あなたは「クラシックカーをEV化にしたいな」「コンバージョンにかかる値段はいくらくらいなのかな」と気になっているのではないでしょうか。
近年では、環境に配慮した「電気自動車」などのエコカーが台頭に出てきましたが、そんななかクラシックカーのEV化も話題になっていますよね。
本記事では、クラシックカーをEV化するのにかかる値段や、コンバージョン依頼できるお店5つについてお伝えしていきます。
この記事を読めば、クラシックカーを電気自動車にするためにかかる費用が分かり、どんなメリットがあるのかが分かるでしょう。ぜひ読み進めてくださいね。
Contents
- 1 クラシックカーEV化にかかる平均的な値段は400~800万円
- 2 クラシックカーEV化にかかる値段①【eカレント】
- 3 クラシックカーEV化にかかる値段②【オズモーターズ】500万円~
- 4 クラシックカーEV化にかかる値段③【両備テクノモビリティカンパニー】400万円~
- 5 クラシックカーEV化にかかる値段④【チンクエチェント博物館】660万円~
- 6 クラシックカーEV化にかかる値段⑤【アビゲイルモータース】767.8万円~
- 7 クラシックカーをEV化すると「減税」などのメリットがある
- 8 クラシックカーをEV化するデメリットも知っておこう
- 9 クラシックカーを所有するなら、維持費を抑える方法を活用しよう
- 10 【まとめ】クラシックカーをさまざまな形で楽しもう
クラシックカーEV化にかかる平均的な値段は400~800万円
クラシックカーをEV化するためにかかる平均的な値段は、400~800万円かかりますよ。
以下がクラシックカーをEV化できる専門店になりますよ。
クラシックカーEV化にかかる費用 | |
eカレント | 費用記載なし |
オズモーターズ | 500万円以上 |
両備テクノモビリティカンパニー | 400万円以上 |
チンクエチェント博物館 | 660万円以上 |
アビゲイルモータース | 767.8万円以上 |
クラシックカーをEV化できる専門店は、お店によってコンバージョンできる車両が異なりますよ。
そのため、「自分の愛車をEV化してほしいな」と思っている方は、事前に問い合わせをしてみると良いでしょう。
クラシックカーEV化にかかる値段①【eカレント】
まず始めにお伝えする、eカレントでのクラシックカーEV化にかかる値段は、400~800万円と予想されます。
eカレントはカレント自動車の1つの事業であり、クラシックカーを電気自動車にコンバージョンを依頼できますよ。
eカレントでは、以下の車両がEVコンバージョンされた事例があります。参考にしてくださいね。
EV化事例
- フィアット500
- VWビートルポルシェナロー
- ポルシェ930
- ポルシェ356
- BMWイセッタ
「自宅で保管している旧車を乗り続けたい」という方は、eカレントに依頼すれば、電気自動車として運転できるでしょう。
- 住所:〒225-0002 神奈川県横浜市青葉区美しが丘4-52-16
- 電話番号:045-902-0008
- 公式サイト:eCurrent公式サイト
クラシックカーEV化にかかる値段②【オズモーターズ】500万円~
続いてお伝えする、「オズモーターズ」では、クラシックカーEV化にかかる値段は、500万円~になりますよ。
少なく見積もっても公道を走るためのナンバー取得までを含めるとカスタム費用が500万台がスタートとなるのが現実です。バッテリーの容量増加や急速充電器対応、エアコン装備といった装備はオプションとなります。
出典:OZmotors より
オズモーターズでは、コンパクトカーから大排気量マッスルカーまで、EVコンバージョンが可能になっています。以下のEV化事例を参考にしてくださいね。
EV化事例
- クラシックビートル
- セダン系
- スポーツ
- 大排気量のマッスルカー
オズモーターズでは、さまざまな車両状態に併せて、適切なカスタムを施してくれますよ。
そのため「家で保管していた不動車をEV化して乗りたいな」といったケースも、問い合わせてみたらきっと解決してくれるでしょう。
- 住所:〒224-0042 神奈川県横浜市都筑区大熊町224-5
- 電話番号:050-3748-0202
- 公式サイト:OZ Motors(オズモーターズ)公式サイト
クラシックカーEV化にかかる値段③【両備テクノモビリティカンパニー】400万円~
3つ目にお伝えする、「両備テクノモビリティカンパニー」のクラシックカーEV化にかかる値段は、約400万円以上ですよ。
両備では、レストア100万円~とEVコンバージョン300万円~かかります。
また、両備では「1969年製のオースチン社製タクシー」をレストアとEV化してよみがえらせた実績がありますよ。
車両のボディ劣化が激しかったり、年式が古い車は、両備で充実した整備とコンバージョンを依頼してみてはいかがでしょうか。
- 住所:〒700-0953岡山県岡山市南区西市570
- 電話番号:0866-56-6800
- 公式サイト:両備テクノモビリティカンパニーの公式サイト
クラシックカーEV化にかかる値段④【チンクエチェント博物館】660万円~
4つ目にお伝えする、「チンクエチェント博物館」でのクラシックカーEV化にかかる値段は、車両代込みで660万円~になりますよ。
チンクエチェント博物館では、フィアット500のEVコンバージョンされた車両が販売されており、年間10台限定になっていますよ。
通称「フィアット500ev」は、100㎞の航続距離が可能になっているため、街乗りを楽しむのにぴったりな車両かもしれません。
また、ダッシュボード周りのオプションパーツが豊富にありますので、あなただけのフィアット500evに仕上げることも可能でしょう。
- 住所:〒467-0872 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14-10
- 電話番号:052-871-6464
- 公式サイト:チンクチェント博物館-フィアット500evの公式サイト
クラシックカーEV化にかかる値段⑤【アビゲイルモータース】767.8万円~
最後に紹介する、「アビゲイルモータース」でのクラシックカーEV化にかかる値段は、767.8万円~ですよ。
アビゲイルモータースでは、クラシックミニをEVコンバージョンされた「アビゲイルミニEV」を販売していますよ。
アビゲイルミニEVの特徴は「V2Hに対応」しているところであり、自家発電した電気を給電すれば、燃料代を実質0円に節約できるでしょう。
「クラシックミニを所有したいけど、維持費が大変だな」という方は、アビゲイルミニEVを所有すれば、お得に運転を楽しめるかもしれませんよ。
- 企業名:株式会社アビゲイル
- 住所:〒203-0014 東京都東久留米市東本町3-15-704
- インスタグラム:abigail_motors
- メールアドレス:info@abigail-motors.ltd
- 公式ホームページ:Abigail Motors
クラシックカーをEV化すると「減税」などのメリットがある
「そもそもクラシックカーをEV化すると良いの?」と気になる方もいるでしょう。実は、車にかかる税金や維持費を節約できるメリットがあるんですよ。
以下が、クラシックカーをEV化することで、節約できる3つのメリットですよ。
- エコカー減税・グリーン化特例・環境性能割が適用になる
- ガソリン代にかかっていた費用を1/4にできる
- V2H連動で「走る蓄電池」になる
エコカー減税・グリーン化特例・環境性能割が適用になる
クラシックカーをEV化にコンバージョンすることで、「エコカー減税」「グリーン化特例」「環境性能割」が適用されるんですよ。
- エコカー減税 取得時自動車重量税100%減税、初回継続車検時100%減税
- グリーン化特例 自動車税が75%減税
- 環境性能割 取得時に0~3%取得価額を免除(※)
ちなみに、EV化されたクラシックカーの方が、オリジナルの車両よりも初年度では、約30,000円以上安くなる傾向にありますよ。
ガソリン代にかかっていた費用を1/4にできる
クラシックカーをEV化すると、ガソリンにかかっていた費用を1/4にすることが可能ですよ。以下の表をご覧くださいね。
EV化クラシックカーとオリジナル車の燃料費比較(※) | ||
EV化クラシックカー | オリジナルクラシックカー | |
100㎞走行 | 約390円 | 約1,200~1,700円 |
200㎞走行 | 約770円 | 約2,500~3,500円 |
500㎞走行 | 約1,900円 | 約6,200~8,700円 |
1,000㎞走行 | 約3,900円 | 約12,400~17,300円 |
5,000㎞走行 | 約19,300円 | 約61,800~86,500円 |
10,000㎞走行 | 約38,600円 | 約123,500~173,000円 |
(※)1Lあたり約10~14㎞の燃費(ガソリン代1Lあたり173円)
1kwhあたり約7㎞の電費(電気1kwhあたり27円)
出典:イーデス-1kwhの電気代はいくら?料金の計算方法や平均値を解説 より
出典:e燃費 より
上記の表を見れば、10,000㎞走行すると、約84,900~134,400円節約できることが分かるでしょう。
浮いた燃料代を車のカスタム費用や、旅行やドライブにかかる旅費に充てれば、より素敵な思い出作りができるかもしれませんよ。
V2H連動で「走る蓄電池」になる
クラシックカーをV2Hに連動させることで、据え置き型蓄電池のほかに、サブ蓄電池として利用することができるんですよ。
太陽光発電を家庭に導入している場合、余ってしまった電気をクラシックカーに給電すれば、足りなくなったときに車から電気を使えます。
「無駄なく太陽光発電をしたいな」「旧車を長く乗り続けたいな」という方は、V2H対応のクラシックカーを所有してみてはいかがでしょうか。
クラシックカーをEV化するデメリットも知っておこう
クラシックカーをEV化することは、メリットだけでなく、デメリットもありますよ。以下の項目をご覧くださいね。
- 初期費用が400万円以上と高額
- その車ならではのエンジン音が聞けなくなる
特に大きなデメリットは、「初期費用がかかる」「オリジナルのエンジン音が聞けなくなる」点でしょう。
その車ならではのクセになるようなエンジン音は、EVコンバージョンをすることで、まったく別物になってしまいます。
そのため、クラシックカーのエンジン音やフィーリングを大事にしたい方は、十分に悩むことをオススメしますよ。
クラシックカーを所有するなら、維持費を抑える方法を活用しよう
クラシックカーをEV化したい方の中には、年間維持費を抑えたい方もいるでしょう。
クラシックカーをEV化する以外にも、旧車の維持費を抑える方法は、以下の通りありますよ。
- 自動車保険の見直し
- 駐車場の料金を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 自宅のスペースを貸し出す
- 車両をシェアリングする
- ソーラーカーポートを導入する
- 定期的に専門店でメンテナンス
上記のクラシックカーにかかる維持費を節約する方法を使えば、年間60万円以上の費用を抑えることも可能ですよ。
「もっと詳しく維持費を抑える方法が知りたいな」という方は、以下の記事を併せてご覧くださいね。
【まとめ】クラシックカーをさまざまな形で楽しもう
今回は、クラシックカーをEV化するのにかかる値段や、コンバージョン依頼できるお店5つについてお伝えしてきました。
クラシックカーはただ所有するだけでなく、EVコンバージョンする方法もあり、楽しみ方の幅が広いです。
V2H対応のクラシックカーにすることで、環境や財布にも優しいため、かっこいいだけでなく経済的な車になると言えるでしょう。
ぜひ、あなたに合ったクラシックカーの楽しみ方を見つけてみてくださいね。