あなたは「旧車は乗り続けるのは大変だと聞いた」「維持するのはなんで難しいのかな」と気になっているのではないでしょうか。
旧車は現代車よりも修理する機会が多く、そのたびにかかる維持費の負担も大きいはずです。できるなら長く乗り続けて、泣く泣く手放したくはないですよね。
そこで本記事では、旧車を維持するうえで大変なところ7つや、乗り続けるためのコツをお伝えしていきます。
この記事を読めば、旧車を維持するときに知っておきたい維持費やメンテナンスについて詳しく分かるでしょう。読み進めてくださいね。
Contents
旧車の維持が大変な理由は「維持費や手間がかかる」ところ
旧車を維持することが大変な理由は、「維持費や手間がかかる」ところが大きいですよ。
以下の項目では、旧車の維持が大変になる理由を深堀りしてみました。
- 税金
- 車検
- メンテナンス
- パーツ確保
- 故障や修理が多い
- 保管場所
- 乗り心地が悪い
旧車は現代車に比べて、年間維持費が高く、約20万円以上の費用がかかることが分かっていますよ。
あなたが実際に乗りたい旧車が、どのくらいの維持費がかかるのか、事前に調べてみることをオススメしますよ。
旧車を維持するうえで大変なところ①【税金】
まず始めにお伝えする、旧車を維持するうえで大変なところは、「自動車税や重量税などの税金面」なんですよ。
車は製造されてから13年・18年ごとに重課税がかかります。
旧車にかかる重課税 | ||
13年以上経過 | 18年以上経過 | |
自動車税 | 約15%重課 | |
重量税 | 約39%重課 | 約54%重課 |
トータル | 約154%重課 | 約169%重課 |
例えば、34,500円の自動車税が毎年かかっている場合、13年以上経過している旧車は39,600円かかるんですよ。
また、排気量や車重が多くなればなるほど、重課された税金の金額が高額になるので計算してみてくださいね。
旧車を維持するうえで大変なところ②【車検】
続いてお伝えする、旧車を維持するうえで大変なところは、「車検にかかる費用が高額」なところです。
旧車に乗り続けるために必要になるのが、法定整備であり、車検は必ず行わなければならない検査ですよ。
しかし、旧車は車検に合格するために、パーツ交換や修理を行なう必要があり、費用が発生するかもしれません。
ちなみに筆者は、クラシックミニを車検に通したときは、20~25万円の車検費用がかかりましたよ。
旧車を維持するうえで大変なところ③【メンテナンス】
3つ目にお伝えする、旧車を維持するうえで大変なところは、「メンテナンスの手間がかかる」部分です。
旧車は現代車よりもパーツや車両構造が古いため、潤滑な動きをさせるためにメンテナンスが大事になってきますよ。
- オイル交換が3,000~5,000㎞か半年に1回
- オイルエレメント交換が6,000~10,000㎞
- クーラント液の量を定期的にチェック
特にオイル交換は、現代車よりも約2,000㎞以上早めに交換することが推奨されていますよ。
「メンテナンスがめんどくさいな」となると、もしかするとエンジントラブルにつながりかねません。
旧車を維持するうえで大変なところ④【パーツ確保】
4つ目にお伝えする、旧車を維持するうえで大変なところは、「車両によっては、パーツ確保が難しい」部分ですよ。
旧車の中には、パーツの取引が少ない車両があり、交換するための部品を手に入れることが難しいかもしれません。
「あこがれていたクラシックカーに乗ることができた」となっても、トラブルが起きた時の代替部品が見つからない場合があるでしょう。
そのため、希望の旧車に乗る前に、「専門店があるか」「部品の取り扱いをしているか」など調べておくことをオススメしますよ。
旧車を維持するうえで大変なところ⑤【故障や修理が多い】
5つ目にお伝えする、旧車を維持するうえで大変なところは、「故障や修理するときが多い」部分です。
旧車はパーツの確保が難しいとお伝えしましたが、同時に故障が起きる可能性もありますよ。
メンテナンスをこまめに行なっていても、目に見えない部分が劣化している場合があるでしょう。
「こないだ修理したばっかりなのに、今度は別の箇所が故障…」となっても、対応できるように維持費を確保しておきましょう。
旧車を維持するうえで大変なところ⑥【保管場所】
6つ目にお伝えする、旧車を維持するうえで大変なところは、「保管場所を確保する必要がある」点ですよ。
旧車は青空駐車でも維持することができますが、より長く乗り続けるなら、以下の保管場所の条件を満たしておくと良いでしょう。
- ガレージや車庫
- カーポート
- コンクリートの地面
旧車を青空駐車していると、紫外線や雨風の影響を受けて、チョーキング現象(※)を引き起こしてしまうかもしれませんよ。
(※)チョーキング現象とは、外壁塗装面の劣化現象の一つです。塗料に含まれている顔料が紫外線や熱、風雨などの自然現象により劣化し、チョークのような粉が出てきてしまう事を言います。出典:住まいのリフォーム-塗装源
そのため、旧車を維持するなら、保管場所を確保する必要があるため、費用面やスペースに対する負担が大きくなるでしょう。
旧車を維持するうえで大変なところ⑦【乗り心地が悪い】
最後にお伝えする、旧車を維持するうえで大変なところは、「乗り心地が悪い」点でしょう。
旧車は現代車よりも固めな足回りになっていることが多いため、長距離運転は車両によって難しいかもしれませんよ。
「高速道路を運転していたら、腰が痛くて限界…」という方は、乗り心地を快適にするアイテムを探すことをオススメします。
中には、旧車の乗り心地に対してギャップが大きすぎるために、手放してしまう方も少なくありませんよ。
シェアリングサービスを利用すれば、旧車の維持が楽になる
「旧車にかかる維持費を払うのが大変だな」という方は、シェアリングサービスを使って、車両を貸し出すことをオススメしますよ。
シェアリングサービスを使えば、旧車に乗っていない時間に、他の方に貸してレンタル料をもらえるんです。
車に乗っていない時間に他の方へシェアリングすれば、稼いだお金を維持費に充てることができるでしょう。
「シェアリングサービスはどんなものがいいの?」と気になる方は、以下のエニカがオススメですよ。詳しく知りたい方は、ご覧くださいね。
旧車の年間維持費を抑えて、楽に維持してみよう
旧車にかかる年間維持費は、約20万円以上と言われており、修理が必要になると別途費用がかかりますよ。
年間維持費を抑えることで、好みのカスタムや修理費に充てることができるので、以下の7つを活用してみることをオススメしますよ。
- 自動車保険の見直し
- 駐車場の料金を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 自宅のスペースを貸し出す
- 車両をシェアリングする
- ソーラーカーポートを導入する
- 定期的に専門店でメンテナンス
また、上記の方法をすべて取り組むと、年間60万円以上の維持費節約が期待できるでしょう。
1つでも構いませんので、ちょっとでも維持費を抑えたい方は取り組んでみてくださいね。以下の記事から詳しくお伝えしていますよ。
【まとめ】旧車の維持を楽ちんにして長く乗り続けよう
本記事では、旧車を維持するうえで大変なところを7つと、長く乗り続けるためのコツについてお伝えしてきました。
旧車は維持費を抑えれば抑えるほど、トラブルに対応できる資金を準備できるんですよ。
維持費を抑えた分だけ、カスタムやメンテナンス、ドレスアップなどのあなたの楽しいことに資金を回せるはずです。
ぜひ、本記事で紹介した、旧車の年間維持費を抑える方法を利用してみてくださいね。