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軽自動車の駐車場に必要な寸法は?検討時のポイントを5つ紹介

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軽自動車用の駐車場を設置する際に「どのくらいのスペースが必要なんだろう?」「基本的な寸法や施工時のルールが知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。

普段、何気なく駐車場を利用しているものの、設置しようと思うと必要な寸法がわからずに悩んでしまいますよね。

駐車場の施工に失敗しないためにも、事前に軽自動車のサイズや駐車場に必要なスペースを把握しておくことが重要です。

この記事では、軽自動車のサイズや駐車場に必要な寸法を解説します。駐車場を設置する際の注意点も、あわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

軽自動車の駐車場にはどのくらいの寸法が必要なの?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/27204106&title=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%BB%8A%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B82

軽自動車の駐車場を設置する場合、必要な寸法やサイズに法的な規定はありません。

一方で、国土交通省が定めたルールがあるため、事前に確認しておく必要があります。

国土交通省の「駐車場設計・施工指針について」では、軽自動車の駐車場の寸法を下記のように定めています。

【軽自動車:長さ3.6m×幅員2.0m】

(参考:国土交通省「駐車場設計・施工指針について」)

一方で、軽自動車の車種やサイズによっては、窮屈に感じる場合があるため注意が必要です。

駐車時や乗り降りの際など、ある程度のゆとりをもたせる場合は、長さ4.0m×幅員2.5mを目安に調整すると良いでしょう。

普通自動車と軽自動車の駐車場の寸法比較

出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2021/07/02/09/39/cars-6381364_1280.jpg

駐車場に軽自動車以外を駐車する予定がある場合は、車体が大きい自動車に寸法を合わせる必要があります。

下記の表で、軽自動車や普通自動車等の車両サイズと、駐車場に必要な寸法を確認してみましょう。

車両の長さ 車両幅 車両の高さ 駐車場の長さ 駐車場の幅員
軽自動車 3.4m以下 1.48m以下 2.0m以下 3.6m 2.0m
普通自動車 4.7m以下 1.7m以下 2.0m超 6.0m 2.5m
小型自動車 3.4m〜4.7m以下 1.48m〜1.7m以下 2.0m以下 5.0m 2.3m

車種によって車両サイズや駐車場に必要な寸法は異なります。軽自動車のほかに、普通自動車や小型自動車を駐車する場合は、上記の表を参考にしてみてくださいね。

これから普通自動車を購入する場合は、車庫証明書の発行手続きが必要です。下記の記事では、車庫証明の申請方法を解説しています。

普通自動車の購入予定がある方は、ぜひあわせて参考にしてみてください。

軽自動車の駐車場の寸法を考える際の5つの注意点

出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88-%E5%B0%8F%E5%88%87%E6%89%8B-1919328/

軽自動車用の駐車場を設置する際の寸法について、注目すべきポイントを5つ紹介します。

駐車場設置後に失敗しないためにも、事前に確認しておきましょう。主な注意点は、以下の5つです。

  • 車路幅
  • 背後スペース
  • 車種タイプ
  • 土地の形状
  • バリアフリー設計

駐車場を施工する際は、周囲の状況を加味した上で寸法を考えることが重要です。次項から、それぞれ確認してみましょう。

また、自身の敷地に空いているスペースがある場合は、貸し出し駐車場として活用する方法がありますよ。

以下の記事では、駐車場の貸し出しができるサイトを比較しながらまとめています。空きスペースの有効活用や、駐車場の貸し出しを検討の際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点①【車路幅】

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/27416440&title=%E3%81%A0%E3%81%A0%E3%81%A3%E5%BA%83%E3%81%84%E9%A7%90%E8%BB%8A%E5%A0%B4

軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点の1つ目は「車路幅」です。

車路は、車両の通行や駐車時の切り返しなどをおこなうスペースです。車路の幅が狭い場合、別車両との行き違いができなかったり、接触事故の原因になったりします。

その他、切り返しをおこなうスペースが不十分な場合、駐車場の利便性が低くなる可能性があります。こうしたトラブルを防ぐためには、十分な車路幅の確保が重要です。

一般的には、車路幅は3.5m程度に設定されます。一方で、駐車場周辺の状況によっては、5m以上のスペースが必要になるケースもあります。

軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点②【背後スペース】

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軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点の2つ目は「背後スペース」を考慮することです。

日頃、自動車で買い物に行く機会が多い場合は、駐車場の背後スペースにも気をつけなくてはいけません。

とくに、トランクの扉が跳ね上げ式の場合、背後に十分なスペースが必要になります。横開き式の扉と比較して、半開きでの作業が困難なためです。

ゆとりをもって荷物の積み下ろしをおこないたい場合は、背後に1m以上のスペースを確保すると良いでしょう。

また、駐車場に屋根を設置することで、雨天時でも濡れずに荷物の積み下ろしができます。以下の記事で、駐車場に屋根を設置する方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点③【車種タイプ】

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軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点の3つ目は、駐車する自動車の「車種タイプ」を考慮することです。

例えば、自動車のドアには、主にオープン式とスライド式の2つのタイプがあります。オープン式のドアの場合は、駐車場の幅を広めに設定するのがオススメです。

とくに、小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、安全に乗り降りするために横幅にゆとりをもたせると良いでしょう。

車種や車体サイズにもよりますが、安心してドアを開閉したい場合は、1mほどの余裕を考えておくと良いかもしれません。

軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点④【土地の形状】

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軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点の4つ目は「土地の形状」を考慮することです。

例えば、道路と駐車場の位置関係が、垂直か並行かによって必要な寸法が異なります。垂直の場合は、車体の全長+1mほどの長さがあれば駐車が可能です。

一方で、道路と並行に駐車をする場合は、車体の全長の2倍以上の長さが必要になるケースもあります。

その他、駐車場に雨水用の勾配をつける場合、傾斜角度や寸法のバランスにも配慮しなければいけません。

土地の形状を考慮した上で、専門家や業者の方とよく相談しながら決めると良いでしょう。

軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点⑤【バリアフリー設計】

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軽自動車の駐車場の寸法を考える際の注意点の5つ目は「バリアフリー設計」の有無についてです。

駐車場をバリアフリー設計にする場合は、介護が必要な方が安全に車に乗降できるように配慮しなければいけません。

車椅子を利用する場合は、車椅子での移動や転換が可能なスペースが必要です。その場合は、本来よりも1mほど広い幅を検討しておくと良いでしょう。

介護が必要な方や高齢の家族がいる場合は、事前にバリアフリー設計について考慮した上で、駐車場の寸法を検討するのがおすすめです。

軽自動車用の駐車場に普通車を停めても大丈夫なの?

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軽自動車用の駐車場に普通車を停めても、道路交通法などの法的な観点から違法になることはありません。

一般的に、法的な規定ではなく、駐車場ごとに独自のルールが定められているケースがほとんどです。

一方で、軽自動車用のスペースに普通車を停めた場合、思わぬ事故やトラブルにつながる可能性があります。

どうしてもの場合や緊急時を除いて、普通車を駐車する際は、普通車用のスペースを利用するようにしましょう。

【まとめ】軽自動車の駐車場の寸法を考える際は用途を明確にしておこう

出典:https://pixabay.com/photos/car-renault-clio-parking-lot-4760008/

この記事では、軽自動車用の駐車場の寸法を考える際のポイントを5つ紹介しました。

軽自動車用の駐車場を施工する際、寸法に法的な規定はありません。一方で、国土交通省のルールでは、軽自動車用の駐車場のサイズを「長さ3.6m×幅員2.0m」以上と定めています。

駐車場を設置する際は、ルールを満たした上で寸法を考慮することが重要です。土地の形状のほか、用途や将来のビジョンなどを含めて検討すると良いでしょう。

なお、自宅に駐車場を設置するスペースがない場合は、月極駐車場を借りる方法があります。下記の記事では、月額駐車場が検索できるサイトを7つ紹介しています。

ネット上で簡単に駐車場が比較できますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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ぽこ
ピアノが弾ける介護福祉士webライター。車は、性能よりも見た目に惹かれるタイプ。クラシックミニに憧れて、現在はCASTに乗ってます。愛車とのドライブが、癒しの時間。