「車って何年くらいが寿命なの?」「30年乗る人もいるらしいけど、本当かな」このように考えることはありませんか。
一般的に車の寿命は10年または、10万kmだと言われています。しかし、20年・30年と運転している方もいるため、どのように維持すれば良いのか疑問を持つ方もいるでしょう。
そこで、本記事では車に30年乗るためのポイントを5つ紹介しています。気に入った車があるのなら、できるだけ長く運転したいですよね。
1台の車に長く乗るメリットや注意点もあわせて紹介しているため、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
Contents
車に30年乗ることは可能なの?

車に30年以上乗ることは可能ですよ。しかし、走行距離が10万kmを超えた車はタイミングベルトの交換が必要になり、さらに13年以上経過すれば自動車税が増税されます。
このように、10年以上経過すると維持費の増加が考えられるため、乗り換えを検討するようです。
それでも長く車に乗りたいと考えている方は、次の5つのポイントを抑えているんですよ。
車に30年乗るためのポイント5選
- 日常的に点検する
- こまめにオイル交換をする
- 無理な運転をしない
- 計画的に消耗品の交換をする
- 雪国や海沿いは錆に注意する
次の項目から、解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
車に30年乗るためのポイント①【日常的に点検する】

車に30年乗るためには「日常的に点検する」ことが大切です。車の寿命を最大限に引き延ばすためには、日常的に点検し、小さなトラブルや異常を早期発見することです。
日常的に点検することにより、大きな故障やトラブルが発生する前に対処できるため、修理費用の節約や大きなダメージの回避につながります。
また、日常的に点検しておけば、車の状態が把握できるため、部品やパーツの交換予測も立てられるでしょう。
車の故障や部品の劣化は、安全面に直結します。日常的な点検は、節約だけでなく、安全に運転するために必要ですよ。
車に30年乗るためのポイント②【こまめにオイル交換をする】

車を「こまめにオイル交換をする」ことによって、車の寿命を延ばせますよ。オイル交換は、車の状態を維持するために重要な役割をしています。
エンジンオイルは、エンジン内部の摩擦を減少させ、車の効率的な動作を支えています。ほかにも、エンジン温度の上昇の抑制や不純物の除去にも役立っているんですよ。
オイル交換をすることで、エンジンの性能を最適に保ちます。古い車になるほど、エンジンオイルの負担が大きくなるため、10年以上経過した車は、なるべく早めのオイル交換がおすすめです。
車に30年乗るためのポイント③【無理な運転をしない】

車に30年乗るためには「無理な運転をしない」ことが大切です。たとえば、急ブレーキや急発進をすることです。
急ブレーキや急発進は、エンジンやブレーキに負担をかけます。また、車間距離を詰めて運転すると、急ブレーキの回数も多くなるでしょう。
車を長く年数維持するためには、定期的に車を走らせておくことも大切です。車に長期間乗らないでいると、バッテリーが上がったり部品が故障したりする可能性が高まります。
長期間運転しないときでも1週間に1回、短い距離でも良いので、車を走らせておくことがおすすめです。
車に30年乗るためのポイント④【計画的に消耗品の交換をする】

車の「計画的に消耗品を交換する」ことも、車を長く運転するために必要です。車の多くは消耗品で構成されており、定期的な交換が大切です。
消耗品には、オイル交換のほかブレーキオイルやタイヤ・バッテリーなどがあります。また、タイミングベルト(タイミングチェーン)は、エンジン動作に直結しており、車の大きなトラブルの原因になります。
計画的に消耗品を交換するために、車の整備記録を取っておくと良いでしょう。車の整備を同じ工場で行っていれば、記録を集めやすいかもしれません。
また、車検や予算と照らし合わせながら、工場の整備士と交換スケジュールを立てておいても良いかもしれませんね。
車に30年乗るためのポイント⑤【雪国や海沿いは錆に注意】

車を30年乗るためには「錆に注意」することも大切です。とくに、沿岸部の方は潮風に、雪国の方は融雪剤に含まれる塩分に注意しましょう。
塩分は、鉄を腐食させる性質があるため、少しの錆からでも広がりやすくなるでしょう。そのため、雪の日に運転したあとは、足回りを中心に洗車しておくことが大切です。
また、洗車をしたあとは、湿気対策も必要です。水分をしっかり拭き取り、乾燥させると良いですよ。
可能であれば、シャッターのある屋根付き駐車場を使用し、雨や雪・潮風から車を守るようにしましょう。車体に防錆スプレーやコーティング剤を使って、錆を予防することも可能ですよ。
次の記事では、車のボディを美しくするアイテムを紹介しています。古い車体を少しでも長く維持させたい方は、ぜひ、参考にしてくださいね。
車を30年乗る際の注意点

古い車を乗り続けることは、乗り換えする車両費用が必要ないため、車にかかるお金をグッと抑えられます。
少しでも車を長持ちさせるためには、先に紹介したようなお手入れが必要です。しかし、車が古くなると、パーツが生産されなくなる場合もありますよ。
そうなると、市場にパーツが出回らなくなるため、取り寄せに時間やお金がかかるかもしれません。
また、初年度登録から13年以上経過した車は、排気量に関わらず約15%も自動車税が増税されます。さらに、重量税は初年度登録から13年以上・18年以上の2段階で重課されます。
このように、車を30年以上乗る場合は、整備費や税金などの維持費がかかることを考慮しておきましょう。
30年以上経過した車でも、節約方法によっては年間60万円も抑えられるかもしれませんよ。下記の記事で詳しく解説しているため、興味のある方はぜひ、ご覧ください。
何年で乗り換えるのがベスト?

車の乗り換え時期は、車検がある3年・5年・7年目が一般的です。これは、車の価値が7年経過後に、急激に下がるからです。車を下取りに出したい方は、7年目までの買い替えが良いでしょう。
一般財団法人 自動車検査登録情報協会の調査では、令和4年の車の平均経過年数は、9.03となっています(軽自動車は除く)。
このことから、平均的な乗り換えのタイミングは、7~10年の間に決める方が多い傾向です。
しかし、乗り換えのタイミングは、個人の経済状況やライフスタイルによって異なります。現在の車の状態を総合的に判断して、最適なタイミングを見極めることが大切です。
経済的にオトクな乗り方が知りたい方は、下記の記事をご覧ください。車の状態や予算に合った選び方ができるでしょう。
車に30年乗るメリットはあるの?

車に30年乗ることは、車の車両代や手続きにかかる初期費用が節約できることがメリットです。
30年も1台の車に乗っていれば、普段から手入れやメンテナンスが必要になるものの、車に関わる時間が増えるため、より車に愛着が湧くでしょう。
さらに、30年も経過した車は旧車として扱われ、また別の交流やコミュニティができるかもしれません。
古い車に乗っていることは、カッコいいと感じる人もいるため、自分の個性を出せるかもしれませんね。
1台の車に乗る経済的なメリットを、さらに詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。ぜひ、乗り換えの参考にしてみてくださいね。
【まとめ】メンテナンスさえすれば車を30年乗ることで、個性を出すこともできる!

本記事では、車に30年乗るためのポイントを5つ紹介しました。車は、7年~10年経過すると、乗り換えることが一般的です。
しかし、車はきちんとメンテナンスをすれば、10年どころか20年・30年と乗り続けられますよ。
車を定期的に点検し、計画的に整備しておくと大きな故障を防げますよ。また、車にかかる維持費も抑えられるでしょう。車の安全性を保つために、普段から車の状態を把握することも大切です。
1台の車を長く運転することで、愛着が湧きますよ。もしかしたら、同じように車を大切にする仲間にも出会えるかもしれませんね。