「若者の車離れ」「今の20代は自分の車を維持できない」といった話を耳にしたことはありませんか。
昔は車を持つことがステータスではありましたが、最近ではそもそもマイカーを持たない方も増えてきており、どんな考え方や実情になっているのか気になりますよね。
本記事では、若者が車を維持できない理由や、根本的な原因について、Z世代ど真ん中な筆者が解説していきますね。
この記事を読めば、「自分と同じ考え方をしているんだ」「後輩の価値観はそうなんだね」と周りの方の人となりを感じられるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
若者の車離れの実情と根本的な原因

近年ニュースでは「若者の車離れ」というワードが度々出てきていますが、様々な要因が考えられますよ。
シンプルに経済的な状況であったり、交通機関が充実していて車を所有する必要性がなかったりすることが挙げられるでしょう。
車離れの要因
- 経済的な状況
- 周りが車を買ってないから自分も買わなくても良いと思っている
- 都市部は交通機関が充実していて、車の必要性がないから
また、「自分名義の車じゃなくてもサービスで借りられるから」という理由でカーシェアリングを活用する方もいますよ。
「Q4.現在自分名義の自動車が欲しいと思いますか。」と質問したところ、都内在住のZ世代は「非常に欲しい」が14.2%、「やや欲しい」が31.3%、地方在住のZ世代は「非常に欲しい」が24.7%、「やや欲しい」が36.2%という回答となりました。
車を所有していないZ世代のなかで車を所有したいと考えているのは約半数
カーシェアリングなどのサブスクリプションサービスで利用したいと考えている方は、2022年よりも2023年で330人中約10%ほど多くなった
もしかしたら、上の世代の方からすると、必要な時に一時的に借りて運転するという概念に違和感を感じるかもしれませんね。
次の項目から、若者が車を維持できない理由について1つ1つお伝えしていきますね。
若者が車を維持できない理由①「所得(給料)が上がらない」

まずはじめにお伝えする、若者が車を維持できない理由は、「所得(給料)が上がらない」ですよ。
直近30~40年の平均給与の推移としては、減少傾向になっており、バブル期と比較すると20~40万円以上所得が下がっており、若者は物購入に対して慎重な姿勢を見せています。
年 | 平均給与の推移 |
1989 | 452.1 |
1994 | 465.3 |
1999 | 463.6 |
2004 | 455.7 |
2009 | 421.1 |
2014 | 419.2 |
2018 | 433.3 |
出典:厚生労働省
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国税庁では2022年の所得平均を公開しており、458万円と前年よりも2%上昇しているようですが、中小企業に至っては、あまり恩恵を受けられないようです。
収入がないと生活に余裕がなく、マイカー購入の優先順位が下がってきてしまうのかもしれませんね。
若者が車を維持できない理由②「税金が上がってきている」
次にお伝えする、若者が車を維持できない理由は、「税金が上がってきている」ことですよ。
国民が負担している税金(国民負担率)は増加しており、1970年の24.3%から2021年度には48.1%まで上昇しています。(※)
(※)出典:データのじかん
国民負担の内訳は、税金と社会保障などとして負担しています。
仮に1970年よりも所得推移が上がっていたとしても、国民負担率よりも上回っていないことには、税に対する負担を感じてしまうので、買い控えが起こっているのかもしれません。
若者が車を維持できない理由③「物価が高騰してきている」

続いてお伝えする、若者が車を維持できない理由は「物価が高騰してきている」ことですよ。
昨今の情勢により、ガソリン価格の高騰に対して国が補助金を出したニュースが記憶に新しいでしょう。
ガソリン価格だけでなく、様々な物の値段が2020年から全体的に2%上昇してきているんですよ。
物価上昇の怖さ
実質減給
2020年基準として2024年1月時点で消費者物価指数は106.9なので、給料が同じだと6%ぐらい実質的な給与が減ったということ
昇給しないのは実質的には減給と同じです
出典:X
物価が高騰することで、手元に残るお金が減ってしまうため、若者にとって大きな負担につながっているのでしょう。
若者が車を維持できない理由④「貯蓄ができない」

4つ目にお伝えする、若者が車を維持できない理由は「貯蓄ができない」ことですよ。
前述のとおり、昨今の経済状況では「所得が上がらない」「税金や物価が上がってきている」など、まとまったお金を準備することが難しくなってきています。
新卒で1人暮らしで1年間の貯金60万は頑張ったでしょ褒めてくれ
出典:X
今や日本はインフレに突入していると言われており、今後も物価上昇が続いていくと考えられています。
車を購入するとなると、ローンを組むにしても前金としてまとまった費用が必要になるでしょう。
貯蓄が難しいと、車を購入する費用を工面することが難しくなるのかもしれませんね。
若者が車を維持できない理由⑤「車を必ずしも必要としていない」

最後にお伝えする、若者が車を維持できない理由は、「マイカーを必ずしも必要としていない」ことですよ。
そもそも、若者はカーシェアリングやカーリース、レンタカーなど、車を借りるサービスが充実してきているので、所有する必要性をあまり感じなくなってきています。
「必要性を感じないから」が44.4%で最も多い結果となりました。
次に多かったのは、29.9%の方が回答した「車に興味がないから」でした。
免許を持たない方の中では、車の免許を、つまりは車を運転する必要がないという方が多いようです。
それらとは対照的な回答である「お金が掛かるから」も、27.5%と3割近くの方が回答しました。
バラエティ番組「酒のつまみになる話」にて、ウエンツ瑛士さんがカーシェアボーイと公言していましたが、世間ではカーシェアリングへの認知度が高まってきているようです。
このように車を運転することは、必ずしも購入するだけではないことが分かるでしょう。
車にかかる維持費は年間「約20万円以上」

車を所有すると、年間約20万円以上の維持費がかかるといわれており、昨今の経済状況からさらに上昇していくのではないかと考えられています。
車にかかる維持費が高くなっている
- 自動車税が毎年かかる
- 車検代が高額
- ガソリン代が高騰している
- 高速料金が高い
- 駐車場代で支出が増える
- 自動車保険料
- メンテナンス費用
カーシェアリングやカーリースであれば、マイカーを所有する時にかかる税金や車検代を節約して、必要な時だけ車を運転できます。
また、車にかかる維持費は自動車保険の見積サイトや、駐車場の検索サイトを活用することで、さらに節約することもできますよ。後ほど解説していきますね。
車を借りられるサービスを活用してみよう

「これから車を運転したい」と考えている方は、車両を借りられるサービスをオススメしますよ。
前述しましたが、車はマイカー購入するだけでなく、カーリース・カーシェアリング・レンタカーなど、借りられるサービスが充実してきました。
車を借りられるサービスを活用することで、マイカーを所有するよりも圧倒的にコストを抑えられるため、維持費を抑えたい方はぜひ利用してみましょう。
また、車を借りられるサービスはどのくらい利用するかによってお得感が変わってきます。
以下の記事では、利用時間別に、カーシェアリング・カーリース・レンタカーの料金を比較していますので併せてご覧くださいね。
ちょっとしたドライブならエニカがオススメ

「友達と近くまでドライブしたいな」「半日だけ車を使いたいな」という方は、ちょい乗りにオススメな「Anyca(エニカ)」を利用してみてくださいね。
エニカでは、車を所有しているオーナーさんからレンタルして、必要な時間だけ運転できるサービスになっています。
エニカはレンタカーやカーリースよりも短時間利用に向いており、コストパフォーマンスが抜群に良いです。
以下のリンクからエニカのアプリを利用できますので、ぜひご覧くださいね。
【まとめ】マイカーを所有するなら維持費を節約する方法を試してみよう

本記事では、若者が車を維持できない理由や、根本的な原因についてお伝えしてきました。
車を所有する場合、維持費の節約は不可欠です。保険料の見直し、燃費の良い車の選択、定期的なメンテナンスなど、さまざまな方法を試してみましょう。
また、必要に応じてカーシェアリングなどのサービスを利用することも、コスト削減の一つの手段です。
本メディアでは、車にかかる維持費を実質0円にする節約方法を公開しています。以下の記事からご覧くださいね。