「買い物から戻ってきたらドアパンチの傷がついていた」「そのまま逃げられて、泣き寝入りした」このような経験をしたことはないでしょうか。
愛車に傷がついたショックや悔しさもあり「何とか犯人を特定したい」と、考える方もいるでしょう。
本記事では、ドアパンチで泣き寝入りするケースと対処法を紹介します。ドアパンチをされても適切な対処をすれば、犯人特定に役立つかもしれません。
今からでもできる対策をして、安心してドライブが楽しめるように万が一に備えておきましょう。
次の項目から、ドアパンチで泣き寝入りするケースを2つ紹介しています。
ドアパンチで泣き寝入りするケース2選
- 傷が小さい場合
- その場にいない場合
詳しく解説していきますので、そのまま読み進めていってくださいね。
Contents
ドアパンチで泣き寝入りするケース①【傷が小さい場合】

ドアパンチで泣き寝入りするケースの1つに「傷が小さい場合」があります。傷が小さいと、加害者が責任を負うことは難しいかもしれません。
傷自体が目立たない場合、たとえ被害者が事故現場を目撃していたとしても、自分がつけた傷だと認めない場合があるからです。
誰がつけた傷かも見分けがつきにくいため、被害者も「前からあった傷かもしれない」「別の場所でついた傷かもしれない」と考え、加害者を追及できない方もいます。
ですから、被害者は可能な限り証拠を集めることが必要です。車についた傷を撮影し、事故の発生時刻や場所・加害者の車の特徴などを残しておきましょう。
ドアパンチで泣き寝入りするケース②【その場にいない場合】

ドアパンチで泣き寝入りするケースの2つ目は「その場にいなかった場合」です。その場に車の持ち主がいなければ「見つからないかも」と考え、そのまま逃げるからです。
現場に目撃者がいない場合や証拠がない場合は、泣き寝入りになる可能性が高くなります。警察に届け出をしても車のナンバーがわからなければ、犯人を特定することは難しいからです。
目撃情報がなくても、防犯カメラやドライブレコーダーがドアパンチの瞬間を撮影しているかもしれません。
ただし、防犯カメラがあったとしても、画像が不明瞭であったり死角になっていたりする場合、泣き寝入りになるようですよ。
ドアパンチで泣き寝入りする人は多い

ドアパンチをされて泣き寝入りするケースは、Xでも多く投稿されています。今回は、その一部を紹介します。
知り合いがスーパーの駐車場でドアパンチ逃げされてて、警察が犯人特定してくれたんだけど…犯人「当ててない」って否認。当たった部分の確認や話し合いも拒否。当てた瞬間の証拠がないから八方塞がり中…どうにかすることできないんかなぁー??犯人分かってるのに泣き寝入り??辛すぎる…(引用:X)
今回結構強くドアパンチされて、流石に「ドア強めに当たりましたよね?」と伝えて保険会社通してもらったやんけど
実は今までで認識してるだけで、5回くらいされとんのよ
今日以外が全部泣き寝入りなんやけど、
皆意識低すぎない? まだ2年しか乗ってないし
高級新車買えねーと思た(引用:X)
ドライブレコーダーを取り付けたので
今後はドアパンチ喰らっても
相手を特定できる!
喰らってから取り付けたので前回の凹みは泣き寝入りですが、今後は見つけたら通報します!
注意してドアを開閉しましょうね〜(引用:X)
このように、ドアパンチ直後に声をかけても否定されるケースが後を立ちません。しかし、なかには特定に成功し、相手に修理費を請求できた方もいるようです。
次の項目からは、ドアパンチで泣き寝入りしないための対処法を3つ紹介します。
ドアパンチで泣き寝入りしないための3つの対処法
- ナンバーを記録する
- 警察に連絡する
- ドライブレコーダーをチェックする
順番に解説していきます。
ドアパンチで泣き寝入りしないための対処法①【ナンバーを記録する】

ドアパンチで泣き寝入りしないための対処法の1つに「ナンバーを記録する」ことが挙げられます。相手の車のナンバーは、犯人を特定できる証拠となるんですよ。
目の前で逃げられそうになった場合、車を撮影しておくと良いでしょう。その際に、車両の色やモデル・特徴をメモしておけばさらに特定がしやすくなります。
ただし、無理に追跡はせず、安全を最優先してください。可能であれば、事故状況も記録しておきます。目撃者がいる場合、話を聞いておくのも良いでしょう。
加害者が見つかったとしても、当事者同士の示談交渉は避けてください。事故後のトラブルに発展しやすいため、必ず警察や保険会社を通じて進めましょう。
ドアパンチで泣き寝入りしないための対処法②【警察に連絡】
ドアパンチで泣き寝入りしないための対処法の2つ目は「警察に連絡する」ことです。どんなに小さな傷であっても、ドアパンチは事故として扱われます。ですから、必ず警察に連絡しておきましょう。
可能性は低いですが、加害者から後日連絡が入るかもしれません。その際にも、事故後の記録が役立ちます。
しかし前述したように、警察に連絡したとしても証拠が少なければ、泣き寝入りになる可能性は高くなります。
ドアパンチの傷は自己負担で修理するか、自分の保険を使用するしかありません。しかし、保険内容やオプションによって使えない場合もあるため、保険内容を見直ししておきましょう。
ドアパンチで泣き寝入りしないための対処法③【ドライブレコーダーをチェックする】

ドアパンチで泣き寝入りするための対処法の3つ目は「ドライブレコーダーをチェックする」ことです。
ドアパンチの被害で泣き寝入りしないためには、証拠を集めが大切です。ドライブレコーダーを設置している方なら、ドアパンチの瞬間や犯人の車・状況などが映っていないか確認しておきましょう。
ドライブレコーダーがないとしても、事故が起きた場所の防犯カメラに映っているかもしれません。
ただし、セキュリティやプライバシーの問題から、個人では見せてもらえない可能性が高いでしょう。ですから防犯カメラの映像は、警察を通して依頼するようにしてください。
ドアパンチの犯人の特定にはドライブレコーダーが重要です。シンカーのドライブレコーダーなら夜でも撮影できるんですよ。詳しい特徴を知りたい方は、次の記事をご覧ください。
被害届を出してからも加害者が見つかるまで様子をみよう

ドアパンチの被害を警察に届けた後でも、傷の修理は慎重に検討する必要がありますよ。例えば、犯人がまだ見つかっていない場合なら、傷の修理はひとまず我慢した方が良いかもしれません。
ドアパンチの傷の形や付着した塗装などは、加害者の車種や色の特定の手がかりとなります。
しかし、長期間修理を放置すると、傷からダメージが進行しやすくなります。このようなリスクを最小限に抑えるためにも、修理前に画像を撮影し、記録を取っておきましょう。
加害者が見つかったときは、車の傷や残しておいた記録を元に警察や保険会社の指示に従い、保険請求手続きをしてくださいね。
ドアパンチされたら自動車保険は使えるの?

ドアパンチをされた場合、自動車保険が使えるか気になるかもしれません。加害者がいる場合は、相手の保険を使用して車の傷を修理できます。この場合、被害者側の自己負担はありません。
加害者が見つからない場合は、あなたが加入している車両保険で修理が可能です。この場合、自身の保険内容や免責設定を確認しておくことが大切です。
ただし車両保険を使用すると、次年度の保険料が上がってしまいます。ですから、自己負担額とどれくらい保険料が上がるのか比較したうえで、車両保険の利用を検討してくださいね。
保険請求をするときは、事故証明書が必要な場合がほとんどです。次の記事では、ドアパンチの際の事故証明書の発行について詳しく記載していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ドアパンチされる予防対策をしておこう

予防対策をしておけば、ドアパンチの事故は避けられますよ。例えば、傷の多い車の隣に止めないことです。
傷の多い車の持ち主は、駐車するときにぶつけても、気にしない性格だと考えられます。隣に止めると、その分ドアパンチで当て逃げされるリスクが高くなるでしょう。
加えて、ドアパンチの予防グッズの活用がおすすめです。ドアパンチの被害を最小限に抑えるアイテムとして役立ちますよ。
駐車場の広さや止める場所に注意することも効果的です。なるべく周囲に車が止まっておらず、区画の端に止めると良いでしょう。ことも有効です。
ドアパンチや車上荒らしに備えて、防犯カメラの死角にならない場所を選んでみても良いかもしれませんね。
【まとめ】ドアパンチで泣き寝入りしないように対策しておこう

本記事では、ドアパンチで泣き寝入りするケース2つと対処法を3つ紹介しました。ドアパンチは加害者に逃げられるケースもみられ、証拠がなければ見つかる可能性はあまり高くありません。
ですから、ドアパンチを見つけたときは相手の車のナンバーを控え、傷を撮影しておきましょう。傷跡や塗装からも犯人の証拠として有効なため、残しておくといいですよ。
どんなに傷が小さくても、事故があれば警察に連絡してください。修理に保険を使用したい場合は、保険内容や条件をよく見て手続きを進めましょう。
ドアパンチの予防グッズを利用して、リスクを軽減させる方法も効果的です。自動車保険を見直したり、ドライブレコーダーを設置したりして、万が一に備えておきましょう。