あなたは「車の盗難届の出し方を知りたい」「警察への申請方法を知っておきたい」と思っているのではないでしょうか。
車が窃盗被害に遭ったら、警察へ盗難届を出しておくことで、愛車を取り戻せる確率が上がるかもしれません。
本記事では、車の盗難届の出し方や、車両窃盗の被害に遭わない対策についてお伝えしていますよ。
この記事を読めば、車両盗難の対策が分かったり、被害に遭ったときに行うことが分かるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
車の盗難届の出し方は5つの手順

「車の盗難届の出し方が分からない」という方は、以下の5つの手順を参考にしてくださいね。
「5ステップ」車の盗難届の出し方
- 交番や警察署に行く
- 必要書類を提出する
- 被害届を記入する
- 場所や日時を聴取してもらう
- 受理番号をもらう
盗難届は詳しい状況を伝えたり、必要書類を準備しておくと、警察側でスムーズに受理してくれるでしょう。
海外で人気な日本車や、製造から25年経過している車両は窃盗被害に遭いやすく、船で密輸されるケースが少なくありません。
迅速に盗難届を受理してもらうためにも、必要書類や記入事項は、事前に覚えておくと良いでしょう。
次の項目から、車の盗難届の出し方について1つ1つお伝えしていきますね。
車の盗難届の出し方①交番や警察署に行く

まずはじめにお伝えする、車の盗難届の出し方は、「最寄りの交番や警察署に行く」ことですよ。
盗難届(被害届)は、警察署に行かなければ、出せません。
「車を盗まれたかもしれない」というときは、すぐに最寄りの交番や警察署に行きましょう。
外国人の窃盗集団によるものだと、国外へ輸送されてしまい、取り戻すことは難しくなってしまいます。
あなたの愛車を取り戻す確率を上げるためにも、すぐに盗難届を出しに行きましょう。
車の盗難届の出し方②必要書類を提出する

続いてお伝えする、車の盗難届の出し方は、「必要書類を提出する」ことですよ。
警察へ盗難届を提出するときは、以下の必要物を持参しましょう。
被害届を提出するのに必要なもの
- 身分証(運転免許証など)
- 印鑑
- 証拠(ドライブレコーダーや定点カメラの動画、GPSなど)
盗難届は受理されるまで、数日時間がかかる場合がありますよ。
逆に、盗難届が即日受理されるのは、すべての提出物が揃っているときです。
車の盗難届の出し方③被害届を記入する

3つ目にお伝えする、車の盗難届の出し方は、「被害届を記入する」ことですよ。
盗難届に必要な提出物を提出したら、以下の7つの項目を記入して、警察へ被害状況を伝える必要があります。
盗難届(被害届)に記入する7つの項目
- 自動車登録番号
- 自動車車体番号
- 車両の色、年式、特徴
- 所有者及び使用者の氏名
- 盗難届者の氏名
- 盗難に遭った年月日時、場所、状況
- 車内にあった貴重品、貴金属、現金
「スムーズに記入したい」という方も多いでしょう。以下の2つの書類をコピーしておくことをオススメしますよ。
被害届の記入のためにコピーしておくと良いもの
- 車検証
- 保険証書
車の盗難届の出し方④場所や日時を聴取してもらう

4つ目にお伝えする、車の盗難届の出し方は、「場所や日時を聴取してもらう」ことですよ。
警察に提出物と被害状況を記入したら、次に聴取を取ってもらいましょう。
被害状況を詳しくわかりやすく伝えるためには、「5W1H」を活用すると良いですよ。
5W1Hで被害状況をスムーズに伝えるポイント
Who(誰が)?(誰が被疑者か、不明な場合は特徴など)
When(いつ)?(被害日時、時間帯)
Where(どこで)?(被害の場所)
What(何を)?(被害品、被害の内容・程度)
Why(なぜ)?(被疑者の動機・意図(わかる範囲で)、被疑者と思う理由(判明している場合))
How(どのように)?(被害状況・犯行態様)
車の盗難届の出し方⑤受理番号をもらう

最後にお伝えする、車の盗難届の出し方は、「受理番号を受け取る」ことですよ。
車の盗難届は、即日で受理してもらえますが、場合によっては数日以上かかることがあります。
即日受理されるためには、GPSや監視カメラの録画を提出すれば、証拠を見てもらえます。
被害届や証拠を元に、警察は事件性があるのかを判断しますので、物的証拠を提出することをオススメしますよ。
車の盗難届以外に、保険会社などに連絡しておこう

「無事、車の盗難届を提出できた」という方は、他にも保険会社や運輸局への手続きを忘れないようにしましょう。
車の盗難被害に遭ったときは、以下の4つの手続きを行ってくださいね。
車の盗難被害に遭ったときにする4つのこと
- 警察へ盗難届を出す
- 保険会社へ連絡
- 一時抹消登録をする
- 最寄りの税関所へ連絡してみる
特に、海外で人気な車種や製造から25年経っている車両は、船で外国へ密輸されている可能性がありますよ。
旧車やクラシックカーを所有している方で被害にあったらは、最寄りの税関所へ連絡して、盗難車両がないか確認してみましょう。
運輸局での一時抹消登録を忘れないようにしよう

「愛車を盗まれてしまった…」という場面になったら、一時抹消登録をしておくことを覚えておきましょう。
一時抹消登録をしないと、所持していないのに自動車税が発生してしまいます。
また、登録をしておくことで、警察がナンバーを確認して盗難車であるのかを調べてくれます。
一時抹消登録の手続き方法について知りたい方は、以下の記事をご覧くださいね。
一時抹消登録は「普通自動車」「軽自動車」ごとに申請場所と必要物は変わりますよ。併せてお伝えしますね。
普通自動車の一時抹消登録
普通自動車の一時抹消登録を申請するには、「各地区の陸運局窓口」で行いましょう。
また、普通自動車の一時抹消登録の手続きに必要なものは、以下の通りですよ。
【普通自動車】一時抹消登録の手続きに必要なもの
- 自動車検査証(車検証)
- ナンバープレート
- 申請書
- 手数料納付書
- 印鑑証明書
- 実印
軽自動車の一時抹消登録
軽自動車の一時抹消登録は、「軽自動車検査協会」にて申請しましょう。
軽自動車は普通自動車とまた違う提出物になっていますよ。以下を参考にしてくださいね。
【軽自動車】一時抹消登録に必要な書類
- 自動車検査証(車検証)
- ナンバープレート2枚
- 自動車検査証返納届出書(軽第4号様式)
- 印鑑
車の盗難防止グッズを使って、被害に遭わないようにしよう

「まだ盗難被害に遭ってないけど、盗まれないか心配だな」という方もいるでしょう。
車両盗難に不安を感じている方は、盗難防止グッズを使って防犯対策を行なってくださいね。
オススメな車両盗難防止グッズは以下の通りですよ。
盗難防止にオススメなアイテム
- GPSトラッカー
- 動体感知センサー
- 監視カメラ
特にオススメな盗難防止アイテムは、「スマホ連動」できるものですよ。
スマホ連動だと、被害にあった瞬間に通知が来たり、アプリ上から位置情報を確認できますよ。以下の記事を併せてご覧くださいね。
【まとめ】車の盗難届の出し方を覚えておき、愛車を取り戻そう

本記事では、車の盗難届の出し方を5つに分けてお伝えするのと、被害に遭ったときにすることを紹介しています。
車両盗難の被害に遭ったら、迅速な対応をすることで、あなたの愛車を取り戻すことができますよ。
逆に対応が遅れたり、盗まれたことに気づかなかったりすると、取り戻せる確率が低くなるかもしれません。
車両盗難被害に遭っても、すぐに対応できるように、対策を立てて愛車を守ってくださいね。