愛車に傷が付いてるのを発見したときは「当て逃げされた!」と、悔しい思いをしますよね。車を運転している方なら、1度は経験をしたのではないでしょうか。
実は、当て逃げの傷には特徴があるんですよ。本記事では、当て逃げされた傷の特徴を3つ紹介しています。
当て逃げされた車の傷の特徴3選
- ドアパンチされている
- ぶつかった跡がある
- 傷が新しい
当て逃げは、発生しやすい場所にも特徴があります。そのため、普段から対策することも可能なんですよ。
車の当て逃げは、いつ起こるかわかりません。愛車を守るためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
Contents
当て逃げされた車の傷の特徴①【ドアパンチされている】
当て逃げされる傷の特徴の1つに「ドアパンチされている」場合があります。ドアパンチの傷は、ドアパンチはドアのエッジが当たってできる傷のため、線状や楕円形をしています。
ドアパンチは、ドアを開けたときに傷がつくため、車の側面で、地面から約60cmから100cmの高さにつく事例が多いんですよ。
ドアパンチで強い衝撃を受けた場合、線状の傷のほか、へこみや塗装の剥がれがあるでしょう。相手の車の塗装が付着しているケースもみられます。
このような傷で身に覚えがない場合は、ドアパンチの当て逃げと判断可能となるでしょう。
当て逃げされた車の傷の特徴②【ぶつかった跡がある】
2つ目に紹介する、当て逃げされた車の傷の特徴は「ぶつかった跡がある」ことです。車の傷はバンパーやドア・フェンダー・ボンネット付近に付くケースが多いでしょう。衝撃の強さや角度によって、傷やへこみとして現れます。
衝突の際に傷やボディの周辺には、相手の車の塗装が付着しているため、犯人特定の手がかりとなるでしょう。
ひどい場合は、車の破損した部品の破片が周辺に散らばっているかもしれません。このように、ぶつかった衝撃の強さで当て逃げされた傷の大きさも変わるんですよ。
当て逃げされた車の傷の特徴③【傷が新しい】
3つ目に紹介する、当て逃げされた車の傷の特徴は「傷が新しい」ことです。傷の新しさによって、いつ頃傷ができたのかを推定する手がかりとなります。
たとえば、古い傷なら傷口が錆びついて変色しているでしょう。塗装が剥がれた直後の傷は、光沢があり錆びは見られないんですよ。
また、古い傷には汚れが付着しており、傷後はそれほど目立たなくなっているかもしれません。
見覚えのない新しい傷を発見したときは、当て逃げを疑った方が良いでしょう。汚れや錆びの有無などで、傷の新しさがわかりますね。
当て逃げで車が傷つきやすい場所の特徴は?
当て逃げされやすい場所には、共通している特徴があるんですよ。交通量や駐車スペースの状態によって、当て逃げされやすい環境になるからです。
たとえば、ショッピングセンターやスーパーの駐車場は利用者が多く、ピーク時には駐車スペースが足りないかもしれません。1台の駐車スペースが狭い場合、当て逃げのリスクが高まります。
また夜間や悪天候など視界が悪いときや、車と接触しやすい狭い道は、当て逃げが起こりやすいといえるでしょう。
このように、時間や場所によって当て逃げリスクが変わります。駐車の際はなるべく車両間隔を十分に取り、周囲の安全確認を徹底するようにしてくださいね。
当て逃げには罰則がある
物損事故とは、車が物や建物にぶつかって人が死傷していない状態です。その場合でも、警察への報告を怠ると「報告義務違反」として罪に問われますよ。
- 報告義務違反:3カ月以下の懲役または、5万円以下の罰金
また、交通事故を起した運転手が負傷者の救護や後続車の妨げになる行為をすると「危険防止等措置義務違反」となりますよ。
- 危険防止等措置義務違反:1年以下の懲役または、10万円以下の罰金
- 行政罰として、違反点数5点加点
これに加えて、安全運転義務違反として違反点数2点が加えられます。一度に7点加点されるため、30日の免許停止も免れないでしょう。
当て逃げの傷を見つけたときの対処法
自分の車に見覚えのない傷を見付けた場合には、まずは警察や保険会社へ連絡するようにしましょう。
警察への連絡で事故証明書が発行されるため、その後の保険の手続きもスムーズに進みます。たとえ軽微な傷であっても必ず警察に連絡しましょう。
ドライブレコーダーを設置している方は、うまく撮影されているかチェックすることも大切です。また、車についた傷の状態をスマホで撮影しておきましょう。
持ち主の目の前で、当て逃げをする人もいるんですよ。そのような場合には、車のナンバーや車種・色などを覚えておき、警察に報告するようにしてくださいね。
当て逃げでできた傷の修理費は誰が支払う?
物損事故でできた傷は、一般的に加害者側の対物賠償保険から修理費用が支払われます。しかし、当て逃げをされた場合、加害者が見つからないケースもあるでしょう。
加害者が分からない場合には、車両保険に加入している方であれば、保険金を修理費用に充てられます。
しかし、車両保険の免責設定をしている場合、免責金額より少ない額は保険金が出ないため、注意が必要です。また、保険を使用した場合、等級が下がり保険料が高くなるため、修理費用と上がった分の保険料のどちらが高くなるのか、比較しておくことが大切です。
車両保険に加入していない場合、全額自己負担になりますよ。ですから、傷の程度によっては高額になるかもしれませんね。
自分で修理できる当て逃げの傷の特徴とは
車両保険に加入していない場合、修理費用は高額になる傾向です。しかし、浅い傷なら自分で修理できるんですよ。
ポイントは、浅めの傷というところ。例えば、白い傷や下の塗装が見えていないものです。爪でなでても引っかからない程度が良いでしょう。
傷にはコンパウンドやタッチペンがおすすめです。ホームセンターやカーショップで、数千円で購入可能です。
ただし、初心者の方や自分で修理することに不安がある方は、専門業者に依頼した方が良いでしょう。できれば複数店舗から見積もりを取り、信頼できる業者に頼むようにしてくださいね。
当て逃げを防ぐ方法とは?
当て逃げは適切な対処をすることで、リスクを減らせるんですよ。当て逃げ防止策は車のダメージを最小限に抑えるだけでなく、当て逃げの加害者の特定にも役立つでしょう。
当て逃げの必須アイテムといえるのは、ドライブレコーダーです。車の周辺も撮影可能なものを選べば、事故の日時や事故状況の証拠として提出できますよ。
また、カーセキュリティを使えば、車への接触でアラームが鳴ります。人の注目を集めるため、いたずらや当て逃げ防止に役立ちます。
駐車をするときは、見通しの悪い場所や狭い場所は避け、監視カメラのある駐車場を使用すれば、当て逃げのリスクを減らせるでしょう。
【まとめ】当て逃げされた車の傷の特徴を知って、適切な対応をしよう
本記事では、当て逃げされた車の傷の特徴を3つ紹介しました。物損事故の傷には特徴があるため、見覚えがないなら、警察に相談することも大切です。
たとえ傷が小さいとしても、事故現場から立ち去れば、当て逃げと判断されます。また、自分が被害に遭わないためにも、対策が必要となるでしょう。
ドライブレコーダーの設置は、当て逃げの証拠として残るため、犯人の特定にも役立ちます。
夜間でもクリアな画像が撮れる「ドライブレコーダーSINCA(シンカー)」がおすすめです。まずは、公式ホームページをチェックして、詳細を確認してみてくださいね。