「旧車って盗難されやすいの?」「盗難対策が知りたい」と考えることはありませんか。
「車から離れた隙に盗まれてしまった」「朝起きたら車が無くなっていた」などという話を耳にした方もいるでしょう。
この記事では、旧車の盗難対策を3つ紹介しています。旧車が盗難されやすい理由や盗難されたときの対処法もお伝えします。
日頃から盗難対策をして、大切な愛車を守ってくださいね。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
旧車は盗難されやすいのか
日本の旧車は壊れにくく性能が良いため、旧車でも十分運転が可能です。日本の旧車は外国からも人気が高く、外国で売ることが目的の盗難が増えているんですよ。
現代車でも外国で人気のある「ラウンドクルーザー」や「プリウス」は、同様の理由で盗難が多く、外国にそのまま売られたり、バラして部品として販売されたりしています。
アメリカでは右ハンドルの車の運転は、法律で禁止されています。アメリカには、25年ルールと呼ばれるクラシックカー登録制度があり、製造から25年経過した車を所有することが可能です。
日本の旧車が人気のある映画やゲームに使用され、注目が集まったことも盗難が増えた理由の一つです。
旧車を盗難する手口はどんなものがある?
旧車をそのまま盗んでいくような、大胆な手口が多く、犯人がグループになり盗難していると言われています。
盗難された車は、一度盗難グループで決められた場所に持ち込まれます。車をそのまま売る場合もありますが、盗難車と気付かれないようにするため、分解してから外国に部品として販売するんです。
旧車を盗難するために、狙った車のリサーチを入念に行っています。駐車場の場所や電灯、人気の多さなどをチェックしているんですよ。
盗難の手口は年々巧妙になっており、スマートキーの暗号を盗み取る機械を使って車を動かす手段もあり、手元に鍵があっても盗まれる可能性があります。
旧車が盗難されるときは?
旧車を盗難する前に、犯人は必ず下見をしています。目星を付けた車の運転手の生活スタイルや環境などをチェックしています。
- 車が出し入れしやすい
- 人通りが少ない
- 民家が周りに少ない
- コンビニ等がない
- 明かりが少なく薄暗い
以上のような状況は、盗難に遭う確率が高いでしょう。犯人は逃走ルートも調査しています。鍵をつけたまま車から離れるなどということはせず、鍵は身につけておきましょう。
旧車の盗難対策3選
旧車の盗難対策を大きく3つに分けて紹介します。
- 複数の防犯グッズを使用する
- カーセキュリティを付ける
- GPS追跡サービスを利用する
この記事では、車そのものが動かないようにする対策と犯人が近づきにくくする方法に分けて紹介しています。万が一、盗難に遭った後にGPSは役立つでしょう。
次の項目から、具体的な対策を紹介します。
旧車の盗難対策①【複数の防犯グッズを使用する】
1つ目に紹介する、旧車の盗難対策は「複数の防犯グッズを使用すること」です。
代表的な防犯グッズは「ハンドルロック」のような、ハンドルを固定して運転そのものをできないようにするものがあります。
ハンドルロックのほかにも、タイヤの下に固定して使う「タイヤロック」やブレーキペダルに固定させる「ブレーキペダル」があります。
「自動車カバー」を使って、どんな車種か分かりにくくする方法もあります。注意点は、一度カバーの中に潜り込まれると周囲に気付かれにくいことです。
ハンドルロックや自動車カバー、次に紹介するセキュリティグッズを複数組み合わせて使用することがオススメです。
旧車の盗難対策②【カーセキュリティを付ける】
2つ目に紹介する、旧車の盗難対策は「カーセキュリティを付ける」ことです。代表的なセキュリティグッズは、車が近づいたり車体に触れたら警報音が鳴る装置です。
警報音が鳴るタイプのほかに、車のランプを点灯させるタイプもあります。警報音やランプの光を利用して、犯人を驚かせ盗難を防ぐ方法です。
犯人を驚かせるだけでなく、周囲の人に気付かせる効果があるので、犯行を防ぎやすくなるでしょう。
自宅の駐車場なら、センサーで光が点灯するセンサーライトもオススメです。敷地内に入ったときにライトが光るので、盗難を実行しにくくなります。
カーセキュリティは、警報音の音量が大きすぎると周囲の迷惑になる恐れがあります。誤作動が起きることもありますので、使用するときは注意が必要です。
旧車の盗難対策③【GPS追跡サービスを利用する】
3つ目に紹介する盗難対策は、「GPS追跡を利用する」ことです。GPSは盗難に遭ったときに行動履歴を追跡できるため、車が見つかる確率も高くなります。
また、警察へ被害届を提出するときに、併せてGPSの位置情報を証拠として渡せば、すぐに犯人確保に動いてくれるかもしれませんよ。
警察に被害届を提出して受理されるまで時間がかかりますので、証拠物件は多いほうがあなたの愛車を取り戻しやすくなるでしょう。
「できるなら、盗難防止グッズはスマホで気軽に操作できるものがいいな」という方むけに、以下の記事にてまとめていますので併せてご覧くださいね。
日頃からできる防犯対策
防犯対策グッズは、オートバックスなどのカーショップでも購入ができるので、簡単に対策ができますよ。
運転手の日頃の防犯意識で盗難を防ぐこともできます。たとえば、車から離れるときは必ず鍵から目を離さないことや長い間運転する予定のない旧車でも、週に何度か車を動かしてみることなどです。
先に紹介した盗難に遭いやすい環境の駐車場を利用することは避け、狙われにくくする方法もあります。
自宅なら、防犯カメラを設置してみてもいいかもしれません。防犯カメラも費用がかかりますが、ダミーを利用する手もあります。カメラがあるだけでも犯行の抑止力になるでしょう。
「徹底的に防犯対策をしたい」という方は、以下の屋外専用カメラがオススメですよ。最大40日間の映像・音声を録画可能なため、証拠として残せるでしょう。
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もしも旧車が盗難されたら…
盗難グループは、あらゆる方法を駆使して犯行を行ってきます。防犯対策を行っても盗難されてしまうこともあるでしょう。
もしも盗難に遭ってしまったら、以下の手続きが必要です。
- 警察に届ける
- 一時抹消登録をする
- 保険会社に連絡をする
盗難に遭うと、焦ってしまいますが落ち着いて手続きをするようにしてくださいね。
警察に届ける
盗難に遭ったときは、まず最寄りの警察に盗難届を出すようにしましょう。警察で被害届を出すためには、車のナンバープレート番号・車体番号などが必要です。
日頃から車検証のコピーを準備しておけば手続きがスムーズに進みます。車の詳しい情報や盗難された状況の聞き取りをされ、被害届の受理番号が発行されます。
受理番号は、あとで必要になりますので失わないようにしてくださいね。
一時抹消登録をする
車が盗難された方は、自動車税を免除してもらえます。
- 自動車検査証
- ナンバープレート
- 印鑑登録証明書
- 印鑑登録をしている印鑑
- 受理番号
上記5点を準備し、運輸局で手続きをしてください。
自動車車検証やナンバープレートが盗難にあって手元にない場合は、理由書が必要です。理由書は、運輸局で手に入れることもできます。
一時抹消登録をしたあとに、車が見つかることがあります。その場合は、再度車検を受けることが必要です。
保険会社に連絡をする
旧車で車両保険に加入している方は、保険会社に連絡をしてください。対応は保険会社によって変わりますので、確認が必要です。
また、保険の請求期間がありますので、車が盗難されたときは早めに保険会社に相談することをオススメします。
【まとめ】旧車の盗難対策を徹底しよう
この記事では、旧車の盗難対策を大きく分けて3つ紹介しました。旧車は、映画やゲームに使用されたことから外国でも人気が高まっています。
盗難はグループを組んで行われるため、防犯対策を複数組み合わせることも大切です。日頃の運転手の防犯意識も大切になりますね。
それでも、万が一盗難に遭ってしまったら、速やかに最寄りの警察に相談してください。自動車検査証を日頃からコピーしておけば、いざというときに役に立つでしょう。
防犯対策には、カーショップで簡単に手に入るものから、セキュリティサービスを利用する方法まであります。あなたの予算に合った対策することが大切です。
この記事を参考にして、あなたの愛車を盗難の手から守ってください。