車のドアを開けたとき「ドアパンチをしたかも?」と不安に思ったことはありませんか?車を運転していれば、1度はヒヤッとした経験があるかもしれません。
しかし、ドアパンチをしたかどうか判断が難しいときは、どのような対処をすれば良いのか悩むでしょう。
この記事では、ドアパンチで不安になるケースを5つ紹介しています。
ドアパンチで不安になるケース5選
- 当てたかどうかわからない
- どんな対処をしていいのかわからない
- どんな処分を受けるのかわからない
- 何日でバレるのか
- 何が証拠でわかるのか
加えて、ドアパンチの対処法と予防方法を解説しています。ドアパンチへの対処法がわかれば、これからも安心してドライブを楽しめるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
「ドアパンチしたかも?」と不安になるケース①【当てたかどうかわからない】
ドアパンチをしたかも?と不安を感じるときは「当てたかどうかわからない」状況だからではないでしょうか。
たとえば、ドアを開けたときに隣の車に接触したような気はしたものの、はっきりとした音が聞こえなかったときのことです。
天気が悪く周囲の音が聞こえにくいときや、急いでいるときのように、他のことに気を取られているとドアパンチをしても気付かないのかもしれません。
また、そばに車の持ち主が気付いていないことを理由に、その場を立ち去ったとしても、あとで冷静になったときに「何か対処しておけばよかった」と後悔するでしょう。
相手の方も、翌日以降にドアパンチに気づくかもしれません。そのため、事故の可能性があるときは、警察に事故処理をしてもらうことが大切です。
「ドアパンチしたかも?」と不安になるケース②【どんな対処をすればいいのか心配】
ドアパンチをしたかどうかわからないときは「どんな対処をすればよいか」不安になるものです。不確実なことは、その対応に迷いが出ても無理はありません。
しかし、判断に迷うときは、まず相手の車に傷がないか確認しておきましょう。小さな傷でも、数日後に持ち主が気付き、警察に連絡するかもしれませんよ。
警察から連絡がくる前に、自分から警察に連絡して事情を説明しておけば、適切な処理をしてもらえるでしょう。
また、必要に応じて保険会社に連絡し、事故の状況を話すことも大切です。ドアパンチを疑うときは、まずは事故の状況を把握し、冷静な対応を心がけてくださいね。
「ドアパンチしたかも?」と不安になるケース③【どんな処分を受けるのか心配】
ドアパンチをしたかどうかわからないときは「どんな処分を受けるのか」と考えると、不安な気持ちでいっぱいになります。
ドアパンチは、警察に届け出れば物損事故として扱われるため、慰謝料は発生しません。
当たったかどうかわからない程度では、相手の方もそのまま傷が付いていることに気付かないこともあるでしょう。その場合は、何も処分はされないんですよ。
しかし、事故を起こしたときに逃げる行為は「事故報告義務違反」に該当し「当て逃げ」になります。そうなると、3カ月以下の懲役または、5万円以下の罰金を科せられるかもしれませんよ。
「ドアパンチしたかも?」と不安になるケース④【何日でバレるのか】
ドアパンチをしたかもしれないと感じた際に「いつバレるのか」と不安になるかもしれません。しかし、ドアパンチをしてから「何日でバレる」という具体的な日数を示すことは難しいでしょう。
例えば、目立つ場所に傷や凹みがあれば、すぐに見つかるかもしれません。その場合は、当日か、少なくとも翌日には警察から連絡があるでしょう。
一方で、傷が小さかったり目立たない場所についていたりすると、ドアパンチをしてから傷を見つけるまで数日かかると考えられます。また、傷に気付いたとしても、警察に届けに行くとは限りません。
このように、ドアパンチが「いつバレるのか」というのは、傷の大きさや被害者の行動によって異なります。「いつバレるのか」と不安になるよりも、早めの対応が何よりも大切です。
「ドアパンチしたかも?」と不安になるケース⑤【何が証拠でわかるのか】
ドアパンチをしたかどうかわからない状況では「何が証拠でわかるのか」不安になるかもしれません。しかし、ドアパンチは傷や凹みの他にも、証拠が残っている場合があるんですよ。
ドアパンチの傷は、ドアのエッジが車体に当たってできるため、縦長でドアの中央下辺りに傷が付いてしまいます。また、自身の車の塗装の一部が相手の車体に付着しているかもしれません。
また、ドライブレコーダーやお店の防犯カメラにドアパンチの様子や車のナンバーが映っていることで、事故が発覚するでしょう。
たかがドアパンチと思うかもしれませんが、このようにさまざまな証拠が残っています。2023年には、半数以上の車にドライブレコーダーが設置されており、犯人の特定がしやすくなっているんですよ(※2024年2月時点)。
どんなときにドアパンチは起こりやすい?
ドアパンチは、次のような状況で起こりやすくなっています。
- 狭い駐車スペース
- 強風の日
- 斜面に駐車している
- 子どもや高齢者がドアを開けたとき
ドアパンチは、狭いスペースの駐車場や風の強い日に起きやすくなっています。Xを見ていると、次のような口コミもみられます。
強風注意。スーパーの駐車場でのドアパンチ注意。少し歩いてもディスタンスとれるなら空いているところに。後悔先に立たずだよ(引用:X)
4月にZR-V納車が決まりそうなんだけど、気になるのが駐車場の両サイドに大型ミニバンに挟まれてて今でもかなり狭いという点、プラス左隣がボロボロの車だからドアパンチがかなり怖い😨(引用:X)
このように、強風の日や狭い駐車場による、ドアパンチの事故内容が投稿されています。
他にも坂道に駐車するときや力の弱い子どもや高齢者がドアを開けるときにも、ドアパンチは起こりやすくなっています。そのようなときは、ドアの開け閉めをサポートしてあげることも必要ですね。
ドアパンチの車のダメージはどれくらい?
ドアパンチの車のダメージは、ドアを開けた人や風の強さでできる傷は異なります。ぶつかった衝撃が強ければ、その分修理費用も高くなるかもしれません。
JAFが行った強風時のドア開けテストでは、送風機を使用してそれぞれ風速20m/s・30m/s・40m/sの3種類でどれくらいのドアにダメージがあるのか調べています。
風速20m/sでは、子供ではドアを支えられず、隣の車にドアパンチしています。風速30m/sになると男性でも抑えられず、40m/sでは、大人でもドアを抑えられません。また、風速が上がるほど車へのダメージが大きくなっています。
車の傷が小さいうちならタッチアップペンで簡単に修理をすることが可能です。しかし、傷が深い場合、傷から錆びが広がりやすくなるため、早めに修理しておきましょう。
ドアパンチを防ぐ方法
あらかじめドアパンチを避けられれば、ドアパンチをして不安になることもありません。ドアパンチを予防して、加害者にも被害者にもならないようにしましょう。
ドアパンチをするときは、風が強い日に多くみられます。風が強い日は、ドアが風であおられて大きく開くため、両手でドアのエッジを支えながら、乗り降りする必要がありますよ。
加えて、狭い駐車場に止めるとドアパンチをする可能性は高まります。そのため、スペースに余裕のある駐車場に止めるとよいでしょう。片側に駐車しないため、区画の端に止める方法もありますね。
また、ドアパンチの傷を最小限に抑えられるように、予防グッズを使ってみてはいかがでしょうか。次の項目から、効果的なグッズを紹介します。
ドアパンチ防止グッズの活用も有効
ドアパンチ防止グッズを使用すれば、車の傷を最小限に抑えられるかもしれません。例えば「ドアエッジプロテクター」です。
ドアエッジプロテクターは、ドアのエッジに貼り付けて使います。万が一、隣の車に当たったときにクッションの役割をしてくれますよ。
対して、ドアパンチをされたときに傷が付きにくくなる「ドアガード・プロテクター」も販売されています。ドアガード・プロテクターは、ドアの側面に貼り付けて使います。
これらのグッズは、インターネットやカーショップで手に入れることが可能です。目立たない色味のものもありますので、一度試してみてくださいね。
【まとめ】ドアパンチしたかも!と不安になる前に警察に相談しよう
本記事では、隣の車にドアパンチしたか判断できないときに不安になる点を5つ紹介しました。
状況によっては、ドアパンチをしたかどうかに気が付かない場合もあります。しかし、少しでも疑わしい点があるのなら、警察に連絡することが大切です。
もし、その場を立ち去ってしまうと「事故報告義務違反」に当たるため、当て逃げと判断されるでしょう。
車の運転をするときは、ドアパンチをしないように工夫することも大切です。駐車場所やグッズを使用して、被害者にも加害者にもならないようにしておきましょう。