あなたは「ソーラーパネルを設置しようかな」「天気によって発電量が変わるのか気になる」と思っているのではないでしょうか。
ソーラーパネルを導入する方からすると、天気によってどのくらいの発電量が期待できるのか気になりますよね。
そこで本記事では、天気ごとのソーラーパネルの発電量について解説しています。
この記事を読めば、ソーラーパネルが天気ごとにどのくらいの発電量を確保できるかが分かるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
ソーラーパネルは天気によって発電量が変わる
ソーラーパネルは天気によって発電効率が変わるため、1日ごとの発電量も変わりますよ。天気ごとの発電効率は以下の通りですよ。
- 晴れ 100%
- 曇り 40~60%
- 雨 5~20%
ソーラーパネルは晴れのときが最も発電効率が高く、雨天時の発電量は少ないです。
晴れ・曇り・雨のときの発電量を平均すると、1日あたり約2.7kwh(※1)発電してくれるんですよ。
(※1)1kwのソーラーパネルで発電した場合、年間発電量1,000kwhを365日で割った発電量
次の項目から、天気ごとのソーラーパネルの発電量についてお伝えしていきますね。
ソーラーパネルの通常時の発電量について
ソーラーパネルの通常時の発電量は、以下の通りですよ。
ソーラーパネルの通常時の発電量 | |||
パネルの大きさ | 1日 | 1か月 | 1年 |
1kw | 約2.76kwh | 約83kwh | 約1,000kwh |
2kw | 約5.53kwh | 約166kwh | 約2,000kwh |
3kw | 約8.3kwh | 約249kwh | 約3,000kwh |
4kw | 約11kwh | 約332kwh | 約4,000kwh |
5kw | 約13.8kwh | 約415kwh | 約5,000kwh |
ソーラーパネルは1kwごとに年間約1000kwh発電しており、大きさによって最大発電量が変わりますよ
ソーラーパネルの設置を考えている方は、同居している人数に合わせてパネルの数を多くすることをオススメしますよ。
住宅用太陽光発電で平均的に設置されているのは4~5kwですので、参考にしてくださいね。
ソーラーパネルの天気ごとの発電量「晴れ」
始めにお伝えするのは、晴れの時のソーラーパネル発電量ですよ。天気のなかで安定した発電が行えるでしょう。以下の表をご覧ください。
【晴れ】ソーラーパネルの発電量 | |
パネルの大きさ | 1日 |
1kw | 約2.76kwh |
2kw | 約5.53kwh |
3kw | 約8.3kwh |
4kw | 約11kwh |
5kw | 約13.8kwh |
ソーラーパネルは晴れの時に発電量が高いため、発電して余った電気を売ることができるかもしれませんよ。
売電による収入を電気代に充てたり、蓄電をすることで、発電量の少ない日と相殺できるでしょう。
また、ソーラーパネルは高温によって発電効率が悪くなるため、一概に晴れの日が最も発電量が高いとも言えません。
ソーラーパネルの温度による損失については、後ほどお伝えしていきますね。
ソーラーパネルの天気ごとの発電量「曇り」
曇りのときのソーラーパネルの発電量は、晴れに比べると40~60%の発電効率になりますよ。雲がある天気でも十分な発電ができるでしょう。
【晴れ・曇り】1日あたりのソーラーパネル発電量 | ||
パネルの大きさ | 晴れ | 曇り |
1kw | 約2.76kwh | 約1.10~1.65kwh |
2kw | 約5.53kwh | 約2.21~3.31kwh |
3kw | 約8.3kwh | 約3.32~4.98kwh |
4kw | 約11.0kwh | 約4.40~6.60kwh |
5kw | 約13.8kwh | 約5.52~8.28kwh |
1日の1人あたりの平均的な消費電力量6.1kwhを、4~5kwのソーラーパネルで相殺できることが分かりますよね。
曇りの日でも、1人分の電気代を節約できるため、家計の支出を少しでも減らせるでしょう。
場合によっては、曇りの日は晴れで猛暑な日よりも、発電効率を期待できるでしょう。
ソーラーパネルの天気ごとの発電量「雨」
雨の日のソーラーパネルは、晴れに比べると5~20%の発電量になりますよ。天気のなかで最も発電効率が低くなる傾向にあります。
【晴れ・雨】1日あたりのソーラーパネルの発電量 | ||
パネルの大きさ | 晴れ | 雨 |
1kw | 約2.76kwh | 約0.13~0.55kwh |
2kw | 約5.53kwh | 約0.27~1.10kwh |
3kw | 約8.3kwh | 約0.41~1.66kwh |
4kw | 約11kwh | 約0.55~2.20kwh |
5kw | 約13.8kwh | 約0.69~2.76kwh |
上記の表を見ると、晴れの日よりも5分の1の発電効率になっていることが分かるでしょう。
また、梅雨の季節になると、雨が多くなるため、夏は春や秋に比べて発電量は低いんですよ。
季節ごとのソーラーパネルの発電量について、次の項目で詳しくお伝えしていきますね。
ソーラーパネルは季節によっても発電量が変わる
ソーラーパネルは天候を左右する季節によっても発電量が変わり、春と秋に最も発電量が高くなりますよ。
季節ごとのソーラーパネルの発電量について、以下のグラフにまとめましたのでご覧ください。
ソーラーパネルは4~5月に最も発電量が高くなり、8月も発電量が高くなりますよ。
「もっと詳しくソーラーパネルの発電量について知りたいな」という方は、以下の記事を併せてご覧くださいね。
ソーラーパネルは温度による損失がある
ソーラーパネルは、気温が25℃以上になると、1℃温度上昇するごとに0.5%の発電効率が損失してしまいますよ。
表やグラフで、ソーラーパネルの気温ごとの発電効率についてまとめていますので参考にしてくださいね。
気温ごとのソーラーパネルの発電効率(※1) | |||
気温(℃) | 発電量(kwh) | 発電効率 | 損失率 |
25 | 12.15 | 100.0% | 0% |
26 | 12.09 | 99.5% | 0.5% |
27 | 12.03 | 99.0% | 1.0% |
28 | 11.97 | 98.5% | 1.5% |
29 | 11.91 | 98.0% | 2.0% |
30 | 11.85 | 97.5% | 2.5% |
35 | 11.54 | 95.0% | 5.0% |
40 | 11.24 | 92.5% | 7.5% |
(※1)家庭用太陽光発電で平均的に積載されている、4.5kwのソーラーパネルの発電量を元にしています。
表を見ると35℃になると、温度による発電効率の損失は5%と分かりますよね。
「晴れの日なのに思ったよりも発電量が高くなかった」という場合は、もしかしたら気温が高くて発電効率が悪くなっているのかもしれませんよ。
ソーラーパネルを多く設置して天気や温度の影響を減らそう
ここまで、ソーラーパネルは天気や温度の影響によって発電量が変わるとお伝えしました。
「年間を通して、安定した発電量にしたいな」という方は、ソーラーパネルを多く設置することをオススメしますよ。
以下の人数別の平均的な電力消費量を参考にして、ソーラーパネルの最低発電量が消費電力量を下回らないようにしましょう。
人数別の平均電力消費量 | ||||
1人 | 2人 | 3人 | 4人 | |
電力使用量/日 | 6.1kwh | 10.5kwh | 12.2kwh | 13.1kwh |
もしかしたら、屋根の上に載せるソーラーパネルだけでは発電量が足りない場合がありますよ。
駐車場などのデッドスペースを生かす方法があるので、次の項目でお伝えしていきますね。
駐車場のデッドスペースを生かして、太陽光発電をしよう
「ソーラーパネルの発電量を増やしたいな」「太陽光発電をしたいけど、屋根に載せられない…」という方は、駐車場のデッドスペースを生かしてみましょう。
駐車場のデッドスペースにソーラーカーポートを設置することで、駐車スペースを確保しながら太陽光発電ができるんですよ。
毎年10万円以上の電気代節約になるため、浮いたお金であなたの好きな使い道に利用できるでしょう。
トモシエのソーラーカーポートについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
【年10万円以上の利益】トモシエのソーラーカーポートのメリット7選
トモシエでソーラーカーポートについて無料の資料請求をしてみる
【まとめ】ソーラーパネルを設置して、発電量を底上げしよう
今回は、天気ごとのソーラーパネルの発電量や、温度による損失について、お伝えしてきました。
ソーラーパネルは日によって発電量が変わるため、最低発電量が消費電力を上回らないようにすることが節約のコツですよ。
最低発電量を底上げする意味でも、ソーラーパネルの設置枚数を増やすことをオススメします。
「ソーラーパネルでどのくらいの節約ができるのか知りたい」という方は、以下の記事を参考にしてくださいね。