あなたは「愛車に長く乗りたいけどデメリットはあるのかな」「長く乗るために気をつけた方がいいことはあるのかな」と思っているのではないでしょうか。
気に入って乗っている愛車を手放したくない、新車を購入するのは費用がかかってしまうのでなるべく車を長く乗り続けたいですよね。
そこで本記事では、7つのデメリットと車を長く維持する方法などをお伝えしています。
この記事を読めば、車を長く乗り続けることで起こるデメリットと、維持する方法が分かります。ぜひ参考にしてみて下さいね。
Contents
- 1 車に長く乗ると起こるデメリット①【買取価格への影響】
- 2 車に長く乗ると起こるデメリット②【パーツが故障しやすくなる】
- 3 車に長く乗ると起こるデメリット③【予想外な修理費用が発生する】
- 4 車に長く乗ると起こるデメリット④【走行距離が長いと燃費が悪くなる傾向にある】
- 5 車に長く乗ると起こるデメリット⑤【自動車税の重課がされる】
- 6 車に長く乗ると起こるデメリット⑥【車検費用が年々高くなる】
- 7 車に長く乗ると起こるデメリット⑦【不具合のリスクが高まる】
- 8 車を「20年・20万㎞以上維持」を可能にするメンテナンス方法
- 9 車を手放したり買い替えしたりする際の3つの方法
- 10 【まとめ】デメリットを覚えておいて、車と長く付き合おう
車に長く乗ると起こるデメリット①【買取価格への影響】
まずはじめにお伝えする、車に長く乗るデメリットは、「買取価格が年々下がっていくこと」が考えられるでしょう。
車は、走行距離が伸びれば伸びるほど、車両本体の買取価格が下がってしまいます。
特に、走行距離が10万kmを超えると、新車価格の約⅓ほどの買い取り価格になってしまうんです。
「売るときはなるべく高く買い取ってもらいたいな」という場合は、車をこまめにメンテナンスをして大切に乗り続けることをオススメしますよ。
車に長く乗ると起こるデメリット②【パーツが故障しやすくなる】
次にお伝えする、車に長く乗るデメリットは「走行距離が長くなるにつれパーツが故障しやすくなること」が考えられるでしょう。
長く乗った車は部品が劣化していくため、故障しやすくなってしまいます。
電気装置や走行装置のパーツが特に劣化し、故障しやすい部品と考えられており、新車から3~5年経過した車両はこまめなメンテナンスが必要になるでしょう。
パーツの故障を防ぐためには何か異常を少しでも感じたら放っておかず、車屋さんにみてもらう事をおすすめしますよ。
車に長く乗ると起こるデメリット③【予想外な修理費用が発生する】
3つ目にお伝えする、車に長く乗るデメリットは「予想外な修理費用がかかってしまうこと」です。
車に長く乗ると部品劣化により故障する可能性があり、修理にかかる費用が高額になってしまう場合もあります。
また、車の故障によって事故などに巻き込まれたり、事故を起こしてしまったりすると車の破損状況や修理箇所によってはさらに大きな修理がかかるでしょう。
なので予想外な修理費用に備える為に、修理費用などを補償してくれる車両保険に入ることをおすすめしますよ。
「十分な保険金が下りるようにしておきたいな」という方は、インズウェブで自動車保険の一括見積もりをしておくことをオススメしますよ。
車に長く乗ると起こるデメリット④【走行距離が長いと燃費が悪くなる傾向にある】
4つ目にお伝えする、車に長く乗るデメリットは「走行距離が長い車は、燃費が悪くなりやすい」部分でしょう。
10万キロを超えたあたりから部品が劣化し、各パーツが潤滑に動きにくくなってしまい、燃費が悪くなる傾向がありますよ。
新車時よりも、給油回数が多くなり、ガソリン代が高くなってしまうかもしれません。
アクセルは優しく踏む、エアコンは必要時のみ使う、タイヤの空気圧を適正値に充填するなど、燃費を良くする運転の方法をオススメしますよ。
車に長く乗ると起こるデメリット⑤【自動車税の重課がされる】
5つ目にお伝えする、車に長く乗るデメリットは「自動車税が重課され、高くなる」部分ですよ。
ガソリン車、LPG車は13年越えで15%の重課、ディーゼル車は11年超えで同じく15%の重課となります。
自動車税の重課を避ける方法として、ハイブリッドカーなどのエコカーなら重課の対象車から外れるのでこれから車を購入をするならエコカーを選ぶことをおすすめします。
旧車にかかる重課税 | ||
13年以上経過 | 18年以上経過 | |
自動車税 | 約15%重課 | |
重量税 | 約39%重課 | 約54%重課 |
トータル | 約154%重課 | 約169%重課 |
長く乗り続けると、自動車税以外の税金や維持費がかかります。より長く愛車に乗り続けるためにも、自動車税と維持費のシミュレーションを行っておくと良いでしょう。
古い車にかかる維持費がどのくらい変わるのか知りたい方は、以下の記事を併せてご覧くださいね。
車に長く乗ると起こるデメリット⑥【車検費用が年々高くなる】
6つ目にお伝えする、車に長く乗るデメリットは「車検費用が年々高くなってしまう」部分ですよ。
自動車検査証の有効期間は、旅客を運送する自動車運送事業の用に供する自動車、貨物の運送の用に供する自動車及び国土交通省令で定める自家用自動車であつて、検査対象軽自動車以外のものにあつては一年、その他の自動車にあつては二年とする。
上記の法律のように、車は1・2年に1度の法定車検が義務付けられており、新車は3年後に1回、2回目以降の車検は2年に1度の検査をする必要がありますよ。
しかし、車は年々パーツの劣化が進み、定期的なパーツ交換をしなければ、車検そのものに通らなくなってしまいます。
車検に合格するために、劣化したパーツ交換をすると、年式が古い車であればあるほど費用が高額になることが考えられるでしょう。
日頃のメンテナンスをする事で、大きな故障を未然に防げるため、費用を分散して車検にかかるお金を減らすことができるかもしれませんよ。
車に長く乗ると起こるデメリット⑦【不具合のリスクが高まる】
最後にお伝えする、車に長く乗るデメリットは「不具合が起きやすくなる」点ですよ。
車に長く乗れば乗るほど、車両本体やパーツの劣化が進むため、こまめなメンテナンスとパーツ交換が必要になるでしょう。
しかし、メンテナンスを怠ったり、パーツ交換を渋ったりすれば、不具合が起きてしまうかもしれませんよ。
「エンジン音がなんかおかしいな」「オイルゲージがすごい減っているな」といった違和感を覚えたら、すぐに整備士の方に診てもらってくださいね。
次の項目では、車を20年維持・20万㎞以上走行が可能になるメンテナンス方法についてお伝えしていきますね。
車を「20年・20万㎞以上維持」を可能にするメンテナンス方法
「車って10万㎞とか10年乗ったら、もう買い替え時じゃないの?」と思う方が多いでしょう。
しかし、日ごろからこまめなメンテナンスをしたり、違和感があったらすぐに車屋さんに診てもらったりすれば、20年・20万㎞以上維持し続けることができるんですよ。
以下が車を長く維持し続けるために必要なメンテナンス方法になりますよ。
車を20年・20万㎞以上維持し続けるメンテナンス7つ
- オイル交換 5,000kmか半年に1回
- オイルフィルター交換 10,000kmか一年に1回
- オイルゲージチェック 月1回
- タイヤの空気圧チェック 月1回
- タイヤの組み換え 4〜5年に1回
- 冷却水(ラジエター液)チェック 月1回
- 違和感があったらすぐに整備士に診てもらう
車の寿命は一般的に10万キロから15万キロの走行距離で約10年程度と言われていますが、メンテナンス次第では20年・30年と使用できる可能性がありますよ。
車を手放したり買い替えしたりする際の3つの方法
「やっぱり車は買い替えしようかな」という方は、以下の3つの方法で、乗り換えや手放しすることをオススメしますよ。
車の乗り換え・手放す方法3つ
- ディーラーなどの車屋さんへ下取りに出す
- 買取業者で車両の売却する
- 専門の業者に廃車依頼をする
なかには「車両が破損していて、値がつかないかも」という場合、買取業者が部品取りとして、買い取ってくれるときもありますので相談してみてくださいね。
仮に、車の修理代が60万円以上程度の高額となった場合、修理をせず買い替えを検討するのもいいかもしれません。
【まとめ】デメリットを覚えておいて、車と長く付き合おう
本記事では、車を長く乗る事で起こるデメリット7つや、気をつけた方がいいことについて詳しくお伝えしてきました。
「長く乗るとデメリットしかない」イメージがありますが、費用を抑えるための方法としてメンテナンスを行えば、愛車に長く乗り続けられることができますよ。
- 走行中何か異常を感じたらすぐ車屋さんに相談する
- 燃費が悪くなる運転の仕方をしない
「お気に入りの車に長く乗りたい!」という方は上記の方法で車を維持するといいでしょう。
また、車に長く乗り続けると、年間50万円以上の維持費を節約することをご存知でしょうか。
以下の記事では、こまめに車を買い換えた場合と、乗り続けたときの生涯費用を比較していますよ。併せてご覧くださいね。