ドアパンチして逃げたらどうなる？後悔した3つのケースとは

あなたは、隣の車にドアパンチをして、逃げたくなった経験はありませんか？しかし、あとで冷静になると、逃げて後悔する方が多いんですよ。

ドアパンチは誰にでも起こりうる事故です。ときには「相手の人もいないし…」「これくらいならわからないでしょ」と思うかもしれませんね。

本記事では、ドアパンチをして逃げたときに後悔する3つのケースについて解説しています。

ドアパンチは、小さな傷ではわかりにくいものですが、起こした後の対応が重要です。

ここでは、適切な対応や予防方法についても解説していますので、ぜひ、最後までご覧ください。

ドアパンチをして逃げたときに後悔するケース①【罪悪感に耐えられない】

ドアパンチをして逃げたときに後悔するケースの1つ目は「罪悪感に耐えられない」ときです。

ドアパンチをする可能性は、誰にでも起こります。しかし、その場から逃げてしまうと「いつバレるんだろう」「大ごとになったらどうしよう？」と、常に不安にかられますよ。

このような状況に耐え切れず、逃げたことを後悔するケースが少なくありません。また、ドアパンチは、被害者にとって大切な車に傷をつけられるという、不快な出来事です。

自分が同じ立場だったらどう感じるかを考え、逃げ出さずに相手の方に誠実な対応をしてくださいね。まずは相手の方に謝罪し、警察に連絡をして指示に従いましょう。

ドアパンチをして逃げたときに後悔するケース②【警察から連絡がきた】

ドアパンチをして逃げたときに後悔するケースの2つ目は「警察から連絡がきた」ときです。ドアパンチをしたときは「バレないだろう」と思ったものの、警察から連絡が来たことで、責任が現実のものとして感じられるからです。

ドアパンチは相手の方が気付かなければ、何の処分もありません。しかし、近年はドライブレコーダーを設置している車の増加で、ドアパンチの犯人を特定しやすくなっています。

ですから、相手の方が被害届を出した場合、逃げても警察から連絡がくる可能性は高いんですよ。

万が一、警察から連絡が来たときは素直に事情を説明し、嘘をつかないようにしましょう。

ドアパンチをして逃げたときに後悔するケース③【トラブルに発展した】

ドアパンチをして逃げたときに後悔する3つ目のケースは「トラブルに発展した」ときです。

例えば、ドアパンチをして相手が気付いていないと思い、その場を立ち去ってしまった場合です。

傷が付いたうえに逃げられてしまうと、相手の方が怒るのも無理もありません。必要以上に相手を怒らせると追跡されて、車やあなた自身が傷付けられる可能性もありますよ。

このように、トラブルに発展したために「初めから素直に謝ればよかった」と後悔するケースがみられます。ドアパンチをしたことを認め、警察へ報告をするようにしましょう。

ドアパンチをして逃げたら道路交通法違反に！後悔する前に警察に連絡しよう

ドアパンチをして逃げる行為は「当て逃げ」だと判断され、道路交通法違反となる深刻な問題です。

ドアパンチをしてその場から立ち去れば「事故報告義務違反」として、3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金が科せられます。

また「危険防止等措置義務違反」となれば、1年以下の懲役または、10万円以下の罰金も科せられるかもしれません。

ドアパンチは本来、物損事故として扱われます。事故発生直後に警察への連絡を含む、適切な対応を取ることが、自分自身を守るためにも正しい行動だといえるでしょう。

ドアパンチで逃げたことを考えるより正しい対処法で後悔をなくそう

ドアパンチは、誰でもうっかりしてしまう可能性がある事故です。逃げることで、さまざまな問題が発生し、さらに後悔するでしょう。

ドアパンチをしたときは、まずは落ち着いて被害を起こした車の傷を確認しておきましょう。可能であれば、カメラで撮影しておいても良いかもしれません。

相手の方が近くにいるときは、直接謝罪し連絡先を交換します。もし相手の方が不在の時は、店内放送を頼むことやメモを残しておく方法がありますよ。

また、傷の大きさに関わらず警察に連絡し、指示に従いましょう。自動車保険に加入している方は保険会社に事情を説明し、手続きをしてくださいね。

ドアパンチの対処時の注意点

ドアパンチの対処をするときは、注意点もありますよ。ドアパンチをした直後は、早く解決したい気持ちから、その場で示談に応じてしまうことがあるようです。

しかし、ドアパンチの傷が見た目以上に深く、想像よりも高額になる可能性も考えられます。追加の損害を請求されるケースもみられるため、必ず警察に連絡しましょう。

警察に連絡したあとに、自身の保険会社へ連絡します。警察に連絡していればスムーズな手続きができるでしょう。

ただし、自動車保険の内容によっては補償されない場合があります。心配な方は保険内容を確認し、必要であれば見直しをしておきましょう。

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ドアパンチの傷は特徴がある

ドアパンチをしたとしても「これは前からあった傷なのでは？」と判断が難しい場合があります。しかし、ドアパンチの傷には特徴があるんですよ。

ドアパンチの傷は、ドアのエッジがボディに当たるため、おもに車体の側面、特にドアの下部や中央付近に付きますよ。

傷の形状も特徴的で、線のように細い傷や縦型に長い傷が多くみられます。衝撃の強さによっては、凹んだり車の塗装が剥がれたりするんですよ。

ドアパンチによる傷は意外に深く、車の劣化を進める原因になるかもしれません。小さな傷でも適切な対処を行い、傷が深くならないようなメンテナンスが必要です。

ドアパンチにかかる費用はどれくらい？

実際にドアパンチをしたときに、どれくらいの費用がかかるか気になりますよね。ドアパンチの修理費用は、傷の程度や修理方法によって大きく異なります。

例えば、塗装が剥がれていない程度の軽い傷なら、タッチアップペイントで対処できるでしょう。この場合の修理費用は5,000円から1万円程度です。

塗装が剥がれたり、浅い凹みがある場合には、部分的な板金塗装が必要です。この程度になると費用は2万円から15万円程度必要です。

広範囲の傷になると、全体の塗装や交換が必要になるかもしれません。ここまでくると、数十万円の高額な費用がかかるでしょう。

しかし、実際には修理をする車種や整備業者によって費用は異なります。保険の適用範囲内であれば、自己負担額を抑えられるため、保険会社と相談してみましょう。

ドアパンチを予防する方法はあるのか？

少し工夫するだけでドアパンチを予防できますよ。例えば、ドアパンチは風が強い日に起きやすい傾向です。

また、駐車場スペースが狭い場合も注意が必要です。お店によってはスペースがあまり取られていない場合もありますが、避けられるのなら避けた方が良いでしょう。

ドアパンチをした方のなかには「風が強いとわかっていたのに、うっかりしてたからドアパンチをしてしまった」という声も聞かれます。

自分がドアパンチの被害者になるだけでなく、加害者になる場合のことも考えて駐車すると良いかもしれませんね。

また、ドアパンチの被害をいち早く察知するために、ドライブレコーダーの設置をオススメしますよ。

以下の記事では、後付け可能な「SINCA（シンカー）」の特徴をお伝えしていますので、ドライブレコーダー選びに悩んでいる方はぜひご覧下さいね。

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【まとめ】ドアパンチで逃げたことを後悔する前に対処法を知っておこう

この記事では、ドアパンチをして逃げたときに後悔するケースを3つ紹介しました。ドアパンチをしてもその場を立ち去れば、わからないと思うかもしれません。

しかし、被害届が出され、証拠さえあれば、日数が経過しても犯人の特定は可能です。本来、ドアパンチは物損事故として処理されますが、逃げた場合は道路交通法違反になりますよ。

自分が「ドアパンチをしてしまったな」と後悔したときは、後日でも構いませんので、必ず警察に連絡するようにしましょう。

ドアパンチをしたときは、誠実な対応をすることが大切です。ドアパンチを予防して、後悔しないカーライフを送れるようにしてくださいね。