あなたはドアパンチの現場に遭遇したことはありませんか?相手の方から「大丈夫」と言われたときは「本当にそれでも問題ないの?」と、内心では不安に感じる方もいるでしょう。
本記事では、ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときに考えられる問題点を3つ解説しています。
ドアパンチをしたときに考えられる3つの問題点
- トラブルに発展しないか
- 後日警察が来ないか
- 自動車保険が使えるか
ドアパンチをしたときの適切な対応や注意点・予防方法についても詳しく紹介しています。
この記事を最後まで読めば、万が一のときでも冷静な対処ができるようになるでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。
Contents
- 1 ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときの問題点①【トラブルに発展しないか】
- 2 ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときの問題点②【後日警察が来ないか】
- 3 ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときの問題点③【自動車保険は使える?】
- 4 ドアパンチをして「大丈夫」と言われたとしても警察には連絡しよう
- 5 ドアパンチをして大丈夫と言われたときにお詫びは必要?
- 6 ドアパンチをして大丈夫と言われた際の注意点
- 7 ドアパンチでできる傷ってどんなもの?
- 8 ドアパンチが起きる原因
- 9 ドアパンチの予防方法
- 10 ドアパンチされたときに備えてドライブレコーダーを設置しよう
- 11 【まとめ】ドアパンチで大丈夫と言われたときは誠意ある謝罪が必要!
ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときの問題点①【トラブルに発展しないか】

まず、ドアパンチをして「大丈夫」と言われても「トラブルに発展しないか」どうかが問題です。
ドアパンチを確認でき、軽微な傷であれば「大丈夫」と言われて、その場で解決する場合もあります。
しかし、被害者側からすると後から「修理費を出してもらえばよかったな」と考えることも推測可能なため、連絡先を交換しているなら、あとから連絡が入るかもしれません。
万が一、その場で金銭の要求をされたときは、トラブルに発展するかもしれません。また、加害者の立場の弱さを利用して、脅迫や高額な金額の請求をされるケースもみられます。
お互い納得して解決する場合がほとんどですが、金銭の請求がある場合は、警察に報告・対応してもらいましょう。
ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときの問題点②【後日警察が来ないか】
次に、ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときは「後日警察が来ないか」が問題です。ドアパンチをして後日警察がくる場合、事故に関する聞き取りがほとんどです。
被害者がドアパンチの現場を目撃しており、きちんと謝罪をしたうえで許してもらえたのであれば、警察が後日来ることはないでしょう。
ただし、ドアパンチをしたのにもかかわらずその場から逃げた場合、後から警察が来るかもしれません。ドアパンチの傷や防犯カメラから、加害者の特定も可能です。
被害者から「当て逃げされた」と虚偽申告をされたとしても、正直に事情を説明すれば、罪になることはありませんよ。
ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときの問題点③【自動車保険は使える?】

最後に紹介する、ドアパンチをして「大丈夫」と言われたときに問題点は「自動車保険が使える」かどうかです。
ドアパンチをされてその場は「大丈夫」と答えたものの、その後に傷を見つけた場合、自動車保険が使えるのか気になるのではないでしょうか。
自動車保険は、警察の事故証明書がないと保険請求ができない仕組みになっています。ですから、傷を修理する可能性があるなら、警察に届け出をしておきましょう。
ただし、自分の自動車保険を使って車を修理する場合、保険内容によっては使えない場合がありますよ。
自分の保険内容を確認し、補償が足りないと感じる方は見直しすることがおすすめです。「インズウェブ」なら20件の保険会社を一度に比較できますよ。一度ホームページをのぞいてみてくださいね。


ドアパンチをして「大丈夫」と言われたとしても警察には連絡しよう

ドアパンチをしても、相手の車が古い場合や傷がないときは「大丈夫」と言われることも少なくありません。
ドアパンチは交通事故だという認識も低いためか、よほど被害が大きくない限りその場で済ませる方もいるでしょう。しかし、後からトラブルに発展する場合もゼロではありません。
ドアパンチが起きたときは、まずは警察への報告が大切です。これを怠ると「報告義務違反」や「危険防止措置義務違反」として罰則が科せられます。
また、ドアパンチは物損事故として処理されるため、慰謝料の対象にはなりませんよ。
ドアパンチをして大丈夫と言われたときにお詫びは必要?

結論からいうと、ドアパンチをして「大丈夫」と言われても、謝罪やお詫びは必要です。ドアパンチをした相手が近所の方や知り合いだった場合「事を荒立てたくない」と考えて、やむなく許してしまっているケースもあるからです。
とはいえ、加害者と被害者とのやり取りは保険会社が行うため、お詫びは不必要だという声も耳にします。
しかし、そのままにしておくと「謝ってくれなかった」と感じる方もいるため、謝罪やお詫びは示談交渉とは別物だと考えた方がよいでしょう。
相手の方の連絡先を交換しているなら、菓子折りを持ってお詫びに行くことを検討してください。誠意をもって謝罪するようにしましょう。
ドアパンチをして大丈夫と言われた際の注意点

ドアパンチをして大丈夫だと言われても、許してもらえたことを感謝し、謝罪やお詫びの気持ちを伝えましょう。
謝罪の際は、自分の行為を正直に認め、相手を責めない態度を示しましょう。また、お詫びの気持ちを伝えるだけにとどめ、自分が傷つけた範囲外は伝えないことが大切です。
また、具体的な金額の提示やその場での示談交渉は禁物です。あとから想定外の金額を請求されるといった、トラブルに巻き込まれる可能性がありますよ。
示談交渉が必要になったときは、保険会社や弁護士を通して、適切に行うようにしましょう。
ドアパンチでできる傷ってどんなもの?
ドアパンチの傷が軽微な場合、数日経ってから気がつくこともあるでしょう。ドアパンチの傷には特徴があります。身に覚えがなく比較的新しい傷であれば、ドアパンチを疑ってもよいかもしれません。
ドアパンチの傷の特徴は、縦長の線状な点が特徴です。強い衝撃を受けた場合は、凹みや塗装の剥がれがみられます。
ドアパンチでついた傷の塗料が剥がれている場合「小さい傷だから」といって放っておくと、傷口から錆が広がってしまいます。
見た目からは内部の錆の広がりや損傷はわからないため、心配な方は専門業者に依頼して、点検してもらいましょう。
ドアパンチによる傷に特徴は、次の記事で解説しています。より詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
ドアパンチが起きる原因

ドアパンチは、主に次のような点が原因で起こります。
- 駐車場が狭い
- 風が強い
- 不注意によるドアの開け方
駐車場に車を止める際は、十分なスペースが確保されている場所を選ぶことが大切です。駐車場そのものが狭い可能性もあるため、なるべく広い駐車場に止めるようにしましょう。
また、風が強い日はドアが風に煽られやすく、想像以上にドアが大きく開きます。傾斜のある道に止めた場合も傾斜に沿ってドアが開くため、ドアパンチが起きやすくなるでしょう。
普段からドアを開けるときは周囲に注意してドアを開けるようにしましょう。特に、急いでいるときは、普段通りの判断ができなくなるかもしれませんね。
ドアパンチの予防方法

ドアパンチを予防する方法は、簡単にできるんですよ。例えば、広い駐車場に止めることです。
ドアパンチは隣の車との距離が近いせいで起きるため、駐車場が広ければ強風でドアが煽られても、ドアパンチを防げるでしょう。
もちろん広い場所ばかりに止められるときばかりではありません。ドアを開ける際に手を添えてゆっくり開ければ、万が一ぶつかっても被害は最小限に抑えられるでしょう。
予防グッズでドアパンチを防げます。車体に付けて衝撃を吸収するものやドアに取り付けて相手の車に傷をつけないタイプもあるため、自分がドアパンチの加害者になることも防げるんですよ。
ドアパンチされたときに備えてドライブレコーダーを設置しよう

ドアパンチは当て逃げされるケースもみられ、泣き寝入りする方も少なくありません。万が一、ドアパンチされたときに備えて、ドライブレコーダーの設置がおすすめです。
当て逃げは、事故時に被害者がその場にいないときに起きやすくなっています。ドライブレコーダーがあれば、事故の瞬間や相手の車のナンバーが撮影されているかもしれません。
加害者の特定には証拠が必要です。車のナンバーのほかにも、相手の塗料が付着していれば、車の種類がわかりやすくなります。
ただし、ドライブレコーダーを設置しても画像が不明瞭だったりカメラ外で起きていたりします。
ドライブレコーダーSINCA(シンカー)は360度対応のため、車の周囲をまんべんなく撮影できるでしょう。
そのほかの特徴も下記の記事に記載されています。ドライブレコーダーの設置を検討している方は、ぜひご覧くださいね。
【まとめ】ドアパンチで大丈夫と言われたときは誠意ある謝罪が必要!

本記事では、ドアパンチで大丈夫と言われたときの問題点を3つ紹介しました。ドアパンチは、誰でも起こす可能性の高い交通事故です。
ドアパンチで「大丈夫」と言われたときは、その場で解決する場合がほとんどなんですよ。しかし、後でトラブルに巻き込まれるケースもみられるため、警察に報告してください。
大丈夫だと言われたときでも、お詫びをした方が円満な解決ができますよ。ただし、お詫びの際は示談交渉をしない方がスムーズに進めやすいでしょう。
ドアパンチは、駐車場所やドライブレコーダーの設置で、愛車を傷つける可能性は低くなります。犯人を特定するだけでなく、車上荒らしや盗難への抑止力にもなるでしょう。