あなたは、「車についている白ぼけした汚れが気になる」「これってイオンデポジットってやつ?」と気になっているのではないでしょうか。
イオンデポジットは、水がボディ表面で自然乾燥することで起こる現象であり、車を美しく見せる天敵でもあります。
そこで本記事では、イオンデポジットになるメカニズムや起こさない5つの対策についてお伝えしていますよ。
この記事を読めば、あなたの愛車を美しく保つコツが分かるでしょう。ぜひご覧くださいね。
Contents
イオンデポジットが起こるのは、水の中の「ミネラル分」が原因

そもそものイオンデポジットが起こるメカニズムは、水に含まれるミネラル分が原因ですよ。
水に含まれているミネラル分がボディに付着したまま、蒸発することで、リング状に残留物が残ってしまいます。
「洗車したけど、なんだかうろこ状になっていてキレイにならない」と、ボディ表面が滑らかにならない場合は、イオンデポジットの原因が大きいでしょう。
万が一、あなたの愛車にイオンデポジットが発生していたら、すぐに落としておかないと、車両の塗装面を劣化させてしまうかもしれません。
次の項目にて、イオンデポジットを放置するとどうなるのかをお伝えしていきますね。
イオンデポジットを放置すると、塗料をはがしてしまうこともある

イオンデポジットが起きてしまうと、最悪の場合、塗装面まで侵食してしまい、塗料をはがしてしまう恐れがありますよ。
なぜなら、イオンデポジットは固着したミネラル分が地層のように、堆積することで、塗装面の深いところまで入り込んでしまうためです。
イオンデポジットの進行がまだ浅い場合、自分でコンパウンドを使って取り除くことができますが、悪化してしまうと塗装専門店に依頼する必要があるでしょう。
「じゃあ、どんな対策をすればいいの?」と気になる方向けに、イオンデポジットを防ぐ方法を次の項目でお伝えしていきますね。
イオンデポジットを起こさない5つの対策

イオンデポジットを起こさない対策は、以下の5つがありますよ。
イオンデポジットを起こさない5つの対策
- こまめに洗車をする
- 洗車をするときの気温に注意する
- イオンデポジット専用クリーナーを使う
- ワックスやコーティングをする
- 屋根付きの駐車場に停める
特にイオンデポジット対策で効果的なものは、「炎天下で洗車しない」「雨ざらしにしておかない」ところでしょう。
夏場の洗車は、イオンデポジットが起こりやすく、洗車の途中でミネラルが固着してしまうことが少なくありません。
大事な車を長く美しく乗り続けるなら、洗車の仕方やするタイミングを見直すことで、劇的に綺麗さが変わるでしょう。
イオンデポジット対策①【こまめに洗車】

まず始めにお伝えする、イオンデポジットを起こさない対策は、「こまめに洗車する」ことですよ。
イオンデポジットを起こさないために、油膜や汚れを落として、キレイな状態にしておけば、常に撥水されたボディにすることができますよ。
ボディに水がついても撥水されるようにしておけば、イオンデポジットが起きる可能性を少しでも減らすことができるでしょう。
シャンプー
シュアラスターゼロシャンプーは、洗いあがりの撥水効果が高く、水切れが良いボディに変えてくれますよ。
特に夏場はシャンプー後の水滴が急速に乾き、ミネラル分が固着しやすいため、撥水効果が高い洗剤を使うことをオススメしますよ。
高圧洗浄機、泡シャンプーノズル
「自宅で洗車することが多い」という方は、素早くシャンプー・流しができる高圧洗浄機と泡シャンプーノズルを使うことをオススメしますよ。
シャンプーや流しを機械で行なえば、作業の負担を軽減して、より効率的に汚れを落として、イオンデポジットを防げるでしょう。
高圧洗浄機を選ぶのに迷っている方は、以下のケルヒャーK5と専用泡シャンプーノズルが一押しですよ。
イオンデポジット対策②【洗車時の気温に注意する】

続いてお伝えする、イオンデポジットを起こさない対策は、「洗車時の気温に注意する」ことですよ。
イオンデポジットは、水の中に含まれているミネラル分がボディ表面に固着することで起こる現象と伝えました。
夏場などの気温が高い日は、ボディ表面に付いた水が約1時間(※1・2・3)ほどで蒸発して、イオンデポジットを引き起こしかねません。
(※1)気温38.5℃の場合、車のボディは40~69℃になっている
(※2)東京都の平均風速と平均湿度
- 平均風速 約2.9m/s
- 平均湿度 約60~75%(5〜9月)
出典:国土交通省-気象庁 より
(※3)水滴が蒸発する早さ
- 1cmの大きさ
- 1mmの高さ
上記の場合、約1時間でボディ表面で蒸発してしまう
出典:科学技術計算ツール-水の蒸発速度を計算する より
気温が高く紫外線が強い日で、なおかつ紺色の車を洗車すると、1時間もかからずに水滴が蒸発してしまうかもしれません。
洗車をするときは、前日から気温のチェックをして、イオンデポジット対策を行ないましょう。
イオンデポジット対策③【専用クリーナーを使う】

3つ目にお伝えする、イオンデポジットの対策は「専用クリーナーを使う」ことですよ。
「もうすでにボディ表面に水滴のような模様がついてしまった」という方は、イオンデポジット専用のクリーナーを使うことをオススメしますよ。
イオンデポジット専用のクリーナーを使うことで、うろこ状に蓄積したミネラル分を除去して、蓄積することを防げますよ。
イオンデポジット専用クリーナーのオススメは「シュアラスタースピリットクリーナー」ですよ。
コンパウンドが入っており、水垢やミネラル分はもちろんのこと、鳥のフンなどの固まった汚れをすっきりと取り除けるでしょう。
イオンデポジット対策④【ワックスやコーティングをする】

4つ目にお伝えする、イオンデポジットを起こさない対策は、「ワックスやコーティングをして水切れを良くしておく」ことですよ。
イオンデポジットが起きてしまう原因は、水がボディ表面に残り、そのまま蒸発してしまうからです。
なので、そもそものボディの撥水効果を高めておくことで、イオンデポジットを防げるのです。
ワックス
ワックスはイオンデポジットを起こさないアイテムであり、その車が持つ本来の美しさを復活させられますよ。
「ボディについた細かい傷を何とかしたいな」という方は、シュアラスターマンハッタンゴールドジュニアがオススメですよ。
最高級カルナバ蝋を使用しており、洗車キズや小石による線なども滑らかに目立たなくしてくれるでしょう。
コーティング
コーティングはワックスと同様、抜群の撥水効果があり、継続して2か月以上の持続効果が期待できますよ。
また、シュアラスターゼロプレミアムは、最大6か月もの撥水効果があり、「洗車する手間が面倒くさい」という方にはもってこいなアイテムでしょう。
ゼロプレミアムはボディに吹きかけて、タオルで拭きとるだけで施行が終わりますので、大掛かりな作業をする必要はありませんよ。
イオンデポジットを起こさない対策⑤【屋根付き駐車場に停める】

5つ目にお伝えする、イオンデポジットを起こさない対策は、「屋根付き駐車場に停める」ことですよ。
イオンデポジットを起こさない対策の中で、最も効果的なのが、屋根付き駐車場に保管することでしょう。
車に水を付けないようにすることで、洗車する手間を減らし、極限までイオンデポジットを起こさせない方法になるでしょう。
「でも屋根付き駐車場って設置費用が高いんでしょ」と気になる方もいるでしょう。
費用面で不安を感じる方は、長い目で見れば実質0円になる「ソーラーカーポート」をオススメしますよ。詳しくは以下の記事からご覧くださいね。
【まとめ】イオンデポジットを防いで愛車を美しくしておこう

本記事では、イオンデポジットのメカニズムや、起こさない5つの対策についてお伝えしてきました。
イオンデポジットはどんな車でも起こりえる、ボディを劣化させる現象です。
製造終了から20年、30年経っている車両は、少なからずイオンデポジットの被害を受けているかもしれません。
今回紹介した、イオンデポジットを防ぐ対策を活用して、あなたの愛車を長く美しく保ち続けてくださいね。