車のドアを開けた瞬間、突然の強風のせいで隣の車にドアパンチをしたことはありませんか?たとえ小さな傷であっても、心が重くなるでしょう。
風が強い日のドアパンチ予防方法を知っていれば、車に傷を付けずにすんだかもしれませんよね。
本記事では、強風によるドアパンチの傷から守る方法やドアパンチをしてしまったときの対処法を解説しています。
対処法を理解しておけば、万が一のときでも冷静な対応ができるでしょう。悪天候のときでも安心して車を運転できるように、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
Contents
- 1 強風によるドアパンチの傷はどんなもの?
- 2 ドアパンチをしたときは傷の大小に関わらず警察へ
- 3 強風によるドアパンチの傷から予防する方法①【屋内駐車場を利用する】
- 4 強風によるドアパンチの傷から予防する方法②【風上に向かって駐車する】
- 5 強風によるドアパンチの傷から予防する方法③【広い駐車場に止める】
- 6 強風によるドアパンチの傷から予防する方法④【スライドドアの車に乗る】
- 7 強風によるドアパンチの傷から予防する方法⑤【ゆっくりドアを開ける】
- 8 ドアパンチグッズを使って予防することも大切
- 9 強風によるドアパンチの傷は保険が使える
- 10 【まとめ】強風の日はドアパンチが起きやすい!予防をして傷が付かないようにしよう
強風によるドアパンチの傷はどんなもの?
ドアパンチが起きる原因は、駐車場の広さや不注意などさまざまな理由で起こります。そのなかでも強風によるドアパンチは、気付かないうちに隣の車を傷つけてしまうことがあるんですよ。
風によるドアパンチは、風の強さによって傷の範囲や深さが変わります。とくに風が強い日は、傷はより深く広範囲にわたって生じる可能性が高いでしょう。
ドアパンチの傷はドアのエッジが車体に当たってできるため、縦長で線状の擦り傷であることが特徴です。強風の日はそれに加えて、丸い形に凹んでしまいます。
さらに傷が深ければ、衝撃で車の塗装を剥がすケースも考えられます。その場合、ドアパンチをしたあなたの車の塗装も、相手の車についているかもしれませんよ。
ドアパンチをしたときは傷の大小に関わらず警察へ
ドアパンチをしてしまった場合、適切な対処をすることが重要です。まずは、落ち着いて傷の程度を確認し、車の所有者に謝罪しましょう。
車の持ち主がその場にいない場合でも、少し待てば駐車場に戻ってくるかもしれません。それでも見当たらないときは、連絡先を書いたメモを残しておきます。その際、傷の写真を数枚撮影しておくとよいでしょう。
ドアパンチによる事故は物損事故として扱われます。たとえ小さな傷であっても、警察に報告することが法律で義務付けられているんですよ。
ドアパンチをしたまま、その場を立ち去ってしまうと「報告義務違反」や「危険防止等措置義務違反」となり、当て逃げだと判断されます。その際は懲役や罰金の対象になるため、必ず傷の大小に関わらず、警察に連絡するようにしましょう。
強風の日はドアパンチが発生する可能性は高くなります。次から、強風によるドアパンチを予防する方法を5つ紹介しています。
強風によるドアパンチの傷から予防する5つの方法
- 屋内駐車場を利用する
- 風上に向かって駐車する
- 広い駐車場に止める
- スライドドアの車に乗る
- ゆっくりドアを開ける
少し気を付けるだけで、傷から車を守れるかもしれません。ぜひ、このまま読み進めていってくださいね。
強風によるドアパンチの傷から予防する方法①【屋内駐車場を利用する】
強風によるドアパンチを防ぐ方法の1つ目は「屋内駐車場を利用する」ことです。屋内駐車場では直接風を受けないため、ドアが風にあおられないからです。
また風が強い日は、飛んできたものが車に当たり、傷が付く可能性も考えられます。屋内駐車場に止めれば、ドアパンチの傷だけではなく悪天候による被害からも、車を守れるかもしれません。
ただし、利用する施設によっては、屋内駐車場では駐車料金がかかる可能性も考えられます。また、イベントや天候によっては満車の可能性もあるでしょう。
屋内駐車場はスペースが限られているため、1台の駐車区画が狭い場合もありますよ。ドアパンチを防ぐためにも、屋内駐車場でも駐車スペースに余裕がある場所を選ぶことがおすすめです。
強風によるドアパンチの傷から予防する方法②【風上に向かって駐車する】
強風によるドアパンチを防ぐ方法の2つ目は「風上に向かって駐車する」ことです。車のドアを開け始めた瞬間に風下から風が吹くと、風がドアの内側に当たり、思わぬ速度でドアが開いてしまいます。風の力は予想以上に強く、ドアを抑えきれなくなるでしょう。
風上に向かって駐車することで、強風が吹いたときでも、ドアが大きく開いてしまう心配はありません。
この方法なら、費用をかけずに簡単に予防することが可能です。ただし、風向きが変わりやすい悪天候の日では、風の流れを予測しにくいかもしれません。
また、ドア付近に人がいると、ケガをさせる可能性もあるでしょう。ですから、風上に駐車したとしても、慎重にドアを開けるようにしてくださいね。
強風によるドアパンチの傷から予防する方法③【広い駐車場に止める】
強風によるドアパンチを防ぐ方法の3つ目は「広い駐車場に止める」ことです。ドアパンチは車と車の間が狭い場合に起こりやすくなります。
広い駐車場を選んでおけば、たとえ風にあおられたとしても、隣の車にドアが当たる可能性は低くなるでしょう。
また、車を止める場所が選べる場合には、建物の近くに止めることで、風を遮られるかもしれません。
車が空いている場所を選ぶことや駐車場の端に止めることも、ドアパンチの危険性から守れますよ。
強風によるドアパンチの傷から予防する方法④【スライドドアの車に乗る】
強風によるドアパンチを防ぐ方法の4つ目は「スライドドアの車に乗る」ことです。スライドドアは扉が横にスライドするため、ドアの開け閉めにスペースは必要ありません。
また、子どもや高齢者は力が弱く、風にあおられるとドアを抑えきれないこともあるでしょう。スライドドアなら力が必要ないうえに、ドアパンチの危険性は低くなりますよ。
車の乗り換えの時期が近いている方は、スライドドアの車を検討してみてもよいかもしれませんね。
強風によるドアパンチの傷から予防する方法⑤【ゆっくりドアを開ける】
強風によるドアパンチを防ぐ方法の5つ目は「ゆっくりドアを開ける」ことです。ドアパンチは強風の日や駐車場が狭い場所で起こりやすくなっています。
風の強い日に勢いよくドアを開けると、ドアが風であおられやすくなります。自分の力より風の力が強ければ、ドアパンチの衝撃はその分強くなるでしょう。
ドアをゆっくり開ければ、多少強い風が吹いてもドアをコントロールしやすくなります。また、万が一隣の車にぶつけたとしても、被害を最小限に抑えられるでしょう。
また、力が弱い子どもや高齢者が車から降りるときは、ドアが開きすぎないように支えてあげると、ドアパンチをするリスクを減らせるかもしれませんね。
ドアパンチグッズを使って予防することも大切
ドアパンチを防ぐには、専用のグッズを使用する方法もありますよ。そうすれば、万が一ドアパンチをしてしまっても、被害を最小限に抑えることもできますよ。
ドアパンチ防止グッズは、具体的には次のようなものが一般的です。
- ドアエッジプロテクター
- サイドドアプロテクター
ドアエッジプロテクターは、車のドアのエッジに取り付けるプロテクターです。ドアがぶつかったときの衝撃を吸収し、傷を防ぐ役割をします。
サイドドアプロテクターは、車の側面に沿って取り付けます。プロテクターがクッションの役割をしているため、直接ドアが当たっても傷が付きにくくなるでしょう。
これらの防止グッズは、取り付けが簡単で目立たないものもありますよ。インターネットやカーショップで手軽に購入できるため、一度探してみてもよいかもしれませんね。
強風によるドアパンチの傷は保険が使える
ドアパンチの傷は、自動車保険が使えます。しかし保険が使えるかどうかは、契約している自動車保険の種類やオプションによって異なるため、保険会社に確認しておきましょう。
ただし、多くの車両保険には、免責が設定されています。修理費用が自己負担額以下の場合なら、保険の支払いはありません。
また、自動車保険を使用すると次年度の保険料が上がる可能性が高くなります。そのため、修理費用が少ないときは、保険を使わない方が結果的に安く付く場合もありますよ。
車のドアを開けるときには、周囲に人がいないか注意することも大切です。強風が吹いていれば思わぬ事故が起きるかもしれません。
その場合は、対人賠償保険が適用される可能性も考えられます。いずれにしても、速やかに警察と保険会社に連絡し、対処するようにしましょう。
保険の補償が足りないと感じる方には、保険の見直しがおすすめです。インズウェブなら最大21件一括見積もりできます。まずは、公式ホームページで登録してみてくださいね。
【まとめ】強風の日はドアパンチが起きやすい!予防をして傷が付かないようにしよう
本記事では、強風の日にドアパンチで傷が付かない方法を5つ紹介しました。ドアパンチは、強風の日や狭い駐車場で起きる可能性が高くなっています。
風でドアがあおられると、普段よりも衝撃が強くなるためドアの開閉時には注意が必要です。また、ドアパンチの衝撃が強ければ、傷は深く塗装が剥がれるかもしれません。
強風が吹くときは、屋内駐車場や風が当たらないような場所を選ぶことも大切です。また、ドアパンチ防止グッズを使用して、予防してもよいでしょう。
ドアパンチの傷が小さければ「大丈夫かな」と思うかもしれません。しかし、ドアパンチでは物損事故として扱われるため、まずは警察に届け出るようにしてくださいね。