、走行中のタイヤから異音がする原因を5つ紹介します。
主な内容は、以下のとおりです。
タイヤから異音がする原因
- ナットの緩み
- タイヤの質による要因
- タイヤの溝による影響
- ブレーキ部品周辺の影響
- 規格外のタイヤによる影響
次項から、それぞれの内容を確認してみましょう。
また、下記の記事では、初心者にオススメな交通安全のお守りを紹介しています。自動車は、命を預ける重要な乗り物です。
日頃から安全運転を心がけるのと同時に、安全祈願をしておくのがオススメですよ。お守りの適切な扱い方や、交換時期の目安も解説していますので、あわせてご覧ください。
タイヤ交換後に異音が鳴る原因①【ナットの緩み】

タイヤ交換後に異音が鳴る原因の1つ目は「ナットの緩み」によるものです。
走行中にタイヤ周辺から「カタカタ・コトコト」のような異音が聞こえる場合は、ナットが緩んでいる可能性があります。
ナットが緩んだまま走行を続けた場合、タイヤ脱落などの重大な事故につながるリスクがあるため注意が必要です。
とくに、タイヤ交換に慣れていない方が作業をおこなった場合は、ナットの締めが甘かった可能性も考えられます。
もし、走行中にこのような違和感に気づいた場合は、最寄りのガソリンスタンドやカー用品店などで見てもらいましょう。
タイヤ交換後に異音が鳴る原因②【タイヤの質による要因】

タイヤ交換後に異音が鳴る原因の2つ目は「タイヤの質による要因」です。
装着するタイヤの素材によっては、ロードノイズと呼ばれる走行音が鳴る場合があります。加速にともなって「ゴー・ガー」などの音が出るのが、ロードノイズの特徴です。
海外製の安価なタイヤやスタッドレスタイヤを装着する際に、ロードノイズが発生しやすい傾向があります。
タイヤから出る異音の原因がロードノイズの場合は、そのまま走行を続けても問題はないでしょう。走行音を軽減したい場合は、静粛性能が高いタイヤを選ぶのがオススメですよ。
タイヤ交換後に異音が鳴る原因③【タイヤの溝による影響】

タイヤ交換後に異音が鳴る原因の3つ目は「タイヤの溝による影響」です。
走行中、タイヤと路面が接触する際に異音が鳴る場合があります。その際「シャー・ヒュー」などの音が聞こえるのが特徴です。
この音は、パターンノイズと呼ばれており、主にタイヤの溝が影響しています。基本的には、そのまま走行を続けても問題はありません。
一方で、ノイズがひどい場合は、その他の原因も考えられるため、早めに点検してもらいましょう。
ところで、タイヤ溝の形状には、さまざまな種類があることをご存知ですか?下記の記事では、タイヤの溝(トレッドパターン)の種類について詳しく解説しています。
トレッドパターンごとの役割や特徴も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
タイヤ交換後に異音が鳴る原因④【ブレーキ部品周辺の影響】

タイヤ交換後に異音が鳴る原因の4つ目は「ブレーキ部品周辺の影響」です。
ブレーキを踏んだ際に「キー」と音が鳴る場合は、ブレーキパッドの減少が考えられます。この場合は、早めにブレーキパッドを交換するようにしましょう。
また、別の要因によってもブレーキ部品同士が干渉し、異音が鳴るケースがあります。この場合は、個人で原因を特定するのは難しいかもしれません。
「キー」などの異音を確認した際は、早めにカー用品店やディーラーで点検してもらうようにしましょう。
タイヤ交換後に異音が鳴る原因⑤【規格外のタイヤによる影響】

タイヤ交換後に異音が鳴る原因の5つ目は「規格外のタイヤによる影響」です。
規格外のタイヤを装着して走行した際に「ゴー・ガタガタ」などの異音が鳴る場合があります。
例えば、シーズンタイヤの管理や交換を自身でおこなう場合、別の家族が乗っている車のタイヤを、誤って装着してしまうケースがあるかもしれません。
その他、ネットでタイヤを購入する際、自身の車と異なる規格サイズを注文してしまうなどのミスも考えられます。
こうした問題を防止するためにも、タイヤ交換を自身でおこなう際は、事前にタイヤの規格をよく確認するようにしましょう。
タイヤ交換後の異音を軽減する方法

タイヤ交換後の異音が素材による影響の場合は、静粛性の高いタイヤを購入することでノイズ音を軽減できる可能性があります。
例えば、タイヤ製造で有名なTOYO TIREでは、走行時のタイヤノイズを低減させるための研究・開発が進められています。
走行中のノイズ音が気になる方や、少しでも静かな環境でドライブしたい場合は、静粛性能が高いタイヤを検討してみると良いでしょう。
その他、日頃のこまめなメンテナンスも重要です。定期的に点検をすることで、ナット緩みや部品故障などによる異音トラブルを未然に防止できるかもしれません。
タイヤ交換後の異音の原因がわからない場合は?

タイヤ交換後にでる異音の原因がわからない場合は、無理に走行を続けず、早めに点検をしてもらいましょう。
異音の原因がナットの緩みや、タイヤ部品の故障だった場合、重大な事故につながる可能性があります。
「放っておけば直るだろう」「このくらいなら問題ないだろう」と安易に判断せず、プロに見てもらうことが重要です。
車に詳しくない方や、いざという時に相談できる人がいない場合は、JAFのロードサービスに加入しておく方法もあります。
タイヤトラブルのほか、予期せぬ事故や万が一の際に、電話一本で対応してもらえるため安心ですよ。
下記の記事では、JAFの費用や評価を紹介しています。加入を検討の場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


高速道路でタイヤの異音に気づいた場合は?

高速道路のようなスピードがでる環境では、タイヤの異音が大きくなる傾向があります。
材質によるタイヤ特有のノイズの場合はそのまま走行できますが、他の要因が考えられる場合には注意が必要です。
何かしらのトラブルを抱えたまま走行を続けた場合、タイヤの脱落やバーストなどを起こす危険性があります。
高速道路を走行中に異音が出た場合は、安全な場所に停車した上で、ロードサービスやディーラーなどに連絡するようにしましょう。
【まとめ】タイヤ交換後の異音が気になる場合は、すぐに点検してもらおう!

この記事では、タイヤ交換後に異音が鳴る原因を5つ紹介しました。
走行中にタイヤ周辺から異音が鳴る場合、その原因がタイヤの素材によるものであれば、そのまま走行できます。
一方で、ナットの緩みやその他のトラブルの場合には、すぐに点検・修理が必要です。
音の原因がわからない場合は無理に走行を続けず、最寄りのガソリンスタンドやカー用品店などで点検してもらうようにしましょう。
下記の記事では、事故発生時にレッカー車を手配する手順を解説しています。事前にトラブル発生時の対応を把握しておくことで、万が一の際も冷静に対処できるかもしれません。
車に詳しくない方や、万が一の際の対応が不安な場合は、あわせて参考にしてみてくださいね。
