車の走行中にピーピー音がすると「何の音なんだろう?」「もしかして、何か故障かな?」と焦ることはありませんか?
車から鳴る警告音は、運転手や周囲の安全のために付けられた装置です。どのような原因かわかれば、焦らず対処できるでしょう。
本記事では、走行中に車からピーピー音が鳴る原因を7つ解説しています。
走行中に車からピーピー音が鳴る原因7選
- 物や車両に接近した
- 車線を超えそうになった
- 車の操作が正しくされていない
- 標識の見落とし
- シートベルトをしていない
- サイドブレーキを解除していない
- 半ドアになっている
車のピーピー音は、停車中にも聞こえるケースもあります。対処法と注意点を知っておくと、安心して運転を楽しめるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
車のピーピー音が走行中に鳴る原因①【モノや車両に接近した】
初めに紹介する、車のピーピー音が走行中になる原因は「モノや車両に接近した」からです。
車には、前方衝突防止アラートが搭載されており、前の車やガードレール・建物にぶつかる前の注意喚起としてピーピー音を鳴らします。これにより、追突や物損事故を防ぐ役割を果たしてくれます。
ブレーキをかけるタイミングで警告音を鳴らし、運転手に知らせてくれるわけです。
ブレーキやハンドル操作で事故を避けられれば、すぐに音は鳴りやみますよ。警告音を数秒間鳴らして、すぐに止まる種類もありますが、周囲の状況に注意し対処するようにしてくださいね。
車のピーピー音が走行中に鳴る原因②【車線を超えそうになった】
次に紹介する、車の走行中にピーピー音がなる原因は「車線を超えそうになった」からです。
黄色の車線の場合、道路に凹凸がついており、振動で「はみ出し」に気付いた経験をした方もいるのではないでしょうか。
車からピーピー音が鳴る理由は、搭載されているカメラが車線を把握しており、車線変更線や中央線を超えそうになると、アラームが鳴る仕組みだからです。車種によっては、ステアリングが自動で内側に戻してくれるモデルもあるんですよ。
ただし、車線が消えかかっている道やトンネルの中では、うまく感知されるわけではないため、補助的機能として使用するようにしましょう。
車のピーピー音が走行中に鳴る原因③【車の操作が正しくされていない】
車が走行中にピーピー音がなる原因の1つに「車の操作が正しくない」場合もありますよ。たとえば、前の車両が動いているのに、車が発進しないときです。
渋滞時のような、なかなか車が進まないときに使われるもので、車の流れを良くするために搭載されている「前方車発進警告システム」です。
渋滞中の車間距離は、運転席からリアバンパーが見える3m程度が目安です。周囲の安全を見ながら、車を発進するようにしてくださいね。
車のピーピー音が走行中に鳴る原因④【標識の見落とし】
車が走行中にピーピー音が鳴る原因は「標識の見落とし」でも起きるんですよ。
すべての車に搭載されているシステムではありませんが、車載カメラが標識を認識し、警告音やカーナビで運転手に知らせます。
信号無視でも、ピーピー音が鳴りますよ。標識や信号の見落としは、重大な事故の原因になる可能性が高いため、周囲の状況を判断しながら安全運転を心がけましょう。
眠気や考え事で注意力が落ちているのかもしれません。2時間に1度(約30分)の休憩をするなどして、事故のないように運転してくださいね。
車のピーピー音が走行中に鳴る原因⑤【シートベルトをしていない】
「シートベルトをしていないとき」も、車の走行中にピーピー音を鳴らして、運転手に知らせてくれますよ。道路交通法第71条の3により、車を運転するときはシートベルトを着用する必要があるからです。
運転手や同乗者の安全を守るため、シートベルトが未着用のときにはアラームや警告灯で、運転手に注意喚起しています。
シートベルトは急ブレーキをかけたときや急カーブを曲がったときに、身体がしっかりと固定されます。
そのため、万が一事故をしたときでも、身体が投げ飛ばされずにすむんですよ。シートベルトは、被害を最小限に抑える役割をしています。
車のピーピー音が走行中に鳴る原因⑥【サイドブレーキを解除していない】
車のピーピー音が走行中に鳴る原因には「サイドブレーキを解除していない」こともあるんですよ。
サイドブレーキは、解除しなくても車の走行が可能です。アクセルペダルがいつもより重く感じるため、警告音が鳴る前に気付く方もいるでしょう。
しかし、そのまま気付かず走行すると、ブレーキに摩擦が起こり発熱します。この熱により、ブレーキ機能の低下や損傷・最後には火災の原因になるかもしれません。
サイドブレーキが解除されていないときは、ピーピー音と同時に「!」の警告灯でもわかりますよ。サイドブレーキを解除し、警告灯が消えれば、運転を続けられますよ。
車のピーピー音が走行中に鳴る原因⑦【半ドアになっている】
最後に紹介する、車のピーピー音が走行中に鳴る原因は「半ドアになっている」ためです。半ドアは、車がきちんと閉まっているかどうか判断できる、安全機能です。
半ドアのままで走行すると少しの力でもドアが開くため、危険な状態だと言えるでしょう。ですから、ピーピー音やメーター付近の警告灯で知らせています。
運転席や後部座席だけでなく、トランクが半ドアになっていても警告音が鳴りますよ。荷物の載せ過ぎで荷物がはさまると半ドアになるため、安全な場所でトランクを点検してみましょう。
また、駐車中に半ドアに気付かないまま放置すると、ルームランプが点灯したままになり、バッテリーが上がるかもしれません。走行中だけでなく、駐車時も半ドアになっていないか確認するようにしてくださいね。
停車時に警告音が鳴る原因はなに?
走行中だけでなく、停車時にピーピー音が鳴りますよ。薄暗い時間帯に運転していたのであれば、ライトの消し忘れが原因かもしれません。
ライトを消し忘れると、バッテリー上がりにつながります。車種によっては、スモールランプ(ポジションランプ)では警告音が鳴らない場合がありますよ。
また、半ドアだけでなく窓の閉め忘れでもピーピー音が鳴る場合もあります。盗難に遭う可能性が高まるため、ドアや窓はきちんと閉めるようにしましょう。
ETCを付けている方は、カードの抜き忘れでも警告音や音声で知らせてくれます。車を停車したときは、操作忘れがないか点検する習慣を付けておきましょう。
車から警告音が鳴ったときの注意点
車から警告音が鳴ったときは、先に解説したような原因が考えられますよ。しかし、車種によって対処法が違うため、取扱説明書やディーラーの確認が必要です。
車からの警告音がなったときは、警告灯を見てみれば自分で簡単に対処できますよ。警告灯は、スピードメーターの周辺に配置されています。
誰も乗っていないときに、シートベルトの警告音が鳴るときもあるでしょう。シートに荷物を置いている重みでもピーピー音が鳴ってしまうため、重い荷物は足元やトランクに載せることがオススメです。
警告音が聞こえると運転に集中できない方には、ピーピー音を消す方法もあります。また、自分の必要な警告音だけ残せます。
ただし、安全のために設置された機能です。警告音によって、自分では気付かない不具合がわかるかもしれません。自分一人で解決できないときは、迷わずディーラーに相談してくださいね。
【まとめ】車のピーピー音が走行中に鳴るときは、まずは停止して対処しよう
本記事では、車のピーピー音が走行中に鳴る原因を7つ解説しました。走行中に警告音を聞いたときは、まずは安全な場所に停車して、原因を確かめるようにしましょう。
また、ピーピー音は、走行中だけでなく停車時に鳴る場合もあります。停車時の警告音は、バッテリー上がりや盗難の原因になるため、車から離れる際は十分な確認が必要です。
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