車の小さな傷に気づいたとき、ショックを受けたことはありませんか?それがドアパンチによるものだとわかったときは、悔しい気持ちにもなりますよね。
その一方で「誰がやったんだろう?」「修理代はいくらになるんだろう」と不安になるのではないでしょうか。
本記事では、ドアパンチの小さな傷の対処法について解説しています。この記事を読めば、傷の修理費用やドアパンチを防ぐ方法がわかるでしょう。
適切な対処法がわかれば、愛車をキレイに乗り続けられるかもしれません。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
ドアパンチで小さな傷に気がつくとき
車についた傷が小さいときは、すぐに気がつかないときもあります。しかし、ドアパンチの傷には特徴があるため、すぐに見つけられるかもしれません。
一般的にドアパンチの小さな傷は、次のようなときに気がつきますよ。
- 洗車しているとき
- 明るい場所でみたとき
- 相手の塗料が付着している
- 傷が新しい
洗車のときは車体をじっくり観察するため、普段は見落としがちな小さな傷も発見しやすくなります。とくに日光が当たる場所で車を横から眺めると、表面の細かい傷も見えやすくなるでしょう。
また、ドアパンチをされたときは、小さい傷でも相手の車の塗料が付着しているかもしれません。塗料が残っている場合、犯人の特定に役立つでしょう。
ドアパンチの傷は、縦長の傷なのが特徴です。強い衝撃があれば、へこんでいるかもしれません。また、ドアパンチの傷はドア周辺につきやすくなっています。比較的新しい傷で身に覚えがないのなら、ドアパンチの可能性が高いかもしれませんね。
ドアパンチでついた小さな傷の修理方法
ドアパンチでついた傷は、小さくて浅いものなら自分で修理することが可能です。例えば、コンパウンドやタッチペンなら手に入りやすく、簡単にできるでしょう。
浅い傷には、コンパウンドがおすすめです。コンパウンドには細かい研磨剤が含まれており、表面に塗って優しく磨くだけで、傷を目立たなくしてくれます。
タッチペンは、小さな傷に直接塗れば修理可能です。ペン状になっているため、細かい傷でも塗りやすいでしょう。ただし、車と同じ色を探すのは、難しいかもしれません。
コンパウンドで傷を処理した後にワックスをかければ、塗装面を保護し新しい傷から守れるでしょう。
ドアパンチでついた小さな傷にかかる費用
次の表は、ドアパンチの傷の修理にかかる費用料金の目安です。
コンパウンド・タッチペン・スプレー塗装 | 数百円〜数千円 |
ワックス | |
専門業者に依頼した小さな傷(凹み) | 3万円〜10万円 |
板金塗装が必要な場合 | 4万円〜15万円 |
自分で修理できる浅い傷であれば、タッチペンで数百円〜数千円で直せます。広範囲に浅い傷がある場合、スプレー塗装が有効ですが、均一に仕上げるには技術が必要かもしれません。
小さな傷でも塗装が剥がれや深い傷は、板金塗装が必要となるでしょう。自分で修理が難しいときは、ディーラーや整備工場・カーショップで修理を依頼することも可能です。
修理費用は、傷の程度や修理方法・業者によって異なります。少しでも費用を抑えたいときは複数の業者から見積もりを取り、検討してくださいね。
ドアパンチで傷が大きくなるケースとは
ドアパンチは、衝撃の強さで傷が大きくなります。たとえば、強風でドアがあおられた場合、勢いで衝撃も強くなるでしょう。
また、ドアのエッジといった比較的とがった部分が当たると、傷が深くなる傾向です。強風や坂道など、予期せぬ強い衝撃が加わると広範囲にわたって傷がつくかもしれません。
ドアパンチの傷は同じような場所にできるため、同じ場所に何度もぶつからないようにすることも大切です。
ドアパンチでも衝撃が強ければ、ドアの交換が必要になるケースもみられます。修理費用が高くなるかもしれないので、ドアパンチそのものを防ぐ対策も必要です。
ドアパンチでできた傷の修理費用は誰が支払うの?
ドアパンチによる傷の修理費用の負担は、事故の状況によって異なります。相手がわかっている場合、相手方の自動車保険を使用できる場合があります。
相手が見つからないときは、自分の車両保険を使用して修理費用を賄うことが可能です。ただし、自動車保険の内容によって使用条件は異なります。
ただし、自動車保険で車を修理した場合、次年度からの保険料が上がります。ですから、上がった保険料と自己負担額を比較し自己負担額が少ないときは、保険を使わない場合もあるでしょう。
自動車保険を使用する場合、警察に届け出が必要です。保険会社は事故証明書を元にして、保険請求が行われます。ドアパンチをされたときは速やかに警察に報告し、保険会社に連絡しましょう。
保険の補償が足りないと感じる方は、保険の見直しがおすすめです。「インズウェブ」なら一度に20件の保険会社の比較が可能なんですよ。
ドアパンチでついた小さな傷は放置しても大丈夫?
ドアパンチでついた傷を放置することは、あまりおすすめできません。たとえ傷が小さくても、早めの対処が必要です。
例えば、傷の部分から水分や塩分が入り込み、時間の経過とともにサビが広がるかもしれません。
サビが拡大すると、見た目だけでなく車体の強度にも影響を及ぼします。また、腐食範囲が広い分、修理費用も高額になるでしょう。
小さな傷でも専門業者で対応してもらえます。長く車を維持するためにも、早めに対処するようにしてください。
ドアパンチされたときは小さな傷でも警察に連絡を
ドアパンチをしてしまっても、小さな傷なら「大丈夫かな」と思ってしまうかもしれません。しかし、被害者でも加害者であっても、冷静な対応が求められます。
ドアパンチをされたときは、相手が近くにいるかどうか確認しておきましょう。万が一相手が立ち去ろうとした場合、相手のナンバープレートを控え、傷の画像を残しておきましょう。
また、小さい傷でも必ず警察に届け出て物損事故として処理してください。事故証明書は、保険請求の際に必要です。
ドアパンチの傷が小さい場合、当事者同士で話を収めるケースもみられます。しかし、示談交渉が難航するケースも多いため、安易な示談には応じず、警察や保険会社に任せることが大切です。
ドアパンチを防ぐにはどうすればいい?
ドアパンチは、予防することも可能です。そうすれば、自分が被害に遭うだけでなく、自分が加害者になる心配も少なくなりますよ。
ドアパンチを防ぐには、広い駐車スペースを選びましょう。周囲に車が止まっていない場所や、1台分の区画が広い駐車場に止めてもいいですね。
また、強風の日は風の向きを意識した駐車もおすすめです。ドアを開ける向きを風上に車を止めたり手で押さえながらゆっくり開けたりする方法も有効です。
ドアパンチが起きてしまったときに備えよう
万が一、ドアパンチが起きたときのために対策をしておきましょう。たとえば、ドアパンチ防止グッズを使用すれば、被害を最小限に抑えてくれますよ。
ドアエッジプロテクターやドアガードは、簡単に取り付け可能です。ドアエッジはドアの端に付けるため、相手の車への衝撃を抑えられます。
また、ドアの側面に貼るドアガードは、ドアパンチから愛車を守れるかもしれません。ボディの側面に貼るだけなので、簡単なんですよ。
ドアパンチの加害者の特定には、ドライブレコーダーが有効です。ドアパンチの瞬間や加害者の車のナンバープレートなど、事故の記録としても役立つでしょう。
ドライブレコーダーの設置を迷っている方は「SINCA(シンカー)ドライブレコーダー」がおすすめです。次の記事では、ドライブレコーダーの特徴を詳しく記載しています。
【まとめ】ドアパンチされたときは小さな傷でも放置せず適切に対処しよう
本記事では、ドアパンチの対処法や予防方法を解説しました。ドアパンチでついた傷はいつついたかわかりにくく、後々気がつくこともあります。
身に覚えがなく特徴的な傷であれば、ドアパンチかもしれません。ドアパンチに気づいたときは、後日であっても警察に相談し対処してもらいましょう。
傷の修理に自動車保険を使用する場合は、事故証明書が必要です。小さな傷でも傷口から車の劣化が進みやすくなるため、早めの処置がおすすめです。
ドアパンチの加害者を特定するには、ドライブレコーダーが役立ちます。万が一のときに備えて、安心できるカーライフを送ってくださいね。