【本当？】車をぶつけられたらラッキーと言われる理由2選！

車にぶつけられたときに「ラッキーだ」と言う人がいる、と聞いたことはありませんか？「なぜ、自動車事故を起こしたのにラッキーなんだろう？」「本当にラッキーなのかな」と、不思議に思う方もいるのではないでしょうか。

本記事では車をぶつけられたらラッキーと言われる理由を2つ紹介しています。

しかし、もしかしたら車をぶつけられてもラッキーだとは言い切れないかもしれません。そこで、事故に遭ったときの対処法についても詳しく解説しています。

正しい対処法を知っていれば、万が一事故が起きても、慌てずに行動できるでしょう。ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。

車をぶつけられたらラッキーと言われる理由①【損害賠償金が支払われる】

車がぶつけられた場合に「ラッキー」と言われることがあるのは「損害賠償金」が受けられるためです。

自動車事故では、加害者側に過失がある場合、加害者側の自動車保険から被害者に損害賠償金が支払われます。損害賠償金には、車の修理費や治療費・休業損害などが含まれます。

車両保険に加入していれば、保険会社が車の修理費用を負担してもらえるため、被害者の負担はありません。

このように、損害賠償金を受け取ることにより、車両の修理や新車の購入費に充てられるため、ラッキーだと考えるようです。

車をぶつけられたらラッキーと言われる理由②【慰謝料が受け取れる】

自動車事故で被害者が精神的苦痛を受けた場合、加害者から「慰謝料が受け取れ」ます。慰謝料は、被害者の精神的苦痛の程度や事故の状況によって受け取れる金額が異なりますよ。

自動車事故による慰謝料は、次の3つに分類されます。

次から、詳しく解説します。

通院慰謝料

自動車事故で通院が必要になった場合、診察代や治療費・リハビリ代などが必要です。通院に対する慰謝料は、通院期間や頻度・治療費用によって金額が異なります。

後遺障害慰謝料

事故で後遺症が残った場合、後遺障害慰謝料を請求できます。後遺障害慰謝料は、後遺症の程度によって金額は異なります。

後遺障害には、1級から14級の等級に分けられており、1級が最も重い等級で金額も高額になる傾向です。

死亡慰謝料

万が一、自動車事故で死亡した場合、死亡慰謝料の請求ができます。死亡慰謝料は、死亡した本人と遺族の人数・扶養家族によって金額が異なります。

このように、慰謝料は被害者の精神的苦痛を完全に治すことはできませんが、被害者の経済的な負担を軽減することが目的です。また、慰謝料は被害者本人が請求するのではなく、一般的に弁護士が請求します。

車にぶつけられたらラッキーなのか？

車にぶつけられた場合、損害賠償金や慰謝料が支払われる可能性があり、被害者にとっては金銭的な補償が受けられるメリットがあるかもしれません。

しかし、事故が原因で後遺症が残れば、被害者にとっては大きな負担となる可能性が高く、一概にラッキーだとは言い切れません。

次の項目では、車をぶつけられてもラッキーとは言えない理由を3つ解説します。

詳しく解説していきますので、そのまま読み進めてくださいね。

車をぶつけられたときラッキーとは言えない理由①【後遺症が残るかもしれない】

車をぶつけられた場合「後遺症が残るかもしれない」ことを考えると、ラッキーとは言えない状況です。

後遺症は、事故のケガが治っても残る障がいのことで、後遺症が残った場合、日常生活や仕事に支障が出るでしょう。

また、事故に遭ったことがトラウマとして残り、精神的なストレスを引き起こすかもしれません。

自動車事故は、その時は軽い打撲と思っても「軽度の後遺症がずっと続く」ってこともあるから怖い（引用：X）

少し休む時間が出来て良かったね･･･？

自動車事故の後遺症知ってて言ってるの

むち打ちって目に見えないけど痛みの強弱はあれど年単位で続いて苦しいんだよ

ふとした拍子にあ、痛いなぁの繰り返しで特効薬がある訳じゃないし何を持って完治でもないし本当につらいの（引用：X）

このように、Xでも自動車事故の後遺症で辛い思いをしている方がいます。後遺症が残ると、本人がこれまで通りの生活が送れないばかりか、周囲の人の生活にも影響を及ぼすと考えられます。

車をぶつけられたときラッキーとは言ない理由②【車両保険が高くなる】

車をぶつけられた場合に車両保険を利用すると、翌年度以降の保険料が下がってしまう可能性があります。

車両保険は、過去の事故の有無や事故の程度によって保険料が決められています。車両保険には等級制度が導入されており、等級が高いほど保険料が安くなる仕組みです。

初の自動車事故。信号機のない交差点を直進中、左から一旦停止無視の車と衝突。警察からは両方に過失あり

自分も徐行運転してないがゆえとのこと。

あとは保険会社にお任せするしか…

ただ車両保険に加入してない自分は等級が下がり保険料の追加料金発生

致し方ありませんな…　（引用：X）

自動車事故の件ようやく解決できそう。保険屋にお金出させれば別にいいんだけど、相手が焼け太りする可能性があるから持ち別れでお互い1円も払わないことで合意した。相手は車両保険に入ってないので自費で修理、自分は車両保険で直したので3等級ダウンで数万保険料がアップ。（引用：X）

このように、事故で車両保険を使用すると、等級が下がり数万円の保険料が増えているようです。

したがって、車をぶつけられたとしても車両保険を使用すれば、結果的に保険料が高くなってしまうためラッキーとは言えないでしょう。

車をぶつけられたときラッキーとは言えない理由③【相手が高級車の場合、支払いが高額に】

車をぶつけられたとき「相手が高級車の場合、支払いが高額に」なることを考えると、ラッキーだとは言えないでしょう。

高級車は、一般車より部品や修理費用が高額になる傾向です。過失割合が加害者10：被害者0の場合なら、自己負担は必要ありません。

しかし、自分にも過失がある場合、事故相手の車両修理費用が必要になるため、負担が高額になる可能性も考えられます。

自分が被害者であっても、受け取る損害賠償金よりも、支払う損害賠償金の方が多くなるケースもみられます。ですから、任意保険に加入するときは対人補償と対物補償を無制限にしておきましょう。

車をぶつけられたらどうする？正しい対処法

車をぶつけられたら、次のような手順で対処しましょう。

事故が起きた後は慌てるかもしれませんが、冷静に行動しましょう。まずは、人の命を優先し安全を確保することが大切です。

また、事故が起きたことを周囲に知らせるためにハザードランプを点灯させ、停止表示板・発煙筒を使用してください。

警察に連絡し、事故相手や現場の情報を集めておきましょう。ドライブレコーダーの映像の保存も有効です。最後に、保険会社に連絡し、保険会社に従って手続きをしましょう。

痛みが出たら早めに病院に行こう

車をぶつけられたときは、早めに病院に行くことが大切です。自動車事故から時間が経過した場合、事故によるケガかどうか判断できなくなるため、保険会社で治療費の請求ができなくなる可能性があるからです。

交通事故では、時間がたってから痛みが出る場合もあります。しかし、傷みがない場合でも、受診することにより異常が見つかるかもしれません。

また、ケガの治療が遅くなるケースも考えられるため、事故当日から2～3日以内の受診が望ましいでしょう。

また、後遺障害慰謝料は、通院日数によって算出されます。早めに受診しておけば慰謝料が増額する可能性も考えられますよ。

話がまとまらないときは弁護士へ相談も

交通事故による賠償額の算出基準には「自賠責基準」「任意保険基準」「弁護士基準」があります。

これは、弁護士が保険会社と交渉するときに使用する基準で、弁護士基準は、ほかの2つの基準よりも高く算定できるため、適切な金額を受け取れるでしょう。

また、車をぶつけられた場合、自分に過失がない場合もあります。その場合、弁護士による示談交渉が必要になるかもしれません。

自動車事故で法律相談や弁護士に依頼する際は、弁護士特約に加入する必要があります。自動車保険の見直しをするなら、インズウェブがおすすめですよ。

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【まとめ】車にぶつけられたときはラッキーと思わず、早めに受診しよう

本記事では、車にぶつけられたときにラッキーだと言われる理由を2つ紹介しました。しかし、車をぶつけられたときは、後遺症が残る場合もあり、損害賠償金や慰謝料が手に入ってもラッキーだとは言えません。

万が一、事故が起こった場合は、痛みがなくても病院を受診し、診察を受けるようにしましょう。

受診が遅くなると、保険会社から認められないうえに、治療できるケガも治りにくくなる可能性も考えられますよ。

交通事故で適切な賠償金を受け取るためには、弁護士に依頼することが大切です。現在加入している自動車保険の見直しが必要な方は、インズウェブで一括見積りをしてもらうと良いでしょう。

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